アーカイブ - 2019年 7月 18日 - car

埼玉県庁、「テレワーク・デイズ2019」に参加:埼玉県立久喜図書館も含むサテライトオフィス16か所での勤務を推進

埼玉県庁が、2019年7月22日から9月6日にかけて行われる「テレワーク・デイズ2019」に参加すると発表しています。

総務省・厚生労働省等が関係団体等と連携し、2020年までの毎年、東京オリンピックの開会日である7月24日を「テレワーク・デイ」と位置付けて、地方公共団体・企業等にテレワークの全国一斉実施を呼び掛けており、埼玉県庁では昨年度から期間・内容・対象を拡大して参加します。

「庁内一斉サテライト勤務」と「モバイル勤務・在宅勤務の試行」の2つの取り組みを実施するとしており、「庁内一斉サテライト勤務」では、知事部局・下水道局・監査事務局・人事委員会事務局・教育局の職員を対象に、同期間中のサテライトオフィス(16か所)での勤務を推進します。

サテライトオフィスには、埼玉県立久喜図書館が含まれています。

【イベント】日本図書館研究会第351回研究例会「国立国会図書館平成29年度図書館及び図書館情報学に関する調査研究「公共図書館における障害者サービスに関する調査研究」について」(9/27・大阪)

2019年9月27日、大阪市立難波市民学習センター(大阪市浪速区)において、日本図書館研究会第351回研究例会「国立国会図書館平成29年度図書館及び図書館情報学に関する調査研究「公共図書館における障害者サービスに関する調査研究」について」が開催されます。

国立国会図書館は、2017年に全公共図書館を対象とした障害者サービスに関する質問紙調査を実施しました。その調査結果から読み取れる公共図書館の障害者サービスの現況について、2010年に実施した前回調査と比較しながら報告する内容です。講師は安藤一博(国立国会図書館関西館図書館協力課)です。

事前申し込みは不要であり、日本図書館研究会の会員以外も参加可能です。

国立国会図書館平成29年度図書館及び図書館情報学に関する調査研究「公共図書館における障害者サービスに関する調査研究」について(2019.9.27)(日本図書館研究会)
http://www.nal-lib.jp/events/reikai/2019/351invit.html

国立台湾文学館、トイレ内で文学作品を紹介する「トイレ文学展」を開催

2019年7月17日、台湾の台南市にある国立台湾文学館は、トイレ内で文学作品を紹介する「トイレ文学展」(厠所文学展)を7月16日から開催していることを発表しました。

現代詩、散文、小説及び台湾古典詩からトイレに関する36のテキストを選び、トイレ個室内の壁面に展示しています。男性トイレ内に月経に関する文学作品を展示していることを紹介しており、トイレが文学の中でどう取り上げられているのかを学ぶことができるだけでなく、性別と平等というテーマへの関心を持ってもらうことにも繋がるとしています。

展示を企画した背景として、同館は入館料が無料であり、観光客等により頻繁にトイレが利用されてきたこと、ちょうど学生の夏季休暇期間にあたる等の理由からトイレの利用が急増していることを挙げており、教育を担う博物館の使命を果たすため、広い常設展示室からトイレの個室まで、同館のスペースは絶えず進化し続けていると述べています。

教育系出版社大手のPearson社、米国で刊行中の1,500タイトルは今後全て電子版優先で販売することを発表

2019年7月16日、教育系出版社大手のPearson社は、米国で刊行中の1,500タイトルは今後全て電子版優先(digital first)で販売し、印刷体の改訂という伝統的な教育出版のモデルから移行することを発表しました。

Pearson社最高経営責任者のJohn Fallon氏は、学生はより簡単にアクセス可能で、手頃な価格の高等教育資料を求めており、90%近くの学習者が何らかのデジタル教育ツールを使用していることをこのビジネスモデル変更の背景として挙げています。そして、目的として、学生のためにコンテンツの提供価格を下げること、中古市場に頼る必要をなくすこと、学習者や顧客のニーズにより効果的に対応できるようになること、等を挙げています。

このビジネスモデル変更によりPearson社の電子書籍の価格は平均40ドル、デジタル学習ツール一式の価格は平均79ドルとなり、学生はより安価に同社のコンテンツを購入可能になると見込まれています。また、印刷体を希望する場合には、平均60ドルで貸出できるようになる予定です。

フォークナーの作品世界をデジタル化するプロジェクト「デジタル・ヨクナパトーファ」(記事紹介)

米・バージニア大学(UVA)のウェブサイトに掲載された2019年7月17日付けの記事で、1949年にノーベル文学賞を受賞した米国の小説家、ウィリアム・フォークナーの作品世界をデジタル化するプロジェクト「デジタル・ヨクナパトーファ」が紹介されています。

フォークナーはミシシッピ州にあるとする架空の土地「ヨクナパトーファ郡」を舞台にした一連の小説を発表しており、プロジェクト名はこのことに由来します。UVAの英語教授Stephen Railton氏と国内外の共同研究者が開始したものであり、その成果としてウェブサイト“Digital Yoknapatawpha”が公開されています。

“Digital Yoknapatawpha”では、フォークナーの作品から約5,000の登場人物、8,000以上の出来事、約2,100の場所のデータを収集しており、検索機能やそれぞれの関係性をマッピングして表示する機能を提供しているほか、フォークナー作品の一部の原稿や初出時のイラストの画像についても閲覧することができます。

PDF Association、PDFフォーマットでの電子メール保存に関する調査プロジェクトへの参画を発表

2019年7月10日、PDFに関する国際標準の採用を促進する国際組織PDF Associationは、米国国立公文書館(NARA)や米国議会図書館(LC)等との協力のもと、PDFフォーマットでの電子メール保存に関するアンドリュー・W・メロン財団の調査プロジェクトに参画することを発表しました。

