アーカイブ - 2018年 2月 - car

2月 14日

静岡県立中央図書館、閲覧室床ひび割れ詳細調査の結果報告を公表

静岡県立中央図書館が、閲覧室床ひび割れ詳細調査の結果報告を公表しています。

調査は2017年9月1日から2018年1月31日にかけて行われたもので、ひび割れの原因は、荷重増等による建物全体の重量増、コンクリートの乾燥収縮、不同沈下、過去の地震等の要素が複合的に作用したものと推定されるが、構造的な問題ではないことがわかったとし、ひび割れの補修を行えば、当面は床を使用し続けることは可能とのことから、2018年度に補修工事を実施し、閲覧室の利用を再開するとしています。

閲覧室床ひび割れ詳細調査の結果報告(静岡県立中央図書館)
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/info/2018/hibiwarehoukoku.html

2月 13日

オープンアクセス誌”eLife”、神経科学分野の出版者を超えた査読コンソーシアムNPRCに参加

2018年2月9日、オープンアクセス誌eLifeはNeuroscience Peer Review Consortium (NPRC)へ参加することを発表しました。

NPRCは神経科学分野における出版者を超えた査読コンソーシアムです。査読の効率化を図るもので、NPRC参加雑誌間では、ある雑誌で却下された論文について、査読コメント等を別の雑誌の査読に引き継ぐことができます。現在50以上の雑誌がNPRCに参加しているとのことです。

Announcement: eLife joins the Neuroscience Peer Review Consortium(eLife、2018/2/9付け)
https://elifesciences.org/inside-elife/c5844470/announcement-elife-joins-the-neuroscience-peer-review-consortium

成蹊大学とNTTコミュニケーションズ株式会社、図書館等に設置したセンサーから温湿度・照度・CO2濃度などのデータを収集し快適な学習環境を調査する実証実験の開始

2018年2月13日、成蹊大学とNTTコミュニケーションズ株式会社は、学習効率が最もよい環境について、大学内に設置したセンサーから取得したデータを用いて分析する、実証実験を開始すると発表しました。

この実証実験では成蹊大学の講義室や図書館等に設置したセンサーから、温湿度、照度、CO2濃度などのデータを収集し、NTTコミュニケーションズのクラウドサービス上に蓄積します。蓄積されたデータの分析と、学生・教職員による体感評価を組み合わせることで、最適な学習環境を実現する条件を特定するとのことです。

成蹊大学とNTT ComがIoTを活用した「空間の価値」を最大化するための実証検証を開始(NTTコミュニケーションズ、2018/2/13付け)
http://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2018/0213_2.html

オープンアクセス学術出版協会(OASPA)、研究評価に関するサンフランシスコ宣言(DORA)に署名

2018年2月12日、オープンアクセス学術出版協会(OASPA)は研究評価に関するサンフランシスコ宣言(San Francisco Declaration on Research Assessment:DORA)に署名したと発表しました。

DORAは、2012年に、科学的な研究成果の評価方法を改善するためになされた宣言で、研究は、どの雑誌に掲載されたかではなく、その質によって評価すべきという指針からなります。

OASPA Endorses the Declaration on Research Assessment (DORA)(OASPA、2018/2/12付け)
https://oaspa.org/oaspa-endorses-declaration-research-assessment-dora/

ISIがClarivate Analyticsの一部門として「復活」

2018年2月7日、Clarivate Analyticsは同社の一部門としてISI(Institute for Scientific Information)を「復活」(re-establish)させる、と発表しました。

元々ISIはユージン・ガーフィールド氏が設立したもので、Science Citation Indexやインパクトファクターの編集等で知られていました。1992年にトムソン社(後のトムソン・ロイター社)に買収された後、同社の知的財産・科学事業部門となり、ブランド名等にその名を残していました。その後、2016年にトムソン・ロイター社が知的財産・科学事業部門を売却し、同部門はClarivate Analyticsという独立した企業となっていました。

新ISIはClarivate Analytics社の中で、計量書誌学手法の開発や学術コミュニティのパートナー・顧客との協働促進等に従事するとのことです。

北米研究図書館協会(ARL)、ソフトウェアの保存とフェアユースに関する報告書を公開

2018年2月9日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書“The Copyright Permissions Culture in Software Preservation and Its Implications for the Cultural Record”を公開しました。

