アーカイブ - 2019年 11月 - car

11月 28日

北米の都市図書館協議会(ULC)の電子書籍への公平なパブリック・アクセスの必要性に関する声明に対して北米の市・郡の公選役職者77人が署名

2019年11月7日、北米の都市図書館協議会(ULC)は、電子書籍への公平なパブリック・アクセスの必要性に関する声明“Statement on Equitable Public Access to E-Books”に対して、北米地域の市長や郡長官等の公選役職者77人が署名したことを発表しました。ULCは署名者が所属する自治体の住民数を合計すると4,400万人以上に上ることを発表しています。

韓国国立中央図書館(NLK)、2019年度の図書館サービス向上功労者・団体を発表

2019年11月27日、韓国国立中央図書館(NLK)は、同日開催の「協力セミナー」において、2019年度の図書館サービス向上功労者・団体の授賞式(8部門)を行ないました。

公共図書館協力業務部門では、積極的な文化プログラムや利用者の利便性を考慮した情報サービスの実施が評価された公州市生涯学習課の司書や、地域代表図書館としての各館種の図書館や海外の図書館との持続的な交流や、官民学の読書文化関連団体との積極的な協力による読書振興事業の実施が評価された大田広域市のハンバッ図書館等が受賞します。

図書館革新アイデア論文・優秀事例募集部門では、専門図書館のコンテンツキュレーション・展示モデルを提案したエネルギー経済研究院の司書、青少年の文化芸術教育と地域の文化遺産を組み合わせて地域社会に寄与する図書館の役割を提案した仁川広域市永宗図書館の司書、人と空間をつなぐ大学図書館のスマートスペースを実現した成均館大学校学術情報館等が選ばれました。

図書館ビックデータ優秀活用事例・アイデア募集部門の活用事例部門では、ソウル特別市の江南区立図書館が、アイデア部門では「図書館文化プログラム情報統合プログラム」を提案したチーム等が選出されています。

全国遺跡報告総覧、「書誌ページQRコード表示機能」等を追加

2019年11月26日、奈良文化財研究所が、全国遺跡報告総覧に、「書誌ページQRコード表示機能」を追加したと発表しています。

書誌詳細ページに書誌情報を示すDOIのQRコードを表示したもので、QRコードは、画像ファイルとしてダウンロードすることができます。

配布資料や案内看板等に、参考資料のQRコードを掲載することで、過去資料の活用が簡便になると紹介されています。

新規登録コンテンツに関しては、QRコードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があると説明されています。

あわせて、「シリーズ番号順並び替え機能」も追加され、検索結果画面にて、シリーズ番号順に並び替えが可能となっています。

全国遺跡報告総覧:書誌ページQRコード表示機能とシリーズ番号順並び替え機能公開のお知らせ(なぶんけんブログ, 2019/11/26)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2019/11/soranqr.html

11月 27日

【イベント】龍谷大学法情報研究会×京都府立図書館「法教育フェスタ2019」(12/1・京都)

2019年12月1日、京都府立図書館(京都市左京区)において、龍谷大学法情報研究会が主催する「法教育フェスタ2019」が開催されます。

入場無料、定員60人(予約優先)であり、「当日参加も可能ですが、できるだけ事前にお申込みください」とあります。主なプログラムは以下のとおりです。

【第1講時】「桃太郎の大罪」
講師:石塚伸一氏(龍谷大学法学部・犯罪学研究センター長・弁護士)

【第2講時】「法情報で身につけよう護身術」
講師:中村有利子氏(龍谷大学ローライブラリアン)
京都府立図書館スタッフ

【オプショナルツアー】「京都府立図書館見学」
※京都府立図書館スタッフによる図書館案内

【ランチトーク】「漫画で法学」
講師:水知せり氏(漫画家)
※「昼食付き。ランチをとりながら行います」とあります。

【第3講時】「愉快な国際結婚のなぞなぞ」
講師:金美和氏(青森中央学院大学経営法学部)

【第4講時】「実践!THE模擬裁判」
講師:一般社団法人リーガルパーク&日本学生法教育連合会(USLE)
指導:弁護士 今井秀智氏

国立国会図書館、歴史的音源約1,000点を新たにインターネット公開

2019年11月27日、国立国会図書館は、歴史的音源(れきおん)で提供する音源のうち、著作権・著作隣接権の保護期間満了を確認した約1,000点を、新たにインターネット公開しました。

今回の公開により、インターネット上で公開する歴史的音源は約4,900点となりました。歴史的音源の全音源約5万点は、国内外の約300館の歴史的音源配信提供参加館で聴くことができます。

2019年11月27日 歴史的音源約1,000点を新たにインターネットで公開しました(国立国会図書館, 2019/11/27)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2019/191127_01.html

