アーカイブ - 2020年 12月 18日 - car

平成30年7月豪雨で被災し休館中の倉敷市立真備図書館(岡山県)、復旧工事の完了により2021年1月30日に再開館

2020年12月16日、岡山県の倉敷市立真備図書館は、2018年の「平成30年7月豪雨」の被災により休館中の同館の復旧工事が完了し、2021年1月30日午前10時に被災前と同じ場所で業務を再開することを発表しました。

真備公民館内の仮設真備図書館は2021年1月24日に閉館します。また、1月13日から24日まで、仮設真備図書館の業務は予約資料の受取と資料返却のみに限定されます。

再開館後の真備図書館では、一般書約6万8,000冊・児童書約3万2,000冊・視聴覚資料約2,200点の合計約10万2,200点の資料が利用可能な図書館としてリニューアルします。また、館内には新たに授乳室が設置されます。

真備図書館からのお知らせ(倉敷市立真備図書館)
http://www.kurashiki-oky.ed.jp/chuo-lib/mabitosyokan_oshirase.html
※2020.12.16欄に「お待たせしました!真備図書館の再開日が決まりました」とあります。

オープンアクセス(OA)出版社・Frontiers、イタリアの生物医学研究図書館のコンソーシアムBiblioSanとOA出版等に関する3年間の契約を締結

2020年12月16日、オープンアクセス(OA)出版社のFrontiersは、イタリアの生物医学研究図書館のコンソーシアムBiblioSanとOA出版等に関する契約を締結したことを発表しました。

Frontiers社は同契約について、イタリアの生物医学研究機関を対象に、初めて全国的なOAフレームワークを構築した契約であると説明しています。同契約はイタリア国内の51の医療系研究機関、10の動物実験機関、及びイタリア国立衛生研究所、イタリア医薬品庁などの国立機関5機関が対象になっています。論文処理費用(APC)の割引、一元的で柔軟な支払管理、図書館員向けのサポート等を内容とする契約で、Plan SをはじめとするOAに関する国際的な標準にも沿ったものである、としています。

契約期間は2021年1月から2023年12月までの3年間です。契約の一環として、BiblioSan参加機関に所属する研究者は、共同査読プラットフォーム・論文や著者のインパクト指標などFrontiers社が提供するオープンサイエンス関連ツールを全て利用することができます。また、同契約の枠内で受理された全ての論文は、著者または所属機関が著作権を保持することが容認され、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスCC BYの利用条件で公開されます。

福井県文書館、「福井県史年表データセット」と「福井県史統計データセット」をオープンデータとして公開

2020年12月11日付で、福井県文書館が、「福井県史年表データセット」と「福井県史統計データセット」をオープンデータとして公開しました。

同館ウェブサイトで従来から公開している『福井県史』のうち、『福井県史 年表』の507年から1995年までの約1万2,000項目の歴史年表をExcelファイル形式でデータ化した「福井県史年表データセット」と、『福井県 資料編17 統計』の表題・項目名・年次の一覧をExcelファイル形式でデータ化した「福井県史統計データセット」が、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BYの利用条件で提供されています。

お知らせ(新着情報)(福井県文書館)
https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/bunsho/contents/newinfo/index.html
※2020年12月11日欄に「「福井県史 年表データセット」と「福井県史統計データセット」を公開しました!」とあります。

オープンアクセス出版社・PLOS、PLOS ONE誌で2021年から取り扱う査読論文として新たに2種類の文献種別を試験導入:研究プロトコルを査読論文として公表可能に

2020年12月7日、オープンアクセス(OA)出版社のPLOSは、研究上のプロトコルやメソッドをOAで共有するプラットフォームサービス“protocols.io”との提携関係を拡大することで、同社の査読誌PLOS ONEで2021年から取り扱う査読論文として、“Lab Protocols”と“Study Protocols”の2種類の文献種別を新たに導入することを発表しました。

PLOSは、研究の厳密性と再現性、効率的なフィードバックの獲得、多様な研究貢献の開発と共有に対する認識という研究者にとって身近な3つの問題へ対応することを目的として新たな文献種別の導入を行いました。

スコットランド国立図書館(NLS)、キノーラに記録された北部の都市ウィックの20世紀初頭前後の動画を復元・デジタル化してオンライン公開

2020年11月27日、スコットランド国立図書館(NLS)は、キノーラ(Kinora)に記録された北部の都市ウィック(Wick)の20世紀初頭前後の動画について、復元・デジタル化が完了したことを発表しました。

