アーカイブ - 2020年 6月 - car

6月 24日

米・カリフォルニア州立大学フレズノ校ヘンリー・マッデン図書館、自宅学習に取り組む学生支援のためノイズキャンセリングヘッドホンの貸出を実施

2020年6月16日、米国のカリフォルニア州立大学フレズノ校は、同校のヘンリー・マッデン図書館(Henry Madden Library)が自宅学習に取り組む学生支援のためノイズキャンセリングヘッドホンの貸出を実施していることを発表しました。

同校の学生は構内封鎖等の影響で、静かな環境を提供し学習効率や集中力を高める図書館を利用できなくなり、家族らの騒音に悩まされながら自宅で学習に取り組むことを余儀なくされました。同校のヘンリー・マッデン図書館は、こうした学生の支援を実施するために、2017年秋から実施している機器類貸出サービス“Tech Lending”の一環としてノイズキャンセリングヘッドホンの貸出を行うことを決定しました。

同館は、米国が新型コロナウイルス感染症の流行に伴う経済支援策として制定した「コロナウイルス支援・救済・経済安全保障法(Coronavirus Aid, Relief, and Economic Security Act:CARES Act)」による給付を活用して、ノートパソコンやカメラ等の機器類とともに50台のノイズキャンセリングヘッドホンを調達しました。同校の学生は専用のGoogleフォームまたは電子メール・電話で、同館に貸出を申し込むことができます。

米・EDUCAUSE、高等教育におけるデジタルトランスフォーメーションをテーマとした2件の報告書を公開

2020年6月15日、米国のNPO組織EDUCAUSEは、高等教育におけるデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation:Dx)」テーマとした2件の報告書を公開したことを発表しました。

公開された報告書は、高等教育におけるデジタルトランスフォーメーションがどのように展開されているかについてデータ収集等を実施するEDUCAUSEの研究プロジェクトの成果として発表されました。同プロジェクトは、デジタルトランスフォーメーションによる環境の変化に関する理解を深め、その課題や機会を調査することを目的としています。

英国図書館(BL)、館外から利用可能なオンラインコンテンツを検索できる“Available online”タブ(beta)をオンラインカタログに追加

2020年6月23日、英国図書館(BL)が、オンラインカタログ“Explore the British Library”に、館外から利用可能なオンラインコンテンツを検索できる“Available online”タブのbeta版を追加したと発表しています。

同館は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館中です。

@BL_Ref_Services(Twitter,2020/6/23)
https://twitter.com/BL_Ref_Services/status/1275430217029476352

英国工学技術学会(IET)、Wiley社と連携し、全てのハイブリッド誌を2021年1月からゴールドOA誌に移行すると発表

2020年6月17日、英国工学技術学会(IET)とWiley社は、IETのジャーナルのオープンアクセス(OA)化のため連携すると発表しました。

IETが、Wiley社と連携し、また、これまでの関係者とも協力しながら、2021年1月からIETの全てのハイブリッド誌をゴールドOA誌に移行する内容で、既存のゴールドOA誌に追加することで、工学や技術に関する優れたOAジャーナルコレクションを作成するとしています。

これにより、最新の研究成果をOAで出版できるだけでなく、2013年以降に出版された論文がWiley Online Libraryを通じて自由に利用できるようになります。

英国読書協会(Reading Agency)、読書グループへの調査結果を公表

2020年6月19日、英国読書協会(Reading Agency)が、6月20日の全国読書グループの日(National Reading Group Day)を機に実施した読書グループへの調査の結果を公表しています。

主な結果として、

・読書グループ参加者の65%が参加したことで世界観が深まったと回答。87%が別の視点からの理解が深まったと回答。

・グループへの主な参加理由は、異なる種類の本を読みたい(78%)、他の人と本についての議論がしたい(85%)等。参加者の多くは読書グループの多様性がより面白く多様な議論につながったと強調。

