アーカイブ - 2019年 7月 - car

7月 11日

研究データキュレーションに関する文献リスト第10版が公開

ブログ“Digital Koans”を運営し、様々なトピックに関する文献リストを作成しているベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏が、2019年6月28日付けで、研究データキュレーションに関する文献リストの第10版(HTML版)を公開しました。

主に2009年1月から2018年12月までに出版された、750本以上の英語文献などが掲載されています。また、HTML版の公開に加え、2019年7月9日にはPDF版の公開も発表されています。

Version 10 of the Research Data Curation Bibliography(Digital Koans, 2019/6/28)
http://digital-scholarship.org/digitalkoans/2019/06/28/version-10-of-the-research-data-curation-bibliography/

LYRASISとDuraSpace、合併完了を発表

2019年7月9日、米国の図書館等のネットワークLYRASISと、非営利団体DuraSpaceが、2019年7月1日に合併を完了したことを発表しました。

LYRASISが親組織となることのほか、DuraSpaceブランド、Dspace、Fedora、VIVOのスタッフはLYRASISの新部門である“DuraSpace Community Supported Programs (DCSP) Division”に移ったこと、DuraSpaceの提供サービスであるDuraCloud、DSpaceDirect、ArchivesDirectはLYRASISの“Digital Technologies Division”に引き継がれることが発表されています。

米・カリフォルニア大学、Elsevier社の新規発行論文等へのアクセスが遮断される

2019年7月10日、米・カリフォルニア大学バークレー校は、同日付でカリフォルニア大学からElsevier社の新規発行論文等への直接のアクセスができなくなったことを発表しました。

カリフォルニア大学からElsevier社の雑誌へのアクセスは、2019年2月28日に発表された購読契約の停止後も維持されていましたが、同日付でアクセス遮断が実施されました。

カリフォルニア大学バークレー校図書館は、構成員向けに購読契約停止後のElsevier社発行論文へのアクセス方法を案内する“How to access Elsevier articles”をウェブサイト内に設け、

・ScienceDirectでは2019年以降に新たにElsevier社の雑誌で発行された論文へのアクセスができないこと
・購読契約停止後もScienceDirect上で、過去の発行済論文へのアクセスが引き続き維持される雑誌タイトルと収録範囲を示したExcel形式のリスト
・購読契約停止によりScienceDirect上で、過去の発行済論文へのアクセスが不可能になる雑誌タイトルと収録範囲を示したExcel形式のリスト
・Scopus等を含むElsevier社の電子書籍・データベースに購読契約停止の影響は及ばないこと

ハンガリーのコンソーシアムEISZとElsevier社、試験的なオープンアクセス(OA)出版に関する契約締結に向けた覚書に署名

2019年7月4日、ハンガリーのコンソーシアムEISZ(Electronic Information Service National Programme)とElsevier社は、試験的なオープンアクセス(OA)出版に関する契約締結に向けた覚書(Memorandum of Understanding)に署名したことを発表しました。

この覚書への署名により、EISZ加盟機関に所属する研究者はSciVal、ScopusといったElsevier社の製品が利用可能になっています。また、同社のScienceDirectから2,500誌以上のジャーナルに掲載された1,600万件の文献へのアクセスも可能です。契約交渉の帰結後、ハンガリーの研究者による同社ジャーナルへの“cost neutral”なオープンアクセス(OA)出版支援など、さらなる詳細が発表される予定です。

EISZのウェブサイトで公開されている覚書によると、2019年9月までにこの覚書で確認した共通見解等の反映されたコンソーシアムレベルの合意へ到達することが共通目標である、とされています。

オランダ大学協会(VSNU)とElsevier社、契約交渉継続のため締結中のライセンス契約を2019年12月末まで再延長することに合意

オランダのオープンアクセス(OA)に関する情報を提供するウェブサイト“open access.nl”の2019年7月2日付の記事で、オランダ大学協会(VSNU)とElsevier社が契約交渉継続のため、締結中の現在のライセンス契約を2019年末まで再延長することに合意したことが発表されています。

VSNUとElsevier社は2018年12月に購読契約の更新条件についての議論を継続するため、2018年12月31日までの契約を半年間延長することに合意していましたが、今回交渉の時間をより一層得るため、さらに半年間の延長が実施されました。

Elsevier社とオランダ科学研究機構(NWO)、VSNU、オランダ大学病院連合(NFU)との間で、将来のオランダのオープンサイエンスに関するインフラ提供に向けどのように協力できるかについて、現在も協議が行われています。

