アーカイブ - 2018年 2月 - car

2月 16日

Taylor & Francis社、 研究データポリシーを公開

2018年2月13日、Taylor & Francis社が、 研究データポリシーを公開しました。

同社の全タイトルに適用され、2018年中に多くのジャーナルが同ポリシーに移行することを目指すとしています。

Opening up the research lifecycle: Taylor & Francis introduces new data sharing policies(Taylor & Francis,2018/2/13)
http://newsroom.taylorandfrancisgroup.com/news/press-release/opening-up-the-research-lifecycle-taylor-francis-introduces-new-data-sharin

米・トランプ政権、2019年度の予算教書を提出:IMLS、NEA、NEHの段階的な廃止にむけた予算を計上

米・トランプ大統領が2018年2月12日に連邦議会に提出した2019年度の予算教書において、博物館・図書館サービス機構(IMLS)、国立芸術基金(NEA)、全米人文科学基金(NEH)の段階的な廃止にむけた予算が計上されていることを受け、各団体が声明を発表しています。

IMLS Director Dr. Kathryn K. Matthew's Statement on the President's Proposed FY 2019 Budget(IMLS,2018/2/12)
https://www.imls.gov/news-events/news-releases/imls-director-dr-kathryn-k-matthews-statement-presidents-proposed-fy-2019

国文学研究資料館、「ないじぇる芸術共創ラボ」のウェブサイトを公開

2018年2月15日、国文学研究資料館が、アートと翻訳による日本文学探索イニシアティブ「ないじぇる芸術共創ラボ」のウェブサイトを公開しました。

更新履歴(国文学研究資料館)
https://www.nijl.ac.jp/pages/about/news.html
※「2018/2/15 文化庁プロジェクト「ないじぇる芸術共創ラボ」についてのページを公開しました。」とあります。

「ないじぇる芸術共創ラボ」について
http://www.nijl.ac.jp/pages/nijl/about/index.html

ないじぇる芸術共創ラボ
http://www.nijl.ac.jp/pages/nijl/index.html

2月 15日

英・高学年の子ども及び教育図書館員協会(ASCEL)が発表した幼児や青少年の図書館満足度調査(記事紹介)

2018年2月14日付けの英・Libraries Taskforceのブログが、高学年の子ども及び教育図書館員協会(ASCEL)が2017年12月にウェブサイトで公表した、幼児や青少年の図書館満足度に関する調査報告書“Young People's Library Survey”の概要を紹介しています。

同報告書は、図書館の専門家と英国公認会計士協会(CIPFA)が作成したもので、2014年から2017年にかけて、全国の344の図書館において、4万人を超す幼児や青少年及びその家族を対象に実施された調査の結果をまとめたものです。

調査は、0歳から7歳(概ね両親や保護者への調査)、7歳から11歳、11歳から16歳の年齢層に分けて実施されました。

記事では、楽しみのための読書に関するサービスは全年齢層で評価されており、幼児にとって両親・保護者と図書館で本を選ぶことは最も人気があることや、少年の77%は図書館が読書を楽しむことに役立つと回答し、62%の青年が学期の最後に少なくとも1冊は本を借りると回答していること、両親の82%が図書館が子供の就学準備に役立つ、85%が会話やリスニング能力の向上に役立つと回答していることが紹介されています。

福井県文書館、北陸地方の大雪を受け、民間所在の歴史資料の保全を呼びかけ

2018年2月15日、福井県文書館が、北陸地方の大雪を受け、自宅や蔵、地域の集会所などで古くから保管されていた資料や古文書が濡れたり、汚れたりした場合、処分はせず、文書館まで相談するよう呼びかけています。

@FukuiPrefArch(Facebook,2018/2/15)
https://www.facebook.com/FukuiPrefArch/photos/a.268440416653737.1073741828.266215800209532/902484729915966/

参考:
北陸地方の大雪の影響で福井県内の公立図書館数館が休館
Posted 2018年2月9日
http://current.ndl.go.jp/node/35471

米国政府印刷局(GPO)、連邦官報の1960年代発行分をデジタル化して公開

2018年2月14日、米国政府印刷局(GPO)は、国立公文書館連邦官報事務局(OFR)と共同で、1960年から1969年までに発行された連邦官報(Federal Register)をデジタル化して公開したと発表しています。

