アーカイブ - 2020年 10月 15日 - car

カナダ社会・人文科学研究会議(SSHRC)、“Coalition Publica”の全国オープンアクセス(OA)プラットフォーム構築へ3年間で300万カナダドルの助成を実施

2020年10月13日、カナダ連邦政府の研究助成機関であるカナダ社会・人文科学研究会議(SSHRC)は、カナダの研究成果の普及とデジタル学術出版の推進を目的としたイニシアチブ“Coalition Publica”の英仏2か国語による全国的なオープンアクセス(OA)プラットフォーム構築へ300万カナダドルの助成を実施することを発表しました。

SSHRCの助成は、カナダで生産された社会科学・人文科学分野の研究成果の国際的な普及、及び、カナダ国内のこれらの分野の学術雑誌や研究者のOAコミュニティへの参加の促進を意図して行われます。カナダの社会科学・人文科学分野の研究成果の発見可能性と影響力の増大と学術雑誌へのアクセス向上を目的に活動するイニシアチブ“Pan-Canadian Knowledge Access Initiative(PCKAI)”を通して、年間100万カナダドルの助成が3年間実施されます。

佐賀大学地域学歴史文化研究センター、同センターが所蔵する『解体新書』の画像をパブリックドメインで公開

2020年10月6日、佐賀大学地域学歴史文化研究センターはTwitterアカウントで、同センターが所蔵する『解体新書』の画像を公開したことを発表しました。

佐賀大学地域学歴史文化研究センターでは、幕末の佐賀藩が導入した西洋科学・医学などの研究の一環として、江戸期から明治期の医学書を収集しており、いずれ全点画像の公開を予定しています。今回は、同センターの調査活動で収集した史料などの画像を掲載するデータベース「画像データベース」上に、同センターが所蔵する『解体新書』の図編1冊、及び本文編全4巻を収録した合冊本1冊の全画像がパブリックドメインで公開されています。

@chiikigakusaga(Twitter,2020/10/6)
https://twitter.com/chiikigakusaga/status/1313279719605850112

英国図書館(BL)、古地図をデジタル化しFlickr Commonsで公開

2020年10月13日、英国図書館(BL)が、古地図をデジタル化し、Flickr Commonsでオンライン公開することを発表しました。

対象の資料は、BLが所蔵するジョージ3世の地図等のコレクション“King's Topographical Collection(K. Top)”の一部であり、1500年から1824年にかけての印刷資料や手書き資料が含まれています。

発表の中では、7年間にわたり、カタロガー、キュレーター等による専門家チームが、同コレクションの目録作成、資料保存、デジタル化を行ってきたことに触れています。

10月15日現在、約1万7,000件の画像が公開されています。また、BLのデジタル化資料と現在の地図を結びつける参加型のプロジェクト“Georeferencer”でも、画像を公開する予定であると述べられています。

英・Jiscと米・PLOS、オープンアクセス出版に関する新たな契約を締結

2020年10月14日、英国のJiscと米国のPLOSが、オープンアクセス(OA)出版に関する3年間の契約2つを新たに締結したことを発表しました。

発表によると、これらの契約により、論文処理費用(APC)を支払うことなく、PLOSが刊行する学術雑誌の一部でOA出版が可能となります。

2021年1月1日発効の契約は年間定額制であり、Jisc参加機関に所属する責任著者を対象として、“PLOS ONE”をはじめとした5誌での無制限のOA出版、カスタムレポートの利用等が可能となります。

もう一つの“PLOS Community Action Publishing agreement”では、Jisc参加機関に所属する責任著者と共著者が、“PLOS Medicine”および“PLOS Biology”において無制限に出版できるようになります。同契約は、年間定額制であり、責任著者と共著者の出版ニーズをもとに金額が定められます。

富士吉田市立図書館(山梨県)、図書館職員らが名画に扮する「なりきり展覧会」を開催中:「なりきり画」の下には画集を展示

2020年10月3日から10月31日まで、山梨県の富士吉田市立図書館が、図書館スタッフが名画に扮する「なりきり展覧会」を開催しています。

報道によると、同館職員・アルバイト・教育委員会幹部ら総勢22人が、「種をまく人」「モナ・リザ」といった絵画15点の主人公と同じような衣装と格好で写真を撮影した上で、絵画の背景を合成して作成した「なりきり画」を展示するものです。

「なりきり画」の下には、画集をならべて実際の作品と比較できるようになっているとのことです。

♪なりきり展覧会♬へのご招待!!(富士吉田市立図書館,2020/10/3)
http://flib.fujinet.ed.jp/forms/info/info.aspx?info_id=45482

武蔵野市立吉祥寺美術館(東京都)、子ども向け動画ワークショップ『「おいしいぶどう すっぱいレモン」-よーくみてから、かいてみよう!-』を開催中:参加者はYouTube動画を見て作品を郵送/応募作品は美術館・図書館で展示

東京都の武蔵野市立吉祥寺美術館が、2020年10月1日から、YouTubeを用いたこども向けのワークショップ『「おいしいぶどう すっぱいレモン」-よーくみてから、かいてみよう!-』を開催しています。

参加者(4歳から小学校6年生まで)は、彦坂木版工房の講師によるおいしそうに描くためのアイデアについてのYouTube動画を保護者等といっしょに視聴した後、ぶどうかレモンの絵をおいしそうに描いて同館あてに郵送します(11月8日締切。消印有効)。参加費は無料です。

応募作品は、同館において11月26日から12月13日まで展示予定のほか、その後、武蔵野プレイスと武蔵野市立吉祥寺図書館でも展示される予定です。また、彦坂木版工房のウェブサイトでも公開されます。

その後、彦坂木版工房からのコメント付きで、参加者のもとに応募作品が返却されるほか、おいしそうにえがいた3人の参加者に絵本がプレゼントされます。

令和元年台風第19号の被災写真等を集約する「“猪の満水”災害デジタルアーカイブ」のデモサイトがオープン(長野県)

2020年10月8日、「“猪の満水”災害デジタルアーカイブ」のデモサイトがオープンしました。

長野県知事の10月9日の会見等によると、長野県が信州大学と共同で構築したもので、2019年の令和元年台風第19号の教訓を後世に伝えるために被災状況の写真などの記録を集約するデジタルアーカイブです。

“猪の満水”災害デジタルアーカイブ(デモサイト)オープン(“猪の満水”災害デジタルアーカイブ,2020/10/8)
https://chikuma-archive.shinshu-bousai.jp/?p=58

20201009 長野県知事会見(YouTube)
https://youtu.be/C1AG1zEpiiI
※長野県の公式YouTubeチャンネル。同デジタルアーカイブについては11:38頃から紹介。