アーカイブ - 2020年 12月 14日 - car

米国図書館協会(ALA)、図書館におけるメディアリテラシー教育のためのガイドを公開

2020年12月10日、米国図書館協会(ALA)が、図書館におけるメディアリテラシー教育のためのガイド“Media Literacy in the Library: A Guide for Library Practitioners”の公開を発表しました。

同ガイドは、公共図書館の職員を主な対象として作成されていますが、学校や他の種類の図書館においても参考となり得ると述べられています。

発表の中では、同ガイドの中にまとめられているものとして、フィルターバブルや確証バイアスをはじめとした概念、誤報あるいは誤解を招く情報に関する質問への回答方法、バーチャルまたは対面プログラムのアイデア、プログラムの成果を評価するためのリソース等が挙げられています。また、同ガイドの内容に関連したウェビナーが行われる予定です。

ガイドでは、以下のトピックスごとに、解説、対面やバーチャルなプログラムを実施するためのリソース、参考となる情報源をはじめとした内容が記載されています。

・インターネットの構造
・市民
・メディアの状況と経済
・誤情報(misinformation)と虚偽の情報(disinformation)
・図書館によるメディアの創造と関与

米国図書館協会(ALA)、連邦議会で審議中の新型コロナウイルス感染症支援策において図書館関係にも資金を充てるよう要求:図書館による住民のインターネットアクセス拡充や一時解雇された図書館職員の支援

2020年12月8日、米国図書館協会(ALA)は、連邦議会の上院・下院で審議中の新型コロナウイルス感染症支援案に関し、図書館にも財源を充てるよう、メールを送付する等して、議員に働きかけて欲しいと呼びかけています。

共和党・民主党両党が議論の出発点としているフレームワークにおいて、ブロードバンドアクセスと教育の総合的な拡充のための資金の拠出は含まれているものの、図書館については直接触れられていないため、ALAでは、議会に対し、図書館による住民のインターネットへのアクセス拡充や、コロナ禍のために一時解雇された図書館職員や解雇した図書館を支援するための資金を拠出するよう求めています。

韓国・大田広域市儒城区、区立図書館2館に同区職員のリモートワークのためのスマートワークセンターを設置へ:子育て中の職員の支援や区庁舎内での新型コロナウイルス感染者発生時の業務継続のため

2020年12月2日、韓国・大田広域市の儒城区は、鎮岑図書館・老隠図書館に、職員のリモートワーク用のスマートワークセンターを設置すると発表しています。

両館の空きスペースに、2021年上半期を目途に、約20人が勤務可能なスマートワークセンターを設置し、妊産婦や育児中の同区職員を優先に試験運営を開始するとしています。

あわせて、区庁舎内で新型コロナウイルス感染者が発生した際に業務が継続できるよう、館内4か所の図書館情報化室に100人規模の事務室運営体制を構築するとともに、在宅勤務用のノートパソコン42台も購入するとしています。

유성구, 스마트워크센터 조성으로 두 마리 토끼 잡는다(儒城区、スマートワークセンターの設置で2羽の兎を捕まえる)(大田広域市・儒城区,2020/12/2)
https://www.yuseong.go.kr/?p=509124

株式会社キャリアパワー、第2回「私の図書館(本)」川柳コンテストの最終結果を発表

2020年12月4日、株式会社キャリアパワーは、第2回「私の図書館(本)」川柳コンテストの最終結果を発表しました。最優秀作品・優秀賞等に選ばれた作品の一覧を掲載しています。

同社では、2020年9月7日から10月10日にかけて、図書館や本にまつわる想いやエピソードについての川柳作品を募集しました。その後、約2,300件の投稿から最終選考に残った13作品を対象として、同社ウェブサイト上での投票を受け付けていました。

株式会社キャリアパワー
https://www.careerpower.co.jp/
※「NEWS & TOPICS」の2020年12月4日付けの記事に「第2回「私の図書館(本)川柳コンテスト 最終結果を発表」とあります。

第2回「私の図書館(本)川柳コンテスト 最終結果を発表(株式会社キャリアパワー)
https://www.careerpower.co.jp/service/senryu2020result/

英・オックスフォード大学出版局(OUP)、抄録データのオープン化を推進するイニシアティブI4OAに参加する意向を表明

2020年12月10日、英・オックスフォード大学出版局(OUP)は、抄録データ(abstracts)のオープン化を推進するイニシアティブI4OAに参加する意向を表明しました。

OUPは、I4OAへの参加を通じ、自社による学術出版物の抄録データをオープンかつ機械的にアクセス可能な方法で利用可能とすることに取り組むとしています。

I4OAのコーディネーターであるLudo Waltman氏のコメントも掲載されており、OUPがI4OAへの参加メンバーの中で最大規模の出版社であること等を述べています。

Oxford University Press joins Initiative for Open Abstracts (I4OA)(OUP, 2020/12/10)
https://academic.oup.com/journals/pages/open-abstracts-i4oa

