アーカイブ - 2019年 10月 - car

10月 28日

中国国家図書館、華為(Huawei)と協定を締結:スマートライブラリーを推進、共同ラボも設立

2019年10月18日付けの新華網の記事で、中国国家図書館(NLC)が、中国の情報通信機器大手である華為技術(Huawei Technologies)と協定を結んだことが紹介されています。

スマートライブラリーの推進、図書館と公共文化サービスにおけるデジタル技術の応用等に取り組むほか、将来的には文化と科学技術に関する知識・能力を兼備した人材の育成、定期的な交流・訪問等も協力内容に含まれる予定とあります。あわせて、共同ラボ“国家図書館華為聯合創新実験室”の設立も発表されました。

国图与华为签署全面合作框架协议(新華網, 2019/10/18)
http://www.xinhuanet.com/2019-10/18/c_1125124055.htm

米国図書館協会、図書館情報学を学ぶ際の助成金ダイレクトリ2019-2020年版を公開

2019年10月21日、米国図書館協会(ALA)が、図書館情報学の学部課程・大学院課程で学ぶ際に資金援助を行う、州の図書館担当機関、国及び州の図書館協会、地域の図書館、研究機関、財団からの助成金のダイレクトリである“Financial Assistance for Library and Information Studies”の2019-2020年版を公開しました。

New Edition of Financial Assistance for Library and Information Studies Directory Available(ALA, 2019/10/21)
http://www.ala.org/news/member-news/2019/10/new-edition-financial-assistance-library-and-information-studies-directory

大学・研究図書館協会の国際的な連合体IARLA、Plan Sに対する声明を発表

2019年10月23日、北米研究図書館協会(ARL)・カナダ研究図書館協会(CARL)・オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)・欧州研究図書館協会(LIBER)・英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)による大学・研究図書館協会の国際的な連合体“International Alliance of Research Library Associations”(IARLA)は、Plan Sに対する声明“A View of Plan S”を発表しました。

論文のオープンアクセス環境を目指す動きと、その達成のための助成機関のポリシーとの調整を歓迎するとし、Coalition Sが公開するPlan Sの全体目標について支持を表明しています。

その上で、Plan S実現の手引きにおいて、初版から変更があった箇所のうち肯定的に評価する箇所5点を示しているほか、要望として次の3点を挙げています。

10月 25日

ジャパンリンクセンター(JaLC)、保有するメタデータのオープン化計画を発表

2019年10月1日、ジャパンリンクセンター(JaLC)運営委員会は、メタデータのオープン化に伴い「ジャパンリンクセンター参加規約」および「ジャパンリンクセンター運営規則」を変更することを発表しました。

公開された資料「メタデータのオープン化に伴う JaLC 参加規約および運営規則の改正について」では、JaLCの保有するメタデータのオープン化計画が説明されており、次のような内容等が述べられています。

・これまでは利用できるメタデータの範囲に制限が設けられていたものの、今後JaLC 正会員が JaLC システムに登録する全てのメタデータをオープン化すること
・オープン化するメタデータには、書誌データ、URI、引用情報(引用文献や引用データ等の引用に関する情報)、抄録が含まれること
・現時点では2020年4月から段階的にオープン化を実施する予定であること

香川県立図書館、大平正芳元首相の旧蔵書等からなる「大平文庫」の目録を公開

2019年10月25日、香川県立図書館は、「大平文庫目録」の刊行を発表しました。PDF形式で全文を公開しています。

同館は、2015年3月31日に閉館した旧大平正芳記念館所蔵の大平正芳元首相の旧蔵書や関連図書8,593冊の寄贈を受け、2016年2月に「大平文庫」を開設していました。

国立国語研究所、「語彙研究文献語別目録」の全文テキストデータを公開

2019年10月25日、国立国語研究所は、「語彙研究文献語別目録」の全文テキストデータの公開を発表しました。

「語彙研究文献語別目録」は、佐藤喜代治氏編『講座日本語の語彙別巻』(明治書院、1983年)所収の目録であり、個々の語にどのような研究文献があるかを語別に検索することが可能です。今回、「編集のことば」「あとがき」と凡例はPDF形式で、目録はExcel形式及びTSV形式で公開されています。

なお、「語彙研究文献語別目録」の公開ページ上の記載によれば、全文テキストデータの二次利用条件はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY-NC(クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利4.0 国際ライセンス)となっています。

