アーカイブ - 2018年 9月 - car

9月 25日

むかわ町立穂別図書館(北海道)、ボランティアにより復旧作業中

平成30年北海道胆振東部地震の被害を受けた北海道のむかわ町立穂別図書館においてボラティアにより行われている復旧作業が、地元のポータルサイトで紹介されています。

2018年9月14日からの作業で3万冊の図書の整理が進んでいますが、同館は、全ての本棚が倒壊、破損し再開の目途が立っていません。本の貸し出しを希望する場合は、同館まで連絡するよう依頼しています。

むかわ町民ポータルサイト・ポム
http://pomu.town.mukawa.lg.jp/dd.aspx?moduleid=1002&_PickUp_para=15#modu...
※「過去の新着情報」に、「穂別図書館へも沢山のボランテイアが応援 2018年09月17日」「穂別図書館・ボランテイアの力で整理が進む 2018年09月18日」「むかわ町立穂別図書館からのお知らせ 2018年09月25日」があります。

図書館問題研究会、「有害図書」に関する2つのアピールをウェブサイトに掲載

2018年9月24日、図書館問題研究会は、2018年9月10日の全国委員会で決定した2つのアピール、「『有害図書』指定の拡大に反対するアピール」と「出版物への消費税軽減税率の適用を求めるとともに、『有害図書』の自主規制に反対します」をウェブサイトに掲載しました。

「『有害図書』指定の拡大に反対するアピール」は滋賀県や北海道において、性的な表現のある著作物そのものではなく、その研究所に対し有害図書指定がなされたことを受けて出されたもので、有害図書指定の拡大に強く反対するとともに、有害図書指定を行う審議会の議事録作成・公開や、都道府県立図書館における有害図書指定された資料へのアクセス確保を要望するものとなっています。

「出版物への消費税軽減税率の適用を求めるとともに、『有害図書』の自主規制に反対します」は、文書名のとおり、図書・雑誌・新聞への軽減税率導入の要望と、導入する場合に「有害図書」を業界団体が自ら規定し、除外する自主規制の動きへの反対を表明するものです。

米国物理学会(APS)、物理学に関する統制語彙PhySH (Physics Subject Headings)を公開

2018年9月11日、米国物理学会が物理学に関する新たな統制語彙PhySH (Physics Subject Headings)を公開しました。SKOSによって定義された実体と関係を用いた、RDFの形式で提供されています。

PhySHはAPSの雑誌や会議等で用いるために作成されたもので、すでにAPS発行の雑誌ではPhySHの付与も始まっていますが、長期的にはより広いコミュニティで利用されることを想定しているとのことです。物理学のための完全にオープンな、高品質のスキーマを提供することを企図しており、CC0ライセンスの下で自由に利用することができます。

PhySH Now Publicly Available(APS)
https://journals.aps.org/edannounce/physh-now-publicly-available

PhySH - Physics Subject Headings(APS)
https://physh.org/

9月 21日

韓国国立中央図書館(NLK)、同館所蔵の貴重書約200点のデジタル画像を「NAVER知識百科」に提供

2018年9月21日、韓国国立中央図書館(NLK)が、9月10日から、同館が所蔵する貴重書約200点のデジタル画像を「NAVER知識百科」から公開していると発表しました。

NLKでは、2015年から「NAVER知識百科」から同館の所蔵資料に関する情報を提供しています。

국립중앙도서관 소장 희귀본 콘텐츠 네이버 지식백과에 제공(NLK,2018/9/21)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=9768&notice_type_code=3&cate_no=4

HathiTrust Research Center、HathiTrust搭載資料のテキストデータへのアクセスを、データマイニング等の非商用利用に限り、著作権保護期間中の資料にも拡大

2018年9月20日、HathiTrustは、ポリシーと分析ツールを更新し、HathiTrust Research Center(HTRC)において、データマイニングやコンピューターによる解析といった非商用利用に限り、著作権保護期間中のものも含めて、HathiTrustに搭載された1,670万件分のアイテムのテキストへのアクセスを提供すると発表しました。

JSTORのアカデミックスキル習得のために無料オンラインコース“Research Basics”の利用時の登録が不要に

2018年9月19日、大学初年度の学生や大学進学希望の学生を対象にJSTORが開設している、アカデミックスキルを習得するための無料オンラインコース“Research Basics”の利用時の登録が不要になりました。

