アーカイブ - 2021年 - car

8月 5日

韓国・ソウル特別市、市民サービスの改善と地域の図書館支援のため『開かれた図書館政策叢書』を刊行すると発表:研究調査機能の強化等のためソウル図書館の司書が執筆

2021年8月3日、韓国・ソウル特別市は、『開かれた図書館政策叢書』を刊行し、同市およびソウル図書館のウェブサイトで公開すると発表しました。より多様な市民が図書館サービスを享受できるよう市民サービスの改善と地域の図書館を支援することを目的としたものです。

同叢書は『ソウル市公共図書館サービス環境』『小さな図書館政策の現状』『公共図書館感情労働保護制度の現状』『公共図書館非対面プログラムの手引き』の4冊で構成されており、同館の研究調査機能の強化や現場への実質的な支援を提供するため、ソウル図書館の司書が関係者と面談し、関連資料を調査して執筆したものです。

叢書の内容と関連し、公共図書館の利用が相対的に少ない10代と30代前半の市民が図書館サービスを立体的に理解できるよう、インフォグラフィック「図書館 IN ソウル」も公開するとしています。

2021年の下半期にも『より豊かな地域サービスのための図書館協力ガイド』『市民の生活の中で新たな価値を提供する図書館支援活動プログラム』『図書館を革新するための組織開発、今日から1日』を刊行する予定です。

東京学芸大学附属図書館、OPACに「本棚を見る」ボタンを設置

2021年8月4日、東京学芸大学附属図書館が、OPACに「本棚を見る」ボタンを設置したと発表しています。

同ボタンをクリックすると、デジタル書架ギャラリーの画像をオンラインで見ることができるもので、ボタンは概ね同館2階のNDC370番台のものに表示されます。

@gakugei_lib(Twitter,2021/8/4)
https://twitter.com/gakugei_lib/status/1422827640075931648

東京学芸大学附属図書館OPAC(詳細検索画面)
https://library.u-gakugei.ac.jp/opac/complexsearch

リポジトリソフトウェアDSpaceのver.7.0が公開

2021年8月2日、米国の図書館等のネットワークLYRASISが、リポジトリソフトウェアDSpace ver.7.0の公開を発表しました。

ORICIDといった外部の識別子、最新研究情報システム(CRIS)、ジャーナル出版システム等との緊密な連携が可能となったことなどが説明されています。また、2つのユーザーインターフェイス(XMLUI、JSPUI)機能の統合の複雑さやver.7.0の早期公開のため、今回の公開には優先度の高い機能のみが含まれており、いくつかの機能は今後のマイナーバージョンアップで対応するとしています。

DSpace 7 Press Release(LYRASIS,2021/8/2)
https://duraspace.org/dspace-7-press-release/

東京都水道歴史館、「東京都水道歴史館デジタルアーカイブ」を公開

2021年8月4日、東京都水道歴史館が、「東京都水道歴史館デジタルアーカイブ」を公開しました。

同館が保存している、『上水記』や『羽村日誌』といった古文書、ダム建設工事の様子等の古写真、「樋線図」をはじめとした絵図等が公開されています。資料の種別による検索、フリーワード検索・詳細検索、年表からの検索が行えます。

東京都水道歴史館デジタルアーカイブサービスの開始について~貴重な歴史的資料をお手軽にご覧いただけます!~(東京都水道局, 2021/8/4)
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/press/r03/press210804-01.html

【イベント】関西館ライブラリーカフェ「ジャパンサーチ・タウンで京阪奈を盛り上げる:アーバンデータチャレンジ京都2021」(8/28・オンライン)

2021年8月28日、国立国会図書館(NDL)関西館は、関西館ライブラリーカフェ「ジャパンサーチ・タウンで京阪奈を盛り上げる:アーバンデータチャレンジ京都2021」を、オンラインで開催します。

京都・大阪・奈良にまつわるテーマを考え、ジャパンサーチや各種デジタルアーカイブを使用してキュレーションを行い、地域の魅力発見や教育・観光・歴史研究にどのように活用できるか考えるイベントです。

定員は30人程度(要事前申込)で、参加費は無料です。

当日のプログラムは以下の通りです。

●話題提供の部
・「ジャパンサーチ・タウンについて」
UDC京都事務局/Code for 山城 代表 青木和人氏

・「ジャパンサーチ等各種DBの利用方法」
NDL職員

●情報交換の部
・自己紹介、チーム編成の説明
・チーム編成
・数チームに分かれ、ジャパンサーチのワークスペース(共同編集機能)を使ったコンテンツの検索、キュレーション作業

