2020年8月17日付で、科学計量学・計量情報学国際学会(ISSI)の公式オープンアクセス(OA)ジャーナル“Quantitative Science Studies”の「受理直後(Just Accepted)」の論文として、“Open access at the national level: A comprehensive analysis of publications by Finnish researchers”が公開されています。
アンケートは、北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”の第358号として2018年に刊行した“Accessibility and Universal Design”での調査内容に基づき作成されました。20か国から145の回答が寄せられ、そのうち74%は米国、9%はカナダからであり、北米からの回答が大多数を占めています。
同館のデジタル・メディア・ラボ(Digital Media Lab)により、最先端の3Dや人工知能(AI)の技術を用いてデジタル復元が行われました。発表によると、シリアのパルミラにおける文化遺産のデジタル復元を目的としたプロジェクト“#NEWPALMYRA”等でオープンアクセス(OA)で公開されているベル神殿の写真3,000枚以上が復元に用いられました。
2020年8月25日、Google AIのブログ“Google AI Blog”で、オンラインで公開されているデータセットの分析に関する記事が投稿されました。この分析はGoogleが提供するDataset Searchを使用して実施されています。なお、この記事は、セマンティックウェブに関する国際会議である2020 International Semantic Web Conference (ISWC 2020)に採択された論文“Google Dataset Search by the Numbers”を要約したものとなっています。
2020年8月18日付で、米・メリーランド大学の機関リポジトリ“Digital Repository at the University of Maryland(DRUM)”上に、文書“Final Report and Recommendations of the Data Rescue Project at the National Agricultural Library”が公開されています。
同文書は、退職した研究者や閉鎖される研究室で生産されたデータや論文を迅速に評価するプロセスを開発する目的で、米国国立農学図書館(NAL)が実施する「データレスキュープロジェクト(Data Rescue project)」の一環として作成されました。NALは同プロジェクトの中で、メリーランド大学のCollege of Information Studiesと連携し、同大学の2人の研究者が2019年度から2020年度にフェローとして、研究者の残した古いコレクションから科学的なデータを効率的に特定・評価・処理する手法の調査と、これらのデータの活用や再利用の支援を目的とした研究を実施しています。