アーカイブ - 2020年 5月 - car

5月 19日

広島県教育委員会、「学校図書館リニューアルの手引」を公開

2020年5月15日、広島県教育委員会が、「学校図書館リニューアルの手引」を公開しています。

新着更新情報(広島県)
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/list1-2.html
※「学校図書館リニューアルの手引 2020年5月15日」とあります。

日本図書館協会(JLA)、「新型コロナウイルス感染症に係る図書館活動についての協力依頼に対する回答について」を公表

2020年5月13日、日本図書館協会(JLA)が、「新型コロナウイルス感染症に係る図書館活動についての協力依頼に対する回答について」を公表しています。

4月24日にJLAが発出した「新型コロナウィルス感染症に係る図書館活動についての協力依頼(公衆送信権等の時限的制限について)」への回答を受けてのものです。

JLAからの依頼事項の「1 各図書館で所蔵された資料を用いた読み聞かせやお話し会を録音又は録画し、図書館利用者に対し、インターネットなどにより公衆送信することを、お認めいただきたい」に関しての進展が早急に見込まれることから、そこに注力するとし、JLA児童青少年委員会から提供を受けた「読み聞かせでよく用いられる著作リスト」を出版社・著作者に提示し、一点でも多くの著作物の公衆送信権等に関する許諾を得ていくとしています。

国際図書館連盟(IFLA)、「フェイクニュースの見極め方」(COVID-19版)の日本語訳を公開

2020年5月15日、日本図書館協会(JLA)が、Twitterにおいて、国際図書館連盟(IFLA)が「フェイクニュースの見極め方」( COVID-19版)の日本語訳を公開したことを紹介しています。

@JLA_information(Twitter, 2020/5/15)
https://twitter.com/JLA_information/status/1261866931990061057

ゲーム保存協会、フロッピーディスクの保存プロジェクトの開始を発表

2020年5月15日、ゲーム保存協会が、2020年度から、フロッピーディスクの保存プロジェクトを大々的に開始すると発表しました。

フランスにあるゲーム保存協会の姉妹団体「ラ・リュドテーク・フランセーズ」と、フランスにある膨大な量のゲーム・コレクションを管理する団体「MO5.com」の2団体と協力して2020年に開発した、オープンソースのハードウェア「ポリーヌ(Pauline)」を用いて実施されます。

ゲームに限らず図書館や大学、研究機関などからフロッピーディスクに関する相談を受け付けるとしています。

フロッピー保存の新時代がはじまります!(ゲーム保存協会, 2020/5/15)
https://www.gamepres.org/2020/05/15/pauline-tanjo/

国立国会図書館、東京本館・関西館・国際子ども図書館の来館サービス休止期間を2020年6月10日まで延長:遠隔複写サービスは2020年5月20日正午から新規申込の受付を再開

2020年5月18日、国立国会図書館(NDL)は、今般の政府による緊急事態宣言の継続を受け、東京本館、関西館及び国際子ども図書館における来館サービス休止期間を2020年6月10日まで延長することを発表しました。

NDLは休止期間延長の目的として、来館サービスを再開するに当たっては、感染症防止対策の徹底や利用者への十分な周知期間等を考慮する必要があるため、と説明しています。

また、2020年4月15日をもって、新規の申込受付を休止していた遠隔複写サービスについて、作業体制が整ったため受付を再開することを併せて発表しています。2020年5月20日正午以降、NDLオンラインによる申込が可能となります。郵送による申込も同日から受付されます。

【重要】来館サービス休止の延長と遠隔複写サービス受付再開のお知らせ(5/18更新)(NDL,2020/5/18)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2020/200518_01.html

5月 18日

中国国家図書館、中国における「新型コロナウイルス感染症との戦い」に関する資料のアーカイブ構築計画を発表

2020年4月22日、中国国家図書館(NLC)は、中国における「新型コロナウイルス感染症との戦い」に関する資料のアーカイブ構築計画を発表しています。

最初に、今回の新型コロナウイルスとの戦いは中華民族の共同記憶を形成したと述べ、民族の精神と時代の記憶に関する資料を収集・整理・保存することは図書館の重要な使命であると位置づけています。このアーカイブ構築は、「文明を伝承し、社会にサービスする」(伝承文明、服務社会)というNLCの使命に基づくものであり、全国の図書館界やその他のパートナーとも連携し共同で行われます。

