アーカイブ - 2019年 4月 - car

4月 11日

【イベント】日仏図書館情報学会主催講演会「Web時代のマザリナード文書―日仏共同研究プロジェクト」(5/25・東京)

2019年5月25日、東京都渋谷区の日仏会館において、日仏図書館情報学会主催の講演会「Web時代のマザリナード文書―日仏共同研究プロジェクト」が開催されます。

講師は一丸禎子氏(学習院大学文学部・講師)です。

17世紀フランスのフロンドの乱の際に宰相マザランを批判した文書(マザリナード文書)は現在約5,000種類以上が伝えられ、日本では東京大学総合図書館が約2,700点所蔵しています。

講演は、日仏共同での同文書デジタル化とウェブ公開による新しい研究領域の可能性を紹介する内容です。

参加費は無料ですが、事前の申込み(定員50人、先着順)が必要です。

日仏図書館情報学会 「Web時代のマザリナード文書―日仏共同研究プロジェクト」
http://sfjbd.sakura.ne.jp/

学術機関リポジトリデータベース(IRDB)で検索可能なコンテンツ数が300万件を突破

2019年4月10日、国立情報学研究所(NII)は、同研究所の運営する学術機関リポジトリデータベース(IRDB)で検索可能なコンテンツ数が、300万件(本文ありコンテンツの件数は約230万件)を突破したと発表しました。

IRDBの総コンテンツ数が300万件を突破しました。(IRDB,2019/4/10)
https://support.irdb.nii.ac.jp/ja/news/20190410

IRDBの総コンテンツ数が300万件を突破しました。(NII,2019/4/10)
https://www.nii.ac.jp/irp/2019/04/irdb300.html

【イベント】Code4Lib JAPANカンファレンス2019(9/7-8・大阪)

Code4Lib JAPANが、2019年9月7日、8日に、関西大学梅田キャンパス(大阪市北区)にてCode4Lib JAPANカンファレンス2019を開催すると発表しています。

Code4Lib JAPANカンファレンスは、図書館と技術、Web、ITをむすぶ、図書館員や技術者、その他すべての関係者が集い、アイデアやツールを紹介しあい、先進的な試みを共有し、関係者が出会い、つながるイベントです。今回も2018年同様、発表形式として口頭発表(15~20分)とライトニングトーク(5分程度)が用意されています。口頭発表については事前申込制で、8件程度の採択が予定されています。

Code4Lib JAPANカンファレンス2019発表募集 (Call For Proposal)(Code4Lib JAPAN, 2019/3/26)
http://www.code4lib.jp/2019/03/1641/

4月 10日

米国図書館協会(ALA)、米国図書館界の概況についての報告書 (2019年版)を公表

2019年4月7日、米国図書館協会(ALA)が、米国図書館界の概況についての報告書 (2019年版)を公表しました。

報告書からは、同国の図書館職員が、コミュニティの課題を解消する最前線にたっていて、多くの図書館サービスは、利用者のニーズやコミュニティの発展を支援する伝統的な図書館サービスを超える最初の対応者としての役割を果たしていることがわかるとしています。そして様々な場面で、図書館職員は、キャリアカウンセラー・ソーシャルワーカー・教員・技術指導者として、私たちの弱さや関心事項を支援する事業・サービスを採用できるよう特に配慮しているとしています。

米国図書館協会(ALA)、「2018年に最も批判を受けた図書」を公表

2019年4月7日、米国図書館協会(ALA)が、「2018年に最も批判を受けた図書」を公表しました。例年10点公表しますが、プライド・パレードにおいて宗教活動家によって焼かれた本が2冊(10点目と11点目)あるため、以下の11点を公表しています。

『ジョージと秘密のメリッサ(George)』、『にじいろのしあわせ : マーロン・ブンドのあるいちにち(A Day in the Life of Marlon Bundo)』、『スーパーヒーロー・パンツマン(Captain Underpants)』シリーズ、 『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ(The Hate U Give)』、“Drama”、『13の理由(Thirteen Reasons Why)』、“This One Summer”、“Skippyjon Jones”シリーズ、『はみだしインディアンのホントにホントの物語(The Absolutely True Diary of a Part-Time Indian)』、“This Day in June”、“Two Boys Kissing”

米国著作権局、2019年から2023年までの戦略計画“COPYRIGHT:THE ENGINE OF FREE EXPRESSION”を公表

2019年4月5日、米国著作権局が、2019年から2023年までの戦略計画“COPYRIGHT:THE ENGINE OF FREE EXPRESSION”を公表しました。