2019年度のニュース一覧(国立国語研究所)
https://www.ninjal.ac.jp/newsyears/2019/
※2019年10月25日付けのニュースに「「語彙研究文献語別目録」データを公開しました」とあります。

OCLC、WorldcatにEuropeana Collectionsのレコードを追加することを発表

2019年10月21日、OCLCは、Europeanaとの連携により、WorldcatにEuropeana Collectionsのレコードを追加することを発表しました。このことにより、Worldcatを通じてアクセスできるオープンコンテンツが劇的に増加することが紹介されています。

OCLC and Europeana partner to share access to open cultural heritage resources through WorldCat(OCLC, 2019/10/21)
https://www.oclc.org/en/news/releases/2019/20191021-oclc-and-europeana-partnership.html

琉球大学附属図書館、Twitter・Instagram・ブクログのアカウントを開設

2019年10月24日、琉球大学附属図書館は、Twitter・Instagram・ブクログのアカウントを開設したことを発表しました。

同館は広報活動の一環としてこれらのアカウントを開設し、お知らせや利用案内、さまざまな資料の紹介などを発信していく予定である、としています。

Twitter・Instagram・ブクログのアカウントを開設しました。(琉球大学附属図書館,2019/10/24)
http://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/?p=23729

Twitter(ryukyus_lib)
https://twitter.com/ryukyus_lib

Instagram(ryukyus_lib)
https://www.instagram.com/ryukyus_lib

ドイツの“Library of the Year 2019”がベルリン中央・地域図書館(ZLB)に授与される

2019年10月24日、ドイツ図書館協会(Deutschen Bibliotheksverbandes:DBV)とドイツテレコム財団(Deutsche Telekom Stiftung)は、ベルリン中央・地域図書館(Zentral- und Landesbibliothek Berlin:ZLB)に第20回目となる“Bibliothek des Jahres(Library of the Year)”を授与しました。

社会とメディアの変化に対応した戦略的な市民参加型サービス・デジタルサービスの提供を通して、市民社会における開かれた議論の場としての図書館を確立した点が評価されています。

欧州大学協会(EUA)、欧州の大学における研究評価に関連したオープンサイエンスとオープンアクセスの調査報告書を公開

2019年10月22日、欧州大学協会(EUA)が、欧州の大学における研究評価に関連したオープンサイエンスとオープンアクセスの調査報告書として、“Research Assessment in the Transition to Open Science”を公開したことを発表しました。

この報告書は2019年に欧州32か国の260機関を対象に実施された、研究評価に関わるオープンサイエンスとオープンアクセスの調査に基づいて作成されたものです。調査の目的として、研究評価に対する現在および将来の大学のアプローチに関する情報を集約・共有し、この分野に関わる議論の情報提供・補強等を行うことが挙げられています。報告書を通して、欧州の大学における研究評価の最新の状況が包括的に概観され、大学が研究評価の実践の見直しを進める理由・方法等が示されています。

報告書では、研究評価に対する大学のアプローチについて、調査により得られた知見として以下の5点を挙げています。

ドイツ研究振興協会(DFG)が助成するDeepGreenプロジェクトの拡張試験フェーズ参加機関が拡大:ドイツ国内50機関が参加

2019年10月21日、ドイツ研究振興協会(DFG)が助成するDeepGreenプロジェクトは、2019年7月末から実施している拡張試験フェーズの参加機関が開始当初の27機関から拡大し、2019年10月17日以降ドイツ国内の50機関が参加していることを発表しました。

DeepGreenプロジェクトは、DFGの助成の下、ベルリン・ブランデンブルク協力図書館連盟(Kooperativer Bibliotheksverbund Berlin-Brandenburg:KOBV)等のドイツ国内の6機関が推進するプロジェクトです。出版社稿の論文フルテキストを自動的に機関リポジトリへ登録するためのソリューション開発を目指しています。

DeepGreenプロジェクトは2019年7月29日から、Karger社・SAGE社・MDPI社・Frontiers社・De Gruyter社の5社の協力の下で拡張試験フェーズを開始しています。拡張試験フェーズでは、協力出版社から出版社稿の論文フルテキストとメタデータが自動的に参加機関の機関リポジトリへ配信されます。DeepGreenプロジェクトは拡張試験フェーズの目的として、出版社から出版社稿の広範なデータ配信の機会を得て、様々なタイプのリポジトリソフトウェアでこうしたデータ配信を処理するテストを行うことを挙げています。