キノーラは1895年頃にリュミエール兄弟が開発した、ハンドルによってカードの印刷されたリールを回転させることで、フリップブックの要領で動画を鑑賞できる装置です。NLSは約20年前にウィックの地元協会から5点のリールの寄贈を受けました。地元の写真家が作成したと推定されるこれらの“Wick Kinora Reels”には、1897年から1910年の期間の出来事として、港に入港する船や漁師の姿、嵐の様子などが記録されています。

NLSはデジタル化の完了した“Wick Kinora Reels”の動画を、同館の動画アーカイブ“Moving Image Archive”でオンライン公開しています。また、オリジナルのリールは、“Moving Image Archive”事業の拠点が所在するグラスゴーのKelvin Hallで保管・保存されています。

フランス・国立労働文書館ら、フランスの企業経営幹部の証言の収集を実施:新型コロナウイルス感染症感染拡大下における意思決定等について

2020年12月10日、フランス・文化省が運営するポータルサイトFranceArchivesに、フランス・国立労働文書館(ANMT)らが実施している、新型コロナウイルス感染症感染拡大下における、フランスの企業経営幹部の証言の収集プロジェクトに関する記事が掲載されました。

同プロジェクトは、ANMT、商業系ビジネススクールのESCP Business School、企業に関するアーカイブ事業等を行う機関Perles d'Histoireをはじめとした5つの機関が連携して実施しています。

新型コロナウイルス感染症感染拡大下における、企業の意思決定や危機管理の記憶を収集し、残すことを目的にとしており、発表によると約40の証言が収集されています。収集された証言は、2021年1月にANMTに委託される予定です。

Collecter la mémoire des entreprises au temps de la Covid-19(FranceArchives, 2020/12/10)
https://francearchives.fr/en/actualite/267980634

米国著作権局、著作権の記録データと登録データの検索ができる新しいポータル“Copyright Public Records System”の試験版を公開

2020年12月15日、米国著作権局が、著作権の記録データと登録データの検索ができる新しいポータル“Copyright Public Records System(CPRS)”の試験版の公開を発表しました。

CPRSでは、米国著作権局が提供するデータベース“Copyright Public Catalog”に蓄積されている、1978年から現在にかけてのデータを検索できます。発表の中では、“Copyright Public Catalog”から、検索機能の強化とユーザインタフェースの改良等が行われたと述べられています。

Copyright Office Launches Copyright Public Records System Pilot(U.S. Copyright Office, 2020/12/15)
https://www.copyright.gov/newsnet/2020/865.html

東アジアの文化・学術資源を対象としたポータルサイトEAST ASIA DIGITAL LIBRARY(EADL)が公開:国立国会図書館(NDL)と韓国国立中央図書館(NLK)が協力して構築・運用

2020年12月17日、EAST ASIA DIGITAL LIBRARY(EADL)が公開されました。

EADLは、東アジアの文化・学術資源を対象としたポータルサイトで、運営館である韓国国立中央図書館(NLK)と、参加館である国立国会図書館(NDL)が協力して構築・運用しています。

両館が所蔵しデジタル化した古典籍資料約8,000件の書誌データを収録しており(対象データは、今後拡大していく予定)、キーワード検索のほか、資料のタイトル、作成者、主題による詳細検索が可能です。データは、EADLが提供するAPI(SPARQLエンドポイント)を通じて、他のアプリケーションでも利用することができます。

また、検索結果から、各館のデジタル資料閲覧サイトに遷移し、本文画像を閲覧できるほか、資料をテーマ別に分けて表示することも可能で、時間・時代別のコレクションページも設けています。

運営館であるNLKのプレスリリースによると、今後、日・韓両国に加え、中国やモンゴル等の東北アジア関連の資料を統合し、欧米等の東アジア関連資料を所蔵している機関へと参加機関を拡大させていく計画であるとしています。

能美市立寺井図書館(石川県)、同市出身の脚本家の足跡をたどる展示「鈴木紀子と国策紙芝居展」を開催中

石川県の能美市立寺井図書館が、同館市民ギャラリーにおいて、同市出身の脚本家の足跡をたどる展示「鈴木紀子と国策紙芝居展」を2020年12月18日から12月24日まで開催しています。

報道によると、同市寺井町出身の鈴木紀子氏が脚本を手掛けた、国威発揚を目的とする「国策紙芝居」に焦点をあて、その足跡をたどる展示で、地元の劇団が企画したものとのことです。複製本を含めた鈴木氏の4作品のほか、別の脚本家による国策紙芝居5点等も展示されているとのことです。

ギャラリー展示(能美市図書館)
https://www.city.nomi.ishikawa.jp/www/contents/1001000001137/index.html
※寺井図書館の欄に「鈴木紀子と国策紙芝居展」とあります。