韓国国立中央図書館(NLK)、機関リポジトリ普及促進事業OAKの2019年の対象機関を発表:同事業によるリポジトリ設置機関が50機関に

2019年7月10日、韓国国立中央図書館(NLK)は、同館が主管する機関リポジトリ普及促進事業OAKの2019年の対象機関を発表しました。

今年度の対象は、新規の機関として、健康保険審査評価院と育児政策研究所、改善普及機関として韓国海洋大学校、のあわせて3機関が選ばれました。選定機関は、OAKのメタデータ標準が適用された最新のリポジトリの構築、内部システム連携、1年間の無償メンテナンス、運営者教育などの支援を受けることになります。

2009年に開始された同事業によりリポジトリが設置された機関は50機関となりました。

7月12日に同館において業務協約式が行なわれ、あわせて、「2019 OAKリポジトリ運営機関ワークショップ」も開催されます。

大阪市、大阪市立中央図書館のネーミングライツ優先交渉権者を決定したと発表

2019年7月8日、大阪市は、大阪市立中央図書館のネーミングライツ優先交渉権者を決定したと発表しています。

同市では、3月4日から8月30日まで、先着順で市所有施設におけるネーミングライツパートナーを募集していましたが、7月1日に、大阪市公共施設等ネーミングライツパートナー審査委員会を開催し、株式会社辰巳商会を優先交渉権者として決定しました。今後、詳細について優先交渉権者と協議を進め、正式契約を結ぶ予定です。

希望愛称名は「辰巳商会中央図書館」で、使用期間は2年間、ネーミングライツ料は年額200万円(消費税抜き)です。

中央図書館のネーミングライツ優先交渉権者が決まりました(大阪市,2019/7/8)
https://www.city.osaka.lg.jp/zaisei/page/0000474842.html

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、コスタリカ・国家大学学長審議会(CONARE)とエルサルバドル・教育科学技術省(MINEDUCYT)の加盟を発表

2019年7月1日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)は、コスタリカの国家大学学長審議会(CONARE)とエルサルバドルの教育科学技術省(MINEDUCYT)がCOARに加盟したと発表しています。

CONAREは、コスタリカの学術成果の80%を生み出している5つの公的な大学で構成され、同国のリポジトリの運営最適化を目指しています。MINEDUCYTは、ここ数年、国内のジャーナル、リポジトリ、国内規制を通じたエルサルバドルの学術成果の可視化に取り組んでいます。両組織はLA Referenciaの加盟機関でもあり、リポジトリをオープンアクセス・オープンサイエンスを支える必須の基盤とみなしていると説明されています。

国際図書館連盟(IFLA)、2018年の年報を公開

2019年7月8日、国際図書館連盟(IFLA)が、2018年の年報を公開しました。

Now available: IFLA Annual Report 2018(IFLA,2019/7/8)
https://www.ifla.org/node/92279

IFLA Annual Report 2018 [PDF:4.4 MB]
https://www.ifla.org/files/assets/hq/annual-reports/2018.pdf

参考:
国際図書館連盟(IFLA)、2017年の年報を公開
Posted 2018年7月13日
http://current.ndl.go.jp/node/36325

ジャパンサーチ(試験版)、立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)の古典籍ポータルデータベースと連携し古典籍資料約16万点が検索可能になる

ジャパンサーチ(試験版)は、2019年7月9日付のTwitterにおいて、立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)の「ARC古典籍ポータルデータベース」と連携したことを発表しました。

この連携により、ジャパンサーチ(試験版)では、海外機関の所蔵資料も含め約16万点のウェブ上で公開された古典籍資料が検索可能になっています。

@jpsearch_go(Twitter,2019/7/9)
https://twitter.com/jpsearch_go/status/1148529708167917569

お知らせ(ジャパンサーチ(試験版))
https://jpsearch.go.jp/news
※2019年7月9日付けのお知らせに「「ARC古典籍ポータルデータベース」と連携しました」とあります。

7月 10日

ジョン・F・ケネディ大統領図書館、アポロ11号のミッションを追体験できるARアプリを公開:月面着陸50周年を記念して

2019年6月17日、米国のジョン・F・ケネディ大統領図書館(John F. Kennedy Presidential Library and Museum)は、1969年7月20日のアポロ11号月面着陸からまもなく50周年を迎えることを記念し、AR(拡張現実)を利用してアポロ11号のミッションを追体験できるアプリ“JFK Moonshot”の公開を発表しました。iOS版・Android版が提供されています。

