カレントアウェアネス-R

当サイトの運営担当者は、毎営業日、図書館に関する情報を収集しています。この「カレントアウェアネス-R」では、その中から、図書館の「いま」(カレント)がわかるニュースを中心に、ご紹介しています。

カレントアウェアネス-R 新着タイトル一覧 (⇒タイトルのみ表示


欧州研究図書館協会(LIBER)、研究機関の執行部とともに学術評価指標に関する課題に取り組む図書館関係者向けのレポートを公開

2020年6月20日、欧州研究図書館協会(LIBER)は、研究機関の執行部とともに学術評価指標に関する課題に取り組む図書館関係者向けのレポートとして、“Why Do Measures Fluctuate?:Metrics Report - Guidelines for Talking to Management”を公開したことを発表しました。

学術評価指標等の課題を扱うLIBERの“Innovative Metrics Working Group”によって、同レポートは作成されました。学術評価指標を議論する上で陥りやすい過ちや、「研究評価に関するサンフランシスコ宣言」(DORA)をはじめとした新しいアプローチに触れながら、LIBERのWGや各機関の経験に基づく学術評価指標の不安定さ背景の説明の一助となる提言を提供するなどして、各機関の執行部と図書館関係者の議論を促進することを作成の目的としています。

レポートはリポジトリzenodoで公開されています。

米国情報標準化機構(NISO)、ディスカバリーサービスの透明性向上のための推奨指針(改訂版)を公表

2020年6月24日、米国情報標準化機構(NISO)の図書館のディスカバリーサービスに関する規格・標準の開発や優良事例の推奨等に関するOpen Discovery Initiative(ODI)常設委員会が、2014年に策定したディスカバリーサービスの透明性向上のための推奨指針の改訂版“NISO RP-19-2020, Open Discovery Initiative: Promoting Transparency in Discovery”を公表しました。

ODI: Open Discovery Initiative(NISO)
https://www.niso.org/standards-committees/odi
※「The latest Open Discovery Initiative Recommended Practice, NISO RP-19-2020, Open Discovery Initiative: Promoting Transparency in Discovery, was approved June 22 and published June 24, 2020.」とあります。

総計20万点以上の映画関係資料を所蔵する「東映太秦映画村・映画図書室」が2020年7月1日にオープン

「東映太秦映画村・映画図書室」の2020年7月1日のオープンが発表されています。

東映太秦映画村(株式会社東映京都スタジオ)が、2018年から、京都大学大学院人間・環境学研究科と映像産業振興機構(VIPO)の協力のもと進めてきた映画関係資料の整理とアーカイブ化の成果で、ポスター約3万点、スチール写真10万点以上、プレスシート3万点以上、台本約1万5,000点、書籍約7,000点、映像ソフト約5,000点等、総計で20万点以上の資料を所蔵しています。

利用料金は無料ですが(映画図書室のみを利用する場合は、映画村の入村料も不要)、資料の利用には事前(5営業日前)の資料閲覧申請フォームからの申請が必要です。閲覧は映画図書室内でのみ可能で貸出は行っていません。複写サービスも行っていますが、ポスター・スチール写真・台本は原則として複写・撮影ができません。

東映太秦映画村・映画図書室オープンのお知らせ(東映太秦映画村・映画図書室,2020/6/26)
https://www.toei-eigamura-library.com/597/

J-STAGE20周年記念シンポジウム「学術コミュニケーションの展望」の報告書が公開される

2020年6月25日、科学技術振興機構(JST)が提供する電子ジャーナルプラットフォームJ-STAGEは、J-STAGE20周年記念シンポジウム「学術コミュニケーションの展望」の報告書公開を発表しました。

同報告書では、2020年2月13日に開催された同シンポジウムの概要を掲載しています。当日の主なプログラムは以下のとおりでした。

〇招待講演
“Scholarly Communication: Complexity, Conflict, and Change”
Rick Anderson氏(ユタ大学 J. ウィラード・マリオット図書館)

〇Session 1
・基調講演 “( 日本における ) オンライン学術定期刊行物の将来と J-STAGE の役割”
土屋俊氏(独立行政法人大学改革支援・学位授与機構)
・講演 “J-STAGE 20 年間の歩みとこれから”
小賀坂康志氏(国立研究開発法人科学技術振興機構)

文化遺産国際協力コンソーシアム、シンポジウム「文化遺産の意図的な破壊―人はなぜ本を焼くのか―」の報告書を公開

2020年6月19日、文化遺産国際協力コンソーシアムは、2019年度刊行物を同コンソーシアムのウェブサイト上にアップロードしたことを発表しました。その中には、2019年12月1日に開催されたシンポジウム「文化遺産の意図的な破壊―人はなぜ本を焼くのか―」の報告書も含まれています。

各講演やパネルディスカッションの内容を掲載しているほか、資料編として、「文化遺産の意図的破壊に関するユネスコ宣言」「災害リスク削減に向けた図書館関連活動及び紛争・危機・自然災害時の図書館関連活動に対する IFLA の関与の原則」の日本語訳が収録されています。

刊行物をアップしました(文化遺産国際協力コンソーシアム, 2020/6/19)
https://www.jcic-heritage.jp/jcicheritageinformation20200619/

