アーカイブ - 2019年 8月 27日 - car

米国図書館協会(ALA)知的自由委員会、知的自由に関する方針・ガイドライン等について新規作成・改訂を実施

2019年8月26日、米国図書館協会(ALA)の知的自由委員会(IFC)は、「図書館の権利宣言」(Library Bill of Rights)の新版を見据えて、新たに浮上した知的自由に関する諸問題に対処できるように、知的自由に関する既存の方針・ガイドライン等の改訂や新規作成を実施したことを発表しました。

改訂・新規作成されたポリシー・ガイドライン等は2019年のALA年次大会で承認されており、ALAのウェブサイト上で利用可能になっています。

「図書館の権利宣言」の解説については以下について改訂が実施されています。

スウェーデン王立図書館(NLS)が実施したBibsamコンソーシアムによるElsevier社との契約解除の影響に関する調査結果が公開される

スウェーデン王立図書館(NLS)が実施したBibsamコンソーシアムによるElsevier社との契約解除の影響に関する調査結果をまとめた“Consequences of Sweden Cancelling Elsevier”が、フィンランドの図書館コンソーシアム“FinELib”のTwitterアカウントによる2019年8月16日付の投稿で紹介されています。

スウェーデンでは、2018年5月に同国のBibsamコンソーシアムがElsevier社との契約を解除したことを受けて、2019年1月10日から2月1日まで、NLSが契約解除による影響の調査として利用者及び機関向けのアンケート調査等を行っています。この調査結果をまとめた“Consequences of Sweden Cancelling Elsevier”は2019年6月28日付でリポジトリZenodoに公開されました。

“Consequences of Sweden Cancelling Elsevier”では、スウェーデン国内44機関及びこれらの機関に所属する利用者の回答等に基づいて、契約解除により支出の抑えられた機関予算の使途や利用不可となった論文の入手手段、契約解除に対する利用者の賛否の見解などが示されています。

台湾・台中市が計画する“Taichung Green Museumbrary”が2019年9月に起工:図書館と美術館の複合施設

2019年8月25日、台湾の台中市政府は、同市が計画する“Taichung Green Museumbrary”(台中綠美圖)の起工式を2019年9月16日に開催することを発表しました。妹島和世氏と西沢立衛氏による日本の建築家ユニットSANAAが設計を担当しています。

臺中市政府建設局局長による2018年10月20日付けの報告資料「臺中綠美圖新建工程規劃設計專案報告」によると、台中市立の図書館と美術館の複合施設であり、相互に連結している8棟の建物からなります。台中中央公園の北端、2.6ヘクタールの土地に建設され、2022年に供用が開始される予定とあります。

妹島和世、西澤立衛聯手打造 台中綠美圖將開工 再添世界級地標(台中市政府, 2019/8/25)
https://www.taichung.gov.tw/1346572/post

中国国家博物館の館内に消防署が開設:中国国内の博物館では初

中国国家博物館は、2019年8月24日付けのニュースで、同館内に設置される消防署の開署式を8月22日に開催したことを紹介しています。

博物館内に駐在する消防署としては中国国内初であり、25人のスタッフと消防車2台から構成され、同館の消防安全管理、危機管理計画の策定、平時の防火点検、重要な展示における安全保障を担うとあります。

同館の王春法館長の式典における発言も掲載されており、その中で、2018年以降に発生したブラジル国立博物館とパリ・ノートルダム寺院の火災が警鐘となったとし、今回の設置は同館の消防安全を飛躍的に高めるもので、中国の博物館安全管理の歴史に残る出来事となるだろうと述べています。

中国国家博物馆举行国博消防站揭牌仪式(中国国家博物館, 2019/8/24)
http://www.chnmuseum.cn/zx/gbxw/201908/t20190824_145580.shtml

国際図書館連盟(IFLA)、“IFLA Global Vision Ideas Store”に投稿されたアイデアの検索・閲覧機能を公開

2019年8月26日、国際図書館連盟(IFLA)は、ギリシャ・アテネで開催されている第85回世界図書館情報会議(WLIC)において、“IFLA Global Vision Ideas Store”に投稿されたアイデアの検索・閲覧機能“explore”を公開しました。

“IFLA Global Vision Ideas Store”は、IFLAの“Global Vision”を実現するためのアイデアを図書館員から募集するウェブサイトです。2018年8月にマレーシア・クアラルンプールで開催された第84回世界図書館情報会議(WLIC)において公開が発表され、アイデアの募集が行われていました。

記事中では、これまで“Global Vision”及び“IFLA Global Vision Ideas Store”に対し貢献を行った人々、機関名の一覧を示したコーナー“Wall of Fame”を“IFLA Global Vision Ideas Store”内に設けていることも紹介されています。

