アーカイブ - 2017年 - car

京都大学、桂キャンパスに新図書館の建設が決定

京都大学図書館機構は、2017年12月1日、桂キャンパスに新図書館の建設が決定したことを発表しました。

桂キャンパスでは現在、工学研究科の5つの図書室が運営されており、新図書館はこの5つ図書室を集約したうえで、全学的機能を有する予定です。新図書館は2019年度の開館を目指して現在準備中とのことです。

桂キャンパス所属者のほとんどは大学院生と研究者であることから、新図書館では研究支援サービスに重点を置くことを検討しています。オープンラボ等の学外研究者との協働を促す「場」を提供し、オープンアクセス支援をはじめとする、研究サイクルに沿ったサービスの提供を行うとしています。

【工学研究科・図書館機構】桂キャンパスの図書館建設について(京都大学図書館機構,2017/12/01)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1376682

欧州文化遺産デジタル化統計調査プロジェクトENUMERATE、第4回統計調査の結果報告書を公開

欧州における文化遺産のデジタル化に関する統計調査プロジェクト“ENUMERATE”による第4回調査の結果をまとめた報告書“Report on ENUMERATE Core Survey 4”が、調査を担当したオランダのDEN財団のウェブサイトで公開されています。

同調査は、EuropeanaのDSI-2のプロジェクトのもと隔年で実施されているもので、2011年の初回調査、2013年の第2回調査、2015年の第3回調査に続く今回の調査は、約1,000機関を対象に、2015年5月から2015年7月にかけて実施されました。

2017年11月21日付けのEuropeanaの記事では、デジタル化戦略を持つ機関の増加、82%の機関が所蔵資料のデジタル化を実施、文化遺産機関の所蔵資料の平均22%がデジタル化済といった調査結果の内容が紹介されています。

“ENUMERATE”では、今回の結果が、概ね前回調査の内容と一致していることから、調査の間隔を4から5年とすることを勧告するとともに、文化遺産が一般の人々に与える影響について把握する調査方法について検討するとしています。

米国大学協会・公立ランドグラント大学協会、研究データのパブリックアクセス化のための推奨事項をまとめた報告書を公開

2017年11月29日、米国大学協会(AAU)と公立ランドグラント大学協会(APLU)が、連邦政府の助成を受けた研究データのパブリックアクセス化のために、大学や連邦政府機関が取組むべき推奨事項をまとめた報告書を公開しました。

共通の原則や最低限の水準について明らかにすることで、パブリックアクセス化のためのコストを下げ、相互運運用性を高めることなどを目的としています。

同報告書には、大学がデータをパブリックアクセスとするための情報・ツール・ガイダンスといった、研究データマネージメント(RDM)に関する情報も掲載されています。

米・ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校図書館、同館所蔵の中世手稿類の断片をデジタル化して公開

米・ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校図書館(SBU Libraries)が、教育者で書籍販売業者であったエゲー(Otto F. Ege)氏によって断片化された中世手稿類の「断片」をデジタル化し“Otto F. Ege: Fifty Original Leaves from Medieval Manuscripts”として2017年11月に公開したと発表しています。

エゲー氏により作成されたポートフォリオの写真集“Fifty Original Leaves from Medieval Manuscripts, Western Europe, XII-XVI Century”に掲載されたNo.19とNo.40にあたるポートフォリオのセットを同館が所蔵しており、それらをデジタル化することで、研究者による断片化された手稿類の「再構成」を支援することを目的に行なわれました。

“Guidelines: Technical Guidelines for Digitizing Cultural Heritage Materials”に基づきデジタル化が行われ、メタデータはダブリンコアとVRA Coreの標準に準拠しています。

2019年10月に開館予定の、和歌山市民図書館の新図書館の指定管理者候補者に、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)が選定

2017年11月30日、和歌山市は、2019年10月に南海和歌山市駅の建物に開館予定の、和歌山市民図書館の新図書館の指定管理者候補者に、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)を選定したことを発表しました。

指定管理者には、CCCと株式会社図書館流通センターの2社が応募していました。指定期間は新図書館が供用開始する日から2024年3月31日までです。2017年12月に市議会での審議、議決を経て指定される予定です。

