アーカイブ - 2017年 7月 - car

7月 14日

米国議会図書館(LC)と米国国立公文書館(NARA)、PDFに関する国際標準の採用の促進を目的とするPDF Associationに参加

2017年7月13日、米国議会図書館(LC)と米国国立公文書館(NARA)は、PDF Associationにパートナー機関として参加したことを発表しました。

PDF Associationは、PDFに関する国際標準の採用を促進することを目的としており、2006年に設立されました。現在、約140の企業が参加しています。PDFに関する国際標準は、ISO/TC 171/SC 2によって管理されています。

Library of Congress, National Archives Join PDF Association(LC, 2017/7/13)
https://www.loc.gov/item/prn-17-103/library-of-congress-national-archives-join-pdf-association/2017-07-13/

宮城歴史資料保全ネットワーク、活動を紹介する動画の英語版を公開

2017年7月13日、宮城歴史資料保全ネットワークが、同ネットワークの活動を紹介する動画の英語版を公開しました。

同ネットワークの依頼を受けて復興支援メディア隊が製作したもので、海外で活動を紹介する際などに活用されるとのことです。

宮城歴史資料保全ネットワーク 活動記録
http://www.miyagi-shiryounet.org/
※「英語版ができました(下段の活動紹介動画)2017/07/13」とあります。

Facebook(@RAmediateam,2017/7/12)
https://www.facebook.com/RAmediateam/posts/1487997574556964

7月 13日

リトアニア国立図書館が実施する高校生による海外移住者のオーラルヒストリー収集プロジェクト(記事紹介)

2017年8月にポーランドのヴロツワフで開催される第83回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会での発表資料として、リトアニア国立図書館のLithuanian Studies Research DepartmentのCIDZIKAITĖ, Dalia氏による“Oral History Method: An Affective Tool in Researching Local History”と題する記事が公開されています。

海外への移住者が多い同国の問題に対応するために同館が実施している、高校生を対象としたパイロット事業“Conversations about (E)migration”を紹介するものです。

同事業は、参加者が、同国の歴史に関する講義の受講や同館で文献遺産を見学するほか、オーラルヒストリワークショップに参加してその手法を学び、海外移住者や近年同国に戻った人にインタビューを実施し、その録音記録とトランスクリプトを地域の図書館に保存する取組です。

米・イーストバトンルージュ郡図書館が開催した水損した写真の修復イベント(記事紹介)

2017年7月12日付けのLibrary Journal(LJ)誌(オンライン版)が、米・ルイジアナ州のイーストバトンルージュ郡図書館(EBRPL)が開催した水損した写真の修復イベントを紹介しています。

2016年8月に発生した洪水により、同地域では、多くの家庭が浸水し、各家庭で保管していた写真も水損被害を受けたことから、BRPLの特別コレクション部門では、高解像度のデジタルカメラでの撮影及びPhotoshop等でのデジタル修復による被災した写真の保存活動に取り組んでいるボランティア団体Operation Photo Rescue (OPR)と連携し、水損した写真の修復イベント(2日間)を開催しました。

イベントでは、被災時に冷凍保存した写真から、各家庭20枚までの写真の提出が可能となっていて、図書館職員が写真の破損状況を見て修復可能か判断し、サイズで分類した上で、OPRのボランティアが撮影を行ないました。

記事によると、提出された写真の多くは肖像写真で、年代的には、19世紀後半から1990年代中頃までのものがあり、その多くは1970年代から1980年代のものだったとのことです。

イベントには住民200人近くが参加し、2,000点以上の写真がデジタル修復されました。

国文学研究資料館・弘前大学・青森県立郷土館・弘前市教育委員会、文化観光資源学「津軽デジタル風土記の構築」プロジェクト推進に関する覚書を締結

2017年7月15日、国文学研究資料館・弘前大学・青森県立郷土館・弘前市教育委員会は、文化観光資源学「津軽デジタル風土記の構築」プロジェクト推進に関する覚書を締結します。

