アーカイブ - 2019年 6月 - car

6月 26日

研究ディスカバリープラットフォームDimensions、人文社会科学分野の研究の可視性向上のためNorwegian Centre for Research Dataとの連携を発表

2019年6月13日、Digital Science社が提供する研究ディスカバリープラットフォームDimensionsは、人文社会科学分野の研究の可視性向上のために、文献データベースEuropean Reference Index for the Humanities and the Social Sciences(ERIH PLUS)を運営するNorwegian Centre for Research Data(NSD)との提携を発表しました。

この連携によりERIH PLUS収録のジャーナルリストがDimensionsへ統合され、Dimensions上でERIH PLUS収録ジャーナルに関連する研究成果物の特定が容易になります。

また、Dimensionsの機能と広範なデータソースにERIH PLUSを組み合わせた新しいデータベースERIH PLUS by Dimensionsが立ち上げられました。ERIH PLUS by Dimensionsにより、ユーザーはERIH PLUS収録ジャーナルの研究成果について、関連性の高い情報の発見・アクセス等、より詳細に調査・分析できるようになる、としています。

Ex Libris、研究者が直面する課題と研究担当部署・図書館による支援の水準に関する調査結果をまとめたペーパーを公開

2019年6月13日、ProQuest社傘下の事業部門Ex Librisは、研究者が直面する課題と研究担当部署・図書館による支援の水準に関する調査結果をまとめたペーパー“Supporting Academic Research : Understanding the Challenges”の公開を発表しました。

調査はEx Librisの委託を受けたAlterline社によって、米国、英国、オーストラリアの研究者300人への質問紙調査と研究担当部署の上席スタッフ9人へのインタビューとして行われ、公開されたペーパーは調査から得られた知見をまとめたものになっています。

ペーパーは調査から得られた主な知見として以下のような点を挙げています。

Springer Nature社、Nature Index 2019 Annual Tablesを公開

Springer Nature社は2019年6月19日付のプレスリリースで、82の高品質科学ジャーナルに掲載された論文を基にした研究者所属情報に関するデータベースNature Indexが、2018年1年間に発表された研究成果に基づいてNature Index 2019 Annual Tablesを公開したことを発表しました。

公開されたNature Index 2019 Annual Tablesでは以下のようなことが示されています。

岡山県立図書館、展示「西日本豪雨から1年~岡山の現在~」を開催中

岡山県立図書館が、2019年6月22日から7月15日まで、展示「西日本豪雨から1年~岡山の現在~」を開催しています。

展示「西日本豪雨から1年~岡山の現在~」(岡山県立図書館)
http://www.libnet.pref.okayama.jp/event/tenji/image/2019/sogo/20190622nishinihon-gouu.html

参考:
E2056 - 平成30年7月豪雨による図書館等への影響
カレントアウェアネス-E No.354 2018.09.13
http://current.ndl.go.jp/e2056

東京大学附属図書館、電子展示『捃拾帖』の「貼り込み資料画像検索プロトタイプ」とCODH・IIIF Curation Platformとの連携開始を発表

2019年6月26日、東京大学附属図書館が、電子展示『捃拾帖』の「貼り込み資料画像検索プロトタイプ」と人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が提供するIIIF Curation Platformとの連携開始を発表しました。

IIIF Curation Viewerから「貼り込み資料画像検索プロトタイプ」が利用できます(東京大学附属図書館,2019/6/26)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/contents/news/20190626

参考:
東京大学附属図書館、電子展示『捃拾帖』に「貼り込み資料画像検索プロトタイプ」機能を試験追加
Posted 2019年2月5日
http://current.ndl.go.jp/node/37524

神戸大学附属図書館、スマホ入館(β版)の試行を開始

2019年6月26日、神戸大学附属図書館が、スマホ入館(β版)の試行を開始すると発表しました。

図書館ウェブサイトにログイン後表示されるIDアイコンをクリックすると表示されるバーコードを、入館ゲートの読み取り部分にかざすことで入館することが可能です。

スマホ入館(β版)の試行を開始します(神戸大学附属図書館,2019/6/26)
https://lib.kobe-u.ac.jp/libraries/13591/

