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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2018年8月20日、京都市の同志社大学寒梅館ハーディーホールにおいて、第27回京都図書館大会「図書館の可能性について~多様化する図書館~」が開催されます。
活字離れ、出版不況が叫ばれるなか、情報提供の場としての図書館は何ができるのか、また、図書館はどうあるべきなのか、様々な活字を扱う立場の意見を踏まえ、これからの図書館の可能性について考えるとしています。
内容は以下の通りです。
・基調講演「多様化する図書館:歴史的視点から」 田村俊作氏(慶応義塾大学文学部 名誉教授)
・事例発表(1) 「山中湖情報創造館での取組み~未来もつくるモノコトづくり図書館~」 丸山高弘氏(地域資料デジタル化研究会 副理事長)
・事例発表(2) 「本を届けるということ」 宮迫憲彦氏(Montag Booksellers/フィルムアート社/CAVA BOOKS)
・事例発表(3) 「スマホから文学へ:ゲーム・マンガを通じて全集を読む若い世代」 大久保友博(ゆう)氏(京都橘大学 助教/青空文庫)
参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。
2018年6月20日、OCLC Researchが、“US Public Libraries: Marketing and Communications Landscape”を公開しました。
米国の公共図書館の利用者や地域社会とのコミュニケーション方法を知るために行ったもので、マーケティングの懸念事項や障壁、コミュニケーションの手段、電子メールによるマーケティング方法などが調査されています。
調査結果からは、図書館が限られた資源のなかで多くの事柄を実施しており、特にソーシャルメディアに力を入れていて、その試みが、地域社会における図書館の認知度向上に役立っていることがわかったとしています。
また、40%の館がコミュニケーションの戦略を持っていると回答したものの、最新のものとなっているのは17%に過ぎないことや、71%が必要な人材がいないと回答していること、マーケティング担当職員を持つ館は25%であることなどが紹介されています。
2018年7月4日、スコットランド国立図書館(NLS)が「デジタルギャラリー」のビューアに、新しく、IIIFに準拠した“Universal Viewer”を採用したと発表しています。
New tools for the Digital Gallery(NLS,2018/7/4)https://blog.nls.uk/new-tools-for-the-digital-gallery/
Digital galleryhttps://digital.nls.uk/gallery/
参考: 九州大学附属図書館の九大コレクションがIIIFに対応 Posted 2018年4月17日http://current.ndl.go.jp/node/35854
2018年7月4日、国立大学図書館協会(JANUL)学術情報システム委員会が、「これからの学術情報システムに向けて―現状・課題・当面の方向性に関するレポート―」を公開しました。
同レポートは、学術情報流通に関わる7つのテーマ(統合的検索システム、印刷体コレクションとメタデータ、ILLサービス、電子リソースとメタデータ、オープンアクセス、オープンデータ、デジタルアーカイブ)を設定し、諸委員会等における検討状況や提言、国内外の事例について文献等を中心に調査を行って、現状と課題を整理したものです。
その上で、今後5年間程度を視野に入れた当面の方向性が述べられています。
同委員会では、本レポートを学術情報システム全体を俯瞰する「見取り図」として位置づけて、今後の方向性および具体的なアクションプランの策定を進めるとしています。
お知らせ(JANUL)https://www.janul.jp/ja/news ※2018.07.04欄に「「これからの学術情報システムに向けて―現状・課題・当面の方向性に関するレポート―」(学術情報システム委員会)(2018年6月)を公表しました」とあります。
2018年7月5日、日本ユネスコ国内委員会が 、「ESD(持続可能な開発のための教育)推進の手引」(改訂版)を公開しました。
2016年3月に作成した「ESD(持続可能な開発のための教育)推進の手引(初版)」について、2018年3月に持続可能な開発目標(SDGs)や、新しい学習指導要領、ユネスコにおけるユネスコスクール制度改革などを踏まえ、内容を一部改訂したものです。
新着情報(文部科学省)http://www.mext.go.jp/b_menu/news/index.html ※平成30年07月05日欄に「「ESD(持続可能な開発のための教育)推進の手引」(改訂版)について」とあります。
「ESD(持続可能な開発のための教育)推進の手引」(改訂版)について(日本ユネスコ国内委員会)http://www.mext.go.jp/unesco/004/1405507.htm
新潟県新発田市の広報誌『広報しばた』2018年7月2日号で、2018年7月7日にオープンする、新発田市立歴史図書館が紹介されています。
1984年に足軽長屋をイメージして建てられた、旧新発田市立図書館をリニューアルしたものです。
同館では古文書・書籍・絵図類など、歴史関係の図書約2万点を所蔵しており、今後も歴史や郷土に関する資料の収集・保存を行なっていくとしています。
1階には展示室があり、年4回展示換えを行なって資料を公開するほか、2階には資料閲覧室があり、所蔵資料を利用することができます。
3階には歴史資料を適切に保存できる「特別収蔵庫」があり、見学者用窓から内部を見ることができるようになっています。
今後、地域の歴史に関するイベントや、古文書の読解や城下町のまち歩きなどの講座も開催するとともに、子どもが郷土愛を育む施設となることも目指すとしています。
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
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