アーカイブ - 2019年 3月 11日 - car

米・公共図書館協会(PLA)、米国国立衛生研究所(NIH)の研究事業“All of Us”の認知度向上を目的とした医学図書館全米ネットワーク(NNLM)との連携強化を発表

2019年3月4日、米国図書館協会(ALA)の公共図書館協会(PLA)が、国立医学図書館(NLM)の事業である医学図書館全米ネットワーク(National Network of Libraries of Medicine:NNLM)との連携を強化すると発表しています。

両機関は、2017年に、公共図書館職員の健康情報に関する知識・能力を向上させる“Healthy Communities”イニシアチブを実施しましたが、米国の100万人以上の住民からデータを収取することで研究を加速し健康を改善することを目的とした米国国立衛生研究所(NIH)の研究事業“All of Us”の認知度向上のため今月から連携するとしています。

“All of Us”の中核にある医療制度の不平等改善への取り組みは、PLAの戦略計画の目標における「平等・多様性・包括性そして社会的公平性」に沿うものであるとし、今後15か月間、両機関は連携し、公共図書館が健康リテラシを向上させ、健康に関する研究の不平等に取り組み、地域における健康支援団体や医療従事者との連携を強化することを支援します。

米・Library Journal誌、2019年の「図書館界を動かした人、揺るがせた人」54人を発表

米国のLibrary Journal(LJ)誌(オンライン)が、2019年版の「図書館界を動かした人、揺るがせた人」(Movers & Shakers)として54名の図書館員を発表しています。

米国の図書館界に新しい風を吹き込んだ図書館員たちを選出するもので、アドヴォカシー分野(ADVOCATES)、組織を変えた人(CHANGE AGENTS)、コミュニティを作った人(COMMUNITY BUILDERS)、デジタル開発者(DIGITAL DEVELOPERS)、教育分野(EDUCATORS)、革新者(INNOVATORS)、の6つの分野から選ばれています。

革新者(INNOVATORS)には、ワシントン大学図書館の日本研究司書である田中あずさ氏も選出されており、受賞者プロフィールのページでは、田中氏が携わった「日本学多巻資料の総目次・索引電子化プロジェクト」の紹介がなされています。

2002年の開始以来“Movers&Shakers”に選出された図書館員は900人を超えました。

近畿大学貴重資料デジタルアーカイブで貴重書27タイトルが追加公開:コペルニクス『天球の回転について』(1543年)など

2019年3月6日、近畿大学中央図書館は、近畿大学貴重資料デジタルアーカイブにおいて同大学が所蔵する貴重書のなかから27タイトルを新たに公開したことを発表しました。

主な公開資料として、コペルニクス『天体の回転について』(1543年)やホッブズ『リヴァイアサン』(1651年)、鳥居清満筆『分福茶釜』(江戸時代後期刊)など14タイトルが紹介されています。

【近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ】27タイトルを新たに公開しました(近畿大学中央図書館, 2019/3/6)
https://www.clib.kindai.ac.jp/news/2019/0306-27_2.html

近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ
https://kda.clib.kindai.ac.jp/rarematerials/

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(宮城県)がオープン

2019年3月10日、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(宮城県)がオープンしました。

被災した気仙沼向洋高校旧校舎に「震災伝承館」を加えた施設であり、旧校舎を見学できるほか、展示室や震災関連映像を上映する映像シアター等が設けられています。

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館オープン(気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館, 2019/3/8)
http://www.kesennuma-memorial.jp/event/detail.php?id=2

施設案内(気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館)
http://www.kesennuma-memorial.jp/about/

札幌市中央図書館、新しく「認知症コーナー」「LLブックコーナー」「LGBTコーナー」を設置

2019年3月6日、札幌市中央図書館が、1階図書室内に、新しく「認知症コーナー」「LLブックコーナー」「LGBTコーナー」を設置したと発表しています。

中央図書館1階図書室内に新しいコーナーができました(札幌市の図書館,2019/3/6)
https://www.city.sapporo.jp/toshokan/gyoji/chuo/20190306nintisyonado.html

参考:
E2019 - 認知症にやさしい図書館ガイドライン
カレントアウェアネス-E No.346 2018.05.17
http://current.ndl.go.jp/e2019

【イベント】公開フォーラム「被災地と史料をつなぐ―歴史資料の被災状況と保存技術の共有―」(3/16・仙台)