参考:
福井県立図書館、図書館等システムをリニューアル:利用カード情報のスマートフォンでの表示やAIを活用した絵本検索システムの館内導入等
Posted 2019年4月3日
http://current.ndl.go.jp/node/37938

6月 25日

学術雑誌のオープン・ピア・レビュー、共同査読、プレプリント公開に関する方針を確認できるデータベース”Transpose”公開

2019年6月13日、学術雑誌のオープン・ピア・レビュー、共同査読、プレプリント公開に関する方針を確認できるデータベース”Transpose”が公開されました。

このデータベースはbioRxivやCrossRef、ASAPbioの関係者らによる同名のイニシアティブによって構築・公開されたものです。収録された学術雑誌のオープン・ピア・レビューや共同査読(主として経験の浅い研究者が、主担当の査読者と協力して査読を行うこと)、プレプリント公開に関する方針を検索できるほか、複数の雑誌の方針を見比べることもできる機能もあります。

方針等の登録は誰でも可能ですが、出版者によるチェックを受けるとのことです。公開時点の収録対象誌は2,900誌で、うち数百誌がチェック済みの状態であるとされています。

Transpose
https://transpose-publishing.github.io/

Ex LibrisがRapidILLを買収

2019年6月20日、ProQuest傘下のEx Librisが、相互貸借サービスを手掛けるRapidILLを買収したことを発表しました。

RapidILLはコロラド州立大学図書館のスタッフが立ち上げた企業で、同名の相互貸借サービスは現在、330以上の機関が利用しているとのことです。RapidILLはEx Librisの支援の下で現在のサービスを継続しつつ、大学図書館向けの資源共有サービスについて協働していくとされています。

Ex Libris Acquires RapidILL, Provider of Leading Resource-Sharing Solutions(Ex Libris、2019/6/20付け)
https://www.exlibrisgroup.com/press-release/ex-libris-acquires-rapidill-provider-of-leading-resource-sharing-solutions/

【イベント】三田図書館・情報学会、第179回月例会「ジャパンサーチ:利活用スキーマの設計と応用の観点から」(7/27・東京)

2019年7月27日、三田図書館・情報学会は慶應義塾大学三田キャンパスにおいて第179回月例会「ジャパンサーチ:利活用スキーマの設計と応用の観点から」を開催します。発表者はゼノン・リミテッド・パートナーズの神崎正英氏です。

開催概要によれば、構造も内容も大きく異なる元データを広く利用可能な形で表現するジャパンサーチの「利活用スキーマ」について、設計のポイントおよび核となる構成要素を、公開しているデータの応用例とともに詳しく紹介する、とのことです。さらに実際のマッピング・変換作業を通して得られた課題や展望についても検討するとされています。

三田図書館・情報学会 月例会
http://www.mslis.jp/monthly.html

参考:
ジャパンサーチ(試験版)が公開される
Posted 2019年2月27日
http://current.ndl.go.jp/node/37670

韓国国会図書館(NAL)、「知識情報SOC戦略」を宣言

韓国国会図書館(NAL)が、2019年6月26日に、「知識情報SOC戦略」を宣言すると発表しています。

5月24日に開催された「韓国学術情報協議会」において、同協議会の会長でもある韓国国会図書館長が基調講演において明らかにしたもので、第4次産業革命という時代の変化の中で、国会図書館のすべての資産の、共有(Share)・開放(Open)・図書館協力(Connect)を拡大することで、変化を先導するという構想です。

基調講演において、同館長は、今年の同館の3大目標として、第4次産業革命時代の成長の原動力であるデジタルデータの拡大、データサービスと物理的空間といった図書館資産の開放と共有、図書館間の協力ネットワークの拡大をあげています。そして、国会図書館は、所蔵するすべてのデータを、韓国の図書館・研究機関・大学・企業が共有できるよう、国家的データ資産として積極的に開放すると述べています。

また、韓国学術情報協議会・韓国法律情報協議会・韓国議政情報協議会など全国的な協力ネットワークを通じ、急激な変化に対応するための協力を拡大するとしています。

米国学校図書館員協会(AASL)、教育と学習に役立つウェブサイトとアプリの2019年版を発表

2019年6月20日、米国図書館協会(ALA)の米国学校図書館員協会(AASL)が、教育と学習に役立つウェブサイト23点とアプリ20点を発表しました。

学校図書館員と教師による学習やカリキュラムの開発に役立ち、AASLの学校図書館基準を支援するものが選定されています。

AASL announces 2019 Best Apps and Best Websites for Teaching & Learning(ALA, 2019/6/20)
http://www.ala.org/news/member-news/2019/06/aasl-announces-2019-best-app...