前橋市立図書館(群馬県)、「未来の図書館をつくるワークショップ」を開催:「学生」「司書」「建築」をテーマとした3つのワークショップ

2021年8月11日、8月21日、9月4日に、群馬県の前橋市立図書館が「未来の図書館をつくるワークショップ」を開催します。

発表によると、同館は千代田町中心拠点地区再開発事業の一環として新築移転をする計画があり、市民・専門家・図書館職員によるワーキンググループを立ち上げて新館基本構想に取り組んでいます。今回は、広く市民の意見を聞く場として、「学生」「司書」「建築」をテーマとした3つのワークショップが開催されます。

参加費は無料であり、事前の申し込みが必要です(先着順)。

各回の内容等は以下の通りです。

●8月11日:学生ワークショップ「学生と考える人が集まる図書館」
会場:前橋市高校生学習室
対象:高校生、大学生等(定員16人)
主なプログラム
・グループワーク1:どのような仕掛けがあれば、その場所にいきたいと思う?
・グループワーク2:子育てをするときをイメージして、どのような仕掛けがあれば、その場所にいきたいと思う?
・グループワーク3:先進事例から図書館の魅力を探る
・クロージング:未来の図書館をイメージする

ジャパンサーチの公式Facebookページが開設

2021年8月4日、ジャパンサーチの公式Twitterアカウントが、公式Facebookページの開設を発表しました。

最初の記事として、国立国会図書館の電子展示会「本の万華鏡第15回:もう一つの東京オリンピック」を抜粋・再編集し、ジャパンサーチ上で公開されているギャラリー「もう一つの東京オリンピック」に関するものが投稿されています。

@jpsearch_go(Twitter, 2021/8/4)
https://twitter.com/jpsearch_go/status/1422835892536807425

@jpsearchgo(Facebook)
https://www.facebook.com/jpsearchgo

横浜市立図書館、企画展示「#100ページ目のことばたち」を実施

2021年8月11日から9月20日まで、横浜市中央図書館で、企画展示「#100ページ目のことばたち」が開催されます。

横浜市立図書館は、開業100周年にちなんで、期間限定のTwitterアカウント「100ページ目のことばたち@横浜市立図書館」で、本の100ページ目に記載された言葉を紹介しています。企画展示では、同アカウントでツイートされた言葉や写真等の展示が行われます。

企画展示「#100ページ目のことばたち」(横浜市, 2021/8/4)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kyodo-manabi/library/tshokan/central/event/100pageword.html

@yokohamalib100p(Twitter)
https://twitter.com/yokohamalib100p

米・マサチューセッツ工科大学図書館、新型コロナウイルス感染症感染拡大下における同大学コミュニティの記録を収集しオンラインで公開

2021年8月4日、米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)図書館が、デジタルコレクション“MITstory COVID-19 collection”の公開を発表しました。

新型コロナウイルス感染症感染拡大下における同大学コミュニティの経験・反応・対応等を記録するコレクションです。MITの組織・コミュニティの過去や現在を収集し保存する同館の部署“Department of Distinctive Collections”により収集が始められました。

MITの学生・教職員・研究者・卒業生を対象に、2020年5月から文書・音声や映像・日記やスクラップブック・詩・絵・写真・音楽等の募集が行われており、2021年8月5日時点では44の電子ファイルが公開されています。

MIT COVID-19 documentation project material now online(MIT Libraries, 2021/8/4)
https://libraries.mit.edu/news/covid-19-documentation/32245/

8月 4日

国立民族学博物館、「時代玩具コレクションデータベース」を公開

2021年8月4日、国立民族学博物館が、「時代玩具コレクションデータベース」を公開しました。2013年3月に同館に寄贈された大阪府指定有形民俗文化財「玩具及び関連世相資料」(通称「時代玩具コレクション」)のデータベースです。

同コレクションは、1975年頃から、収集家が北海道から鹿児島県種子島まで古物市や旧家を訪ねて集めた玩具資料で、江戸時代から明治・大正・昭和・平成初期の時代にわたる玩具コレクションで、玩具と時代背景を考証するための新聞・号外・雑誌・書籍・古文書などの文献史料が充実していると説明されています。

国立民族学博物館 新着情報
https://www.minpaku.ac.jp/
※2021.08.04欄に「「時代玩具コレクションデータベース」を公開しました」とあります。