計画の発表にあわせ、全国の党・政府機関、企業、社会団体や個人に対し関連資料の提供を呼び掛けています。新型コロナウイルスとの戦いの過程で生成された、収集・研究・展示・記念の面で価値を有するものを対象としており、具体例として、学術論文・日記・手紙・文学作品等の手稿、医療従事者・ボランティア等の写真、新型コロナウイルスとの戦いをテーマとした書画墨跡類、文献資料の電子版やテレビ番組・ニュース報道等のデジタルコンテンツ(複製権及び情報ネットワーク伝達権の提供を含む)、口述記録等、様々な資料類型を挙げています。

【イベント】2020年度アート・ドキュメンテーション学会年次大会(6/27-28・オンライン)

2020年6月27日・28日、アート・ドキュメンテーション学会(JADS)の主催により、2020年度アート・ドキュメンテーション学会年次大会がオンライン開催で行われます。

2日目の会員限定の学会総会を除いて、会員・非会員を問わず誰でも参加可能です。参加費・資料代は会員・非会員ともに無料です。また紙媒体の予稿集は発行されません。参加には事前の申し込みが必要で、定員は200人です。定員に達した場合は会員が優先となります。

1日目は、「芸術文化資源デジタル・アーカイブの国際的共同利用―オンライン環境での知的生産システムとそのツール―」をテーマとしたシンポジウム等が開催されます。シンポジウムの内容は以下の通りです。

・開会挨拶 細井浩一氏(立命館大学アート・リサーチセンター・センター長)

・シンポジウム趣旨説明 赤間亮氏(アート・ドキュメンテーション学会・会長)

・講演1
 丸川雄三氏(国立民族学博物館)

・講演2
 内田剛史氏(早稲田システム開発株式会社)
 
・講演3
 津田光弘氏(立命館大学アート・リサーチセンター)

・パネル討議・参加者全体討議 

ウェールズ国立図書館(NLW)、新型コロナウイルス感染症がウェールズ社会に与えた影響の記録を収集するためのキャンペーンを実施中

2020年5月7日、ウェールズ国立図書館(NLW)は、新型コロナウイルス感染症拡大による困難な時代のウェールズ社会に経験を収集するためのキャンペーンを開始したことを発表しました。

NLWは、これまでにも新型コロナウイルス感染症がウェールズ社会に与えた影響の記録として、新聞や公的機関の出版物、ウェブサイトのコンテンツ等を収集しています。しかし、これらだけでは時代の全貌の把握は不可能であるとして、NLWはウェールズ在住の一般の人々に対して、手紙・日記・動画・音声・画像など媒体を問わず、自身の新型コロナウイルス感染症に関する個人的な経験の共有を呼びかけています。

メール添付または郵送による一般の人々からの記録の共有が呼びかけられています。受付した記録はNLWのコレクションの一部となります。このキャンペーンは、NLW、及び政府の出資によりウェールズの歴史遺産を収集・公開するウェブサイト“People's Collection Wales”の共同により行われています。

スコットランド国立図書館(NLS)、青少年を対象に“Home”をテーマとした短編映画のコンペティションを開催

2020年4月27日、スコットランド国立図書館(NLS)は、19歳未満の青少年を対象に“Home”をテーマとした短編映画コンペティションを開催することを発表しました。

NLSは同コンペティションの開催趣旨として、新型コロナウイルス感染症の影響によるロックダウンの経験を若年層が共有する機会の提供を挙げています。受賞作品はNLSの動画アーカイブへ保存され、賞の授与も行われます。

スコットランドに在住する19歳未満の全ての青少年に応募資格があります。応募作品は“Home”を主題としタイトル・クレジットを含めて5分以内の映像であれば、携帯電話・タブレット・カメラ等の撮影手段や、映画のジャンル、言語、アニメーション・ドキュメンタリー・実写といった形式は特に指定しない、としています。また、“Home”をどのように解釈するかも製作者に委ねられており、家族・介護者・ペット・オンラインコミュニティなど映画への参加者にも制限はありません。ただし、著作権で保護された音楽の使用は不可、としています。

コンペティションはNLSとスコットランド青少年映画祭(Scottish Youth Film Festival:SYFF)との共催で実施されます。応募の期限は2020年8月31日です。

国際NGO組織NAPLE、欧州の公共図書館における新型コロナウイルス感染症への対応状況を調査したレポートを公開

欧州の公共図書館政策担当局による国際NGO組織National Authorities for Public Libraries in Europe(NAPLE)は、欧州の公共図書館における新型コロナウイルス感染症への対応状況を調査したレポートを公開しました。

レポートは、2020年3月20日から4月24日までの期間にNAPLEに加盟している20か国のメンバーから得た回答に基づくものであり、4月30日付けで公開されています。内容はあくまでこの期間におけるスナップショットと見なす必要があるとしています。