ソフトウェアの保存とアクセスを実現するためのフェアユースの採用についてのベストプラクティスに関する保存専門家間の共通理解を展開させることを目的に作成されたもので、フェアユースの合意的な見解を示すことで法的な不明瞭な点を解消することを目的に2018年秋に公開予定の“Code of Best Practices in Fair Use for Software Preservation”に関する情報を提供しています。

韓国・教育部と韓国教育学術情報院(KERIS)、2017年の大学図書館統計を公開

2018年2月5日、韓国・教育部が韓国教育学術情報院(KERIS)と共同で、「2017年大学図書館統計分析」を公表したと発表しています。

全国423の大学図書館の蔵書数、利用状況、資料購入費などといった図書館運営の現況調査を行なったもので、教育部が毎年実施しています。

発表されている結果の概要は以下の通りです。

・在学生1人当たりの所蔵冊数は64冊(4年制:72冊、専門大学:33冊)
・在学生1人当たりの貸出冊数は6.5冊で毎年減少。
・在学生1人当たりの電子ジャーナル・電子書籍等の利用は261.7回で毎年増加(2013年比177%増)
・在学生1人当たりの資料購入は10万1,000ウォン(前年比4.1%増)

韓国のISNIコンソーシアム“ISNI-KOREA”、ウェブサイトを公開

2018年2月1日、韓国国立中央図書館(NLK)や著作権管理団体等13団体で構成される、韓国の国際標準名称識別子(ISNI)コンソーシアム“ISNI-KOREA”がウェブサイトを公開しました。

ウェブサイトでは加盟各団体が保有する著作者情報が提供されるとともに、図書目録や著作物使用の際の問い合わせ先といった著作物関連情報も掲載されています。

피겨여왕 김연아’와 관련된 전세계 창작물을 한눈에(NLK,2018/1/26)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=9444&site_code=nl&notice_type_code=3&currentPage=0&srch=&searchWord=&cate_no=0

北海道立図書館、道立高等学校図書館運営相談事業を開始

2018年2月9日、北海道立図書館が、2018年度から道立高等学校図書館運営相談事業を開始すると発表しました。

同館では、これまで小・中学校を訪問して、学校図書館についての相談に対応してきましたが、新しく道立高等学校を対象に司書派遣を行ない、学校図書館の整備充実に向けた取組を促進することを目的としています。

【新規事業】道立高等学校図書館運営相談事業をはじめます(北海道立図書館,2018/2/9)
http://www.library.pref.hokkaido.jp/web/news/vmlvna00000085j3.html

道立高等学校図書館運営相談事業のご案内(北海道立図書館)
http://www.library.pref.hokkaido.jp/web/guide/fvreli00000010qr.html#s0

2月 9日

北陸地方の大雪の影響で福井県内の公立図書館数館が休館

2018年2月4日からの北陸地方の大雪の影響で、坂井市立図書館全館(2月9日)、永平寺町立図書館永平寺館・上志比館(2月7日から2月12日まで)、越前町立図書館織田分館(2月9日)が休館しています。また、大野市立図書館は開館しているものの、重油配給の遅れのため、館内暖房が停止しています。

坂井市立図書館休館のお知らせ(坂井市,2018/2/9)
https://www.city.fukui-sakai.lg.jp/tosyo-saka/syougai/tosyokan/kyukan.html

2月10日(土曜日)からの開館のお知らせ(坂井市立図書館,2018/2/9)
https://lib.city.sakai.fukui.jp/382617.html

【イベント】アジア圏文化資源研究開拓プロジェクト国際ワークショップ「東アジア木版文化研究とデジタル・ヒューマニティーズの可能性」(2/28-3/1・京都)

2018年2月28日と3月1日、京都市の立命館大学アート・リサーチセンターにおいて、同センターのアジア圏文化資源研究開拓プロジェクト等主催の国際ワークショップ「東アジア木版文化研究とデジタル・ヒューマニティーズの可能性」が開催されます。

同センターの日本文化デジタルアーカイブの手法や技術を、アジア圏の様々な文化・芸術研究に応用することで研究を進展させることを目的としたアジア圏文化資源研究開拓プロジェクトの一環です。

