アーカイブ - 2019年 7月 11日 - car

アムステルダム自由大学図書館(オランダ)の植物預かりサービス(記事紹介)

オランダの英語メディアプラットフォームであるIamExpatの2019年7月6日付けの記事で、オランダのアムステルダム自由大学(Vrije Universiteit Amsterdam)の図書館が行っている植物預かりサービスが紹介されています。

学生寮で植物を栽培する学生が増えていることを背景に、夏季休暇期間に寮を不在にする同大学の学生を対象として、栽培している植物を一時的に同館で預かって世話をするというサービスです。世話は同館のスタッフと、休暇中も大学に残る予定の学生が担当します。

記事中では同館のHarm Derks氏によるコメントが紹介されており、同館ではさらにサービス対象を広げることを検討するとあります。

国立大学図書館協会学術情報システム委員会、「これからの学術情報システムに向けてII―アクションプラン検討のための試案に関するレポート―」を公開

2019年7月9日、国立大学図書館協会(JANUL)学術情報システム委員会は、「これからの学術情報システムに向けてII―アクションプラン検討のための試案に関するレポート―」の公開を発表しました。

2018年6月に同委員会が公開した「これからの学術情報システムに向けて―現状・課題・当面の方向性に関するレポート―」が、学術情報システム全体を俯瞰する現状の「見取り図」として作成されたのに対し、今回のレポートは、その現状改善のための具体的なアクションプランを検討するための資料として、解決策の試案を取りまとめたものとなっています。

レポート冒頭の「趣旨」によれば、想定されるアクションプランを前レポートで示した7 つのテーマ(統合的検索システム、印刷体コレクションとメタデータ、ILLサービス、電子リソースとメタデータ、オープンアクセス、オープンデータ、デジタルアーカイブ)に分けて整理しており、全体で 21 のアクションプランを提示しているとあります。

研究データキュレーションに関する文献リスト第10版が公開

ブログ“Digital Koans”を運営し、様々なトピックに関する文献リストを作成しているベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏が、2019年6月28日付けで、研究データキュレーションに関する文献リストの第10版(HTML版)を公開しました。

主に2009年1月から2018年12月までに出版された、750本以上の英語文献などが掲載されています。また、HTML版の公開に加え、2019年7月9日にはPDF版の公開も発表されています。

Version 10 of the Research Data Curation Bibliography(Digital Koans, 2019/6/28)
http://digital-scholarship.org/digitalkoans/2019/06/28/version-10-of-the-research-data-curation-bibliography/

LYRASISとDuraSpace、合併完了を発表

2019年7月9日、米国の図書館等のネットワークLYRASISと、非営利団体DuraSpaceが、2019年7月1日に合併を完了したことを発表しました。

LYRASISが親組織となることのほか、DuraSpaceブランド、Dspace、Fedora、VIVOのスタッフはLYRASISの新部門である“DuraSpace Community Supported Programs (DCSP) Division”に移ったこと、DuraSpaceの提供サービスであるDuraCloud、DSpaceDirect、ArchivesDirectはLYRASISの“Digital Technologies Division”に引き継がれることが発表されています。

米・カリフォルニア大学、Elsevier社の新規発行論文等へのアクセスが遮断される

2019年7月10日、米・カリフォルニア大学バークレー校は、同日付でカリフォルニア大学からElsevier社の新規発行論文等への直接のアクセスができなくなったことを発表しました。

カリフォルニア大学からElsevier社の雑誌へのアクセスは、2019年2月28日に発表された購読契約の停止後も維持されていましたが、同日付でアクセス遮断が実施されました。

カリフォルニア大学バークレー校図書館は、構成員向けに購読契約停止後のElsevier社発行論文へのアクセス方法を案内する“How to access Elsevier articles”をウェブサイト内に設け、

・ScienceDirectでは2019年以降に新たにElsevier社の雑誌で発行された論文へのアクセスができないこと
・購読契約停止後もScienceDirect上で、過去の発行済論文へのアクセスが引き続き維持される雑誌タイトルと収録範囲を示したExcel形式のリスト
・購読契約停止によりScienceDirect上で、過去の発行済論文へのアクセスが不可能になる雑誌タイトルと収録範囲を示したExcel形式のリスト
・Scopus等を含むElsevier社の電子書籍・データベースに購読契約停止の影響は及ばないこと

ハンガリーのコンソーシアムEISZとElsevier社、試験的なオープンアクセス(OA)出版に関する契約締結に向けた覚書に署名

2019年7月4日、ハンガリーのコンソーシアムEISZ(Electronic Information Service National Programme)とElsevier社は、試験的なオープンアクセス(OA)出版に関する契約締結に向けた覚書(Memorandum of Understanding)に署名したことを発表しました。

この覚書への署名により、EISZ加盟機関に所属する研究者はSciVal、ScopusといったElsevier社の製品が利用可能になっています。また、同社のScienceDirectから2,500誌以上のジャーナルに掲載された1,600万件の文献へのアクセスも可能です。契約交渉の帰結後、ハンガリーの研究者による同社ジャーナルへの“cost neutral”なオープンアクセス(OA)出版支援など、さらなる詳細が発表される予定です。