時代玩具コレクションデータベース
https://ifm.minpaku.ac.jp/toycollection/

置戸町立図書館(北海道)、「本とランチのテイクアウト」を実施:新型コロナウイルス感染症対策としての滞在時間短縮と町内飲食店の応援のため

北海道の置戸町立図書館が、「本とランチのテイクアウト」を実施しています。

7月から10月までの土曜日に、同館の本と置戸町内の飲食店の弁当をセットで楽しむことができる企画であり、第1回は7月31日に行われました。7月31日、8月7日、8月21日、8月28日は、「旅」や「夏」がテーマの本のセットが用意され、弁当の名前もテーマにちなんだものになっています。

発表によると、新型コロナウイルス感染症対策として、図書館内の滞在時間を短くすることと、置戸町内飲食店を応援することを目的とした取組であり、事前の申し込みが必要です。

米国図書館協会(ALA)、議員を対象とした図書館ツアーの実施手順等をまとめた資料を公開

2021年7月29日、米国図書館協会(ALA)の公共政策とアドヴォカシー事務局(Public Policy and Advocacy Office)が、議員を対象とした対面の図書館ツアーの実施手順等をまとめた資料“How to Conduct an In-Person Library Tour”を公開したと発表しました。

資料には、必要な手順、図書館ツアーの日程調整、内容を決める際に検討するべきこと等がまとめられています。発表の中で、ALAは、議会休会期間である8月にあらゆる種類の図書館でツアーを実施すること、事例・写真・映像等を公共政策とアドヴォカシー事務局と共有することを推奨しています。

宮城県図書館、東日本大震災文庫ミニ展示「宮城(ふるさと)の再生 ―“水”編―」を実施

宮城県図書館が、2021年8月4日から9月30日まで、同館3階の東日本大震災文庫にて、東日本大震災文庫ミニ展示「宮城(ふるさと)の再生 ―“水”編――」を実施しています。

同館の東日本大震災文庫に含まれる宮城県の震災からの復興の様子が記載された資料の中から、河川・海岸・水道施設など “水” に関した内容のものを集めたものです。

東日本大震災文庫ミニ展示「宮城(ふるさと)の再生 ―“水”編―」(宮城県図書館)
https://www.library.pref.miyagi.jp/latest/events/exhibition/1772-2021-07-15-06-33-44.html

米・カリフォルニア大学バークレー校図書館、テキスト・データ・マイニングのための法的リテラシーに関するオープン教育資源を公開

2021年7月26日、米国のカリフォルニア大学バークレー校図書館が、テキスト・データ・マイニング(TDM)のための法的リテラシーを育成するためのオープン教育資源(OER)の公開を発表しました。

2020年6月に同校に設置された、Building Legal Literacies for Text Data Mining(Building LLTDM)の取組の成果を、より広く届けるためのものです。Building LLTDMは、TDMに関係する法律・政策・倫理・リスクについて、確信をもって対応できるようにすることを目的として、2020年6月23日から6月26日まで、32人のデジタル人文学の研究者や専門家を対象とした研修を行っていました。

OERには、国内外の著作権法、技術的保護手段、ライセンス、プライバシー、倫理的配慮事項の他、Building LLTDMの組織構築や取組について、同テーマに関する短時間での研修例等がまとめられています。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC0のもと、PDFやEPUB等の形式で提供されています。

併せて、Building LLTDMのプロジェクトや今後の展望等をまとめたホワイトペーパーも公開されています。

香南市野市図書館(高知県)、「静寂読書室」をオープン

2021年8月3日、高知県香南市は、香南市野市図書館に「静寂読書室」をオープンしたと発表しています。

周りの騒音に邪魔されず、ゆっくり静かに読書を楽しむための部屋で、パソコン・勉強・食事などでの利用は不可となっています。

静寂読書室がオープンしました!(香南市,2021/8/3)
https://www.city.kochi-konan.lg.jp/life/dtl.php?hdnKey=8141

参考:
香南市野市図書館(高知県)、図書館での結婚式を希望するカップル1組を募集中:30周年記念イベント
Posted 2018年11月22日
https://current.ndl.go.jp/node/37093

橿原市立図書館(奈良県)、市内の小学生以下の子どもがいる世帯を対象に貸切利用サービスを実施

奈良県の橿原市立図書館が、2021年7月14日に、市内の小学生以下の子どもがいる世帯を対象に貸切利用サービスを開始すると発表していました。

コロナ禍で外出しづらい環境のなか、市内で子育てをしている家庭を対象に、図書館に行きやすくするためのサービスを行うものです。

実施期間は7月22日から8月31日までの、日曜・祝日の午前(2回)と午後(3回)、火曜日から土曜日の午後(3回)で、各回1世帯1時間以内の貸切利用です。利用には前日までの事前予約が必要です。