レポートが特に焦点を当てているのは、図書館の休館状況、スタッフの勤務状況、休館中の貸出サービス及びオンラインサービスの状況、本の検疫をはじめとした安全のための対策、医療への支援、フェイクニュース対策であり、これらの点について各国の事例を列挙しています。最後に、ケーススタディーとしてオランダにおけるオンラインサービスの状況を詳しく紹介しています。

アイルランド国立図書館(NLI)、新型コロナウイルス感染症拡大に関するアイルランドのウェブサイトのアーカイブ事業を実施中

2020年4月15日、アイルランド国立図書館(NLI)は、同館のウェブアーカイブプログラムの一環として、アイルランドの新型コロナウイルス感染症拡大の経験を物語るウェブサイトの収集を実施していることを発表しました。

アーカイブ対象となるのは、新型コロナウイルス感染症に対抗する政府・医療セクター・アイルランド社会全体の主要な取り組みを扱ったウェブサイトです。

NLIは、現代社会で記録は主にデジタル形式で行われること、ウェブサイトは平均して100日以内に変更または削除されるためアーカイブが行われないとコンテンツの多くが永久に失われること、などからウェブアーカイブ事業の意義を説明し、新型コロナウイルス感染症拡大に関するデジタルコレクションを構築することで、アイルランド社会の経験の収集と将来世代へ継承するための保存を実現する、としています。

アーカイブ対象とするウェブサイトについてはメールフォームからNLIに推薦することもできます。

OpenAIRE、COVID-19に関連する可能性のある研究情報の検索ポータルを公開

OpenAIREは、2020年5月11日付けのTwitterにおいて、COVID-19に関連する可能性のある研究情報の検索ポータル“OpenAIRE COVID-19 Gateway”を公開したことを発表しています。なお、5月18日時点ではβ版となっています。

“OpenAIRE Research Graph”に含まれる10,000以上の情報源及び追加情報源からマイニングしたコンテンツにタグ付けを行い、出版物、研究データ、ソフトウェア等の研究情報を集約しており、COVID-19関連研究の発見・ナビゲーションのための単一アクセスポイントを提供するものとあります。

@OpenAIRE_eu(Twitter, 2020/5/11)
https://twitter.com/OpenAIRE_eu/status/1259789266537807873

OpenAIRE COVID-19 Gateway
https://beta.covid-19.openaire.eu/

図書館システムに関する国際調査の2019年版が公開

2020年5月5日、Library Technology Guidesを運営するブリーディング(Marshall Breeding)氏による、統合図書館システム(ILS)に関する国際調査の第13回目となる2019年版の結果が公表されています。製品版・オープンソースシステムの両方を含む132の製品について、米国、カナダ、オーストラリア、英国、スペイン、ニュージーランド、アイルランドなど、95か国から3,234件の回答を得ました。

国際的な傾向を把握するために、質問フォームは英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、フィンランド語で提供されました。3,234件の回答のうち、公共図書館からは1,242件、学術図書館からは1,150件、学校図書館からは293件となっています。20件以上の回答があったのは22の製品でした。

注目すべき調査結果(Notable Observations)として、旧来のILS製品からの移行が本格化していること、システム移行を検討している学術図書館は移行先候補としてAlmaを最も多く挙げる一方、FOLIOへの関心も高まっていることなど、計7点を挙げています。

米・ニューヨーク公共図書館、舞踏家マーサ・グレアムのアーカイブを取得

2020年5月11日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)は、同館の舞台芸術図書館(Library for Performing Arts)が、モダンダンスの開拓者の一人である舞踏家マーサ・グレアムのアーカイブを取得したことを発表しました。同日はマーサ・グレアム生誕126周年に当たります。

アーカイブには、写真、振付けノート、手紙、上演作品の映像等が含まれます。同館は今後2年間でアーカイブの整理・カタログ化を行い、その後利用者への提供を開始する予定としています。

5月 15日

大阪大学、「大阪大学オープンアクセス方針」を策定

2020年5月14日、大阪大学附属図書館は、4月17日に「大阪大学オープンアクセス方針」が策定されたことを発表しました。

大阪大学では、2012年度に複数の研究科で研究成果の公開ポリシーが策定されましたが、同大学の研究成果をより積極的に社会に発信し、学術研究の発展及び社会的貢献に寄与することを目的に、大学全体の意思表明として「大阪大学オープンアクセス方針」が策定されました。学術雑誌に掲載された同大学の教職員の研究成果を、機関リポジトリ又は著者が選択するその他の方法によって可能な限り公開することなどが定められています。

大阪大学オープンアクセス方針を策定しました(大阪大学附属図書館,2020/5/14)
https://www.library.osaka-u.ac.jp/news/20200514_common/

北米の研究図書館における男女の給与格差の経時的変化(文献紹介)