兵庫県、公文書管理のあり方検討委員会による「兵庫県のあるべき公文書管理制度についての報告」を公表

2019年8月23日、兵庫県が、「兵庫県のあるべき公文書管理制度についての報告」を公表しました。

3月に設置された公文書管理のあり方検討委員会が検討した同県のあるべき公文書管理制度について報告するもので、今後、9月定例会に公文書管理条例案が上程され、2019年度内に、知事が公文書適正管理指針を策定するとともに、実施機関が公文書管理規則を整備し、2020年4月1日には公文書管理条例が全面施行される予定です。

「兵庫県のあるべき公文書管理制度についての報告」(公文書管理のあり方検討委員会)(兵庫県,2019/8/23)
http://web.pref.hyogo.lg.jp/press/20190823_3444.html

兵庫県のあるべき公文書管理制度についての報告 [PDF:776KB]
http://web.pref.hyogo.lg.jp/press/documents/20190823_3444_1.pdf

国際図書館連盟(IFLA)、「戦略2019-2024」を公表

2019年8月26日、国際図書館連盟(IFLA)が、「戦略2019-2024(IFLA STRATEGY 2019-2024)」を公表しました。

IFLAの理事会が2019年4月12日に承認したもので、2017年3月にIFLAが始めた全世界の図書館による議論を通じた将来ビジョン策定の取組“Global Vision”の成果を踏まえ、IFLAの専門組織と理事会が本部と連携し、IFLAの既存の強みや、国際連合(UN)のSDGsへの関与も生かして策定しています。

戦略は組織としてのIFLAだけでなく、会員や図書館全体にとって参照できるものとして設計されており、戦略の方向性として以下の4つを掲げています。

1.図書館のグローバルな声を強化する(Strengthen the Global Voice of Libraries)
2.専門的な実践を促進・強化する(Inspire and Enhance Professional Practice)
3.現場をつなぎ強化する(Connect and Empower the Field)
4.組織を最適化する(Optimise our Organisation)

東北大学、学内機関合同による特別展示企画「東北大学の過去から現在へ」を開催

東北大学が、2019年9月11日から10月3日にかけて、同大学の埋蔵文化財調査室・史料館・附属図書館・植物園の合同により、特別展示企画「東北大学の過去から現在へ」を同大学附属図書館本館多目的室で開催します。

東北大学学内の貴重な資料を多数所蔵する機関が合同して、厳選された資料を展示することにより、東北大学の川内キャンパス(宮城県仙台市)の過去から現在までの様子を紹介する企画です。

また、2019年9月28日・29日に開催される東北大学のイベント「ホームカミングデー」では、特別展示企画の関連イベントとして、上記4機関によるミニ講演会(各30分程度)も実施されます。

特別展示企画・ミニ講演会ともに参加費無料・事前申込不要です。

特別展示「東北大学の過去から現在へ」(9/11〜10/3開催)(東北大学,2019/8/19)
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2019/08/event20190919-04.html

オランダ王立図書館(KB)、人工知能(AI)を用いたメタデータの自動作成に関する調査の中間報告書を公開

2019年8月26日、オランダ王立図書館(KB)は、人工知能(AI)を用いたメタデータの自動作成に関する調査の中間報告となるホワイトペーパー“Exploring possibilities Automated Generation of Metadata”を公表しました。

同館の書誌作成業務は、現在、自館作成とコピーカタロギングで行なっていますが、デジタル資源が増加し、今後より多くの出版物を保存することになると予想されることから、書誌作成の最適化の可能性について調査することが目的です。

同調査は、同館職員と様々な大学の研究者が共同で行なったもので、成果の大部分は、オランダ科学研究機構(NWO)が主催したワークショップで13人の研究者が実施した調査から得られたものです。

日本図書普及株式会社、Twitterを使ってつぶやき感覚で読書感想文を応募する「'19夏 #つぶやき読書感想文」を実施中

図書カードNEXTを発行する日本図書普及株式会社が、2019年8月1日から8月30日まで、「'19夏 #つぶやき読書感想文」を実施中です。

つぶやき感覚で読書感想文を作成するもので、「'19夏 #つぶやき読書感想文」ウェブサイトにある読書感想文ジェネレーターに、読書感想文(最大60文字)・本の著者名(最大20文字)・作品名(最大18文字)を入力して感想文画像を生成し、投稿するものです。

特別審査員は、作家の羽田圭介氏が務め、グランプリ、入選等の受賞者には図書カードNEXTが授与されます。

'19夏 #つぶやき読書感想文
https://toshocard-kanso.jp/index.html

参考:
江津市図書館(島根県)、「ツイッターで読書会」を実施中:課題本は、星野源『そして生活はつづく』
Posted 2016年12月16日
http://current.ndl.go.jp/node/33118