これにより、1960年以降の連邦官報が、連邦政府の情報を利用できるデータベース“govinfo”から閲覧できるようになりました。

1936年の創刊号からのデジタル化計画の一環です。

GPO Issues Digital Release of Federal Register for the 1960s(GPO)
https://www.gpo.gov/who-we-are/news-media/news-and-press-releases/gpo-issues-digital-release-of-federal-register-for-the-1960s

国立公文書館、「アーキビストの職務基準書(平成29年12月版)」を公開

国立公文書館が、「アーキビストの職務基準書(平成29年12月版)」を公開しています。

アーキビストの専門性を明確化し、その採用や配置・育成の基本資料として活用するために、2017年には外部有識者による検討会議も設置して、同館が策定を進めてきたものです。

2018年は、歴史公文書等を取り扱う機関に、この「アーキビストの職務基準書(平成29年12月版)」の検討を依頼し、修正を加えるべき点についての意見を募集した上で、更なる検討を行なうとしています。

また、「アーキビストの職務基準書」が確定した次の段階として、公文書管理に携わる専門家の「公的資格制度」に結び付けたいとしています。

あわせて、外部有識者による検討会議の配布資料と議事概要も公開されています。

国立公文書館 お知らせ
http://www.archives.go.jp/
※「アーキビストの職務基準書(平成29年12月版)」及び検討経緯についてnew」とあります。

文部科学省、学校教育法施行規則の一部を改正する省令案及び高等学校学習指導要領案へのパブリックコメントを実施中

文部科学省が、学校教育法施行規則の一部を改正する省令案及び高等学校学習指導要領案へのパブリックコメントを、2018年2月14日から3月15日まで実施しています。

高等学校学習指導要領案では、学校図書館や地域の図書館、博物館、美術館及びコンピュータや情報通信ネットワークの活用等についての記述があります。

学校教育法施行規則の一部を改正する省令案及び高等学校学習指導要領案に対する意見公募手続(パブリックコメント)の実施について(文部科学省,2018/2/14)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/02/1401394.htm

北見市立留辺蘂図書館(北海道)、企画資料展示「思いがけないコレクション!」を開催:北海道立図書館の展示貸出目録を活用した移動展

北海道の北見市立留辺蘂図書館が、2018年2月13日から2月27日まで、企画資料展示「思いがけないコレクション!」を開催しています。

北海道立図書館が、市町村立図書館(室)における展示の企画立案や貸出申込みのためにウェブサイトで公開している「展示リスト」を活用した展示で、北海道立図書館の北方資料室が、2017年9月から10月にかけて開催した資料展「必見!思いがけないコレクション」の移動展となります。

展示では、北海道立図書館所蔵資料に加え、北見市立留辺蘂図書館所蔵の、閉架書庫の新聞記事スクラップ、新聞縮刷版の一番古いもの、児童書コーナーにある「北海道かるた」、しかけ絵本などが展示されます。

留辺蘂図書館 企画資料展示「思いがけないコレクション!」(北見市立留辺蘂図書館,2018/2/2)
https://www.city.kitami.lg.jp/docs/2018013000045/

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、楽団の演奏や器楽曲などのレコードをデジタル化して公開

2018年2月13日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、歴史的音源をデジタル化して公開するサイト“Virtual Gramophone”において、新たに楽団の演奏や器楽曲などのレコードをデジタル化して公開したことを発表しました。

楽団の演奏のほか、オーケストラ、室内楽、民俗音楽などの音源が公開されています。

New additions to the Virtual Gramophone – band and instrumental music(Library and Archives Canada Blog, 2018/2/13)
https://thediscoverblog.com/2018/02/13/new-additions-to-the-virtual-gramophone-band-and-instrumental-music/

イェール大学図書館におけるサービスとしてのエミュレーション(emulation as a service)のためのインフラ構築(記事紹介)

イェール大学のウェブサイトで、イェール大学図書館における、サービスとしてのエミュレーション(emulation as a service)のためのインフラ構築が紹介されています。

このインフラでは、旧式のソフトウェアにオンデマンドでアクセスして、そのソフトウェア上の情報、たとえば1980年代にCADシステム上で作成した建築の設計図や、著名な作家が初期のワードプロセッシングソフトウェアで執筆した原稿などの情報が損なわれることなく今後もアクセスすることが可能になるようです。

