アーカイブ - 2019年 8月 29日 - car

英・電子情報保存連合(DPC)に米・イェール大学図書館が加盟

2019年8月20日、英・電子情報保存連合(DPC)は、米・イェール大学図書館がDPCの
associate memberとして加盟したことを発表しました。

イェール大学図書館には2013年以来取り組まれているデジタル保存プログラムにより保存すべきデジタル資産が多数あります。また、デジタル資産の長期保存へ投資する利害関係者コミュニティの活動も活発です。現在同館では、デジタル保存を行う全ての人が気軽に参加できるように、エミュレーションとソフトウェア保存を「平常業務(business as usual)」化する活動や研究データ保存に関する将来の活動を促進させる資金提供計画の検討、デジタル保存の自動化や研究データへのアクセス維持に関わる課題の調整などが取り組まれています。

DPCのExecutive Directorを務めるWilliam Kilbride氏は「イェール大学図書館がDPCと提携を結び、米国の学術コミュニティとDPCとのパートナーシップが強化されることは大変喜ばしい」とコメントしています。

国際図書館連盟(IFLA)、文化遺産をつなげるデジタル統合プロジェクトを計画する図書館等のためのガイドライン“Guidelines for Setting Up a Digital Unification Project”を公表

2019年8月28日、国際図書館連盟(IFLA)が、ガイドライン“Guidelines for Setting Up a Digital Unification Project”を策定したと発表しました。

分散化されたデジタルコレクションへの包括的なアクセスを利用者に提供するデジタル統合プロジェクトを計画し、完成させ、提供する図書館・文書館などの機関に確認事項・推奨事項を提供することを目的に策定されたもので、プロジェクトのライフライクルの3つの主要なフェーズ(定義・管理・完成)に沿って構成されています。

IFLAの理事会及び関連分科会(保存・保全(PAC)、国立図書館、先住民族、貴重書・特別コレクション)・ユネスコ「世界の記憶」プロジェクト・国際公文書館会議(ICA)・国立図書館長会議(CDNL)や、フランス国立図書館(BnF)、英国図書館(BL)、オランダ・Centre for Global Heritage and Development及びライデン大学、イスラエル国立図書館、韓国国立中央図書館(NLK)、南アフリカ・ステレンボス大学の専門家からなるデジタル統合に関するワーキンググループが策定したものです。

ジャパンサーチ(試験版)、「画像検索」機能を実装

2019年8月28日付けのジャパンサーチ(試験版)のお知らせで、新機能「画像検索機能」のリリースが発表されています。

「画像検索機能」はサムネイル画像が登録されているデータベースについて、類似画像を検索できる機能です。検索結果でサムネイル画像を選び、「画像検索アイコン」を押すと類似画像が表示されます。また、横断検索画面の「画像で検索」ボタンから検索したい画像を直接指定して検索することもできます。

お知らせ(ジャパンサーチ(試験版))
https://jpsearch.go.jp/news
※2019年8月28日付けのお知らせに「新機能「画像検索機能」をリリース」とあります。

@jpsearch_go(Twitter,2019/8/28)
https://twitter.com/jpsearch_go/status/1166623131852791808

【イベント】三田図書館・情報学会、第180回月例会「ISO国際標準化活動の現状とこれから」(9/14・東京)

2019年9月14日、三田図書館・情報学会は慶應義塾大学三田キャンパスにおいて第180回月例会「ISO国際標準化活動の現状とこれから」を開催します。発表者は亜細亜大学教授でISO/TC46 国内委員の安形輝氏です。

開催概要によれば、図書館情報学関係の事案を扱っている国際的な委員会であるISO/TC46について、活動の内容と実態を説明するとともに、デジタルアーカイブの利活用促進に向けた現在進行中の標準活動などで顕在化している課題について解説する、とのことです。

三田図書館・情報学会 月例会
http://www.mslis.jp/monthly.html

参考:
E2161 - 2019年ISO/TC46国際会議<報告> カレントアウェアネス-E No.373 2019.07.25
http://current.ndl.go.jp/e2161

国際図書館連盟(IFLA)情報への自由なアクセスと表現の自由に関する委員会(FAIFE)、図書館でのインターネットアクセスに関するガイドライン“IFLA Guidelines on Public Internet Access in Libraries”を公表

2019年8月26日、国際図書館連盟(IFLA)情報への自由なアクセスと表現の自由に関する委員会(FAIFE)がガイドライン“IFLA Guidelines on Public Internet Access in Libraries”を公表しました。

図書館でのインターネットへのアクセスの価値・有用性の立証、及び、図書館でのインターネットへのアクセスにより発生するかもしれない問題(利用制限、コミュニティからの圧力、法律、図書館及び職員自身の態度による価値・有用性への影響)に対処するための実践的ガイダンスを提供することを目的としています。

@IFLA_FAIFE(Twitter,2019/8/26)
https://twitter.com/IFLA_FAIFE/status/1165906893946200064

cOAlition S、オランダ・ライデン大学教授のJohan Rooryck氏を“Open Access Champion”に任命

2019年8月28日、cOAlition Sは、オランダ・ライデン大学のフランス語言語学の教授であり、オープンアクセス出版の支持者として知られるJohan Rooryck氏をオープンアクセスチャンピオン(Open Access Champion)に任命したことを発表しました。