・84%が読書グループに参加したことで他の人とのつながりをより感じており、71%が精神的な健康状態が改善したと回答。

・95%が参加後普段は読まないものを読むと回答。72%が参加後読書量が増えたと回答。

・87%が参加後本や読書についてより多く話題とするようになったと回答。71%が参加後本や文章について話し合う時により多くの読書をすることを楽しんでいると回答。

が挙げられています。

国際日本文化研究センター、「浪曲SPレコード デジタルアーカイブ」を公開

2020年6月24日、国際日本文化研究センターが、「浪曲SPレコード デジタルアーカイブ」を公開しました。

1890年代から1950年代までに出版された、約1万枚の浪曲(浪花節)SPレコードのデジタルアーカイブで、著作権保護期間満了分の音源、全レコード盤面画像、番付・ポスター等の関係資料画像がインターネット公開されています。著作権保護期間中の音源は同センター内で限定公開されます。

音源のデジタル化作業は継続中で、今後も追加予定としています。

「浪曲SPレコード デジタルアーカイブ」を公開しました(国際日本文化研究センター,2020/6/24)
http://topics.nichibun.ac.jp/pc1/ja/sheet/2020/06/24/s001/

浪曲SPレコード デジタルアーカイブ
https://kutsukake.nichibun.ac.jp/rsp/

6月 23日

米国南東部研究図書館協会(ASERL)、2020年から2023年までの戦略的方向性を示した新計画“ASERL Ahead: Strategic Directions for 2020-2023”を発表

2020年6月18日、米国南東部研究図書館協会(ASERL)は、2020年から2023年までの戦略的方向性を示したASERLの新計画として、“ASERL Ahead: Strategic Directions for 2020-2023”を発表しました。

ASERLの新計画は、多様な図書館職員の採用と維持、図書館提供の情報・サービス・企画・空間への公平なアクセスといった、多様性・公平性・包摂性の問題への取組みの強化に焦点が当てられ、次の4点を主要な活動領域として設定しています。

・イノベーションや影響力の強い取り組みへの促進の継続
・多様性・公平性・包摂性の問題への重点的な取組み
・会員機関への十分な関与
・組織基盤の強化

ASERL News & Announcements(ASERL)
http://www.aserl.org/news/
※2020-06-18付のお知らせとして“ASERL launches “ASERL Ahead: Strategic Directions 2020-2023””とあります

米国議会図書館(LC)、長期保存のための推奨フォーマットのガイド“Recommended Formats Statement”の2020-2021年版草案へのパブリックコメントを実施中

米国議会図書館(LC)が、長期保存のための推奨フォーマットのガイド“Recommended Formats Statement”の2020-2021年版の草案を公開し、2020年8月15日までパブリックコメントを実施しています。

同ガイドは、2014年に初版が公開されて以来、毎年1回更新されています。2020-2021年版については、コンテンツ分類への新規追加と名称の見直し、HTML版表示形式のテーブル形式への変更、複数のコンテンツ分類における推奨フォーマット・許容範囲内のフォーマット基準の更新など、2019-2020年版の内容から大幅改訂することが予定されています。

Library of Congress Recommended Formats Statement - 2020-2021 Draft for Public Comment(LC)
https://www.loc.gov/preservation/resources/rfs/index-rev.html

Instagramで効果的にハッシュタグを活用するには:図書館に関連する投稿のキャプション250万件の分析に基づく報告(文献紹介)

スウェーデン・ボロース大学(University of Borås)が刊行する、情報関連の幅広い研究成果を扱うオープンアクセスの査読誌“Information Research”の第25巻第2号(2020年6月)に、Instagramにおける効果的なハッシュタグの活用方法をテーマとした論文が掲載されています。

同論文はフィンランドのオーボ・アカデミー大学(Åbo Akademi)所属の情報学研究者Ming Zhan氏ら3人の著者によって執筆された論文です。著者らは、図書館へInstagramにおけるハッシュタグのコミュニケーション機能を認識させ、その重要性を概説することを目的とした研究に取り組みました。

著者らはInstagramから、図書館関連のコンテンツを含んだ投稿のキャプション(説明文)を250万件収集し、Python 3.0の統計用アドインパッケージを用いて定量的な分析を行いました。分析の結果として、次のようなことを報告しています。