同コースを、オンライン学習プラットフォーム「ムードル」から、LibGuides上に移設して実現したものです。

内容は、JSTOR特有のものに限らない学術調査に必要な主要なリサーチスキルが含まれています。

JSTOR makes its Research Basics course easier to access(JSTOR,2018/9/19)
https://about.jstor.org/news/jstor-makes-its-research-basics-course-easier-to-access/

研究図書館センター(CRL)、デジタル化資料が1,000万ページを超える

2018年9月1日、北米の研究図書館センター(CRL)がデジタル化を行なったページが1,000万ページを超えたと発表しています。

1,000万ページの節目となったのは、1944年から1945年に出版されたグアテマラの新聞“El Libertador: órgano del Frente Popular Libertador ”(会員館のみ閲覧可)でした。

CRLでは現在2万8,000タイトルを提供しており、オンライカタログや主要なディスカバリーサービスを通じて利用可能で、提携機関によるコンテンツとあわせ4,000万ページ分以上のデータを加盟館に提供しています。

CRL Reaches 10 Million Page Milestone(CRL,2018/9/1)
http://www.crl.edu/news/crl-reaches-10-million-page-milestone

国立情報学研究所(NII)、2017年度のCiNiiのサービスに関するアンケート結果を公開

2018年9月10日、国立情報学研究所(NII)は、2017年度に実施したCiNiiのサービスに関するアンケート結果の概要を公開しました。

このアンケートは、2017年11月13日から12月22日にかけて実施されていました。

昨年度の CiNii のサービスに関するアンケート結果概要(NII,2018/9/10)
https://support.nii.ac.jp/ja/news/cinii/20180910

CiNii Articles のサービスに関するアンケート(平成29年度) ご回答の集計
https://ci.nii.ac.jp/info/ja/a_result_2017.html

国立公文書館、東京本館閲覧室において「絵入自由新聞・明治新聞一枚物」(明治新聞雑誌文庫所蔵)「梧陰文庫」(國學院大學図書館所蔵)のデジタル画像の提供(閲覧)を開始

国立公文書館が、東京本館閲覧室の専用端末(1台)で、「絵入自由新聞・明治新聞一枚物」(明治新聞雑誌文庫所蔵)、「梧陰文庫」(國學院大學図書館所蔵)のデジタル画像の提供(閲覧)を開始したと発表しています。

同館では、他機関が所蔵する国の公文書やこれを補う情報が記載された資料を対象に、デジタル複製によるそれら資料の収集及びそれらの提供に当たっての課題把握を行なうことで、歴史資料等の収集及び提供を実現する事業を実施しています。

国立公文書館 お知らせ
http://www.archives.go.jp/
※「絵入自由新聞・明治新聞一枚物(明治新聞雑誌文庫所蔵)及び梧陰文庫(國學院大學図書館所蔵)のデジタル画像の提供についてnew」とあります。

絵入自由新聞・明治新聞一枚物(明治新聞雑誌文庫所蔵)及び梧陰文庫(國學院大學図書館所蔵)のデジタル画像の提供について(国立公文書館)
http://www.archives.go.jp/news/20180920.html

9月 20日

ケンブリッジ大学出版局(CUP)、論文共有サービスCambridge Core Shareの恒久化・拡大を発表

2018年9月19日、英・ケンブリッジ大学出版局(CUP)は、2017年12月から試行していた学術プラットフォームCambridge Core上での論文共有サービス、”Cambridge Core Share”を恒久的な機能とするとともに、対象文献を拡大することを発表しました。

Cambridge Core Shareは、著者また購読者が出版者版の論文について、閲覧のみ可能な版へのリンクを生成し、電子メールやSNS等を通じて他者と共有できるサービスです。CUPの発表によれば、10カ月間の試行期間中に6,0000以上のリンクが生成され、当該リンクを通じての月間閲覧数は14,000回以上にまで伸びているとのことです。これを受け、CUPは同機能を恒久的に提供することを決定するとともに、対象となる雑誌を現在の250誌超から、CUPの全雑誌へと拡大する予定であるとしています。また、試行期間中は2016年以降出版の論文しかサービス対象となっていませんでしたが、現在は1997年以降に出版された論文にまで範囲を拡大したとのことです。