米・アイビー・プラス図書館連合、欧州とユーラシアの作家・翻訳者・批評家・出版者に関するウェブコンテンツを収集したウェブアーカイブを公開

2019年6月19日、米・コロンビア大学図書館が、欧州とユーラシアの作家・翻訳者・批評家・出版者に関するウェブコンテンツを収集したウェブアーカイブ“Literary Authors from Europe and Eurasia Web Archive”の公開を発表しています。

重要な文学者や組織による非印刷物による出版活動のような現代文学の一連の行為の歴史を保存することを目的に、アイビー・プラス図書館連合(Ivy Plus Libraries Confederation)の支援を受け、ハーバード大学・プリンストン大学・コロンビア大学・イェール大学の図書館員により構築・運営されているものです。

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、公正・多様性・包摂性(EDI)に関するLibGuideを公開

2019年6月21日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、公正・多様性・包摂性(equity, diversity, and inclusion:EDI)に関するLibGuideの公開を発表しています。

基準、ガイドライン、会議やオンライン学習プログラムに関する情報、EDIに関する書籍・論文へのリンク、協会の活動カレンダー、同活動に参加する方法等、EDIに係る実践方法に関する情報が含まれています。

ACRL Equity, Diversity, and Inclusion LibGuide(ACRL,2019/6/21)
https://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/17869

ACRL Equity, Diversity and Inclusion
http://acrl.libguides.com/EDI/home

6月 24日

読書バリアフリー法が成立:視覚障害者等の読書環境整備に関する国・自治体の責務を明記

2019年6月21日、視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律(読書バリアフリー法)が衆議院本会議において可決され、成立しました。視覚障害者等の読書環境の整備推進に関し、国や自治体が果たすべき責務などを明記しています。

同法の成立を受けて、日本盲人会連合、DPI日本会議、全国盲ろう者協会、弱視者問題研究会が「読書バリアフリー法成立における関係4団体声明」(2019年6月21日付け)を発表し、同法成立を歓迎するとともに、同法の理念を推進し具体的に実現していくために、関係者の連携協力が今後求められることを強調しています。

読書バリアフリー法が成立 点字や音声読み上げ、国の責務(47NEWS, 2019/6/21)
https://www.47news.jp/news/3694142.html

英国図書館(BL)、研究プロジェクトの報告書“British Library Research Report”の2017-2018年版を公開

2019年5月20日、英国図書館(BL)が、研究プロジェクトの報告書“British Library Research Report”の2017-2018年版を公開していました。昨年9月に刊行された2016-2017年版に続く2回目の刊行であり、今回の2017年10月から2018年9月末までが報告対象期間になっています。

報告書では、博士課程の学生による研究、国際フェローシッププログラム、展示会や学習リソースに関する研究プロジェクト、資料保全やデジタル保存などの最先端の図書館活動を支える実践主導型研究といった同館が関わる研究プロジェクトのほか、他機関との協力状況、研究成果の広報活動等の概要が紹介されています。

また、2018年10月から2019年2月19日までの同館で開催された展示会“Anglo-Saxon Kingdoms:Art, Word, War”に関する研究プロジェクトと、2018年1月に開始された新しいプロジェクト“The Business of Women’s Words:Purpose and Profit in Feminist Publishing”のケーススタディも掲載されています。

QS社、世界大学ランキング2020を公開:100位以内には日本から5大学がランクイン

2019年6月19日、QS社が毎年公開している世界大学ランキングの2020年版が公開されました。2019年版と同じく、1位は米・マサチューセッツ工科大学(MIT)、2位は米・スタンフォード大学、3位は米・ハーバード大学でした。

