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国際図書館連盟(IFLA)のIFLA Library Reference Model(LRM)が承認・公開されました。
IFLA LRMは、FRBR、FRAD、FRSADの3つの概念モデルを統合した概念参照モデルです。2017年3月版が公開されていましたが、その後の修正を反映して提出された2017年8月版がIFLAの専門委員会によって承認されたことが、2017年8月22日、発表されました。現在公開されているのは、この2017年8月版です。
New IFLA Standards in 2017(IFLA, 2017/8/22)https://www.ifla.org/node/11576
New IFLA Standard: IFLA Library Reference Model: A Conceptual Model for Bibliographic Information(IFLA, 2017/10/3)https://www.ifla.org/node/11863
2017年7月19日、Journal of Academic Librarianship誌に、オランダのユトレヒト大学図書館による調査の報告記事“Predicting the Role of Library Bookshelves in 2025”が掲載されました。この記事では、同大学内の調査を元に2025年までに大学図書館における開架書架の役割がどう変化するか予想しています。同誌は有料ですが、当該記事はオープンアクセス(OA)で公開されています。
調査では、2014年以降、同大学図書館内で資料購入費の90%は電子媒体に割かれており、開架図書の80%が書庫に移動したことが示されています。また、教員の約50%は開架図書を利用しており、紙媒体の方が使いやすいと回答する一方、大学院生・学部生は開架図書をほとんど利用せず、オンラインリソースの方がより早く資料が手に入ると回答しています。しかし知的刺激のある学習環境を作り上げるという理由から、学生は図書館に開架書架があることを支持しています。
2017年8月22日、カタール国立図書館(QNL)と米・図書館情報資源振興財団(CLIR)が、“Digital Library of the Middle East” (DLME)によるデジタルコンテンツの開発や、その充実・利用可能化の促進に関する覚書を締結したと発表しています。
CLIRが国内外の機関と協力して実現に向けて活動しているDLMEでは、コンテンツの充実、検索機能の強化等のためのアプリケーション・ツール・製品の提供を通じた、中東・北アフリカ地域の文化遺産の持続可能なデジタル環境の構築が目標とされています。
今回の覚書の締結により、上記の実現のほか、当該地域の文化遺産への理解の強化、文化遺産の破壊への対応、教育、歴史記録への尊重の促進ための活動の支援が目指されています。
2017年9月7日、東京大学本郷キャンパスにおいて、「データ・ライブラリアン:アメリカ大学図書館におけるライブラリアンの役割変化について」をテーマとする国際ワークショップが開催されます。
米・ミシガン大学のライブラリアンJungwon Yang氏が、米国の大学図書館におけるデータ・ライブラリアンの役割について報告します。報告では、データ・サービスを提供するライブラリアンの3つの類型を紹介し、ライブラリアンの業務と研究者の研究との関連性、大学図書館の研究者支援における課題や可能性について議論するとのことです。
主催は、東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センターです。報告等は英語で行われますが、報告と質疑応答には日本語の通訳が付きます。事前の申込が必要です。
公開セミナー/ワークショップ(社会調査・データアーカイブ研究センター)http://csrda.iss.u-tokyo.ac.jp/international/public-lectures/
国際図書館連盟(IFLA)が、2016年の年報をオンラインで公開しています。
IFLA Annual Report(IFLA)https://www.ifla.org/publications/node/790 ※“Last update: 10 August 2017”とあります。
IFLA Annual Report 2016(IFLA)https://www.ifla.org/files/assets/hq/annual-reports/2016.pdf
参考: IFLA、2014年の年報を公開 Posted 2015年12月24日http://current.ndl.go.jp/node/30298
2017年8月21日、国際図書館連盟(IFLA)が、“Library Map of the World”を公開しました。
IFLAと各国の図書館協会が図書館に関する基本的な情報を持ち合わせていないことによりアドヴォカシー活動が妨げられているという認識のもと、信頼できる世界の図書館に関する統計の作成を目指して構築されたものです。
各国の図書館協会や国立図書館から提供された、既存の図書館統計やいくつかのパフォーマンス指標を集計したもので、現時点では、75か国のデータが公開されています。
データの収集は今年の10月まで行わる予定で、集計結果の分析も行われます。
Now online: IFLA Library Map of the World - an advocacy tool for all!(IFLA,2017/8/21)https://www.ifla.org/node/11579
Library Map of the World(IFLA)https://librarymap.ifla.org/
2017年8月22日、米国政府印刷局(GPO)が、米国議会図書館(LC)と連携し、1931年から1940年までの連邦議会議事録をデジタル化し、連邦政府の情報を利用できるデータベース“govinfo”で公開したと発表しています。
公開したものは、第72議会から第76議会までの議事録で、世界大恐慌、憲法修正第21条(禁酒法の撤廃)、ニューディール政策、ルーズベルト大統領による裁判所抱き込み計画、に関するもの等が含まれます。
GPO ISSUES DIGITAL RELEASE OF HISTORICAL CONGRESSIONAL RECORD FOR THE 1930s (GPO,2017/8/22)https://www.gpo.gov/newsroom-media/presspage/17presspage34.htm
大阪府立中央図書館が、古典・童謡・早口言葉などから選んだ名文をなぞり書きできる「書きかたプリント」を夏休み期間限定で館内で配布しています。
同館のTwitterによると、「雨ニモマケズ」「じゅげむ」「枕草子」といった作品からの名文が配布されているようで、「知ってるけど全部は知らないからもらっていこう」と思ってもらえそうな文章を選んでいるとのことです。
@osaka_pref_lib(twitter,2017/8/20)https://twitter.com/osaka_pref_lib/status/899108420451614720
@osaka_pref_lib(twitter,2017/8/20)https://twitter.com/osaka_pref_lib/status/899108549606817794
2017年8月20日に福岡市総合図書館で開催された納涼祭で、「九州北部豪雨災害チャリティーバザール」が実施されました。
災害支援に賛同した企業の協賛商品を販売したもので、売上は全額「平成29年7月九州北部豪雨」の義援金として送られます。
2017納涼祭開催のお知らせ(福岡市総合図書館)http://toshokan.city.fukuoka.lg.jp/events/detail/1257http://toshokan.city.fukuoka.lg.jp/files/Event/Event_1257_flyer_filename.pdf
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
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