同局の使命を果たすための目標として設定されている「情報技術の現代化」「業務プロセスの最適化」「機構改革のマネジメント」「教育とエンゲージメント」「著作権法や著作権政策に関する公平な専門知識」「達成度の評価」の6分野が同計画にも反映されているほか、米国議会図書館(LC)の戦略の枠組みとも一致していると説明されています。

Copyright Office Launches Strategic Plan 2019-2023(Copyright Office,2019/4/5)
https://www.copyright.gov/newsnet/2019/760.html

総務省、「ネットワーク中立性に関する研究会中間報告書」を公表

2019年4月10日、総務省が、「ネットワーク中立性に関する研究会」がとりまとめた「ネットワーク中立性に関する研究会中間報告書」を公表しました。

「中間報告書(案)」に対して実施した意見募集に寄せられた意見32件もあわせて公表されています。

ネットワーク中立性に関する研究会における中間報告書(案)に対する意見募集の結果及び中間報告書の公表(総務省,2019/4/10)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban04_02000150.html

ネットワーク中立性に関する研究会中間報告書 [PDF:73ページ]
http://www.soumu.go.jp/main_content/000613654.pdf

熊本県立図書館、「熊本地震から3年 がんばるけん! くまもとけん!」展を開催中

熊本県立図書館が、2019年4月の第1閲覧室の展示の1つとして、「熊本地震から3年 がんばるけん! くまもとけん!」を開催しています。

熊本地震当時の記録や、防災についての本などが展示されています。

第1閲覧室4月の展示について(熊本県立図書館,2019/4/1)
https://www2.library.pref.kumamoto.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=253&comment_flag=1&block_id=1969#_1969

米国情報標準化機構(NISO)、TRANSFER実務指針 Version 4.0を公開

2019年4月8日、米国情報標準化機構(NISO)が、TRANSFER実務指針(TRANSFER Code of Practice)Version 4.0を公開しました。

TRANSFER実務指針は、学術雑誌の出版元が変わる際に、移行元・移行先の出版社が実施すべき事項をまとめたガイドラインであり、図書館や利用者が引き続き円滑にアクセスできるよう保証することを目指したものです。今回のVersion 4.0では、旧版の公開以降に寄せられたフィードバックが反映されており、有料アクセス権を持つ顧客の分類、オープンアクセス、恒久的なアクセス保障、ライセンス情報の提供、ジャーナルURLのリダイレクトに関する事項について追加や改訂が加えられています。

NISO Publishes Updated Transfer Code of Practice(NISO,2019/4/8)
https://www.niso.org/niso-io/2019/04/niso-publishes-updated-transfer-code-practice

これからの学術情報システム構築検討委員会、「これからの学術情報システムの在り方について(2019)」を公開

2019年4月3日、これからの学術情報システム構築検討委員会が、「これからの学術情報システムの在り方について(2019)」(2019年2月15日付)を公開しました。

この文書は、平成27年5月29日付「これからの学術情報システムの在り方について」以降の電子情報資源のデータ管理・共有のワークフローの検討、及び、NACSIS-CAT/ILL の再構築(軽量化・合理化)に関する同委員会の取り組みを反映したものです。

現在の目録所在情報サービス機能を維持しつつ、電子情報資源・印刷体を区別することなく統合的に発見し、必要とする学術情報にアクセスするための「統合的発見環境」実現等に向けた、進むべき方向性・取組むべき課題・検討体制が提示されています。

「これからの学術情報システムの在り方について(2019)」の公開について(これからの学術情報システム構築検討委員会,2019/4/3)
https://www.nii.ac.jp/content/korekara/2019/04/korekara2019.html

4月 9日

中国のOA2020署名機関、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを公表

2019年4月2日、中国のOA2020署名機関による、Plan Sの実現にかかる手引きへの議論の結果をまとめたフィードバックが、中国科学院国家科学図書館のウェブサイトで公表されました。

これは中国の中でも、学術雑誌のオープンアクセス(OA)化を目指す国際的なイニシアティブであるOA2020への関心表明に署名した研究機関・大学の図書館が集まって2019年3月26日に行われた会議の結果をまとめたものです。すでにPlan Sの実現にかかる手引きへのフィードバック期間は過ぎていますが、これからの学術コミュニケーションのエコシステム構築に中国の研究・図書館コミュニティが参加することは、中国が国際的な研究・OAの取り組みにおける活動的・重要なパートナーであるために重要であると考え、フィードバックの表明に至った、とされています。