地元紙が報じるところによると休館時間に実施しているとのことです。

図書館貸切~親子でゆっくり本を探そう~(橿原市立図書館,2021/7/14)
https://www.city.kashihara.nara.jp/article?id=60ea8aa365909e575676914a

8月 3日

【イベント】国立国会図書館(NDL)、令和3年度アジア情報研修を開催(12/2-3・オンライン)

国立国会図書館(NDL)は、2021年12月2日と12月3日に、独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所との共催で、「令和3年度アジア情報研修」をオンラインで開催します。

アジア情報の収集・提供に関するスキル向上を図るとともに、アジア情報関係機関間の連携を深めることを目的とした研修であり、今回のテーマは「国際化するアジアの諸課題を調べよう!~国際機関の文書と統計を使って~」です。

各種図書館、調査・研究・教育機関、中央省庁・地方公共団体の所属者、大学院生等を対象としており、定員は20人(原則、1機関につき1人)です。参加費は無料で、事前の申込・事前課題への回答が必要です。

主な内容は以下の通りです。

・12月2日
科目1 文書から調べる
講師:田中福太郎、伊勢田梨名(国立国会図書館関西館アジア情報課)

講演 アジア諸国の経済発展を比較する
講師:深尾京司氏(アジア経済研究所所長)

・12月3日
科目2 統計から調べる
講師:高橋理枝氏(アジア経済研究所学術情報センター図書館情報課)

Internet Archiveの25周年を迎えての振り返り(記事紹介)

米国の非営利団体Internet Archiveが25周年を迎えたことを受けて、2021年7月21日付で創設者のケール(Brewster Kahle)氏によるブログ記事が公開されています。ブログ記事では、Internet Archiveができるまで、非営利であること、振り返りと今後の展望について述べられています。

Internet Archiveができるまでとして、ケール氏が若い頃グーテンベルクの発明から前進した新しいメディアをつくることを支援したいと思っていたことなどが述べられています。リッチメディアの大規模コレクションのために機能するコンピュータの構築、ネットワークの発展などがあり、「すべての図書館(library of everything)」が構築されました。

Internet Archiveが非営利であることの理由として、Internet Archiveがすべての人のものを含んでいることが挙げられています。また、Internet Archiveの目標として、「新しいグローバルマインドをつくるために活用できるウェブの永続的なメモリを構築すること」、「経時的なデータから新しい洞察を与えるパターンを発見すること」、「歴史的資料であるだけではなく、インターネットの生きている一部分であること」が挙げられています。

学術出版関係機関と米国の国立研究機関、論文の著者名変更に関する連携を開始

2021年7月28日、米・ローレンス・バークレー国立研究所およびプレプリントサーバーarXivは、学術出版者や米国の国立研究機関が、論文の著者名変更に関する連携を開始すると発表しました。

参加機関は、arXivや米国化学会(ACS)をはじめとした17の学術出版関係機関・サービスと、ローレンス・バークレー国立研究所やアイダホ国立研究所といった米国の国立研究所17機関です。

発表では、今回の連携は、自身に代わって直接出版者やジャーナルに著者名変更のやり取りを行うよう、研究者が所属機関に依頼できる仕組みを提供するとしています。研究者は、あらゆるキャリア段階で、より容易に著者名の変更を行えるようになると述べられています。

韓国・教育部、夏休みの非対面での読書活動を支援するため、全国の児童・生徒・教員等を対象とした電子書籍サービスを実施:昨年より対象や冊数を拡充

2021年7月26日、韓国・教育部は、全国の児童・生徒・教員等を対象とした電子書籍サービス「북드림(BookDream)」の実施を発表しています。同部とロッテ奨学財団・教保文庫が締結した学校における読書教育振興のための業務協約に基づくものです。

夏休みの非対面での読書活動を支援することを目的としたもので、昨年4月から2か月間運営したものに続いて2回目の実施となります。昨年は児童・生徒が対象でしたが、今年からは教員および小中学校に就学していなかったり学業を中断した学生への支援事業でも活用できるようになったほか、1にあたり最大4冊まで利用可能だったものを10冊まで拡充しています。また、タイトル数も昨年の4万2,000点から約6万2,000点へと増加しています。

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