カナダ博物館協会、カナダの美術館・図書館・文書館・博物館がもたらす経済価値の認知度向上を図るためのツールキットを公開

2020年12月8日、カナダ博物館協会は、ツールキット“GLAM study toolkit”の公開を発表しました。

2020年5月、カナダ博物館協会は、カナダのGLAM(美術館・図書館・文書館・博物館)がもたらす経済価値を試算した報告書“Value Study of GLAMs in Canada”を公開し、GLAMによる多大な貢献を明らかにしました。本ツールキットは、GLAMコミュニティのメンバーが、同報告書で示された結果の認知度向上を図る際に利用できるものとなっています。

ツールキットは同報告書の内容に基づいて作成されており、GLAMがもたらす利益等をわかりやすくまとめたメッセージの一覧、ステークホルダーに知らせるためのアイデア、インフォグラフィック、ファクトシート、プレゼンテーションの際に素材として活用できるスライド等が含まれています。

岡崎市立中央図書館(愛知県)、図書館を活用してヒット商品を生み出した地元の事業者に開発の秘訣を学ぶ「図書館使って全国放送ゲット !? がっちり図書館活用術セミナー」を開催

2021年2月25日、愛知県の岡崎市立中央図書館が、ウェブ会議サービスZoomによるオンライン形式で、岡崎ビジネスサポートセンターOKa-Bizとの共催により、「図書館使って全国放送ゲット !? がっちり図書館活用術セミナー」を開催します。

図書館のデータベース、レファレンスサービスの活用により、新商品の開発や商品の効果的なPRに役立つ情報が入手できることを、実際に図書館を活用してヒット商品を生み出した地元の事業者に学ぶ内容です。

中小企業経営者、個人事業主、起業家などが同セミナーの参加対象です。参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要で、定員は先着順に20人です。

米・ITHAKA S+R、大学図書館の指導者層を対象とした新型コロナウイルス感染症影響下の戦略・予算編成に関する調査報告書を公開

2020年12月9日付で、米国のIthaka S+Rは、大学図書館の指導者層を対象とした新型コロナウイルス感染症影響下の戦略・予算編成に関する調査報告書を公開しました。

Ithaka S+Rは2010年から、米国の非営利4年制大学の図書館長等を対象として、大学図書館の戦略に関する調査を3年ごとに実施しています。3年の周期を空けた調査は傾向の追跡に適していましたが、2020年4月の2019年版調査結果の公開直後から、新型コロナウイルス感染症の感染拡大と人種差別反対運動の高まりが大学図書館に急速に影響を与えていることを認識し、Ithaka S+Rは3年の周期を逸脱して2020年秋に追加調査を実施する準備を整えました。

第1弾として、新型コロナウイルス感染症の影響に関する調査報告書が公開されています。調査は2020年9月に行われ、対象者全体の43%に当たる638の回答に基づいて報告書が作成されました。報告書は次のような所見を示しています。

英国図書館(BL)、17世紀に作成された詩人ジョン・ダンによる『メルフォード・ホール手稿』を蔵書として受入:デジタル化画像の公開も実施

2020年12月7日、英国図書館(BL)は、チューダー朝からスチュアート朝初期の英国における代表的な詩人ジョン・ダンによる130点以上の作品を収録した『メルフォード・ホール手稿(Melford Hall Manuscript)』を同館蔵書として受入したことを発表しました。

『メルフォード・ホール手稿』は、2018年にサフォーク州のメルフォード・ホールで発見された資料です。17世紀初めに作成されたことが推定され、約400ページ相当の手稿には、ダンの代表的な詩が収録される一方、これまで十分な研究が進められていない作品も多数含まれ、英国の文化遺産として重要な価値を持っていることを紹介しています。

2019年に英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)は、約46万ポンドで競売にかけられていた同資料について、英国内で保存する必要性から海外への輸出を一時的に禁止する通告を発表しています。BLによる同資料の受入は、National Heritage Memorial Fund(NHMF)等の基金による資金援助の結果として実現しました。

『メルフォード・ホール手稿』の内容はデジタル化され、BLがオンライン上で公開しています。また、2021年には閲覧室で研究者が現物を利用可能となる予定です。

龍谷大学深草図書館、企画展示「関連書籍と本学の取り組みからSDGsを考える」を開催中

2020年11月30日から、龍谷大学深草図書館(京都市伏見区)が、同館1階の入退館ゲート奥で、企画展示「関連書籍と本学の取り組みからSDGsを考える」を開催しています。

国際連合の「持続可能な開発目標(SDGs)」について、龍谷大学は建学の精神である浄土真宗の精神の下、「仏教SDGs」という独自の視点を持った様々な取り組みを進めています。企画展示では、所蔵資料に基づくSDGsの17の目標に関連する書籍に加えて、同館館長が選定した仏教SDGsの理解を深める関連書籍の展示が行われています。

【深草】関連書籍と本学の取り組みからSDGsを考える 展示開催中(龍谷大学図書館,2020/12/10)
https://library.ryukoku.ac.jp/index.php?key=bb5dju3ag-1807#_1807