公表されたフィードバック内容はPlan Sをおおむね支持するものとなっていますが、ORCIDやDOIの導入は義務ではなく推奨要件とすること、OAリポジトリに関する技術要件の緩和等を求めています。また、研究助成を受けた研究者が、自身の成果をOAリポジトリに登録するのに十分かつ非独占的な権利を保持することを、法律ないし助成機関との契約中に含めることをPlan Sの項目の中に含めることを提案しています。

【イベント】2019年度京都大学図書館機構講演会「オープン・サイテーションと機関リポジトリの展開」(5/20・京都)

2019年5月20日、京都大学附属図書館において、2019年度京都大学図書館機構講演会「オープン・サイテーションと機関リポジトリの展開」が開催されます。

同講演会では引用データのオープンアクセス化推進を目的とするI4OC(Initiative for Open Citations)の共同設立者であるシルビオ・ペローニ氏(ボローニャ大学古典文献学・イタリア研究学部)を招き、設立経緯や現在の取り組みを学ぶことにより、オープン・サイテーションの重要性について理解を深め、その機関リポジトリへの展開を考えることを目的とする、とのことです。同氏の講演のほか、京都大学附属図書館の西岡千文助教による日本のオープンアクセス、オープン・サイテーションの現状報告等も行われます。

ペローニ氏の講演は英語で行われますが、講演や質疑応答には逐次通訳がつくとのことです。

【図書館機構】2019年度京都大学図書館機構講演会「オープン・サイテーションと機関リポジトリの展開」(京都大学図書館機構)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1381711

ハゲタカ出版社に5,010万ドルの支払い命令 米ネバダ州連邦地裁が判決

2019年3月29日、米国ネバダ州連邦地方裁判所は、いわゆるハゲタカオープンアクセス雑誌の出版等を手掛けるOMICS Group社等と、その所有者であるSrinubabu Gedela氏に対し、5,010万ドルの支払いを命じる略式判決を下しました。訴訟の提起者である連邦取引委員会(FTC)等がプレスリリースを出しています。

FTCによる告訴は2016年に行われたもので、OMICS Group社、iMedPub社、Conference Series社およびそれらの所有者であるGedela氏を対象とするものです。Gedela氏の所有企業では多数の学術雑誌を刊行し、国際会議を開催していましたが、実際には査読が行われていない雑誌にもかかわらず査読が存在すると虚偽の記載をしたり、承諾を得られていない研究者の名前を編集委員や国際会議の発表者として掲載するなどしていました。また、投稿後に著者に対し高額の出版料を要求したり、投稿の取り下げを認めず他の雑誌へ投稿しなおすことを妨害していました。

山口大学図書館、東亜経済研究所所蔵戦前期東アジア関係資料の電子データを公開

2019年4月8日、山口大学図書館が、東亜経済研究所所蔵戦前期東アジア関係資料の電子データを公開したと発表しています。

公開されたのは、同大学の経済学部の前身にあたる山口高等商業学校で収集された戦前期の東アジア関係資料約900点で、2011年度以降、同大学の学術資産継承事業が電子化を行ってきました。

対象資料については、OPACの検索結果画面において、本文リンクアイコンが表示されます。

電子データについては、事前の利用申請をすることなく、無償で、改変・商用利用も含めた自由な利用が可能です。

東亜経済研究所所蔵戦前期東アジア関係資料の電子データを公開しました(山口大学図書館,2019/4/8)
http://www.lib.yamaguchi-u.ac.jp/news/2019/0408-3.html

DOAJ収録のジャーナル・論文に関する全てのデータダンプが公開される

2019年4月5日、DOAJ (Directory of Open Access Journals) は、DOAJに収録されたジャーナル・論文に関する全てのデータダンプを公開したことを発表しました。

データは毎週更新され、DOAJのウェブサイトからダウンロードしてJSON形式で取得することができます。

データマイニング等の調査研究に利用可能なだけでなく、OAI-PMH経由で取得するよりもリッチなメタデータを提供しており、複数情報源にソースを持つ出版情報の統合やローカルシステムの強化・拡張に役立つとしています。

Full DOAJ data dump now available (DOAJ, 2019/4/5)
https://blog.doaj.org/2019/04/05/full-doaj-data-dump-now-available/

韓国・国立子ども青少年図書館、公共図書館と連携した児童向けコーディング教育の試験事業を実施

2019年4月4日、韓国・国立子ども青少年図書館は、絵本を用いたコーディング教育の試験事業を実施すると発表しました。

2019年から韓国において年間17時間のコーディング教育が小学校5年生・6年生において義務化されたことにあわせて実施するもので、小学生の読書への関心を高め、プログラミング的思考を伸ばすことを目的に、全国の公共図書館20館と連携して行われます。