シンポジウムは、「東アジアの木版文化」をテーマに、日本・中国・韓国・ベトナムの研究者が各国の研究状況を報告するとともに、各国間でどのような研究交流が可能か、いかにその基盤を構築するか、現在および今後の研究においてデジタル・ヒューマニティーズ手法がどのように作用するかを議論し、研究交流のレベルを進歩させることを目的に開催されます。

参加には、事前の申し込みは不要で、参加費も無料です。

内容は以下の通りです。

2月28日
session1 
立命館大学ARCにおける東アジア文化資源研究とデジタルアーカイブ活動

西林孝浩氏(立命館大学教授)
「アジア圏文化資源研究開拓プロジェクトの概要」

東松島市図書館(宮城県)、東日本大震災に関する俳句・短歌を募集:作品は図書館で保存

宮城県の東松島市図書館が、2018年2月1日から2月28日まで、東日本大震災追悼企画として、東日本大震災に関する俳句・短歌を募集しています。

寄せられた作品は2018年3月に設置されるコーナーに掲示される等で使用されるほか、図書館で保存されます。

俳句・短歌であなたの思いをお寄せください(東松島市図書館)
http://www.lib-city-hm.jp/lib/2011y-library%20top/22_haiku_ex.html

国際図書館連盟(IFLA)、欧州文化遺産年(2018年)を受けて、図書館での取り組み方をまとめたブリーフィングペーパーを公開

2018年2月8日、国際図書館連盟(IFLA)が、2018年が欧州文化遺産年(European Year of Cultural Heritage)であることを受けて、図書館での取り組み方をまとめたブリーフィングペーパーを公開しました。

欧州各国の図書館が日々行なっている、手稿類からボーンデジタル資料までの文化遺産保存の取組や、文化遺産の利用に関する新しい方法の開発に関する取組を理解してもらい、法的にも財政的にもこの取組を効果的に実行し続けるための支援を受けるための好機であるとし、“Engagement”、“ Sustainability”、“Protection”、“Innovation”という欧州文化遺産年の4つのテーマと図書館の諸活動の関係について示すとともに、この好機を生かすための5つの事項を提案しています。

European Year of Cultural Heritage - Briefing for Libraries(IFLA,2018/2/8)
https://www.ifla.org/node/27027

OCLC Research、ウェブアーカイブの記述メタデータに関する報告書を公開

2018年2月7日、OCLC Researchのウェブアーカイブのメタデータに関するワーキンググループが、記述メタデータの推奨事項についてまとめた報告書を公開しました。

アーカイブされたウェブサイトという特徴にあわせたメタデータ実務の一貫性と効率性の改善のための推奨事項に関するものに加え、ユーザーのニーズに関する文献レビュー、ウェブサイト収集ツールに関するレビューを加えた3本の報告書で構成されています。

作成にあたっては、国際インターネット保存コンソーシアム(IIPC)、米国アーキビスト協会(SAA)のウェブアーカイブ部門、Internet ArchiveのArchive-Itなどの多様な関係団体・グループからの意見を参考にしています。

News(OCLC Research)
https://www.oclc.org/research/news.html
※「Descriptive Metadata for Web Archiving 07 February 2018」とあります。

宮城県図書館、東日本大震災文庫ミニ展示「震災と食」を実施

宮城県図書館が、2018年2月9日から2018年3月9日まで、同館3階の東日本大震災文庫においてミニ展示「震災と食」を実施しています。

震災が「食」に関わる人に与えた被害や影響とその後や、知っておくと役立つ非常時の「食」など、「震災と食」に関する資料から一部を展示するものです。

東日本大震災文庫ミニ展示「震災と食」(宮城県図書館)
http://www.library.pref.miyagi.jp/latest/events/exhibition/1088-shinsaibunko-201802.html

参考:
宮城県図書館、東日本大震災文庫ミニ展示「震災と地震」を実施
Posted 2017年12月11日
http://current.ndl.go.jp/node/35130

2月 8日

【イベント】「UDC2017ファイナル!地域の課題解決に貢献する作品を一挙大公開 〜最終審査会&全40拠点の年間活動報告!〜」(2/23-24・東京)

2018年2月24日、一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会(AIGID)等主催の「UDC2017ファイナル!地域の課題解決に貢献する作品を一挙大公開 〜最終審査会&全40拠点の年間活動報告!〜」が、東京都目黒区の東京大学駒場第Ⅱキャンパスで開催されます。