ラテンアメリカの単行書の持続可能なオープンアクセスモデルの導入に向けてのパイロットプロジェクト

2019年10月22日、JSTORが、 Latin American Research Resources Project (LARRP) が主導し、JSTOR・ラテンアメリカ社会科学協議会(CLACSO)及び書店のGarcia Cambeiro社と連携して取り組まれているラテンアメリカの単行書のオープンアクセス(OA)化のパイロットプロジェクトを紹介しています。

図書館界が開発及び支援する持続可能なOAモデルの導入に向けての取組で、LARRPのメンバーである米国のニューヨーク大学・コロンビア大学・ハーバード大学・プリンストン大学・テキサス大学オースティン校・ピッツバーク大学・デューク大学の図書館及びニューヨーク公共図書館からの助成を受けて実施されています。

プロジェクトの第1段階では、JSTOR上で200タイトルの書籍をOAで公開する計画で、CLACSOが2018年から2019年にアルゼンチンで出版した新刊タイトルが含まれます。すでに、人文・社会科学の17分野の100冊近いタイトルが利用可能になっており、今秋には200タイトルに到達する予定です。

長岡京市立図書館(京都府)、ハロウィンにあわせ、魔女や魔法使いの仮装をして撮影できるコーナを児童室に設置

京都府の長岡京市立図書館が、ハロウィンにあわせ、2019年10月24日から10月31日まで、魔女や魔法使いの仮装をして写真を撮ることができるコーナーを児童室の奥に設置したと発表しています。

ハロウィン変身コーナーをつくりました!(撮影OK!)(長岡京市立図書館,2019/10/24)
https://www.lib100.nexs-service.jp/nagaokakyo/info/index.html#info-shiori

参考:
2025 - 「いいね!発見 撮影会in三重県立図書館」実施報告
カレントアウェアネス-E No.347 2018.05.31
http://current.ndl.go.jp/e2025

京都市、中高生の読書習慣定着等を目的とした図書館・交通局のコラボ企画「地下鉄・市バスに乗って図書館へ行くっ!!!」の実施を発表:地下鉄・市バス応援キャラクターの「ポスター」掲示と「しおり」の無料配布

2019年10月21日、京都市教育委員会は、中高生の読書習慣の定着や地下鉄・市バスの利用促進を目的とした図書館と交通局のコラボ企画「地下鉄・市バスに乗って図書館へ行くっ!!!」を実施すると発表しました。

太秦萌をはじめとする交通局の地下鉄・市バス応援キャラクターとコラボレーションする企画で、「地下鉄・市バスに乗って図書館で読書を楽しみませんか」と呼びかけるポスターを地下鉄駅構内や市内の学校に掲示するほか、ポスターを見て各京都市図書館(20館)に来館した人に、地下鉄・市バス応援キャラクターの「しおり」が無料配布されます。

同取組は、2019年3月に同市が策定した「第4次京都市子ども読書活動推進計画」に基づくものです。

【広報資料】~中高生の読書習慣の定着に向けたコラボ企画!~ 「地下鉄・市バスに乗って図書館へ行くっ!!!」地下鉄・市バス応援キャラクター太秦 萌の「ポスター」の掲示と「しおり」の無料配布について(京都市,2019/10/21)
https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000259057.html

宇部市(山口県)、宇部市立図書館において、「まるごとCOOL CHOICE in Library」を開催:宇部SDGsパブリック・ディベート大会の決勝も

2019年11月10日、山口県の宇部市が、宇部市立図書館において「まるごとCOOL CHOICE in Library」を開催します。

12月の地球温暖化防止月間を前に、冬期の省エネの機運を盛り上げ、地球温暖化対策のための国民運動「COOL CHOICE」を知り、市民一人一人がより省エネ・低炭素型の製品・サービス・行動を選択することで、地域発の持続可能な社会づくりに主体的に参加することを促がすことが目的のイベントです。

校区対抗家庭省エネ合戦報告会・表彰式、ミニソーラーカー工作教室、自転車発電で省エネ体験、松ぼっくりや枝を使った飾りづくり、絵本読み聞かせ、マルシェが実施されます。