アンドリュー・W・メロン財団(Andrew W. Mellon Foundation)とアルフレッド・P・スローン財団(Alfred P. Sloan Foundation)からそれぞれ100万ドルの助成を受けて、OS、オフィスソフト、電子メールアプリケーション、ビデオ編集ソフト、作曲ソフトなど3,000以上のソフトウェアへのアクセスを可能にするとのことです。このプロジェクトは、ソフトウェアへの長期アクセスのための団体Software Preservation Networkや、図書館システム関連技術の開発企業OpenSLXなどと共同で実施され、完了は2020年6月を予定しています。

2月 14日

スウェーデン王立図書館(NLS)、Springer Nature社との“Springer Compact”契約の効果を検証した報告書を公開

2018年2月12日、スウェーデン王立図書館(NLS)が、Springer Nature社との“Springer Compact”の契約が2018年12月31日で終了することを受け、再交渉に際しての手引きとなるための推奨事項をまとめた“Evaluation of offset- agreements report 3: Springer Compact”を公開しました。

独立評価グループが同契約の効果を検証したもので、公開される4つの報告書のうちの3番目のものです。

また、オーストリア・英国・ドイツ・オランダなど、スウェーデン以外での、Springer Nature社による購読料とAPCとを相殺するオフセット契約も検証し、その違いを表でまとめています。

ProQuest、同社のコンテンツのダークアーカイブサービス”ProQuest SAFE”をリリース

2018年2月12日、ProQuest社は同社の提供するコンテンツのダークアーカイブサービス、ProQuest SAFE (Secure Archives ForEver)のリリースを発表しました。

これはProQuestのコンテンツを購入した顧客を対象に、そのコンテンツの永続的保存・アクセス提供を目的とするサービスで、Amazonのデータアーカイブ・長期バックアップサービス”Amazon Glacier”を用いて構築されます。2018年中に、SAFEの対象となるコンテンツに関して公表予定とのことです。

“Dark Archive” to Protect 600 Terabytes of ProQuest Data(ProQuest、2018/2/12付け)
http://www.proquest.com/about/news/2018/Dark-Archive-to-Protect-600-Terabytes-of-ProQuest-Data.html

Make Data Count(MDC)プロジェクト、研究データの評価指標に関する実務指針第1版のプレプリント版を公開

2018年2月12日、カリフォルニア電子図書館(CDL)、DataCite、DataONEからなる研究データの評価指標に関するMake Data Count(MDC)プロジェクトが研究データの評価指標に関する実務指針“Code of Practice for Research Data Usage Metrics Release 1”のプレプリント版を公開したと発表しています。

リポジトリ全体で比較可能な研究データの利用評価指標の枠組みを提供することを目的としたもので、COUNTERプロジェクトと共同で、データと論文の異なる点や、データを対象とした実務指針が「COUNTER実務指針第5版」と異なる必要がある点について考慮しつつ策定されました。

同プロジェクトでは、プレプリント版への意見を求めています。

オープンアクセス(OA)の現状:世界の論文の約28%、利用者が探している論文の約47%はOA

オープンアクセス(OA)雑誌PeerJに2018年2月13日付けで、世界の論文のOA化の状況について、大規模調査に基づき検討した論文”The state of OA: a large-scale analysis of the prevalence and impact of Open Access articles”が掲載されています。著者はaltmetricsサービス“Impactstory”のHeather Piwowar氏、Jason Priem氏らをはじめ、米国・カナダの企業や研究機関、大学に属する9人です。

この論文では1. CrossRefのDOIを持つすべての論文、2. 2009~2015に出版されたWeb of Sicence(WOS)収録論文でDOIを持つもの、3. Unpaywall(無料公開の研究論文に誘導するChrome拡張機能)を使って2017年のある1週間の間にアクセスされた論文、という3つの母集団から抽出したサンプル(それぞれ10万本)を対象に、ImpactstoryのoaDOI(APIを通じて論文のOA版への情報を提供するサービス)を用いて、OA化の状況を調べた、というものです。

オープンアクセス雑誌はどの領域でうまくいくのか?:5年間の継続調査(文献紹介)

Journal of the Association for Information Science and Technology誌のオンライン版で、オープンアクセス(OA)雑誌と非OA雑誌について、2011年~2015年の被引用数に基づくインパクトの変化を論じた論文”Which domains do open-access journals do best in? A 5-year longitudinal study”が公開されています。著者は米ドレクセル大学のErjia Yan氏とKai Li氏です。