2019年3月16日、東北大学災害科学国際研究所において、同研究所等主催の「公開フォーラム「被災地と史料をつなぐ―歴史資料の被災状況と保存技術の共有―」が実施されます。

阪神・淡路大震災や東日本大震災から、2018年に発生した西日本豪雨まで、被災地となった地域において展開した被災資料の救済に関しての報告が行われます。また、資料保存技術の公開・共有として、襖や屏風の下張り文書の保存技術についてのワークショップが実施されます。

定員は40人程度で、参加には事前の申し込みが必要です。

内容は以下の通りです。

第1部 各地の被災資料救済の事例(各報告20分+質疑5分)
・奥村弘氏(神戸大学大学院人文学研究科長)
「全国へ広がった史料ネットの活動―1995年阪神・淡路大震災から2018年自然災害へ」
・蝦名裕一氏(東北大学災害科学国際研究所准教授)
「東日本大震災以降の気仙郡における史料保全活動」
・加藤明恵氏(神戸大学大学院人文学研究科特命助教)
「大船渡被災資料の整理作業報告と史料紹介」
・今津勝紀氏(岡山大学大学院社会文化学研究科教授)
「西日本豪雨における被災資料救済の現状と課題」

岩手県立図書館、図書館映画会「証言記録 東日本大震災 第19回 岩手県大船渡市~静かな湾に押し寄せた大津波~」を上映:企画展「岩手の災害史」のギャラリートークや震災当日の様子を写真で紹介しながら館内を回る「図書館さんぽ」も実施

岩手県立図書館が、2019年3月10日・11日に実施する図書館映画会にて「証言記録 東日本大震災 第19回 岩手県大船渡市~静かな湾に押し寄せた大津波~」を上映します。

10日の映画会終了後には企画展「岩手の災害史」のギャラリートークが開催されたほか、11日には、東日本大震災発生から8年の日にあわせて、同館が入居するいわて県民情報交流センター(アイーナ)の当日の様子を写真で紹介しながら館内を回るとともに、「震災関連資料コーナー」を案内する図書館さんぽ特別開催「語り継ぐあの日の図書館と『震災関連資料コーナー』」が行われます。

@iwate_pref_lib(Twitter,2019/3/9)
https://twitter.com/iwate_pref_lib/status/1104226689725300737

宮城県図書館、東日本大震災文庫展IX「災害にそなえる―今こそ あらためて カクニンしよう―」、震災文庫ミニ展示「災害にそなえる」 、音と映像のフロア企画展示「3.11特集-地震・津波、原発事故、防災関連資料展示-」 を実施

宮城県図書館が、2019年3月9日から6月9日まで、3階の「東日本大震災文庫」において、東日本大震災文庫展IX「災害にそなえる―今こそ あらためて カクニンしよう―」を実施します。「東日本大震災文庫」の資料を中心に、災害に備えるために知っておきたいこと・確認しておきたいことについて紹介する展示です。

あわせて、東日本大震災文庫では、東日本大震災文庫展Ⅸに関連してミニ展示「災害にそなえる」も行われます。災害に対する普段からの備え、証言に基づいた教訓などを掲載している資料の一部が展示されています。

また、1階・音と映像のフロアでも、3月10日から5月25日まで、地震・津波、原発事故、防災関連の資料を展示する「3.11特集-地震・津波、原発事故、防災関連資料展示-」が行われています。

総務省、「ICT地域活性化大賞2019」の受賞案件を発表:大阪市立中央図書館が優秀賞を受賞

2019年3月8日、総務省が、「ICT地域活性化大賞2019」の受賞案件を発表しました。

同賞は、ICT(情報通信技術)を活用して、地域が抱える様々な課題を解決し、地域の活性化を図るため、自律的な創意・工夫に基づき地方公共団体や地域団体、民間企業等がICTを利活用している事例を広く募集の上、「ICT地域活性化大賞」として表彰するものです。

「ICT地域活性化大賞2019」の受賞案件は、115件の応募の中から、3月8日に開催した「地域ICTサミット2019」内で決勝審査を実施して決定されたもので、優秀賞4案件の内の1つに、大阪市立中央図書館の「オープンデータ化した地域資料の利活用を通じて大阪の魅力を発信」が選ばれました。

「ICT地域活性化大賞2019」受賞案件の発表(総務省,2019/3/8)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000206.html