また、環境分野における地域の課題解決に取り組み、持続可能な地域づくりを担う次世代の人材育成をすることを目的に、「宇部市が目指す理想のSDGs未来都市に向けて」をテーマに中学生・高校生・大学生が環境問題に対する政策を提案する「宇部SDGsパブリック・ディベート大会」の決勝も行われます。 

10月 24日

米国の教育団体ASCDとOverDrive社、学校でのデジタルコンテンツの利用状況を調査した報告書を公表:2016年調査のフォローアップ

2019年10月21日、米国の教育団体ASCD(Association of Supervision and Curriculum Development)とOverDrive Educationが連携して実施した調査の報告書“K-12 Digital Content Report E-Book and Audiobook Trends for the Classroom and School Library”が公開されています。

教員のデジタルコンテンツの利用や考え方を包括的に調査したもので、2016年に実施した調査のフォローアップにあたります。調査結果からは、電子書籍やオーディオブックを使用する学区や学校が増えているだけでなく、様々な方法で使用されるようになったことが分かったと指摘しています。

奈義町立図書館(岡山県)、館内での撮影への対応方法を変更

2019年10月24日、岡山県の奈義町立図書館は、館内での撮影への対応方法を変更すると発表しました。

同館では、これまで一部の場合(メディアの取材や学術研究目的など)を除き、館内での撮影行為を禁止してきましたが、今後は、館内の撮影を希望する場合、あらかじめ職員にその旨伝えることに変更されました。

また、撮影にあたっては、他の来館者の顔が写らないように配慮することや、図書館資料の撮影は禁止されています。

【館内の撮影にあたってのお願い】(奈義町図書館,2019/10/24)
http://www.town.nagi.okayama.jp/library/news/news20191024.html

figshare、年次報告書“The State of Open Data 2019”を公開

2019年10月23日、Digital Science社は傘下のfigshareが年次報告書“The State of Open Data 2019”を公開したと発表しました。

オープンデータを扱う研究者の動向を調査することを目的に2016年に開始して以来4回目の報告書で、8,500の回答があった今回の調査では、オープンデータの採用については良い傾向であるものの、研究者は政府・助成機関・出版社等による義務化のさらなる実施を要求していると指摘しています。

また、主な調査結果として、

・回答者の79%が一次研究をオープンに利用可能にするための国家による義務化を全体的に支持している
・回答者の67%が、助成機関がデータの共有を義務づけている場合にそれに従わない研究者は、助成機関が資金提供を差し控えるか、他の方法で罰するべきとしている
・回答者の69%が、助成機関が研究データの共有を助成金の提供の要件の一部にするべきとしている
・回答者の36%が、自身の研究データが共有された場合に、誤用されないか懸念している
・回答者の42%は、共著者となった場合、自身のデータを共有することが推奨されるとしている

白老町立図書館(北海道)、アイヌ民族関係資料等を集約し郷土資料コーナーをリニューアル

2019年10月18日付の地元紙で、北海道の白老町立図書館が、所蔵するアイヌ民族関係資料等を館中央部に集約し、郷土資料コーナーをリニューアルしたと報じられています。

アイヌ民族資料集約、白老町立図書館がコーナーを刷新 (室蘭民報,2019/10/18)
http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2019/10/18/20191018m_08.html

参考:
【イベント】むすびめの会4月例会「IFLA先住民部会の活動とアイヌ・先住民」(4/6・東京)
Posted 2019年3月18日
https://current.ndl.go.jp/node/37803

奈良県立図書情報館、ミニコンサート「正倉院復元楽器とシルクロードの楽師たち」を開催:図書展示「本と見る正倉院と復元楽器」関連

奈良県立図書情報館が、2019年10月26日、ミニコンサート「正倉院復元楽器とシルクロードの楽師たち」を開催します。

奈良国立博物館で開催される「正倉院展」にあわせ、10月1日から10月30日まで実施している、正倉院および天平楽器の系譜を図書でたどる図書展示「本と見る正倉院と復元楽器」の関連行事です。

奏者は以下の3人です。

劉宏軍氏(笛、解説)
森岡万貴氏(石琴、方響、打楽器)
三浦元則氏(篳篥)

定員は150人(申込不要・先着順)です。

正倉院復元楽器とシルクロードの楽師たち(図書展示「本と見る正倉院と復元楽器」関連ミニコンサート)令和元年10月26日(土)(奈良県立図書情報館)
http://www.library.pref.nara.jp/event/3137

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