歴史的音源配信提供参加館一覧 (2019年11月20日現在)(国立国会図書館デジタルコレクション)
http://dl.ndl.go.jp/ja/rekion_librarylist.html

天津大学図書館で配架ミス資料を検出するAIロボットが稼働中(中国)

中国・天津大学は、2019年11月26日付けの記事において、同大学の図書館で配架ミス資料を検出するAIロボット「智図」が稼働中であることを紹介しています。

「智図」は障害物の検出・回避機能やRFIDタグの読み取り機能を備えており、書架間を移動して把握した図書の位置情報とデータベース上の情報を比較し、配架ミス資料を検出します。マルチパス等の影響で位置情報に誤差が生じることがあるため、図書の背表紙に対し文字認識を行った結果を用いて誤差を補正し、精度の向上を実現しています。将来的にはアームを装備することで、配架位置修正も自動で行えるようになるとあります。

このほか、深度センサー付きカメラとRFID技術を使用したシステム「智趣」も開発されました。「智趣」は書架上に固定され、利用者が図書を閲覧する動作の認識、顔認識による身分判定を行うことにより、利用者の興味関心や図書の人気度を把握します。これらの情報は、パーソナライズされた図書推薦サービスや図書配架位置の最適化等に活用できるほか、図書購入時の参考情報ともなると述べています。

国立国会図書館、「雑誌記事索引データ(オンライン資料編)」の提供を開始

2019年11月27日、国立国会図書館(NDL)は、従来の「雑誌記事索引データ」に加え、新たに「雑誌記事索引データ(オンライン資料編)」を公開しました。

「雑誌記事索引データ」は、紙媒体又はパッケージ系電子出版物の形態で刊行された雑誌の記事を収録対象としていますが、紙媒体等での刊行を停止し、インターネット等を通じてのみ刊行されるようになった雑誌もあります。今回提供が開始された「雑誌記事索引データ(オンライン資料編)」は、NDLが収集したこれらの雑誌(オンライン資料)の記事を収録対象としています。なお、更新頻度はおおむね半年を予定しています。

新着情報一覧(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/index.html
※2019年11月27日付けの新着情報に「「雑誌記事索引データ(オンライン資料編)」を公開しました」とあります。

バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)、FAIR原則の日本語訳を公開

2019年11月26日、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)は、FAIR原則の日本語版を作成・公開したことを発表しました。

FAIR原則は、データ公開の適切な実施方法を表現した15項目の原則であり、研究データの流通や活用を推進する国際イニシアティブFORCE11が策定・公開しています。今回の日本語訳作成はFORCE11の求めに応じて行われたものであり、今後FORCE11の公式ページよりリンクされ、正式なFAIR原則の日本語版として採用される見込みとあります。

データ共有の国際標準である「FAIR原則」の日本語版を公開しました(NBDC, 2019/11/26)
https://biosciencedbc.jp/news/20191126-01.html

FAIR原則(「THE FAIR DATA PRINCIPLES」和訳)(NBDC)
https://doi.org/10.18908/a.2019112601

米・リーハイ大学、“Bibliotheca Philadelphiensis”プロジェクトの成果を紹介:中世の手稿類16万ページ以上をデジタル化

米・リーハイ大学は、2019年11月22日付けの記事“Digitizing Medieval Manuscripts”において、近頃完了したプロジェクト“Bibliotheca Philadelphiensis”の成果を紹介しています。

“Bibliotheca Philadelphiensis”は、フィラデルフィア地域の特別コレクションを所蔵する図書館のコンソーシアム“Philadelphia Area Consortium of Special Collections Libraries”が組織したプロジェクトであり、図書館情報資源振興財団(CLIR)から助成金約50万ドルを得て、中世の手稿類のデジタル化が行われました。

3年間のプロジェクトを通じて、手稿類475点、計16万ページ以上がデジタル化され、画像及びメタデータは米・ペンシルバニア大学Penn Librariesの手稿のポータル“OPenn”で保存されるとともに、同プロジェクトの資料公開インターフェース“BiblioPhilly”を介して検索、閲覧、ダウンロードが可能となっています。また、Internet Archive(IA)上でも利用可能となっています。

cOAlition S、“Transformative Journals”の枠組み案を公開:フィードバックを募集中

2019年11月26日、cOAlition Sは、“Transformative Journals”(転換雑誌)の枠組み案を公開しました。

“Transformative Journals”は2019年5月に改訂された「Plan Sの実現にかかる手引き(Guidance on the Implementation of Plan S)」で導入された概念で、(1)OAコンテンツのシェアを徐々に増やし、(2)(二重支払いを防ぐために)出版サービスへの支払いをサブスクリプション費用の相殺に用い、(3)全査読済み論文を合意した期間内に完全・即時OAに移行することへの明確なコミットメントを有する学術誌とされています。