・ハッシュタグが1つだけのキャプションの場合には、コメント数を増やすには中ほどに配置するのがよく、「いいね」を増やすには最後に配置するのがよい

・8割以上をハッシュタグが占めるようなキャプションは、コメント数の増加にも「いいね」の増加にも貢献していないため推奨しない

国立国会図書館、2020年2月に完成した同館関西館書庫棟の紹介動画をYouTubeで公開

国立国会図書館(NDL)は、2020年6月16日付のTwitterによる投稿において、2020年2月に完成した同館関西館書庫棟の紹介動画を、YouTubeの国立国会図書館公式チャンネルで公開したことを発表しました。

公開された動画は前編・後編の二本立てになっています。前編では、本館も含めた関西館全体の建築の様子が扱われ、ドローンにより上空から撮影した映像とともに、書庫棟の建設過程や概要等が紹介されています。後編では、書庫棟内部の様子が扱われ、書架スペースや地下の機械室などが紹介されています。

@NDLJP(Twitter,2020/6/16)
https://twitter.com/NDLJP/status/1272717344943439872

国立国会図書館関西館書庫棟のご紹介(2020年2月完成) 1/2(YouTube,2020/6/15)
https://www.youtube.com/watch?v=3LOJrsTx81s

広島県立図書館、資料展示「水害や土砂災害に備えよう!」を開催中

広島県立図書館が、2020年6月2日から7月12日まで、資料展示「水害や土砂災害に備えよう!~水防月間と土砂災害防止月間~」を開催中です。

同館の展示は5月の水防月間、6月の土砂災害防止月間に合わせて、広島県道路河川管理課・河川課・砂防課と連携した取り組みとして開催されています。水防や土砂災害防止に対する理解を深め、災害への備えに役立てることを目的として、水防活動や土砂災害への対策などを紹介するパネル掲示やパンフレットの配布、関連する図書館資料の展示・貸出などが実施されています。

広島県では、2014年の大規模な土砂災害・2016年の同県福山市を中心とした広範囲の浸水被害・2018年の平成30年7月豪雨など、近年、水害や土砂災害により大きな被害が発生しています。

資料展示「水害や土砂災害に備えよう!」(広島県立図書館)
http://www2.hplibra.pref.hiroshima.jp/?page_id=3223

REALM Project、新型コロナウイルスの除染手段としての自然減衰に関する第1回テストの結果を公表:図書館で一般的に見られる資料に用いられる5つの素材において3日後には未検出

2020年6月22日、博物館・図書館・公文書館の職員や利用者への新型コロナウイルスへの影響を軽減するための資料の取扱方法について、科学的根拠に基づいた情報を作成・普及させることを目的としたREALM Projectが、新型コロナウイルスの除染手段としての自然減衰に関する第1回テストの結果を公表しました。

米国の公共図書館において一般的に見られる、ハードカバーの表紙(バックラム)、ペーパーバックの表紙、本に用いられている用紙、プラスチック製の本の保護カバー、DVDのケース5つの素材を対象にテストを行った結果で、新型コロナウイルス感染症の原因となるウイルスが3日後には検出されないことを発見したとしています。

実験は、関連する研究文献のシステマティックレビューに基づき、エアコンが効いたオフィスで典型的にみられる標準的な温度・湿度下で行われ、ハードカバー・ペーパーバックの表紙やDVDのケースでは1日後に、本に用いられている用紙やプラスチック製の本の保護カバーでは3日後には未検出であったと説明されています。

今後、6月中に追加の5つの素材の実験を実施し、7月末には結果が出る予定です。また、公共図書館の再開館事例を収集・選定し、今週中にウェブサイトで共有される予定です。

欧州のFAIR原則促進プロジェクト“FAIRsFAIR”、研究者・データ管理者のFAIR原則への理解度を査定するオンラインツール“FAIR-Aware”を公開

2020年6月18日、 欧州のFAIR原則促進プロジェクト“FAIRsFAIR”が、オンラインツール“FAIR-Aware”を公開しました。同プロジェクトのパートナーであるオランダのData Archiving and Networked Services(DANS)、英国のデジタルキュレーションセンター(DCC)、UniHBによって開発されたものです。

