同資料は、2010年から2012年にかけて、京都大学のグローバルCOEプログラム「生物の多様性と進化研究のための拠点形成」の補助による修復・電子化の上、「生物科学図書室 Digital Archives」として公開された資料です。京都大学貴重資料デジタルアーカイブは、「生物科学図書室 Digital Archives」の公開データのプラットフォーム移行を実施し、同アーカイブのコレクション「京都大学所蔵資料でみる博物学の時代」の一部として公開しました。
2020年9月30日付けのNature誌オンライン版で、"India pushes bold ‘one nation, one subscription’ journal-access plan"と題された記事が公開されました。記事は、インド政府が進める「国内のすべての人が学術文献に無料でアクセスできるようにする」という「大胆な」(bold)提案について報じています。
インド政府は研究者のみが利用できる機関ごとの購読契約ではなく、国単位の購読契約を締結するために世界最大の学術出版社等と交渉することを希望しているとしています。この提案は、インド政府のOffice of the Principal Scientific Adviserと科学技術庁(Department of Science and Technology)によって策定されている政府の最新の科学・技術・イノベーション政策の一部となることが期待されています。
2020年9月30日、クラリベイト社は、ドイツのOpen Access Monitorを同社のデータベースWeb of Scienceからのデータの提供によって支援することを発表しました。この支援では、Web of Scienceに収録されているDACH地域(ドイツ、オーストリア、スイス)の文献についてのデータを一週間ごとに提供します。
Open Access Monitorは、DACH地域の連邦、州、機関単位での出版物のオープンアクセスについて、量と資金という観点から評価を行っています。ドイツ連邦教育研究省(German Federal Ministry of Education and Research (BMBF))から助成されており、ドイツのユーリッヒ総合研究機構(Forschungszentrum Jülich)によって管理されています。
Web of Scienceの責任著者のデータを、OA Monitorから提供された出版費用と関連付けることは、学術図書館コミュニティに幅広い影響を及ぼします。また、このデータは、政策立案者がオープンアクセスへの転換の状況を評価することにも役立つとしています。
このフレームワークは、COARのリポジトリ評価ワーキンググループ(Repository Assessment Working Group)によって作成されました。その後、COARのコミュニティや関連するネットワークに共有され、世界中のリポジトリ管理者からフィードバックを受け付けました。これらのフィードバックは、公開されたフレームワークに反映されています。
2020年10月5日、フランス国立図書館(BnF)が中心となって運営しているプロジェクトであるフランス総合目録(CCFr)により、手稿資料の総合目録(Catalogue général des manuscrits:CGM)更新用ツール“Traitement automatisé pour la production d’instruments de recherche(TapIR)”の利用状況等に関する調査が行われ、結果が公開されたことが発表されました。
News(Qatar National Library) https://www.qnl.qa/en/about/news
※2020年9月15日付けのニュースに“The National Library’s New Accolade Aims to Reward Knowledge Sharing in Qatar”とあります。