今回公開された“Transformative Journals”の枠組み案では、その必須要件と、“Transformative Journals”の出版社に向けた推奨要件の具体案が示されており、2020年1月6日までのフィードバックを募集するとともに、2020年3月末までに最終版を公開する予定であることが述べられています。

cOAlition S、主要学術分野における研究成果オープンアクセス(OA)化の手段とPlan Sへの準拠状況に関する「ギャップ分析」の実施報告書を公開

2019年11月21日、cOAlition Sは、主要学術分野における研究成果オープンアクセス(OA)化の手段とPlan Sへの準拠状況に関する「ギャップ分析」の実施報告書として、“Open access potential and uptake in the context of Plan S - a partial gap analysis”を公開したことを発表しました。

La Referenciaのポータルサイトに英・COREが提供する関連記事推薦機能“CORE Recommender”が実装される

2019年11月20日、研究成果のオープンアクセス(OA)化を推進するラテンアメリカの国際組織La Referenciaは、同組織のコンテンツ検索のためのポータルサイトにおいて、英国の機関リポジトリアグリゲーターCORE提供の“CORE Recommender”が実装されたことを発表しました。

“CORE Recommender”は、リポジトリ・ジャーナルシステム等向けにCOREが無料で提供しているプラグインです。表示中の記事に関連しOAでフルテキストを利用できることが確認された記事の推薦機能があります。

英国図書館(BL)、同館を含む英国の6つの文化遺産機関の研究成果を閲覧できるリポジトリ“Shared Research Repository”のBETA版を公開

2019年11月26日、英国図書館(BL)が、リポジトリ“Shared Research Repository”のBETA版の公開を発表しました。

英国の高等教育機関の研究成果はリポジトリを通じて公開されている一方で、文化・遺産機関による研究成果は各機関が思っているほど気づかれていないことから構築されたものです。

同リポジトリからは、BLを含め、大英博物館・ロンドン考古学博物館(MOLA)・スコットランド国立博物館・キュー王立植物園・テートモダンの6つの機関の職員や研究員による、記事・図書の章・データセット・展示の解説・会議での発表資料・ブログ等様々な研究成果を検索・閲覧することができます。

現在は選定したいくつかの成果のみが検索可能ですが、今後数か月の間に多くの研究成果が追加される予定です。また、BETA版の運営が順調であれば、コンテンツ量や連携機関の拡大方法についての検討を行うとしています。

尼崎市(兵庫県)、漫画家・尼子騒兵衛氏の原画・絵コンテ・セル画・台本・忍者用具コレクション等の保存・活用に関する協定書を締結

2019年11月26日、兵庫県の尼崎市は、漫画家・尼子騒兵衛氏の原画・絵コンテ・セル画・映画の台本・忍者用具コレクション等の、同市への一括寄贈もしくは寄託を前提とした保存・活用に関する協定書を、同資料を所有する尼子事務所と締結したと発表しています。

今後、同市では、協定に基づいて資料の整理・調査を行い、展覧会を通じて公開していく予定としています。

また報道によると、同資料は、同市の総合文化センターでいったん保管し、資料のリストを作成した後、改めて寄贈や寄託の協定を結んだ上で一般公開するとのことです。

@amagasakilove(Facebook, 2019/11/26)
https://www.facebook.com/amagasakilove/posts/2679877425429791

韓国・京畿道、「図書館多文化サービス活性化セミナー」を開催:「多文化サービスマニュアル」の説明・「グローバルガーディアン(多文化教育活動家)」の修了書授与

2019年11月28日、韓国・京畿道が、道内図書館の多文化サービス担当者を対象に、「図書館多文化サービス活性化セミナー」を開催します。

「図書館多文化サービスマニュアル策定事業」の一環として行われるもので、「多文化時代の共存とコミュニケーション」をテーマに、「多文化サービスマニュアル」の紹介と活用方法の説明、優秀事例の発表が実施されます。

「多文化サービスマニュアル」は、公共図書館の実施している多文化サービスを分析し作成されており、体系的な実施方法や実務面での発展方法、実際の運営事例等が含まれます。

また、地域の図書館や教育機関において多様な文化芸術・人文教育を担当する専門家「グローバルガーディアン(多文化教育活動家)」の養成課程を修了した12人に終了証が授与されます。

京畿道では、今後も、多文化に対する理解を増進し偏見を解消するためのカスタマイズ型支援事業を継続的に推進し、図書館の担当者の積極的な関与を促すため、教育・コンサルティング事業等を実施する計画であるとしています。