研究者やデータ管理者のFAIR原則への理解度を査定できるツールで、19の質問と事例で構成されており、約30分で実施することができます。データのFAIR原則の達成度をスコアで提供することを意図したツールではないものの、回答者は、対象となるデータセットを念頭に置いて質問に回答する必要があります。

9月には、同事業によって得られた知見、教訓、今後の開発の推奨事項について詳述する報告書が公開される予定です。

欧州研究図書館協会(LIBER)、図書館建築関係者のためのウェブサイト“Library buildings in Europe”を公開

2020年6月22日、欧州研究図書館協会(LIBER)とLIBERの建築部会(LIBER Architecture Group:LAG) が、図書館建築関係者のためのウェブサイト“Library buildings in Europe”を公開しました。

新築・増築・改修・館内空間の再構築といった図書館建築プロジェクトに携わる人が、同ウェブサイトに掲載された写真や情報を見ることで、新しいトレンドを習得し、知識・経験を共有し、お互いに学びコンタクトを取ることを支援することを目的としています。

また、LAGでは、同ウェブサイトの掲載する、模範となる刺激的な図書館(国立図書館・大学図書館・研究図書館や研究コレクションを持つ公共図書館、国立公文書館)について、12枚の画像とともに電子メールでの情報提供を求めています。ウェブサイトへの掲載については同部会が決定します。

6月 22日

Europeanaの新しいメディアプレーヤーの開発(記事紹介)

Europeana Proの2020年6月12日付け記事“Europeana Media: rolling out the new audiovisual player”において、2018年9月から2020年2月にかけて実施されたプロジェクト“Europeana Media”で開発された、Europeanaの新しいメディアプレーヤーが紹介されています。

メディアプレーヤーはオープンソースであり、コンテンツ埋め込みやアノテーション・字幕付与等のための機能を備えています。動画や音声にそれらの高度な機能を加えて提供するために、IIIFのバージョン3に基づいたIIIFマニフェストを使用している、としています。

プレーヤーの全機能は、欧州のテレビ放送アーカイブを提供する“EUscreen”のポータルサイト上において、コンテンツ・パートナーである“Istituto LUCE”のコレクションにアクセスし、MyEUscreenアカウントでログインすることにより体験可能となっています。Europeana上でも、コンテンツ・パートナー提供の視聴覚資料は全てこの新しいプレーヤーにより再生されますが、Europeanaにはユーザーのログイン機能がまだ実装されていないため、プレーヤーの機能は一部制限されている、とあります。

“IIIF Image API”、“IIIF Presentation API”のバージョン3が正式公開

2020年6月4日、デジタル画像相互運用のための国際規格であるIIIFのウェブサイトにおいて、IIIF が提供するAPIのうち、画像の取得に関する仕様“IIIF Image API”と、コンテンツの表示に関する仕様“IIIF Presentation API”について、バージョン3.0の正式公開が発表されました。

両APIにとって2017年6月公開のバージョン2.1.1以来のメジャーリリースとなります。今回のリリースにおける重要な点として、IIIF Presentation APIにおいて、画像以外に音声・動画の表示・アノテーション付与のための機能が追加されたことを挙げています。

また、その他の変更点には、アノテーションに関しこれまで採用していた“Open Annotation Data Model”に代えてW3Cの“Web Annotation Data Model”を採用したこと、JSON-LD 1.1対応のための更新を行ったことも含まれるとしています。

アイヌ文化の復興・発展のナショナルセンター「ウポポイ(民族共生象徴空間)」(北海道)が2020年7月12日に開業:空間内の「国立アイヌ民族博物館」も同日に開館

2020年6月19日、北海道白老町に所在し、公益財団法人アイヌ民族文化財団が運営するアイヌ文化の復興・発展のナショナルセンター「ウポポイ(民族共生象徴空間)」は、新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針や各種ガイドラインに基づく取組みを十分に講じた上で、2020年7月12日に開業することを発表しました。