アポロ11号の打ち上げからちょうど50年後となる2019年7月16日午前9時32分(米国東部標準時)に、アプリ内でも打ち上げが行われ、月面着陸までの5日間のミッションをリアルタイムで追跡できます。

また、ボストンにあるジョン・F・ケネディ大統領図書館の外には、高さ363フィート(約111m)、実物大のアポロ11号(サターンV型ロケット)がARオブジェクトとして設置されており、アプリを通じて、現地では実物大ロケットの打ち上げシミュレーションを体験できるとあります。

その他、アプリ内ではアポロ11号のミッションをより深く学ぶことができるARゲーム等も提供されています。

東京都新宿区、漱石山房記念館と新宿歴史博物館での「文豪とアルケミスト」とのタイアップ企画開催を発表

2019年7月8日、東京都新宿区は、2019年7月30日から9月8日まで、同区立の漱石山房記念館と新宿歴史博物館において、ゲーム「文豪とアルケミスト」とのタイアップ企画、「文豪とアルケミスト×新宿区」を実施すると発表しました。

本イベントでは、描き下ろしイラストパネルのほか、新宿にゆかりのある「文豪とアルケミスト」のキャラクターの等身大パネル・解説パネル等を漱石山房記念館と新宿歴史博物館にそれぞれ展示するとあります。

文豪とアルケミスト×新宿区 タイアップ企画(新宿区, 2019/7/8)
http://www.city.shinjuku.lg.jp/whatsnew/pub/2019/0708-01.html

参考:
東京都新宿区、漱石山房記念館と新宿歴史博物館での「文豪ストレイドッグス」とのコラボ展示開催を発表
http://current.ndl.go.jp/node/37110

国立情報学研究所「学術情報基盤オープンフォーラム2019」のセッション 「CAT2020:目録所在情報システムのこれから」の当日資料と動画が公開される

2019年7月10日、国立情報学研究所目録所在情報サービスのウェブサイト上で、2019年5月30日に開催されたセッション「CAT2020:目録所在情報システムのこれから」の当日資料と動画の公開が発表されています。同セッションは国立情報学研究所「学術情報基盤オープンフォーラム2019」において開催されたものです。

NII学術情報基盤オープンフォーラム2019 「CAT2020:目録所在情報システムのこれから」の動画の公開(国立情報学研究所目録所在情報サービス, 2019/7/10)
https://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/2019/07/nii2019_cat2020.html

CAT2020:目録所在情報システムのこれから(国立情報学研究所)
https://www.nii.ac.jp/openforum/2019/day2_5.html

2019年度第1回J-STAGEセミナー「国際動向への対応:オープンアクセス(Plan S)」の当日配布資料が公開される

2019年7月5日、J-STAGEの「ワークショップ & セミナー」のページにおいて、2019年6月21日に開催された2019年度第1回J-STAGEセミナー「国際動向への対応:オープンアクセス(Plan S)」の当日配布資料の公開が発表されています。

当日の主なプログラム(予定)は次のとおりでした。

・Adapting to a transformative future: Open Access and Plan S
Dugald McGlashan氏(INLEXIO)
※配布資料には試訳が付いています。

・プランSが学術出版に与える影響について~欧州発論文の分析を中心に
野村紀匡氏(クラリベイト・アナリティクス)

・国内研究関連機関のオープンアクセス方針(仮)
李東真氏(JST)

・DOAJ・CCライセンスの概要(仮)
小田島亙氏(JST)

京都大学図書館機構、講演会「オープン・サイテーションと機関リポジトリの展開」の配布資料と講演動画を公開

2019年7月8日、京都大学図書館機構は、2019年5月20日に行われた講演会「オープン・サイテーションと機関リポジトリの展開」について、配布資料と講演動画の公開を発表しました。

当日の主なプログラムは次のとおりでした。

・報告「日本におけるオープンアクセスとオープン・サイテーションの現状」
西岡千文 助教(京都大学附属図書館)

・講演「Open Citations 101:Historical Background and Current Developments = オープン・サイテーション入門:歴史的背景と最近の動向」
シルビオ・ペローニ 講師(I4OC共同設立者/ボローニャ大学古典文献学・イタリア研究学部)

・講演に対するコメント「オープン・サイテーションが学術情報流通に与えるインパクトと日本でオープン・サイテーションを促進するために」
佐藤翔 准教授(同志社大学免許資格課程センター)