JICA沖縄図書資料室と沖縄県内の公共図書館12館、SDGsをテーマに開催するおはなし会をめぐってスタンプを集める「図書館で旅する七大陸」を開催中

国際協力機構(JICA)沖縄図書資料室と沖縄県内の公共図書館12館が、2019年11月2日から2020年3月31日にかけて、SDGsをテーマに各館で開催するおはなし会をめぐってスタンプを集める「図書館で旅する七大陸」を開催しています。

スタンプ2個で特製しおり、3個で「沖縄では買えない記念品」がもらえます。

開催日程は以下の通りです。

2019年
11月2日・3日 おきなわ国際協力・交流フェスティバル(JICA沖縄)
12月7日    恩納村文化情報センター
12月15日   金武町立図書館
12月21日   豊見城市立中央図書館

2020年
1月11日    宜野座村文化センター図書館
1月11日    沖縄市立図書館
1月11日    うるま市立中央図書館
1月19日    北中城村あやかりの杜図書館
2月1日    那覇市立繁多川図書館
2月1日    宜野湾市民図書館
2月8日    那覇市立中央図書館
2月15日    那覇市立若狭図書館
2月16日    浦添市立図書館

11月 26日

中国・復旦大学、中国の印譜を収録したデジタルアーカイブを公開:IIIFにも対応

2019年11月15日、中国・復旦大学は、中国の印譜を収録したデジタルアーカイブ「印譜文献虚擬図書館」を同日に公開したことを発表しました。同アーカイブの収録コンテンツはIIIFに対応しているほか、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY-NC-ND 3.0 CNが採用されています。

公開について報じる寧波晩報の2019年11月21日付け記事によると、現時点では、印譜の蒐集で知られる香港の林章松氏が復旦大学図書館に寄贈した印譜500部、復旦大学図書館所蔵の印譜1部の計501部が公開されています。

复旦大学“印谱文献虚拟图书馆”正式启用(復旦大学, 2019/11/15)
https://news.fudan.edu.cn/2019/1115/c1247a103002/page.htm

スイス視聴覚遺産保存協会Memoriav、フィルムとビデオのデジタルアーカイビングに関するガイドのバージョン1.2を公開

2019年11月7日、スイス視聴覚遺産保存協会Memoriavは、フィルムとビデオのデジタルアーカイビングに関するガイド“Memoriav Recommendations Digital Archiving of Film and Video:Principles and Guidance”のバージョン1.2を公開しました。

フィルムとビデオのデジタル化やデジタルアーカイビングに携わるアーキビスト、キュレーターを対象としたガイドであり、主な内容構成は次のとおりとなっています。

第1章:本文書の目的(Purpose of this document)
第2章:イントロダクション(Introduction)
第3章:用語:説明、定義、事例(Terms : explanations, definitions and examples)
第4章:計画と実施(Planning and practical implementation)
第5章:推奨事項(Recommendations)
第6章:付録(appendix)

研究データ同盟(RDA)、研究データ管理に関するケーススタディーをまとめた単行書“Engaging Researchers with Data Management: The Cookbook”のPDF版を公開

研究データ同盟(RDA)は、2019年10月に英・Open Book Publishers(OBP)社から刊行された単行書“Engaging Researchers with Data Management: The Cookbook”のPDF版をRDAのウェブサイト上で公開しています。

同書は、研究データ管理に関し研究者と協力するために各地の研究機関が開発した様々な戦略を紹介するものであり、世界中の機関から集められた24のケーススタディーを収録しています。なお、執筆にはRDAの「研究データのための図書館」研究グループ(Library for Research Data Interest Group)のメンバーらが携わっています。

同書のライセンスはCC BY 4.0となっており、またOBP社のウェブサイトではPDF版に加えHTML版も公開されています。

ジャパンサーチ(試験版)、「東京大学学術資産等アーカイブズポータル」との連携を開始

2019年11月25日、ジャパンサーチ(試験版)は、東京大学が学内の様々なデジタル化されたコレクションの横断検索が可能なポータルサイトとして構築している「東京大学学術資産等アーカイブズポータル」との連携を開始したことを発表しました。

「東京大学学術資産等アーカイブズポータル」上のメタデータのうち、利用条件がパブリック・ドメイン・マーク(PDM)、CC0、CC BY、CC BY-SAであるものがジャパンサーチ(試験版)に提供され検索可能となっています。

@jpsearch_go(Twitter,2019/11/25)
https://twitter.com/jpsearch_go/status/1198874505923313664

お知らせ(ジャパンサーチ(試験版))
https://jpsearch.go.jp/news
※2019年11月25日付けのお知らせに「東京大学の「東京大学学術資産等アーカイブズポータル」と新たに連携しました!」とあります。

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