大阪府立図書館、「平成30年北海道胆振東部地震」で被災し、大阪府及び近隣府県へ避難している住民を対象に利用者登録を実施

2018年9月20日、大阪府立図書館が、「平成30年北海道胆振東部地震」で被災(平成30年北海道胆振地方中東部を震源とする地震に係る災害救助法の適用者)をし、大阪府及び近隣府県(京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県・三重県)に避難している住民を対象に、臨時的措置として利用者登録を実施すると発表しました。

実施期間は、2019年3月31日までです。

なお、同館では、「平成30年7月豪雨」で被災し、大阪府及び近隣府県に避難している住民へも利用者登録を実施しています。

平成30年北海道胆振東部地震により大阪府および近隣府県に避難されている皆様へ 《大阪府立図書館利用者登録のご案内》(大阪府立図書館,2018/9/20)
http://www.library.pref.osaka.jp/site/info/oshirase-hokkaidou2018.html

【イベント】三田図書館・情報学会2018年度研究大会 ラウンドテーブル「図書館情報学の研究成果を書籍出版する」も開催(10/13・東京)

2018年10月13日、慶應義塾大学三田キャンパスにて、三田図書館・情報学会2018年度研究大会が開催されます。

図書館情報学に関する研究発表が行われるほか、午後の時間帯には「図書館情報学の研究成果を書籍出版する」と題したラウンドテーブル(出席者が積極的に討議に関わる場)が設けられています。開催案内によれば、「近年の学術書籍出版の動向を背景にして、研究者と出版者のそれぞれの立場から、図書館情報学の研究成果を出版物として公表する際の課題や問題点、改善案などについて話題提供し、これをもとに出席者で議論する」とのことです。

三田図書館・情報学会 2018年度研究大会
http://www.mslis.jp/am_2018.html

三田図書館・情報学会2018年度研究大会ラウンドテーブル「図書館情報学の研究成果を書籍出版する」
http://www.mslis.jp/am2018abst/2018roundtable.pdf

国際図書館連盟(IFLA)、欧州議会での著作権指令改正案可決に対してプレス・リリースを発表

欧州議会が2018年9月12日に著作権指令改正案を可決したことをうけ、9月13日、国際図書館連盟(IFLA)がプレス・リリースを発表しています。

プレスリリースでは、今回可決した改正内容が発効した場合、図書館は、国境を越えたネットワークを通じても含めて、保存のための著作物のデジタル化の可能性が明確となり、また、教育のための著作権の除外規定からの恩恵も受けるとしています。

一方で、オープンアクセス(OA)論文やオープンな教育資源(OER)を搭載するの非営利のプラットフォームに深刻な影響を与える条項、ニュース記事のスニペットへの支払い義務、グローバルイノベーション分野において欧州を遅れさせる混乱・リスクを招くテキスト・データ・マイニングに関する規則の複雑さなどに懸念を示してします。

IFLAでは、欧州の著作権改革は、今後、欧州委員会・欧州議会・加盟国での議論へと進むが、全ての関係者が、より創造的で革新的な未来のために正しい道を進むために必要なことを確実に理解するようにするとしています。

文部科学省が「平成31年度科学研究費助成事業公募要領等説明会」資料を公開 審査におけるresearchmapの参照について言及

文部科学省が2018年9月6日(東日本会場)、9月13日(西日本会場)に開催した「平成31年度科学研究費助成事業公募要領等説明会」の資料を公開しています。公開されている資料は「資料1 科研費改革の概要等について」、「資料2 平成31年度科学研究費助成事業-科研費-科研費審査システム改革、平成31年度公募内容の変更点」、「資料3 researchmapについて」、「資料4 共同利用・共同研究システムの利用について」の4点です。

このうち資料2では科研費システムの改革に伴い、平成31年度審査から、科学研究費助成事業(科研費)の審査方式が変わること(従来の細かな分野ごとの審査から一部の費目で大区分・中区分ごとの審査へ変更することや、同一の審査委員による総合審査方式・2段階書面審査方式の導入など)に加え、研究計画調書の構成も変更されることが説明されています。調書の変更について、具体的には申請者らの研究業績をリストアップする「研究代表者および研究分担者の研究業績」欄が、「応募者の研究遂行能力及び研究環境」欄に変更され、研究業績を網羅的に記載するのではなく、研究計画の実行可能性を文章で説明しつつ、根拠となる文献等の中で主要なものを掲載することになります。

ブロックチェーン技術によるピアレビュー支援検証プロジェクトにウェルカム・トラストとKarger社が参加

2018年9月12日、Digital Science社等によるブロックチェーン技術によるピアレビュー支援を検証するパイロットプロジェクト“Blockchain for Peer Review”に、新たにウェルカム・トラストとKarger社が参加したことが発表されています。