文部科学省、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律の施行について(通知)」を発出

文部科学省が、2019年7月8日付けで、各都道府県知事、各指定都市市長等宛てに、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律の施行について(通知)」を発出しています。

新着情報(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/news/index.html
※令和元年07月09日欄に「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律の施行について(通知)」とあります。

視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律の施行について(通知)(文部科学省, 2019/7/8)
http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/1418383.htm

英・ケンブリッジ大学とケンブリッジ大学出版局(CUP)、研究評価に関するサンフランシスコ宣言(DORA)に署名

2019年7月8日、英国のケンブリッジ大学とケンブリッジ大学出版局(CUP)が、研究評価の改善を求める「研究評価に関するサンフランシスコ宣言」(DORA)に署名したと発表しました。

大学の人事担当部署(HR Division)は、宣言の勧告を反映した雇用や褒賞、昇任制度を保証するように多くの変更を実施し始めている、としています。

ケンブリッジ大学は2019年2月にオープンリサーチに関する意見表明を発表して、大学におけるオープンリサーチの実施と支援の主要原則を示しており、声明の中でオープンリサーチの目的として、包摂性・連携協力の増大、知識へのアクセス開放、そして研究の透明性と再現性の向上を掲げています。

株式会社講談社、新しいタイプのクラウドファンディングプラットフォームとして「ブルーバックスアウトリーチ(BBO)」を立ち上げる

2019年7月2日、株式会社講談社は新しいタイプのクラウドファンディングプラットフォームとして「ブルーバックスアウトリーチ(BBO)」を立ち上げたことを発表しました。

講談社によると、研究者から発案のあったプロジェクトについて、同社が商品の企画や製作を研究者とともに実施し、販売元・サービス提供者となるため、研究者が製造や配送作業の負担を背負わなくてもよい点が、BBOの一般的なクラウドファンディングとは異なる特徴です。また、大学の寄附口座等に支援を集める「寄附型クラウドファンディング」にも対応しています。

開発者である同社の長尾洋一郎氏は、一般読者と研究者をつなぐ役割を果たしてきた科学新書シリーズ『ブルーバックス』が、近年書籍化に結び付かないコンテンツも発信する科学メディアブランドとなってきたことを踏まえて、そのブランド力を生かし他の科学メディアと差別化を進める取り組みとしてBBOを立ち上げた、としています。

米・テキサス州立図書館・公文書館委員会(TSLAC)、図書館を通じた州全体での電子書籍へのアクセス促進を目的とした“E-Read Texas”事業の開始を発表:電子書籍アプリSimplyEや電子書籍市場のモデル構築事業DPLA Exchangeを活用

2019年7月8日、米・テキサス州立図書館・公文書館委員会(Texas State Library and Archives Commission:TSLAC)が、“E-Read Texas”事業の開始を発表しました

“E-Read Texas”は、テキサス州全体で図書館を通じた電子書籍の利用を可能とするための事業で、オープンソースの電子書籍アプリケーションであるSimplyEを用いて、地元の図書館が提供している電子書籍と同事業で提供する電子書籍をあわせて閲覧できる使いやすいプラットフォームを構築することが目的です。まずは、小規模な館から同事業を開始するとしています。

9月には州全体の図書館で利用可能となる予定で、州全体での電子書籍へのアクセス促進を目的にSimplyEを活用する州立図書館としては5館目となります。

電子書籍コンテンツが少ない、もしくは導入していない館を支援するため、TSLACでは電子書籍を購入することも計画しています。また、9月からは、米国デジタル公共図書館(DPLA)による図書館のための電子書籍市場のモデル構築事業“DPLA Exchange”を通じて、大人向けの娯楽用電子書籍を提供することも予定されています。

琉球大学附属図書館、同館所蔵の「原忠順文庫」をデジタル化し、「琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ」で公開

2019年7月9日、琉球大学附属図書館が、同館所蔵の貴重資料「原忠順文庫」のうち164点をデジタルし、「琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ」で公開したと発表しています。

「原忠順文庫」は、初代沖縄県令鍋島直彬のもと、行政事務を統括した原忠順の旧蔵資料で、原の日記、鍋島や県政関係者との書簡をはじめとする書簡類、辞令書、典籍、写真等から構成されています。

原忠順文庫をデジタル公開しました(琉球大学附属図書館,2019/7/9)
http://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/?p=22768

原忠順文庫(琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ)
http://manwe.lib.u-ryukyu.ac.jp/d-archive/s/list?col=117

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