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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2018年11月23日、英国の出版業界誌“The Bookseller”のウェブサイトにおいて、変な書名に与えられる賞“Diagram prize”の2018年の受賞作が発表されました。
受賞作はケトルを用いた料理ガイド“Joy of Waterboiling”(楽しい湯沸かし)であり、“Why Sell Tacos in Africa?”(なぜアフリカでタコスを売るのか?)など6つの候補作のなかから一般投票を経て決定されました。
同賞は1978年にフランクフルト国際ブックフェアでの余興として創設されたもので、2018年が40周年となります。
2019年1月18日、早稲田大学小野記念講堂(東京都新宿区)において、早稲田大学演劇博物館国際シンポジウム「クィアな記憶を発掘する ─ 映像メディアとアーカイブの実践を通じて」が開催されます。
早稲田大学演劇博物館、新宿から発信する「国際演劇都市TOKYO」プロジェクト実行委員会が主催するシンポジウムであり、クィアな記憶をアーカイブ化された映像メディアからどのように発掘し、展示していくかについての検討が行われます。
定員は200名(先着順)であり、事前予約が必要です。また、参加費は無料であり、日英同時通訳付です。
内容は以下の通りです。
○映像上映 『Reel in the Closet Educational Version』(ストゥ・マダックス監督、2015年、25分)
○プレゼンテーション ストゥ・マダックス氏(映画監督、GLBT歴史協会評議員) 「私たちの物語をつなぎとめる─過去の私的映像を用いて現在の私的物語を守る」
ミツヨ・ワダ・マルシアーノ氏(京都大学大学院文学研究科教授) 「Boys’ Love の行方─アーカイブから消えた? ジェンダー図書」
2018年11月22日、一般社団法人Jミルクが「酪農乳業史デジタルアーカイブ」の公開を発表しました。
同アーカイブ上の記載によると、日本中央競馬会特別振興資金助成事業を活用して、酪農乳業史に関連する史料を収集し誰でも自由に閲覧できることを目的としたサイトであり、Jミルクがデジタル化した史料や最新の研究レポート等が閲覧可能としています。
酪農乳業史デジタルアーカイブ公開のお知らせ(一般社団法人Jミルク, 2018/11/22)https://www.j-milk.jp/sp/gyokai/news/hn0mvm0000008lyy.html
酪農乳業史デジタルアーカイブhttps://www.j-milk.jp/digitalarchives/
2018年11月22日、国立教育政策研究所教育図書館は、同館の明治期教科書デジタルアーカイブに明治検定教科書(修身・読本)約1,900冊の本文画像を追加したと発表しています。
国立教育政策研究所教育図書館明治期教科書デジタルアーカイブhttps://www.nier.go.jp/library/textbooks/ ※お知らせ欄に「2018/11/22:明治検定(修身・読本)の約1,900冊の本文画像を追加しました」とあります。
参考: 国立教育政策研究所教育図書館、明治期教科書デジタルアーカイブを公開 Posted 2018年8月31日http://current.ndl.go.jp/node/36582
2018年11月27日、欧州研究図書館協会(LIBER)の研究データ管理に関するワーキンググループが、研究データリポジトリの“FAIRness”の実態に関するアンケート調査の実施を発表しています。
同調査は、リポジトリや搭載されているデータの“FAIRness”に関する分析、FAIR原則遵守のための勧告リストの作成、FAIR原則の定義や遵守に関する誤解の分析、リポジトリ関係者にとってのFAIR原則の遵守と重要性が複雑であることの分析が目的とされています。
リポジトリ管理者や図書館員向けの40項目からなるアンケートと、リポジトリの開発や保守を担当する技術スタッフ向けの25項目からなるアンケート2種類が実施されています。
〆切は2018年末までとなっており、2019年1月にデータの統合・分析が行われます。
Data Repository Survey: Please Share Your Views(LIBER,2018/11/27)https://libereurope.eu/strategy/digital-skills-services/
2018年11月27日、韓国国立中央図書館(NLK)が、2018年度の図書館サービス向上功労者を発表しました。
図書館サービス向上に寄与した図書館・司書を表彰する賞で、「公共図書館協力業務」部門では、書店とのネットワーク構築により地域の文化芸術の活性化に寄与したソウル特別市麻浦生涯学習館と、「図書館都市」形成のために公共図書館と公立の「小さな図書館」間の相互協力網を構築した釜山影島図書館が選ばれています。
また、「図書館・文化機関の現場優秀事例発掘」部門では、ハングルに初めて接する高齢者を対象とした作文教室を運営し、高齢者がこれまでの人生と今後の望みについてまとめた絵日記・絵本を作成し展示する「私の人生絵日記作成プログラム」を実施した順天絵本図書館が選ばれました。
その他、「図書館ビックデータ優秀活用事例」「オープンアクセスコリア(OAK)」「図書館障害者サービス優秀事例」「チェッナレサービス(障害者のための図書館資料無料配達郵便サービス)」「障害者用代替資料共有協力」と合わせて7部門の授与式は、11月29日に開催される「国立中央図書館協力セミナー」で行われます。
山形県の上山市立図書館が、2018年11月1日からの「商店・市立図書館の連携事業」の拡大を発表しています。
これまで、同館では、「商店・市立図書館の連携事業」により、同館で本を借りると、同館の入るショッピングプラザ内の商店で割引が受けられる事業を実施していました。
今回、ショッピングプラザが2018年5月に多世代交流拠点施設「二日町プラザ」としてリニューアルオープンしたことをうけ、同プラザに新しく入居した総合こどもセンター「めんごりあ」や高齢者サロン「まじゃれ」の利用でもサービス券を発券する「商店・二日町プラザ連携事業」を開始したものです。
上山市立図書館 お知らせhttps://www.kaminoyama-lib.jp/ ※「11月1日から、今までご利用いただいていた「商店・市立図書館の連携事業」に替わり、新たに、「商店・二日町プラザ連携事業」をはじめることになりました。」とあります。
群馬県立図書館において、2018年12月18日及び2019年1月16日・2月19日・3月19日の4回、「県立図書館アフター5委員会」が開催されます。
県立図書館活用パートナーシップ事業として、一般社団法人サイドアットラボと共催するもので、学校や仕事終わりの「若者」が、図書館に集って語り合い、読書活動を推進するためのアイデアを考え、実施するものです。
参加対象は18歳から35歳程度までで、1回のみの参加も可能です。
参加には、一週間前までの申し込みが必要ですが、定員に余裕のある場合、当日の参加も可能です。
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
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