このランキングは世界の研究者を対象とする調査や、Scopusのデータを利用した所属研究者の過去5年分の論文の引用分析の結果等に基づいて算出されるものです。

100位以内には、日本からは22位に東京大学、33位に京都大学、58位に東京工業大学、71位に大阪大学、82位に東北大学の5大学がランクインしています。

@worlduniranking(Twitter)
https://twitter.com/worlduniranking/status/1141045761452494848

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、『知識解縛:オープンアクセスに関する著作選,2002-2011』を公開:オープンアクセスに関する重要文献の日本語訳

2019年6月21日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、『知識解縛:オープンアクセスに関する著作選,2002-2011』の公開を発表しました。

オープンアクセス運動を支える理論家として知られるPeter Suber氏の著作“Knowledge unbound : selected writings on open access, 2002-2011”(MIT Press, 2016)の日本語訳です。

原著はオープンアクセス版がクリエイティブ・コモンズ表示4.0 国際ライセンス(CC-BY)で公開されており、今回の日本語訳も原著にならいCC-BYで公開するとあります。

オープンアクセスリポジトリ推進協会
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/
※トップページの「お知らせ」に、2019年6月21日付けのお知らせとして「ピーター・スーバー著『知識解縛』の公開」とあります。

Clarivate Analytics社、Journal Citation Reports(JCR)の2019年版をリリース

2019年6月20日、Clarivate Analytics社は、学術誌評価分析データベース“Journal Citation Reports”(JCR)2019年版のリリースを発表しました。

2019年版では、81の国・地域による学術雑誌11,877タイトルの情報を収録しており、283の新規タイトルを含んでいます。その他、収録誌の64%でインパクトファクターが増加していること、236の研究分野別カテゴリーの90%でインパクトファクターの総計が増加していること等が紹介されています。

Announcing the 2019 Journal Citation Reports(Clarivate Analytics, 2019/6/20)
https://clarivate.com/blog/science-research-connect/announcing-the-2019-journal-citation-reports/

早稲田大学文化資源データベースで「杉村春子旧蔵台本データベース」が公開

2019年6月9日、早稲田大学文化資源データベースで、「杉村春子旧蔵台本データベース」が公開されました。

早稲田大学文化資源データベースは、同大学の坪内博士記念演劇博物館・會津八一記念博物館・大学史資料センターの文化三機関および図書館等の肖像資料を公開するデータベースです。

「杉村春子旧蔵台本データベース」は、女優の故・杉村春子氏の関係者より坪内博士記念演劇博物館に寄贈された資料のうち、直筆書込み台本をデジタル化公開するものです。

データベースで公開されていない画像は、博物館の館内に設置された端末でのみ閲覧公開されています。

早稲田大学文化資源データベース ニュース
https://archive.waseda.jp/archive/index.html
※2019-06-09欄に「杉村春子旧蔵台本データベースを公開いたしました。」とあります。

欧州研究図書館協会(LIBER)、欧州のデジタル人文学の現状に関する調査報告書を公開

2019年6月21日、欧州研究図書館協会(LIBER)が、LIBERのデジタル人文学とデジタル文化遺産に関するワーキンググループ(WG)が実施したデジタル人文学に関する大規模調査の報告書“Europe's Digital Humanities Landscape”を公開しました。

デジタルコレクションとそのことに関連して実施されている図書館の活動を焦点を当てており、意識・コレクション・資金調達・今後の取り組み・インパクト・図書館におけるデジタル人文学の組織・連携・サービス/サポート・職員/技能・スペース(物理的/デジタル)といったテーマ・トピックを扱っています。

同報告書は、LIBER加盟館におけるデジタル人文学の現状を概観し、デジタル人文学に関与したいと望む図書館を支援するために実施した調査や活動を通じてWGが得た知見を共有することを目的に作成されており、デジタル人文学の活動を開始もしくは強化する際に用いる枠組みを図書館に提供するための7つの重要な推奨事項が述べられています。

同WGは、同調査をもとに、さらに2年間活動を続けるとしています。

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