このプロジェクトでは、電子メールの本文や重要な特性・機能を、真正かつ完全な電子メール記録としてPDFフォーマットに変換するための方法を定めたホワイトペーパーを刊行することを目的としています。

プロジェクトの背景として、2018年8月に米・図書館情報資源振興財団(CLIR)が刊行した報告書“The Future of Email Archives”において、PDFを電子メール長期保存のためのファイルフォーマットの有力候補としていることを挙げています。

大阪市立図書館、セレッソ大阪との協働による「読書推進プロジェクト-本を読んで、人生を豊かに -」を実施中

2019年2月13日から、大阪市立図書館は、設立25周年を迎える日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のセレッソ大阪と協働して、「読書推進プロジェクト-本を読んで、人生を豊かに-」を実施しています。

「読書推進プロジェクト」では、読書とともにサッカーやスポーツに親しむ一助となるように、大阪市立小学校の全児童へのオリジナル読書手帳の配布、セレッソ大阪ホームゲームで選手らによるおすすめ本紹介コーナーの設置、中央図書館・住吉図書館の選手おすすめ図書展示コーナーの設置など様々な取り組みが行われています。

2018年以前から実施されている「セレッソ大阪展」「セレッソ大阪巡回展示」も引き続き実施されており、中央図書館では常設の「セレッソ大阪展」が、地域図書館では「セレッソ大阪巡回展示」が行われ、展示期間中には「セレッソ大阪オリジナルしおり」が配布されています。「セレッソ大阪巡回展示」は2019年6月までにすでに4回実施されており、2019年7月19日から8月14日まで新たに浪速図書館でも実施される予定です。

米・Educopia Institute等による図書館出版の学術雑誌の出版ワークフロー調査プロジェクトが米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)から研究助成を獲得

2019年7月2日、米国のMLAおよびその他の文化資源保存機関の連携促進を目的とする非営利組織Educopia Instituteは、図書館による出版活動を進める大学図書館のイニシアティブ“Library Publishing Coalition”(LPC)、及び提携12大学図書館と実施を予定している、図書館出版の学術雑誌の出版ワークフロー調査プロジェクトが米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)から研究助成を獲得したと発表しています。

IMLSのウェブサイトで公開されたプロジェクトの概要によると、図書館出版による学術雑誌はワークフローが多様で、アグリゲータへのメタデータ提供等の重要事項の省略が頻繁に発生していることを背景に、様々な図書館出版の学術雑誌の出版ワークフローの調査等を行うことで、他の図書館でも適用可能なワークフローのモデル化を企図している、とされています。

プロジェクトは2019年8月1日に正式に開始し、LPCのウェブサイト上で定期的なブログの更新が行われるなどの形で情報提供される予定です。

英国物理学会出版局(IOP Publishing)、Clarivate Analytics社のPublons・ScholarOneとのパートナーシップ締結を発表

2019年7月16日、英国物理学会出版局(IOP Publishing)と査読登録サービスPublons・オンライン投稿・査読システムScholarOneを提供するClarivate Analytics社が共同で、査読の透明化導入のためのパートナーシップを締結したことを発表しました。

2019年中に、IOP Publishingが発行する“JPhys Materials”、“Journal of Neural Engineering”、“Environmental Research Letters”で透明化された査読サービスが実施される予定です。

新たに実施予定のワークフローでは、査読者のレポート、エディタの決定、著者の回答など、包括的な査読履歴へのアクセスが保証され、これらの各要素にはDOIが付与されるため参照や引用が容易になることが紹介されています。

PublonsのManaging DirectorであるAndrew Preston氏は、学会系の出版社としては初めてIOP Publishingとパートナーシップ締結できたことをとても喜ばしく思っている、とコメントしています。

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、JAIRO Cloudメタデータ自動入力機能検証プロジェクトの報告書を公開

2019年7月17日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、2018年度に行ったJAIRO Cloudメタデータ自動入力機能検証プロジェクトの報告書の公開を発表しました。

同プロジェクトは、外部データベースから論文メタデータを自動的に機関リポジトリに取り込む仕組みについて、コンテンツ登録の負担軽減など、リポジトリ業務ワークフローの一部としての有効性を検証する目的で行われたものです。JPCOARの研究者情報連携タスクフォース、及びClarivate Analytics社のデータベースWeb of Science(WoS)を契約し機関リポジトリにJAIRO Cloudを使用する国内9大学が同プロジェクトを構成しています。2018年9月から、国立情報学研究所(NII)とClarivate Analytics社の協力の下、WoSのメタデータを機関リポジトリに自動登録の形で取り込み、各機関は登録されたメタデータを基に研究者へ学術論文の登録を促す、という形で実証実験が実施されました。

公開された報告書では、実証実験の仕組み、参加機関による実証実験の評価、システム・ワークフローに関する各参加機関の評価のまとめ等が示されています。

国文学研究資料館、英国図書館(BL)と学術交流・協力に関する基本協定書を締結

2019年7月12日、国文学研究資料館が、英国図書館(BL)との学術交流・協力に関する基本協定書(Non-legally Binding Basic Agreement on Academic Exchanges and Cooperation)を、6月14日にBLにおいて締結したことを発表しています。

調印の後、BLが所蔵する日本の古典籍の閲覧や、両館それぞれの資料デジタル化に関する取組の紹介、今後の連携協力についての意見交換が行われました。この協定に基づき、データベースの連携をはじめとする協力を進めていくことが予定されています。

日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画(国文学研究資料館)
https://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/
※2019年7月12日の「お知らせ」に協定書締結に関する情報が掲載されています。