English / 日本語
カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2020年12月15日、図書館や図書館情報学に関するニュースを掲載している米国のブログLIS Newsが、同ブログが選ぶ2020年を形作った10大ニュースを発表しています。
1.いくつかの例外を除き、職員や利用者の健康を守るための図書館の閉鎖が遅く、閉鎖される前に図書館の閉鎖に関するキャンペーンが広がる
2.誤った情報が生命や民主主義を危険にさらしているが、悪い情報と戦う上での図書館員の役割は不明確のまま
3.地域の書店を支援するために設立されたオンライン書店BookshopによるAmazonへの挑戦
4.知的財産権の問題をはらむ新型コロナウイルスワクチンの探究
5.インターネットアーカイブ(IA)によるNational Emergency Library
6.コロナ禍でのオンライン試験の拡大とオンライン試験監視ソフトウェアによる監視方法の問題
2020年12月20日、saveMLAKが、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/12/20)」の結果を発表しました。
同調査は、11月27日にsaveMLAKが結果を公開した第12回調査に続く、第13回目の調査として、12月18日10時から12月19日21時にかけて実施されました。調査対象は、NHKが公開している、「直近1週間の人口10万人あたりの感染者数」の上位10都道府県(12月18日発表)の公共図書館等525館です。
発表によると、調査対象の内6館が休館しており、図書除菌機や電子書籍を導入する図書館が増えています。また、「各図書館の状況・取り組み」として、館内混雑状況の提供等の感染症対策、資料宅配サービス、オンラインのイベントやコンテンツ、展示等についてがまとめられています。
同調査のデータは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC0で公開され、saveMLAKのウェブページからダウンロードできます。また、調査の根拠となったウェブページの中で、可能なものはInternet ArchiveとArchive todayに保存され、調査時点のページを閲覧できます。
2021年2月13日、練馬区立区民・産業プラザ(東京都)において、公益財団法人文字・活字文化推進機構の主催により、フォーラム「読書バリアフリーと図書館の役割~誰もが読める環境づくり~」が開催されます。
会場ではバリアフリー図書の展示も行われます。
会場参加の定員は200人(要事前申込)であり、参加費は無料です。当日の様子は録画され、後日配信されます(要申込)。
当日の主な内容は以下の通りです。
・主催者挨拶 肥田美代子氏(公益財団法人 文字・活字文化推進機構理事長)
・行政報告「読書バリアフリー法に関する国の動向」 横井理夫氏(文部科学省総合政策局地域学習推進課長)
・基調講演「めざそう!みんなに開かれた読書環境を」 アブディン モハメド氏(参天製薬株式会社 企画本部 CSR 室 グローバル インクルージョン戦略企画担当)
2020年12月18日、11月1日から30日にかけて実施された第22回図書館総合展_ONLINEで行われた、「ポスターセッション」および「図書館見学会_ONLINE」の受賞者が発表されています。
「ポスターセッション」および「図書館見学会_ONLINE」ともに、来場者投票賞(1位から5位まで)および出展団体賞・運営委員会特別賞が発表されています。
【発表】ポスターセッションへの授賞(第22回図書館総合展期_ONLINE,2020/12/18)https://2020.libraryfair.jp/news/2020-12-18
【発表】図書館見学会_ONLINEへの授賞(第22回図書館総合展期_ONLINE,2020/12/18)https://2020.libraryfair.jp/news/2020-12-18-0
2020年12月18日、韓国・文化体育観光部は、ソウル特別市の新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況を考慮し、12月8日から12月18日までを予定していた、同市に所在する同部所管の図書館・博物館・美術館等の臨時休館を延長すると発表しています。
運営の再開は、感染拡大状況の推移に基づいて決定するとされています。
서울시 소재 국립문화예술시설 휴관 조치 연장(ソウル市所在国立文化芸術施設の休館措置延長)(文化体育観光部,2020/12/18)https://www.mcst.go.kr/kor/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=18558
2020年12月20日、和歌山市民図書館が、「図書館でこども食堂」を実施しました。
12月10日から参加券の配布が行われ、当日は小学生までの子どもが対象に、11時、13時30分、14時の計3回、各回25人定員で行われています。
図書館でこども食堂(和歌山市民図書館,2020/12/20)https://wakayama.civic-library.jp/ja/event_page/1399
「おいしいね」牛丼に舌鼓 和歌山市民図書館でこども食堂 /和歌山(毎日新聞,2020/12/21)https://mainichi.jp/articles/20201221/ddl/k30/040/209000c
2021年1月10日、ウェブ会議サービスZoomによるオンライン形式で、大学図書館問題研究会関西3地域グループ合同例会「「Alma導入の苦労話を聞こう」ー体験者が語る導入のポイントとはー」が開催されます。
ProQuest社傘下Ex Librisのクラウド型図書館システム“Alma”を導入しサービスを開始した、京都府の佛教大学図書館の担当者が講師となり、導入の背景・国内の図書館システムとの相違点・クラウド型図書館システム導入の検討における留意点等について講演が行われます。また、質疑応答の時間も設けられています。
参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。主なプログラムは次のとおりです。
・事務連絡(録画録音注意ほか) ・<第1部>佛教大学図書館 専門員 飯野勝則氏 講演(60分) ・<第2部>進行について説明(司会) ・質疑応答(30分) ・アンケート・閉会
2020年12月14日、米国国立医学図書館(NLM)は、全米人文科学基金(NEH)との研究・教育・キャリア開発における協力関係を2024年まで延長したことを発表しました。
2012年以来、NLMとNEHは生物医学研究と人文学研究のコミュニティ同士が専門知識を共有し、新たな研究課題の開発等に取り組むことを目的とした協力関係を構築しています。
NLM and NEH Renew Partnership to Collaborate on Research, Education, and Career Initiative(NLM,2020/12/14)https://www.nlm.nih.gov/news/NLM_NEH_RenewPartnership.html
2020年11月23日、国際博物館会議(ICOM)が、新型コロナウイルス感染症が美術館・博物館及びその職員へ与えた影響に関するフォローアップ調査の報告書として、“Museums, museum professionals and COVID-19: follow-up survey”を公開したことを発表しました。
ICOMは2020年4月から5月に実施した第1回調査に続いて、新型コロナウイルス感染症が美術館・博物館部門に現在及ぼしている影響・今後及ぼし得る影響に関して、追加の情報とデータを収集するためフォローアップ調査を実施しました。フォローアップ調査は2020年9月7日から10月18日に実施され、5大陸の美術館・博物館及びその職員等から寄せられた900件近い回答に基づいて報告書が作成されました。
調査報告書は、2020年9月から10月時点で欧州・アジアでは大半の美術館・博物館が開館する一方、中南米・カリブ海地域では大半が閉館するなど、第1回調査と比較して地域による相違が確認されたこと、デジタル技術の活用が継続して増加していること、職員の職場復帰が確認される一方、ラテンアメリカ・カリブ海地域・北米・太平洋地域等では依然として在宅勤務が奨励・強制されていること、などを知見として報告しています。
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
Twitterでの情報提供を行っています。https://twitter.com/ca_tweet
図書館関係雑誌目次RSS集(国内)
日本の図書館・図書館情報学関係情報誌の目次をRSSで配信しています。
国立国会図書館 関西館 図書館協力課 調査情報係
〒619-0287 京都府相楽郡精華町精華台8-1-3 chojo@ndl.go.jp (@は半角に直してください)
国立国会図書館ホーム
サイトポリシー