この論文はElsevier社のScopusの被引用データに基づく指標、CiteScoreについて、OA雑誌と非OA雑誌の5年間の変化を見ています。分析の結果、CiteScore上位の雑誌の間では非OA雑誌の方がより高いインパクトを獲得してきている一方で、下位の雑誌ではOA雑誌の方がインパクトが伸びていること、社会科学分野では非OA雑誌の方がインパクトを伸ばしている一方、生物化学や医学分野ではOA雑誌の方がインパクトを伸ばしていること等が報告されています。

英国・アイルランドの80を超す大学図書館が、Taylor & Francis社のライセンス契約内容の変更を拒否する公開書簡に署名

2018年2月13日、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)は、英国及びアイルランドの80を超す大学図書館が、Taylor & Francis社の電子ジャーナルのライセンス契約の内容の変更を拒否する公開書簡に署名したと発表しています。

これまでの契約では、当年度及び同社がデジタル化を開始した1997年以降のコンテンツへのアクセスが可能でしたが、新しいライセンス契約の内容は、20年以上前のコンテンツへのアクセスには別途の契約が必要となるものとなっていると説明されています。

Libraries reject Taylor & Francis opportunistic change of contract(SCONUL,2018/2/13)
https://www.sconul.ac.uk/news/libraries-reject-taylor-francis-opportunistic-change-of-contract

【イベント】懇談会 「Europeanaの翻刻プロジェクトと日本の翻刻プロジェクト」(2/23・東京)

2018年2月23日、東京大学情報学環福武ホールにおいて、デジタルアーカイブ学会技術部会と一般財団法人人文情報学研究所との共催により、懇談会 「Europeanaの翻刻プロジェクトと日本の翻刻プロジェクト」が開催されます。

Europeanaで翻刻プロジェクトを進めている Frank Drauschke氏が来日するのを機会に実施されるものです。

話題提供として以下の2つの講演が実施されます。

「クラウドソーシング翻刻のための基盤形成:日本古典籍の場合」(逐次通訳付き)
飯倉洋一氏(大阪大学大学院文学研究科)

「共通の歴史を市民の手で - Europeana 1914-1918 と翻刻」 (逐次通訳付き)
Frank Drauschke氏

参加には事前の申し込みが必要です。

Europeana の翻刻プロジェクトと日本の翻刻プロジェクト(デジタルアーカイブ学会,2018/2/13)
http://digitalarchivejapan.org/1979

英・アクスブリッジ公共図書館が認知症にやさしいまちづくりの一環として導入したゲーム“Tovertafel”(魔法の机)(記事紹介)

2018年2月9日付けの英・Libraries Taskforceのブログに、英国のヒリンドン・ロンドン自治区のアクスブリッジ公共図書館の職員が、認知症にやさしいまちづくりの一環として2017年11月に同館で導入したゲーム“Tovertafel”(魔法の机)の実施報告記事を寄稿しています。

“Tovertafel”は、認知症の人を対象にオランダで開発されたもので、天井に吊るしたプロジェクタから机上に画像を投影し、手や腕を使って簡単なゲームを行なうものです。

同館と連携しているスポーツや身体活動に関するチームが図書館で実施する可能性を見出し、議会の高齢者事業のための基金からの資金援助を受けて導入されました。

ゲームが階層化されて設計されているため、多様な参加者が相互に交流し、身体活動の増進や社会的交流の拡大に繋がるメリットがあると紹介されています。

今後、同区の他の3館でも導入する予定で、その際には、学習障害や自閉症の人向けに対象を拡大させるとしています。

研究データ利活用協議会(RDUF)研究データのライセンス検討プロジェクト小委員会、研究データのライセンスに関するアンケート調査を実施中

研究データ利活用協議会(RDUF)の研究データのライセンス検討プロジェクト小委員会が、2018年2月13日から3月20日まで、研究データのライセンスに関するアンケート調査を実施しています。

公的資金による研究のために作成・収集したデータに、学術関係者や民間企業、市民がアクセスして利用できるようにする「オープンサイエンス」が推進される一方、現行の著作権法では、データには著作権が生じないとする解釈が一般的で、「データを公開すると作成者を明示せず、無断で利用されるのではないか?」といった懸念や、公開データの利用条件が統一されておらず、活用が進まないといった問題が生じていることから、公開データの利用者とデータの公開者の双方にとって、有用かつ分かりやすいライセンス(利用条件)を整理することを目的として実施されるものです。

最終的には、安心・安全にデータを利用し、公開するためのガイドラインを作成する予定とされています。

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