和歌山市民図書館に係る指定管理者候補者の選定結果について(和歌山市, 2017/11/30)
http://www.city.wakayama.wakayama.jp/jigyou/1012938/1013706/1018233.html

2017年の“I Love My Librarian Award”受賞者が発表される(米国)

2017年11月30日、米国図書館協会(ALA)が、コミュニティのメンバーに対し多大な貢献をしたライブラリアンに贈られる賞“I Love My Librarian Award”の2017年の受賞者10名を発表しました。

図書館の利用者から寄せられた1,125人の候補者のなかから選ばれたもので、今年の受賞者には、LGBTQコミュニティの歴史の保存に取り組んだ大学図書館職員、経済的に恵まれない家族と社会福祉サービスを結びつけた公共図書館職員、移民や英語が第二言語である子どもの読書を促進した学校図書館職員、若者が自身の好きな道を探って大学に進学することを支援した公共図書館職員など、大学図書館職員3人、公共図書館職員4人、学校図書館職員3人が選ばれています。

米国デジタル公共図書館、フロリダ州のサービス・ハブからのコンテンツの提供を開始

2017年11月30日、米国デジタル公共図書館(DPLA)は、フロリダ州のサービス・ハブ(州単位で複数機関のデータを集約する連携先)である“Sunshine State Digital Network”(SSDN)からのコンテンツの提供を開始したと発表しています。

SSDNはフロリダ州立大学、マイアミ大学、フロリダ国際大学が運営しており、同州の歴史やキューバやラテンアメリカ文化に関するコンテンツを含む7万4,000点のデジタル化資料コンテンツがDPLAから閲覧できるようになりました。

Sunshine State Digital Network Brings Florida’s Collections to DPLA(DPLA,2017/11/30)
https://dp.la/info/2017/11/30/sunshine-state-digital-network-brings-floridas-collections-to-dpla/

国立極地研究所、オープンアクセス方針を策定

2017年11月30日、情報・システム研究機構国立極地研究所が、11月24日にオープンアクセス(OA)方針を策定したと発表しています。

同方針では、研究成果を、原則「クリエイティブ・コモンズ 表示 国際パブリック・ライセンス 4.0 及びその後継版」のもと公開することや、研究成果の根拠データも、原則公開すると定めており、OAとなった論文等の研究成果は、国立極地研究所学術情報リポジトリで公開されます。

国立極地研究所オープンアクセス方針を策定しました(国立極地研究所,2017/11/30)
http://www.nipr.ac.jp/info/notice/20171130.html

国立極地研究所オープンアクセス方針
http://www.nipr.ac.jp/outline/activity/oap.html

国立文化財機構、創立10周年記念ウェブサイトを公開

2017年11月30日、独立行政法人国立文化財機構が、創立10周年を記念して、同機構のこれまでの活動や事業などを紹介するウェブサイトを公開しました。

11月 30日

2017年度の図書館キャラクター・グランプリ出展社賞が発表される

2017年11月30日、第19回図書館総合展期間中に行われた、2017年度の図書館キャラクター・グランプリの出展社賞が発表されています。

会場応援賞、審査委員会賞、出展社賞第二陣等は、2017年12月6日の発表が予定されています。

・内田洋行賞
ごんちゃん(岡山県津山市立図書館)
ひかわん(東京都板橋区立氷川図書館)

・キハラ賞
イナちゃん ナホちゃん(新潟県新発田市立中央図書館)

・錦城護謨賞
うりこ(神戸大学附属図書館)

・金剛賞
坪さん(静岡県熱海市立図書館)

・サンメディア賞
イトアくん・医トぇもん(久留米大学医学図書館)

・ブレインテック賞
らぶちゃん(島根県立大学短期大学部松江キャンパス図書館)
りっと犬(立命館大学図書館研究会)

・メディアドゥ賞
ライブラリス(長野県松本市中央図書館)

・日本事務器賞(でん六豆1年分争奪)
イトアくん・医トぇもん(久留米大学医学図書館)
ブクブル(文教大学 越谷図書館 学生協働サポーターほんだな係)