ウポポイは、アイヌの歴史・文化を学び伝えるナショナルセンターとして、アイヌ文化の伝承・共有等のシンボル、及び、国内外、世代を問わず、アイヌの世界観、自然観等を学ぶことができるための必要な機能を備えた空間です。ウポポイ内には、文化庁が中核区域に構成される施設の一つとして設置を進めていた「国立アイヌ民族博物館」も所在しており、同館もウポポイ開業と同日の2020年7月12日に開館します。

英・Jisc、SHERPA RoMEO・Sherpa Factのリニューアル版を公開

2020年6月18日、英・Jiscのオープンアクセス(OA)チームは、JiscのサービスSHERPA RoMEOのリニューアル版を公開したことを発表しました。

SHERPA RoMEOは、世界中の出版社のOAポリシーを集約・分析し、ジャーナルごとにOAによるセルフアーカイブの許諾条件・権利条件の概要を提供するオンライン情報源です。リニューアル版では、各ジャーナルの様々なOAポリシーの概略表示など、ユーザビリティ向上に関する大きな改善が行われました。また、APIの機能拡張や、将来の迅速なサービス展開を可能にする基礎データの改善も行われています。

今回のSHERPA RoMEOのリニューアルは、OAポリシーを取り巻く環境の変化への積極的な対応として実施されました。出版社が出版プロセスのさまざまな段階で提供している複雑なOAポリシーのバリエーションをより明確に示すことができるようになっています。Jiscはリニューアル版への移行を支援するため、ユーザー向けの参考資料を多数用意しています。

なお、ジャーナルが助成機関のOAポリシーに従っているかどうかを確認するためのサービスSherpa Factについても、SHERPA RoMEOとともにリニューアル版が利用可能であることが併せて発表されています。

慈善団体チャン・ザッカーバーグ・イニシアチブ(CZI)、医学分野のプレプリントサーバーmedRxivへ200万ドルの資金提供を実施

2020年6月18日、Facebook創設者ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏と夫人のチャン(Priscilla Chan)氏による慈善団体チャン・ザッカーバーグ・イニシアチブ(CZI)は、医学分野のプレプリントサーバーmedRxivと提携し、200万ドルの資金提供を実施することを発表しました。

CZIのmedRxivへの支援は、新型コロナウイルス感染症に関する重要な研究を含めた、医療分野の研究を研究者へ迅速に共有することを目的に行われます。エボラ出血熱やジカ熱の流行時には、プレプリントとして共有された関連研究は全体5%程度に過ぎなかったこととは対照的に、新型コロナウイルス感染症については研究の約4分の1がプレプリントとして共有され、そのうちのほとんどの研究がmedRxiv、もしくはすでにCZIが支援している生命医学分野のプレプリントサーバーbioRxivに掲載されています。CZIはプレプリントサーバーへの支援は新型コロナウイルス感染症へ対抗するために必要であることはもちろん、プレプリントによる研究成果の迅速な共有が感染症への対応という枠を超えて、科学研究そのものを加速させるものであるという認識の下、medRxivへの支援を実施します。

学術出版協会(SSP)、学術出版界において役割ごとに必要とされる専門職としてのスキル等をマッピングしたキャリア開発のためのツール“Professional Skills Map”を公開

2020年6月17日、学術出版界の部門間のコミュニケーション促進等を目的に活動する非営利団体・学術出版協会(Society for Scholarly Publishing:SSP)は、学術出版界において役割ごとに必要とされる専門職としてのスキル等をマッピングしたキャリア開発のためのツール“Professional Skills Map”を公開したことを発表しました。

“Professional Skills Map”は、どのようなキャリア段階にいるユーザーであっても、その役割を発見し、キャリアアップに必要な要素を直接比較可能になるツールとして、学術出版界では初めての試みとして開発されました。ツールは会員メンバー等235人に対して、SSPが電子メールやソーシャルメディア上で実施した、それぞれの役割に求められる専門的技能に関する調査に基づいて作成されています。調査は、所属組織の種類、現在の役割が扱う領域、肩書き、学術出版界での所属年数や、現在までのキャリアアップと将来のキャリア開発に関連する複数の個人的特性とスキルの回答を求めて、2019年後半に実施されました。

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