松竹株式会社、「松竹・映画作品データベース」を開設:松竹映画 100 周年記念企画の一環

2020年6月25日、松竹株式会社は、松竹映画 100 周年記念企画の一環として、特設サイト「松竹映画 100 年の 100 選」と「松竹・映画作品データベース」を開設しました。

「松竹・映画作品データベース」は、同社製作、配給の邦画(実写・アニメ)を中心とした作品情報のデータベースであり、キーワード検索のほか、作品名、公開年、キャスト、スタッフから作品を検索することができます。

第1弾として、著名な監督の作品、映画賞受賞作品、2014年以降の作品をピックアップした1011作品の情報が掲載されています。2021年中には、全タイトル約5,000作品の掲載を予定しているとあります。

お知らせ(松竹株式会社)
https://www.shochiku.co.jp/news/?category=infomation
※2020年6月25日付けのお知らせに「<松竹映画 100 周年記念企画>あなたにぴったりの映画、みつかる 特設サイト「100 年の 100 選」オープン~松竹映画 5000 タイトルを網羅するデータベースも、同時開設~」とあります。

国際子ども図書館の全資料室が2020年7月1日から開室:整理券による入館制限を実施

2020年6月26日、国立国会図書館国際子ども図書館は、2020年7月1日から、全ての資料室等を開室することを発表しました。なお、6月30日までは児童書研究資料室のみ開室しています。

7月1日以降の入館に当たっては、今後も新型コロナウイルスの感染拡大防止を図るため、整理券による入館制限、氏名・連絡先の記入依頼、入館時の検温等が実施されます。

新着情報(国際子ども図書館)
https://www.kodomo.go.jp/news/index.html
※2020年6月26日付けのお知らせに「【7月1日以降】全資料室の開室および整理券による入館制限の実施について」とあります。

国際子ども図書館の来館サービスに関するお知らせ(国際子ども図書館)
https://www.kodomo.go.jp/use/open.html

「群馬歴史資料継承ネットワーク」が2020年7月12日に設立

2020年7月12日に「群馬歴史資料継承ネットワーク(ぐんま史料ネット)」が設立されることが地元紙に報じられています。

報道によると、大学の研究者、学芸員、地方公共団体の文化財担当者ら約50人で構成される予定で、群馬県立女子大に事務局がおかれます。また、群馬県立歴史博物館、群馬県立文書館、群馬県立女子大学のある玉村町歴史資料館等と連携しながら活動していくと報じられています。

NPO法人歴史資料継承機構の6月27日付のブログ記事によると、7月12日に、群馬市の昌賢学園まえばしホ-ルにおいて設立総会・記念報告会が開催されます。参加資格・定員は会員のみ50人で内容は以下の通りです。

・趣旨説明

・基調報告
「令和元年東日本台風と信州資料ネットの設立」 原田和彦氏(長野市立博物館学芸係長)

・事例報告
「太田市の被災史料」 小宮俊久 氏(太田市教育委員会文化財課主任専門員)

「史料救済担い手の育成について-県立吉井高等学校職業体験を通じて-」 軽部達也 氏(藤岡市教育委員会文化財保護課長)

「新鹿沢温泉・鹿澤館 閉館に関わる取り組み」   樋美沙樹氏(嬬恋郷土資料館主事)

・質疑・意見交換・コメント

韓国図書館協会(KLA)、図書館の再開館に関する声明を発表:再開館には一層の慎重さが必要

2020年6月23日、韓国図書館協会(KLA)が、図書館の再開館に関する声明を発表しました。

声明では、政府が5月初旬に生活の中で距離を置くという方針へと政策を変更したことをうけ、図書館では再開館への準備を行ってきたものの、最近、首都圏を中心に、急速に新型コロナウイルス感染症が拡大しており、高齢者を含む不特定の市民が多数利用する公共機関としての図書館は感染症のクラスター源となる可能性が高いことから、KLAでは、より慎重に、社会的距離を置く方針を取ることとし、首都圏の新型コロナウイルス感染症の状況が改善され、安全性が確認されるまで図書館空間の利用は引き続き中断し、市民や職員の安全が確保されている状況でのみ限定的にサービスを提供するとしています。

KLAは、図書館の運営者と市民に対して、図書館の全面的開館はまだ難しいことへの理解を求めています。

2月からの図書館の全面休館を受けて、図書館界が、電子書籍等のデジタル資源の提供拡大、非対面方式での貸出、オンライン講座の実施等を行ってきたことも述べられています。

恵庭市立図書館恵庭分館(北海道)、資料の貸出に手のひら静脈認証システムを導入へ

2020年6月18日付けの北海道新聞の記事で、恵庭市立図書館恵庭分館(北海道)が、2020年度に非接触型の手のひら静脈認証システムを導入する予定であることが紹介されています。

同システムでは、利用者の手のひらの静脈情報を事前に登録することにより、資料貸出時に利用者カードを使用しなくても本人確認を行うことができます。国内では茨城県那珂市立図書館に続き2例目の導入とあります。

図書館恵庭分館、手のひら認証導入へ カード持たずに本の貸し出し可能に(47NEWS(北海道新聞), 2020/6/18)
https://www.47news.jp/4926497.html

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