EISZのウェブサイトで公開されている覚書によると、2019年9月までにこの覚書で確認した共通見解等の反映されたコンソーシアムレベルの合意へ到達することが共通目標である、とされています。

オランダ大学協会(VSNU)とElsevier社、契約交渉継続のため締結中のライセンス契約を2019年12月末まで再延長することに合意

オランダのオープンアクセス(OA)に関する情報を提供するウェブサイト“open access.nl”の2019年7月2付の記事で、オランダ大学協会(VSNU)とElsevier社が契約交渉継続のため、締結中の現在のライセンス契約を2019年末まで再延長することに合意したことが発表されています。

VSNUとElsevier社は2018年12月に購読契約の更新条件についての議論を継続するため、2018年12月31日までの契約を半年間延長することに合意していましたが、今回交渉の時間をより一層得るため、さらに半年間の延長が実施されました。

Elsevier社とオランダ科学研究機構(NWO)、VSNU、オランダ大学病院連合(NFU)との間で、将来のオランダのオープンサイエンスに関するインフラ提供に向けどのように協力できるかについて、現在も協議が行われています。

韓国国立中央図書館(NLK)、機関リポジトリ普及促進事業OAKの2019年の対象機関を発表:同事業によるリポジトリ設置機関が50機関に

2019年7月10日、韓国国立中央図書館(NLK)は、同館が主管する機関リポジトリ普及促進事業OAKの2019年の対象機関を発表しました。

今年度の対象は、新規の機関として、健康保険審査評価院と育児政策研究所、改善普及機関として韓国海洋大学校、のあわせて3機関が選ばれました。選定機関は、OAKのメタデータ標準が適用された最新のリポジトリの構築、内部システム連携、1年間の無償メンテナンス、運営者教育などの支援を受けることになります。

2009年に開始された同事業によりリポジトリが設置された機関は50機関となりました。

7月12日に同館において業務協約式が行なわれ、あわせて、「2019 OAKリポジトリ運営機関ワークショップ」も開催されます。

大阪市、大阪市立中央図書館のネーミングライツ優先交渉権者を決定したと発表

2019年7月8日、大阪市は、大阪市立中央図書館のネーミングライツ優先交渉権者を決定したと発表しています。

同市では、3月4日から8月30日まで、先着順で市所有施設におけるネーミングライツパートナーを募集していましたが、7月1日に、大阪市公共施設等ネーミングライツパートナー審査委員会を開催し、株式会社辰巳商会を優先交渉権者として決定しました。今後、詳細について優先交渉権者と協議を進め、正式契約を結ぶ予定です。

希望愛称名は「辰巳商会中央図書館」で、使用期間は2年間、ネーミングライツ料は年額200万円(消費税抜き)です。

中央図書館のネーミングライツ優先交渉権者が決まりました(大阪市,2019/7/8)
https://www.city.osaka.lg.jp/zaisei/page/0000474842.html

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、コスタリカ・国家大学学長審議会(CONARE)とエルサルバドル・教育科学技術省(MINEDUCYT)の加盟を発表

2019年7月1日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)は、コスタリカの国家大学学長審議会(CONARE)とエルサルバドルの教育科学技術省(MINEDUCYT)がCOARに加盟したと発表しています。

CONAREは、コスタリカの学術成果の80%を生み出している5つの公的な大学で構成され、同国のリポジトリの運営最適化を目指しています。MINEDUCYTは、ここ数年、国内のジャーナル、リポジトリ、国内規制を通じたエルサルバドルの学術成果の可視化に取り組んでいます。両組織はLA Referenciaの加盟機関でもあり、リポジトリをオープンアクセス・オープンサイエンスを支える必須の基盤とみなしていると説明されています。

国際図書館連盟(IFLA)、2018年の年報を公開

2019年7月8日、国際図書館連盟(IFLA)が、2018年の年報を公開しました。

Now available: IFLA Annual Report 2018(IFLA,2019/7/8)
https://www.ifla.org/node/92279

IFLA Annual Report 2018 [PDF:4.4 MB]
https://www.ifla.org/files/assets/hq/annual-reports/2018.pdf

参考:
国際図書館連盟(IFLA)、2017年の年報を公開
Posted 2018年7月13日
http://current.ndl.go.jp/node/36325

ジャパンサーチ(試験版)、立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)の古典籍ポータルデータベースと連携し古典籍資料約16万点が検索可能になる

ジャパンサーチ(試験版)は、2019年7月9日付のTwitterにおいて、立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)の「ARC古典籍ポータルデータベース」と連携したことを発表しました。

この連携により、ジャパンサーチ(試験版)では、海外機関の所蔵資料も含め約16万点のウェブ上で公開された古典籍資料が検索可能になっています。

@jpsearch_go(Twitter,2019/7/9)
https://twitter.com/jpsearch_go/status/1148529708167917569

お知らせ(ジャパンサーチ(試験版))
https://jpsearch.go.jp/news
※2019年7月9日付けのお知らせに「「ARC古典籍ポータルデータベース」と連携しました」とあります。