4月5日には、同館において実施館の担当者を対象とした説明会とワークショップが開催され、今後5月から10月にかけて、小学校3年生・4年生を対象に、各図書館で15人参加者を募集して、合計76回の事業が実施されます。

同館では、実施館に講師・補助講師、教育カリキュラム及びコンテンツ、教材、工作材料、広報資料などを提供します。また追加でコンテンツを開発し、関連コンテンツは、今後、同館のウェブサイトで公開されます。

同館では、今年の実施結果を評価し、次年度から同事業を順次拡大する予定です。

京都大学桂キャンパスで建設中の新図書館の正式名称が「桂図書館(かつらとしょかん)」に決定

2019年4月8日、京都大学図書館機構と京都大学大学院工学研究科は、2017年12月から桂キャンパス(京都市西京区)に建設中の新図書館の名称が「桂図書館(読み:かつらとしょかん)」に決定したことを発表しました。京都大学桂図書館は2020年春の開館を目指して、現在も準備が進められています。

【工学研究科・図書館機構】桂キャンパスで建設中の図書館の名称が決まりました!(京都大学図書館機構, 2019/4/8)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1381724

桂キャンパスで建設中の図書館の名称が決まりました!(京都大学大学院工学研究科図書室, 2019/4/8)
https://www.t.kyoto-u.ac.jp/lib/ja/news/topics/20190408

4月 8日

韓国国立中央図書館(NLK)、公共図書館所蔵の貴重資料・郷土資料のデジタル化支援事業の2019年度の募集開始

2019年4月8日、韓国国立中央図書館(NLK)が、公共図書館所蔵の貴重資料・郷土資料のデジタル化支援事業の2019年度の募集を開始すると発表しました。2018年度に続き2度目の募集です。応募期間は5月10日までです。

NLKでは、同事業を通じた「コリアンメモリー 地域文化遺産デジタルアーカイブ」の構築を目指しています。

文化遺産の保存・伝承・活用及び全国の図書館間の協力体制構築を目的とした事業であり、郷土資料・貴重資料約1万点を選定し、スキャニング・目次作成・PDFへの変換といったデジタル化の全工程を支援するとともに、デジタルデータを応募機関に提供します。また、選定された館と参加希望機関で構成される協議体では、地域のデジタルアーカイブ構築とデジタル化支援協力方案についての議論が行われます。

2018年度は公共図書館15館が参加し、各地の独立運動や植民地期の発行資料、邑誌・郷土誌といった地域資料6,900点のデジタル化が実施されており、NLKでは、来月から検索サービスを提供する予定です。

英・Jisc、デジタル化時代の高等教育に関する報告書を発表

2019年3月22日、英・Jiscがデジタル化時代の高等教育に関する報告書“Digital leadership in HE: improving student experience and optimising service delivery”を発表しました。

この報告書は、産業のデジタル化・コンピューター化が進み労働市場が大きく変革する「インダストリー4.0」時代の高等教育において、各大学がどのような情報技術を最も自組織にとって重要とみなしているか、デジタル情報技術を大学の戦略の中でどのように組み込んでいるかなどについて、英国のデジタルICT教育の実践機関等で組織されたUCISA (Universities and Colleges Information Systems Association) 加盟大学に対して、2018年8月から2019年2月に行ったアンケート調査(50校から回答)と25の研究機関及び機関の責任者に行った質的調査に基づいて作成されています。

報告書では、「オンライン学習ツール」が最も重要な情報技術として回答があったこと(68%)、「人工知能」「機械学習」がこれに次ぐこと(32%)などの調査結果や、デジタル情報技術と高等教育に関する回答校の責任者へのインタビュー等が紹介されています。

“PubMed Labs”で公開中のPubMed の更新版にAdvanced Search Builder、検索履歴・検索詳細参照機能が追加される

2019年3月29日、米国国立医学図書館(NLM)が、“PubMed Labs”で試験公開中の PubMedの更新版に、Advanced Search Builder、及び、検索履歴(History)・検索詳細(Search Details)の参照機能を追加したと発表しています。

この更新により、PubMed Labs上でも、フィールドを指定した検索、演算子を用いた組み合わせ検索、入力語のPubMed上での変換状況の確認、過去の検索履歴の確認と検索件数比較が可能になっています。

NLMでは、検索結果のMy NCBIアカウントへの保存など、さらなる機能充実を目指して、今後もPubMed Labsの更新を継続していく予定です。

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