2020年6月1日、米国出版協会(AAP)は、会員企業のHachette Book Group・HarperCollins社・Wiley社・Penguin Random House社が、ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所へ非営利団体Internet Archive(IA)に対する著作権侵害訴訟を提訴したことを発表しました。
2020年6月1日、米国図書館協会(ALA)の黒人会員に組織され、アフリカ系米国人をはじめとするアフリカ系の人々のための図書館・情報サービス発展を目的に活動するALAの黒人コーカス(The Black Caucus of the American Library Association:BCALA)は、「黒人及び有色人種への暴力と差別の増大に対する非難声明」を公開しました。
2020年5月28日、株式会社カーリルは、新型コロナウイルス感染症対策のメッセージとしてこれまで同社が発信してきた「Stay at home… Keep reading!」をポスター化し、印刷用のPDF形式と編集用のAdobe Illustrator形式のデータが自由にダウンロード可能になったことを発表しました。
同社は、A1とA4の2種類のサイズ、「Stay at home… Keep reading!」「おうちで、本を読もう」「本を、読むまえと読んだあとは手を洗おう!」の3種類のメッセージ、フチの有無や色の相違など、20パターン以上のポスターを準備し公開しています。ポスターはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスCC0で公開されているため、事前の許諾を経ることなく、自由な印刷・配布等ができる他、ロゴを同社のものから図書館の名前に変更して活用することなども可能になっています。
デジタルデータ、及びデジタルデータへのアクセスと利用を提供するリポジトリへの依存度が急速に高まっているため、データリポジトリは保有するデータを適切に管理できることを示してサービスを提供するコミュニティの信頼を得る必要があります。「TRUST原則」はこのことを背景に、1年以上の公開の議論や研究データ同盟(RDA)の「デジタルリポジトリ認証」(RDA/WDS Certification of Digital Repositories)IGにおける既存の合意事項に基づいて、デジタルリポジトリコミュニティの多様な分野を代表する利害関係者が、デジタルデータを扱うリポジトリの信頼性の指針として共同開発しました。透明性(Transparency)・責任(Responsibility)・ユーザー中心(User Focus)・持続可能性(Sustainability)・技術(Technology)の5原則をデータリポジトリが信頼性を維持するための指針としています。