米・マサチューセッツ工科大学(MIT)図書館、利用者データのプライバシーの取り扱いに関する新方針を発表
2020年11月30日付のお知らせで、米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)図書館が、利用者データのプライバシーの取り扱いに関する新方針を発表しています。
同館は、電子資料の提供が進むにつれて、これまで以上に利用者のプライバシー保護のための取り組みが重要になっていることを背景として説明し、図書館による利用者データの収集・利用・保護・共有についての透明性の確保を目的として、2020年11月付で新方針を作成しました。新方針は、データ収集・収集したデータにアクセス可能な範囲・第三者との共有・データ保持など、同館による来館者やサービス利用者の個人情報(Personally identifiable information:PII)の取り扱いの詳細を定めています。
The MIT Libraries has a new Patron Data Privacy Policy(MIT Libraries,2020/11/30)
https://libraries.mit.edu/news/libraries-patron-privacy/31491/
MIT Libraries Patron Data Privacy Policy(MIT Libraries)
https://libraries.mit.edu/about/policies/privacy-policy/
参考:
E2053 – EU一般データ保護規則(GDPR)と図書館への影響
カレントアウェアネス-E No.353 2018.08.30
https://current.ndl.go.jp/e2053
E2303 – 図書館構築システム上の利用者データへのリスク評価ガイド
カレントアウェアネス-E No.398 2020.09.17
https://current.ndl.go.jp/e2303
日本図書館協会(JLA)図書館の自由委員会、「デジタルネットワーク環境における図書館利用のプライバシー保護ガイドライン」を公表
Posted 2019年6月17日
https://current.ndl.go.jp/node/38369