発表論文集はiPRES2019のウェブサイトで公開されており、PDF形式及びEPUB形式でのダウンロードが可能となっています。また、iPRES2019に関する一連の資料は、非営利団体Center for Open Science(COS)が開発した研究プロジェクト管理システム“Open Science Framework”(OSF)上のページ“iPRES 2019 Conference”にまとめられています。
受賞作は罠を用いた狩猟ガイド“The Dirt Hole and its Variations”(ダートホールとそのバリエーション)であり、アルコールフリー・ドリンクのレシピを紹介した“How to Drink Without Drinking”(飲酒せずに飲む方法)など6つの候補作のなかから一般投票を経て決定されました。
同賞は1978年にフランクフルト国際ブックフェアでの余興として創設されたものであり、2018年はケトルを用いた料理ガイド“Joy of Waterboiling”(楽しい湯沸かし)が受賞しました。
CITのウェブサイトはBrill社が構築・運営を行っており、英語・中国語での表示に対応しています。ウェブサイト上には、シソーラス本体以外にもシソーラスを用いた図像検索を試行できるコーナー“Search the example collections”が実装されており、ヴィクトリア&アルバート博物館、米・メトロポリタン美術館、台湾の国立故宮博物院の所蔵品画像約2,700点が検索対象となっています。
2019年11月26日付で、欧州委員会(EC)による、2021年1月開始予定の次期研究資金助成プログラム“Horizon Europe”実施戦略の共同設計における課題についての最終報告書として、“Horizon Europe co-design – implementation”が公開されています。
同報告書は、2019年7月から10月まで実施された“Horizon Europe”の実施戦略に関するオンライン上のアンケート調査と、2019年9月24日から26日の「欧州研究・イノベーション・デー(European Research and Innovation Days)」で開催された約4,000人の利害関係者とのセッションから得られたフィードバックをまとめたものです。報告書では、アンケート回答者や利害関係者からのコメント・アイデアとして、人件費に関する規則の簡素化と明確な手引きの作成、提案書の提出やテクニカルレポート・財務報告書に関する簡素なテンプレートの用意、信頼できる透明性のある制度確立の重要性、助成の申請者・受益者双方への適切なコミュニケーションとフィードバックの重要性などが紹介されています。
BLの“同日付のSound and vision blog”では、同事業に参加している、ウェールズ国立図書館、北アイルランド国立美術館、スコットランド国立図書館、レスター大学、サセックス大学のKeep、Bristol Culture、アーカイブズ+、ロンドン市公文書館、ノーフォーク・レコードオフィス、タインアンドウィア文書館・博物館での取組内容が紹介されています。