アーバンデータチャレンジ2017(UDC2017)の最終報告および審査会として、地域課題の解決を目的に地域データを活用した作品のコンテストが実施されます。基調講演やポスターセッションのほか、作品のプレゼンテーションと審査が行われます。当日はインターネットでの中継も予定されています。

また、2018年2月23日には、「UDC2017ファイナル!「デモ・デー」」が開催され、コンテストの作品応募者と一般参加者の交流の機会が設けられます。

参加費は無料の予定で、事前の申込みが必要です。

国際図書館資料識別子(ILII)に関するISO規格(ISO 20247:2018)が発行

2018年1月、国際図書館資料識別子(ILII)に関する規格ISO 20247:2018が発行されました。

ILIIは、図書館及び関連組織のための国際標準識別子(ISIL)(ISO 15511)が定める図書館及び関連組織が所蔵・管理する資料の一意の識別のために用いられるもので、図書館間貸出や蔵書の共同管理といった、図書館システム間で所蔵資料に関する情報が共有されている際に、各資料の識別を容易にすること等を目的としています。

ISO 20247:2018 Information and documentation -- International library item identifier(ILII)(ISO)
https://www.iso.org/standard/67408.html

参考:
CA1872 - 国際図書館資料識別子(ILII) / 宮澤 彰
カレントアウェアネス No.328 2016年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1872

米・Aspen Institute、公共図書館が強靭なコミュニティ構築に資するための条件や推奨事項をまとめた報告書を公開

2018年1月30日、米国の教育・政策研究機関であるAspen Instituteが、米・コロラド州立図書館と共同で、報告書“Libraries: Building Community Resilience in Colorado”を公開しました。

2016年に同州知事がより強靭なコミュニティ構築のための調査プロジェクトを実施したことを受けてのもので、図書館が市民の拠点として、コミュニティー内の官・民と効果的に連携し、強靭なコミュニティ構築に関する課題への挑戦を促し、課題を軽減するための条件や推奨事項をまとめています。

Libraries: Building Community Resilience in Colorado(Aspen Institute,2018/1/30)
https://www.aspeninstitute.org/blog-posts/libraries-building-community-resilience-colorado/

韓国国立中央図書館(NLK)・韓国科学技術情報院(KISTI)、公共図書館660館の2017年の貸出しデータの分析結果を公表

2018年2月7日、韓国国立中央図書館(NLK)と韓国科学技術情報院(KISTI)が共同で、全国の公共図書館660館の2017年の貸出しデータ約5,700万件分の分析結果を公開しました。

公共図書館用のビックデータ分析プラットフォーム“도서관 정보나루”(図書館情報の渡し場)を用いて分析されたもので、NLKからの2月8日付けの発表では、結果概要が以下のように紹介されています。

・最も貸出された図書は、ブッカー賞を受賞した韓江氏の『菜食主義者』。
※上位10冊のなかに東野圭吾氏の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が含まれています。

・作品・作家のテレビ等のメディアでの露出度や、フェミニズムや大統領の弾劾・選挙といった社会的・政治的問題が貸出冊数の増加に影響。

・性別では6対4の割合で女性による貸出しが多く、40代女性(22.3%)、40代男性(12.2%)、30代女性(11.3%)、小学生女子(8.9%)、小学生男子(8.7%)の順で貸出し冊数が多い。

「河合文庫」等1,851タイトルの資料が京都大学貴重資料デジタルアーカイブで新規公開

2018年2月7日、京都大学図書館機構が、「河合文庫」からの996タイトルをはじめ、「維新特別資料文庫」「富士川文庫」「平松文庫」等の1,851タイトルの資料を京都大学貴重資料デジタルアーカイブで新規公開したと発表しました。

同館所蔵の「河合文庫」は、文学博士河合弘民氏が朝鮮史の研究に資するために採集した朝鮮文書類とその典籍類で、今回公開されたものは、2015年締結の同館所蔵の韓国古文献の調査、電子化及び解題の作成に関する同館・京都大学人文科学研究所・高麗大学校民族文化研究院の協定に基づいて電子化された文書類996点です。

【図書館機構】河合文庫等1,851タイトルの資料を京都大学貴重資料デジタルアーカイブで新規公開しました(京都大学図書館機構,2018/2/7)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1377266

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