2020年5月に刊行された、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の“College and Research Libraries (C&RL)”のVol.81, no.4に、米・パデュー大学のハワード(Heather A. Howard)准教授を筆頭著者とする論文“The Gender Wage Gap in Research Libraries”が掲載されています。

米国における男女間の給与格差は過去数十年で縮小したとはいえ依然として健在であり、米国国勢調査局の近年の調査でも女性の給与は平均して男性の8割程度であることが報告されています。男女間の給与格差の傾向は、伝統的に女性が多くを占める研究図書館にもあてはまります。論文では、米国・カナダの研究図書館における男女間の給与格差はどの程度か、時間の経過により給与格差の問題の改善が見られたか、などについての調査結果を報告したものです。

調査には北米研究図書館協会(ARL)が発行する給与調査レポートが使用され、1976-1977年度から2018-2019年度までのデータに基づく分析が行われました。分析はレポートの内容に基づき、役職・権限に応じて、館長レベル・副館長レベル・分館長レベル・部門長レベル・その他の実務者レベルの5段階の階層別に行われています。

城西大学水田記念図書館、図書館の中を冒険し利用方法を学ぶRPG“TOSHOKAN QUEST”を公開

2020年5月11日、城西大学水田記念図書館が、同図書館内を冒険して利用方法を学ぶRPG“TOSHOKAN QUEST”の公開を発表しました。

同図書館の坂戸キャンパス本館をもとに作成された舞台の中を、配置されている物を調べたり、キャラクターに話しかけたりしながら歩くことで、同図書館で提供されているサービスや資料、利用方法、設備等について知ることができます。また、レポートの書き方についても触れられています。

同RPGを利用できるブラウザはFirefox、Google Chrome、Safariです。

過去のお知らせ(城西大学水田記念図書館)
http://libopac.josai.ac.jp/top/whatsold2.htm
※2020年5月11日付で「TOSHOKAN QUESTができました。」というお知らせが掲載されています。

フランス・文化省、オンラインで提供されている文化資源を統合的に検索できるウェブサイト“#culturecheznous”を公開中

2020年5月11日、フランス・文化省が、オンラインで利用可能な文化資源を統合的に検索できる同省のウェブサイト“#culturecheznous”(#自宅で文化)を紹介する記事を掲載しました。

同ウェブサイトは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて公開されたものです。考古学、博物館、記録映像、演劇、文化遺産、ダンス、古文書をはじめとした文化資源について、500近くの文化機関等がオンラインで提供しているコンテンツを検索し、コンテンツ提供機関のページにアクセスすることができます。

Nouveau site dédié #culturecheznous(Ministère de la Culture, 2020/5/14)
https://www.culture.gouv.fr/Nouveau-site-dedie-culturecheznous

COVID-19の治療に効果が期待される薬に関する論文のオープンアクセス状況(文献紹介)

欧州研究図書館協会(LIBER)の季刊誌“LIBER QUARTERLY”の第30巻第1号(2020)に、COVID-19感染拡大下における論文のオープンアクセスについて調査を行った事例研究が掲載されています。

この論文では、大手出版社から公開されているCOVID-19の治療に効果がある可能性がある薬に関する論文のオープンアクセス状況について調査を実施しています。調査は2020年4月12日から17日にかけて実施されており、ScienceDirect等のプラットフォームで公開されている論文が対象となっています。これらのプラットフォームで、COVID-19の治療の効果が期待される薬を検索語句として入力し、検索結果として得られた論文のオープンアクセス状況を調査しています。結果として、プラットフォームや検索語句によってばらつきがあるものの、オープンアクセスではない論文が多く存在することを示しています。

新型コロナウイルス感染拡大の中、多くの大手出版社がCOVID-19等のキーワードを含んだ論文をオープンアクセスにしてきました。しかし、研究の遂行や方針の策定には、それ以外の論文へのアクセスも提供する必要があることを指摘しています。

感染症拡大下でのプレプリントサーバによるスクリーニング(記事紹介)

2020年5月7日付けのNature誌オンライン版記事で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大下でのプレプリントサーバによるスクリーニング作業についての記事が掲載されています。

感染拡大によって研究の迅速な共有・公開が一層求められている中、プレプリントの公開が広まっており、生物学のプレプリントサーバであるbioRxivと医学のプレプリントサーバであるmedRxivには、計3,000件近くのコロナウイルスに関する原稿が投稿されています。プレプリントサーバは迅速な研究成果の共有・公開を可能にする一方、原稿の質の確認を行うことが難しいという課題があります。科学的根拠に乏しい研究成果を共有することは、場合によっては害をもたらす可能性もあります。

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