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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2020年5月18日、韓国・仁川広域市は、6月1日から、図書館・博物館・美術館等の公共施設において、個人認証(携帯電話・電子メール)によるQRコード訪問者防疫管理システムを導入すると発表しました。新型コロナウイルス感染症の確定患者が発生した際に、迅速に接触者追跡を行なうことが目的です。
同市が、会議や展示といった行事に活用するために5月上旬から構築しているシステムを、図書館・博物館・美術館を含む14の公共施設において試験的に導入するものです。
収集された個人情報は防疫管理のために使用され、個人情報保護のため、3か月以内に自動的に削除されます。
今後はリスクの高い福祉施設等に導入範囲を拡大する計画です。
2020年5月20日、北海道の浦幌町立博物館が、収集された新型コロナウイルス関係資料の一部を紹介する「『コロナな世相』を語り継ごう」コーナーをロビーに設置したと発表しています。
また、同館の発行する『浦幌町立博物館だより』令和2(2020年)6月号において、市販のマスクの流通が改善したことから、夏休み期間中に、企画展「コロナな時代のマスク美術館」を開催予定であると発表しています。自作のマスクを、苦労した点、工夫した点などのメモとともに展示するものです。基本的には写真(マスクを着用している姿も歓迎)での募集ですが、現物の寄贈も受け付ける予定とのことです。
@urahoromuseum(Twitter, 2020/5/26)https://twitter.com/urahoromuseum/status/1262871976021946368
2020年5月18日、電子出版制作・流通協議会(電流協)が、「電子図書館(電子貸出サービス)実施図書館(2020年04月01日)」を公表しています。
前回2020年01月01日時点と比較して、実施自治体は3つ増えて94、電子図書館(電子書籍貸出サービス)は3つ増えて91館となっています。
電流協 お知らせhttps://aebs.or.jp/ ※2020年5月18日欄に「電子図書館(電子貸出サービス)実施図書館(2020年04月01日)公表の件」とあります。
電子図書館(電子書籍貸出サービス)実施図書館(2020年04月01日)https://aebs.or.jp/Electronic_library_introduction_record.html
滋賀県の東近江市立図書館が、2020年5月16日から31日まで、学校休校中の学習支援施策として、ホール等のスペースを自主学習の場として開放しています。
開放しているのは、能登川図書館は集会ホール、永源寺図書館は視聴覚ホール、五個荘図書館は館内奥・閲覧スペース、湖東図書館は視聴覚ホールです。
新型コロナウイルス感染予防対策として座席数を限定しているほか、窓を開放して常時換気しています。
図書館の学習スペースをご利用ください(東近江市立図書館, 2020/5/19)http://www.city.higashiomi.shiga.jp/lib/0000011636.html
参考: 浅口市(岡山県)、新型コロナウイルス感染拡大防止のための市立小学校の臨時休業期間中、市立図書館において児童の緊急一時預かりを実施中 Posted 2020年3月9日https://current.ndl.go.jp/node/40430
2020年5月22日、静岡県立中央図書館は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としてサーマルカメラ(非接触型人体測温機)を設置したことを発表しました。
同館は2020年6月2日以降、物体から放射される赤外線で体表面の温度を計測する「サーモグラフィー」を備えたサーマルカメラによる以下の運用を実施します。
・サーモグラフィーが37.5度以上の温度を感知した場合、警報ランプと警報音が作動 ・37.5度以上の体温の利用者は閲覧室への入場を謝絶 ・37.5度以上の体温の利用者は返却ポストや返却ボックスへの資料の投函と予約資料の受取のみ可能
サーマルカメラ(非接触型人体測温機)の設置について(静岡県立中央図書館,2020/5/22)https://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/info/2020/post_7.html
オーストラリア国立大学(ANU)が2020年5月21日付で公開した記事で、同大学のアジア太平洋学部が実施中のプロジェクトにより、5,000点以上のアジア太平洋地区の地図コレクションがオンライン上で利用できることが紹介されています。
オンライン公開中の地図コレクションには、地形図・地籍図・航空地図など多様な形態の地図が含まれます。1662年に作成されたオランダ領東インドの旧都バタヴィアの全地図をはじめ、作成年代が数百年前に遡るものもあり、寄贈で受け入れた60点を含めコレクションのうちの120点が19世紀以前に作成された古地図です。
地図コレクションは同大学の図書館が運営する機関リポジトリ“Open Research”から自由にダウンロードすることができます。地図コレクションが徐々にオンライン上で利用可能になった2011年以降、中国・インドネシア・ドイツから12万回近くのアクセスがあり、過去1年間にも13万回近くのダウンロードが行われています。
2020年5月13日、セマンティックウェブ技術の活用によるオープンな書誌データ・引用データ公開を通してオープンスカラシップの推進に取り組む非営利団体OpenCitationsは、“COCI, the OpenCitations Index of Crossref open DOI-to-DOI citations”(COCI)の提供するオープン化された引用データの件数が7億件を突破したことを発表しました。
COCIは、OpenCitationsが提供するRDF形式のデータセットで、Crossref DOIをもつ引用元文献と何らかのDOIをもつ引用先文献との間の引用関係について、オープン化されたデータを公開しています。2020年5月12日に、2020年4月に取得したCrossrefのダンプデータに基づく4,700万件のデータ拡張がなされたことにより、COCIは5,800万件以上の文献間の引用関係として7億2,000万件以上のオープン化された引用データを提供するようになっています。
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
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