名古屋市天白図書館、開館40周年を記念して作成したテーマソング「てんぱくぱくぱく天白図書館」を発表

2017年11月30日、名古屋市天白図書館が、開館40周年を記念して作成したテーマソング「てんぱくぱくぱく天白図書館」を発表しました。

毎日、開館・閉館時に館内で流されるとともに、Youtubeでも公開されています。

天白図書館 天白図書館テーマソング「てんぱくぱくぱく天白図書館」ができました!(名古屋市図書館,2017/11/30)
https://www.library.city.nagoya.jp/oshirase/topics_gyouji/entries/20171130_04.html

天白図書館テーマソング「てんぱくぱくぱく天白図書館」歌詞・楽譜<PDF形式 226KB>
https://www.library.city.nagoya.jp/img/oshirase/2017/tenpaku_201711_7_1.pdf

米・フロリダ大学出版局、絶版となったフロリダ・カリブ海地域の名著をOAで提供する“Florida and the Caribbean Open Books Series”を開始

2017年11月29日、米・フロリダ大学出版局は、米・フロリダ大学図書館とのインプリント(ブランド名)である“LibraryPress@UF”から、フロリダ州やカリブ海地域の絶版となった名著39冊をオープンアクセス(OA)で出版する“Florida and the Caribbean Open Books Series”の提供開始を発表しています。

全米人文科学基金(NEH)とアンドリューW.メロン財団による絶版となった人文学の名著をOAで公開する“Humanities Open Book”プログラムの助成を得て公開されたもので、現在21作品のpdf版が無料で利用できるほか、冊子体やePub版を購入することもできます。

@floridapress(twitter,2017/11/30)
https://twitter.com/floridapress/status/935887794345521152

2017年度第19回図書館総合展ポスターセッション受賞者が発表される

2017年11月29日、第19回図書館総合展期間中に行われた、2017年度のポスターセッションの受賞者が発表されています。展示会の来場者の投票により決定されたものです

・最優秀賞
一橋大学附属図書館脱出ゲーム ガーゴイルからの挑戦状(一橋大学附属図書館)

・優秀賞
ようこそ!触れて親しむ古書資料館へ(立正大学古書資料館)※得票数第2位

ゆる活2017(十文字学園女子大学図書館)※得票数第3位。

・運営委員会特別賞
鳥の声や虫の音を聞く・調べる/身近な自然の思わぬ発見(千葉県立中央博物館)

・「児童クラブ」と「ネット上における図書館の広報」(愛知大学文学部図書館情報学 加藤ゼミ)

・メリーランド大学図書館ゴードン W. プランゲ文庫 - 日本国内から使える資料の紹介(メリーランド大学図書館ゴードン W. プランゲ文庫)

・京都外国語大学・京都外国語短期大学 創立70周年記念稀覯書展示会(京都外国語大学附属図書館・京都外国語短期大学附属図書館)

米国政府印刷局、連邦官報の1970年から1979年発行分をデジタル化して公開

2017年11月29日、米国政府印刷局(GPO)は、国立公文書館連邦官報事務局(OFR)と共同で、1970年から1979年までに発行された連邦官報(Federal Register)をデジタル化して公開したと発表しています。

これにより、1970年以降の連邦官報が、連邦政府の情報を利用できるデータベース“govinfo”から閲覧できるようになりました。

1936年の創刊号からのデジタル化計画の一環です。

GPO Issues Digital Release of Federal Register for the 1970S (GPO,2017/11/29)
https://www.gpo.gov/who-we-are/news-media/news-and-press-releases/gpo-issues-digital-release-of-federal-register-for-the-1970s/

Google Arts & Culture、古代マヤ文明をテーマとした“Preserving Maya Heritage”を公開

2017年11月29日、大英博物館とGoogle社は、Google Arts & Cultureにおいて、古代マヤ文明をテーマとした“Preserving Maya Heritage”を公開したと発表しています。

大英博物館が所蔵する、古代マヤ文明の研究に貢献したモーズリー(Alfred Percival Maudsla)氏が収集・撮影した、古代マヤ文明の遺跡やモニュメントのガラス乾板写真のデジタル化画像や石膏や紙による「型」(キャスト)の3Dスキャン画像、ティカルやキリグアといった遺跡の360°のバーチャルツアー、古代遺跡や博物館のストリートビューといったコンテンツが掲載されています。