オープンアクセスチャンピオンは、Plan Sの提示、促進、発展を担うために新たに設けられた役職であり、助成機関、研究者、図書館員、出版社などの外部の利害関係者との会議でcOAlition Sを代表するほか、Plan Sへの適応を支援する計画の策定、完全かつ即時のオープンアクセスへのスムーズな移行方法に関してcOAlition Sへの助言を行います。

cOAlition S Appoints Johan Rooryck as Open Access Champion(cOAlition S, 2019/8/28)
https://www.coalition-s.org/oa-champion-announced/

米・キーンランド図書館、サラブレッド産業の歴史を保存し後世に伝えるためのオーラルヒストリープロジェクトを開始

2019年8月26日、サラブレッド産業を手掛ける米・ケンタッキー州のキーンランドは、同社が運営するキーンランド図書館が、サラブレッド産業の歴史を保存し後世に伝えるためのオーラルヒストリープロジェクト“Life’s Work Oral History Project”を開始したことを発表しました。

キーンランド図書館のウェブサイトによると、同館はサラブレッドに関する情報では世界有数の所蔵規模を誇る公共の研究・参考図書館であり、3万冊近くの書籍と約100万枚の写真、馬産業のあらゆる面に関する数千の新聞、雑誌記事を所蔵しています。

今回のプロジェクトは米・ケンタッキー大学図書館の“Louie B. Nunn Center for Oral History”及びサラブレッドに関する電子新聞“Thoroughbred Daily News”との連携により行われ、サラブレッド産業に従事する著名な人物のインタビュー動画やポッドキャストが作成、公開されます。

中国・上海図書館、インターネット文学のコレクション構築を開始

2019年8月28日、中国・上海市の上海図書館は、電子書籍サービスを手掛ける閲文集団と協力し、中国国内で初めて、インターネット上で発表された文学作品「網絡文学」(インターネット文学)のコレクション「中国網絡文学専蔵庫」を構築することを発表しました。

最初のコレクションとして代表的なネット文学作品10種の電子版が選ばれ、防水、防震、防火等の機能を備えた長期保存用のポータブルHDDにより保存されることが紹介されています。

記事中では、インターネット文学は現代文学の多様性と多元化を代表する存在で、中国ならではの特色と世界的な影響力を兼ね備えた文化シンボルであるとし、今回のコレクション構築は、上海図書館の特色あるコレクションをより一層豊富にするとともに、同館のコレクション構築における包容性を体現するものである、としています。

全国首个网络文学专藏库设立上海图书馆与阅文集团达成战略合作(上海図書館, 2019/8/28)
http://beta.library.sh.cn/SHLibrary/newsinfo.aspx?id=762

韓国・国立世宗図書館、映画のシナリオと著作権保護期間が満了した古典映画が閲覧可能な「韓国映画マルチメディアサービス」の館内提供を開始

2019年8月28日、韓国・国立世宗図書館が、9月2日から「韓国映画マルチメディアサービス」を開始すると発表しました。

これまでは韓国映像資料院のみで利用できたサービスですが、同館と同院が協定を締結し、同院が所蔵する著作権保護期間が満了した古典映画170点と、2014年以前に制作された韓国映画のシナリオ約1万5千冊を無料で閲覧することを可能としたものです。同協定には、済州漢拏図書館・春川市立青少年図書館・全州映画製作所も参加しています。

利用には同館の貸出会員登録が必要で、また、同館2階のメディア閲覧席の専用席を予約する必要があります。

国立世宗図書館は、今後も人文・文化芸術のハブ化のために関連サービスの拡充を、韓国映像資料院は、同サービスが利用可の言うな図書館の拡大やコンテンツの多様化を予定しています。

韓国国立中央図書館(NLK)、図書館ビッグデータの優秀活用事例・活用アイデアを募集

2019年8月28日、韓国国立中央図書館(NLK)が、、「図書館情報の渡し場(도서관 정보나루)」や「司書意思決定支援サービスSolomon」に搭載された「図書館ビッグデータ」の優秀活用事例及び新規の活用アイデアを10月1日まで募集すると発表しました。

今回の4回目の実施で、公共図書館を含む全館種、民間機関、個人(チームでの応募も可能)が応募可能です。

1次審査・2次審査を経て、10月8日に入賞作6点を発表する予定です。また活用事例・アイデアそれぞれの部門で大賞・最優秀賞・優秀賞を選定し、賞金が授与されます。

また、入賞作を集めた活用事例集を作成し、図書館情報の渡し場のウェブサイトで公開するほか、大賞受賞者は、10月に開催される全国図書館大会にて事例発表を行います。

文化財防災ネットワーク、九州北部・山陽地方の豪雨を受け「豪雨・台風が多発する時期に当たって」を発表

2019年8月28日、文化財防災ネットワークが、九州北部・山陽地方の豪雨を受け「豪雨・台風が多発する時期に当たって」を発表しました。

同ネットワークが迅速に情報共有を図り、救済・支援のための有効な手立てを講じるため、文化財に被害が出た場合、情報を知らせるよう呼びかけています。

お知らせ(文化財防災ネットワーク)
https://ch-drm.nich.go.jp/news/
※2019年08月28日欄に「豪雨・台風が多発する時期に当たって」とあります。