Wellcome Trust & Karger join the Blockchain for Peer Review Initiative(Blockchain for Peer Review,2018/9/12)
https://www.blockchainpeerreview.org/2018/09/wellcome-trust-karger-joins-the-blockchain-for-peer-review-initiative/

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、 IIIF Curation Platformの公式ページを公開:IIIF Curation Finderの詳細情報も公開

2018年9月19日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、 IIIF Curation Platformの公式ページを公開したと発表しています。

あわせて、IIIF Curation Finderの詳細情報も公開しています。

CODH お知らせ
http://codh.rois.ac.jp/
※2018-09-19欄に「IIIF Curation Platformの公式ページを公開しました。またIIIF Curation Finderの詳細情報を公開しました。」とあります。

IIIF Curation Platform
http://codh.rois.ac.jp/icp/

IIIF Curation Finder(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/software/iiif-curation-finder/

9月 19日

韓国図書館協会(NLK)、Wikipediaの編集方針を学ぶ「図書館と一緒にWikipediaプロジェクト」への参加館を募集中

2018年9月13日、韓国図書館協会(NLK)が、「図書館と一緒にWikipediaプロジェクト」への参加館(国立・公共・大学・専門・学校図書館)の募集を開始しました。〆切は10月5日です。

韓国ウィキメディア協会との共催により、9月から12月にかけて、希望する館において、司書及び住民を対象に、Wikipediaの編集方針を学ぶエディタソンを実施するプロジェクトです。

すべての図書館員がウィキペディアにひとつずつ参照文献を加えるキャンペーン“#1Librarian 1Reference”プロジェクトの紹介なども行われる予定です。

[안내]‘도서관과 함께하는 위키백과 프로젝트’ 도서관 모집 공고(~10/5 마감)(NLK,2018/9/13)
http://www.kla.kr/jsp/info/association.do?procType=view&f_board_seq=55721

ジョン・F・ケネディ大統領図書館、ケネディ家の様子を撮影したネガフィルム約1,700点をデジタル化して公開

2018年9月14日、米国のジョン・F・ケネディ大統領図書館(John F. Kennedy Presidential Library and Museum)が、同館所蔵のケネディ家に関するコレクションのなかから、約1,700点の硝酸塩のネガフィルムをデジタル化し、オンラインで公開したと発表しています。

今回公開されたものは、同館で所蔵する写真コレクションの一部であり、ケネディ大統領の母親の結婚前の様子を撮影した写真等といったケネディ大統領誕生以前からの物を含む、ケネディ家の日常生活、休暇、祝賀行事といった様子を撮影した写真が含まれます。

硝酸塩のネガフィルムは脆弱で、今回デジタル化されたフィルムの原本の何点かは劣化しているものの、概ねよく保存されているとのことです。

北米の研究図書館センター(CRL)、“Mexican Intelligence Digital Archives (MIDAS)”を公開

2018年9月13日、北米の研究図書館センター(CRL)が、“Mexican Intelligence Digital Archives (MIDAS)”の公開を発表しました。

米・ノースウェスタン大学、メキシコ大学院大学、メキシコのNPO“Articulo 19”が連携して作成したもので、メキシコの2つの主要な秘密諜報機関である連邦調査局(DFS)及び政治社会調査局(DGIPS)のデジタル化したアーカイブズを閲覧することができます。

MIDASには、最終的に1940年代から1980年代の30万件の文書が含まれる計画で、秘密諜報機関の職員等による、メキシコの政治活動家・労働運動家に関するレポートが含まれます。

米国議会図書館(LC)、CRSレポートをオンラインで提供するためのポータルサイトを公開

2018年9月17日、米国議会図書館(LC)は、LCの議会調査局(CRS)が刊行するCRSレポートをオンラインで提供するためのポータルサイトを公開しました。

2018年度予算が、LCに対してCRSを公開するように指示していることを受けて構築されたもので、既存の議会向けに公開している検索機能をできるだけユーザーフレンドリーとなるように設計し、キーワード検索できるようにして公開されています。今後、議会向けウェブサイトの機能が拡張した際には、それに合わせてポータルサイトも更新されます。

今後、議会において利用できるようになったレポートは、ポータルサイトにも搭載されていきますが、既刊分についても、LCが出来るだけ迅速に追加していくとしています。

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