@britishmuseum(twitter,2017/11/29)
https://twitter.com/britishmuseum/status/935814192887750658

11月 29日

ウィキペディアンによく引用される米・ルイジアナ州の文化遺産機関が公開しているデジタルコンテンツは何か?(文献紹介)

2017年11月28日、Journal of Web Librarianship誌のウェブサイトで、米・ルイジアナ州ニューオーリンズにあるロヨラ大学ニューオリンズの図書館に勤めるケリー(Elizabeth Joan Kelly)氏による論文“Use of Louisiana's Digital Cultural Heritage by Wikipedians”が公開されました。

利用者ニーズを把握し、蔵書構築・デジタル化の優先順位の方針を確定させる事を目的に、Wikipediaの記事に引用されたルイジアナ州の文化遺産機関が公開しているデジタルコンテンツの種類やそのWikipediaの記事内容の分析を試みたものです。

文献では、デジタルライブラリのアイテムやアーカイブ資料の調査手引きである“finding aids”へのリンクが多いことや、特に、ルイジアナ固有の社会・社会科学・文化・芸術に関する記事にリンクが多いとの結果が紹介されるとともに、得られた知見に基づいて、蔵書構築・デジタル化の優先順位方針を決定するためのいくつかの有力な戦略も述べられています。

Digital Science社、学術コミュニケーションや研究に対するブロックチェーン技術の可能性に関するレポートを公開

2017年11月28日、Digital Science社は、学術コミュニケーションや研究に対するブロックチェーン技術の可能性に関するレポート“Blockchain for Research – Perspectives on a New Paradigm for Scholarly Communication”を公開しました。

ブロックチェーン技術の概要、ブロックチェーン技術が学術コミュニケーションや研究に与える影響のほか、学術分野におけるブロックチェーン技術の最近の活用事例などを取り上げています。また、学術分野の技術がブロックチェーン技術から将来どんな影響を受けるのか、専門家へインタビューしています。

PLOS、テキスト・データ・マイニングでの利用を目的に、20万点を超すOA論文のテキストとメタデータをAPIで提供

2017年11月28日、オープンアクセス(OA)誌を出版するPLOSが、テキスト・データ・マイニング(TDM)での利用を目的に、同社のAPIを通じ、20万点を超すOA論文のテキストとメタデータを、JATSに準拠したXMLフォーマットで提供すると発表しました。

同プロジェクト(allofPLOS)では、画像や補足データを除く論文のテキストデータ・メタデータの提供に加え、XMLの構文解析ツールも用意されています。

Unrestricted Text and Data Mining with allofPLOS (PLOS,2017/11/28)
http://blogs.plos.org/plos/2017/11/unrestricted-text-and-data-mining-with-allofplos/

オープンアクセスリポジトリ連合、次世代リポジトリの機能・技術指針を公開

2017年11月28日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の次世代リポジトリワーキンググループが、次世代リポジトリの機能・技術指針に関する報告書“Behaviours and Technical Recommendations of the COAR Next Generation Repositories Working Group”を公開しました。

報告書では、ソーシャルネットワーキング、ピアレビュー、ノーティフィケーション、評価といった共同体的なネットワークを理解した上で構築される新しいサービスの開発を促進する11の新しい機能・技術・標準・プロトコルが記載されています。

笠間書院、出版した単行書をオープンアクセスで公開

2017年11月28日、笠間書院は、国際日本文化研究センターの江上敏哲氏の著書『本棚の中のニッポン 海外の日本図書館と日本研究』をオープンアクセスで公開したことを発表しました。

●【オープンアクセスにしました。PDFでダウンロードできます】江上敏哲『本棚の中のニッポン 海外の日本図書館と日本研究』(笠間書院)(笠間書院, 2017/11/28)
http://kasamashoin.jp/2017/11/pdf_24.html

江上敏哲. 本棚の中のニッポン : 海外の日本図書館と日本研究. 笠間書院, 2012, 296p.
http://kasamashoin.jp/shoten/ISBN978-4-305-70588-4.pdf

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