2019年5月23日、SAGE社は社会・行動科学(SBS)における研究影響力の評価指標に関する報告書“The Latest Thinking About Metrics for Research Impact in the Social Sciences”の公開を発表しました。この報告書は、伝統的な文献の引用回数による研究影響力評価は、政策や実践、市民への影響力を捉えきれていないという問題意識の下、SAGE社がスローン財団(Alfred P. Sloan Foundation)、Altmetric社、スタンフォード大学行動科学先端研究センター、米国社会科学研究会議等の代表者を招いて実施した2019年2月のワークショップの要点をまとめた内容となっています。
NPO・本の学校が開催する「本の学校 春講座2019 in やまなし」の一環として開催するものであり、図書館と地域書店が連携して山梨の読書を支える取り組みである「やま読」の活動や本の楽しみについて、山梨県立図書館長の金田一秀穂氏、朗月堂書店代表の須藤令子氏、山梨県立都留高等学校司書の山崎誠也氏によるパネルディスカッションが行われます。
2019年5月21日、米国国立医学図書館(NLM)は、2019年5月7日にシカゴで開催された米国医学図書館協会(MLA)年次大会で実施したプレゼンテーション“National Library of Medicine Update”のスライドの公表を発表しました。
年次大会のプレゼンテーションでは、4人のスピーカーにより2018年に策定された戦略計画2017-2027“A Platform for Biomedical Discovery and Data-Powered Health”の進展やNLMの組織的・空間的な変化の動き、PubMed再設計の進捗状況、医学図書館全米ネットワーク(National Network of Libraries of Medicine:NNLM)の活動等が報告されています。
PubMed再設計に関しては、現在“PubMed Labs”で試験公開中のPubMed更新版が2019年9月に“New Production PubMed”として基本サービスになり、2020年1月に現行のPubMedを廃止して“New Production PubMed”へ移行する、というロードマップが示されています。