国文学研究資料館が撮影した新日本古典籍総合データベースの歴史的典籍画像を活用しつつ、デジタル空間において情報を体系的に連結し、津軽地方の魅力と文化を世界に向けて発信することを目的とした事業で、このような取組のモデル事業と位置付けられています。

締結式にあわせ、弘前大学において、記念講演会「津軽の魅力と文化を世界に発信!-古典籍・歴史資料のデジタル公開に向けてー」が開催され、弘前大学名誉教授・長谷川成一氏と国文学研究資料館長・ロバートキャンベル氏が講演します。

入場無料で申し込みも不要ですが、定員は先着250人です。

Twitter(@nijlkokubunken,2017/7/5)
https://twitter.com/nijlkokubunken/status/882466570399698944

引用データのオープン化を推進するイニシアティブI4OC、新たに16の出版者が参加

2017年7月11日、学術出版物の引用データのオープン化を推進するイニシアティブInitiative for Open Citations(I4OC)は、4月の立ち上げ以降新たに16の出版者が加わり、参加している出版者は40を超えたことを発表しました。

これにより、引用データ量が多い上位20の出版者のうち、13の出版者が引用データをオープンにしているとのことです。また、オープンな引用データをもつ記事が1,600万件を超え、CrossRef中の記事3,500万件に占めるその割合は45%を超えました。

その他、OASPA、LIBER、Jiscなどの機関が新たにI4OCに賛同していることも発表されています。

I4OCは、CrossRefに引用データを登録している小規模な出版者を中心に、参加を呼び掛けています。

熊本県博物館ネットワークセンターが、企画展示「熊本地震と文化財レスキュー」を開催中

熊本県宇城市にある熊本県博物館ネットワークセンターで、2017年7月11日から9月3日まで、平成29年度第3回企画展示「熊本地震と文化財レスキュー」が開催されています。

地元紙の報道によると、同センターでは、被災した国や自治体の指定を受けていない文化財を中心に約1万5千点を保護しており、展示会場ではレスキューされた文化財70点や、日奈久断層(甲佐町白旗)の「剥ぎ取り標本」が展示されているとのことです。

甘木歴史資料館(福岡県)、九州北部地方の豪雨で被害を受けた文化財のレスキュー活動を開始

福岡県朝倉市にある甘木歴史資料館が、7月5日からの九州北部地方の大雨で被害を受けた文化財のレスキュー活動を開始しています。

水没したり泥をかぶったりした古文書・写真等の処分をする前に、同館に相談するよう呼びかけています。

同館では、豪雨による被害を受けた文化財を一時的に預かるとのことです。

甘木歴史資料館 お知らせ
http://www.city.asakura.lg.jp/ama-reki/
※2017年7月13日更新として「文化財レスキュー」とあります。

参考:
CA1891 - 水損資料を救うために / 正保五月
カレントアウェアネス No.331 2017年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1891

7月 12日

富士フィルム株式会社、写真やフィルムが水をかぶった場合の対処法について紹介

2017年7月9日、富士フィルム株式会社が、写真やフィルムが水をかぶった場合の対処法について、facebook上で紹介しています。

7月5日からの九州北部地方の大雨を受けてのものです。速やかに適切な処理をすることで写真の劣化を最小限に抑えることができるとして、銀塩写真やフィルムが海水や河川の水で濡れた場合の、応急処置や一般的な洗浄方法について、動画を交えて解説しています。

@FujifilmJapan(facebook)
https://www.facebook.com/FujifilmJapan/posts/1481612605193727

被害を受けた写真・アルバムに関する対処法(富士フィルム株式会社)
http://fujifilm.jp/support/fukkoshien/faq/index.html

物質・材料研究機構(NIMS)、研究者総覧SAMURAIをリニューアルし、ORCIDと連携

2017年7月10日、物質・材料研究機構(NIMS)は、研究者総覧SAMURAIをリニューアルしました。

今回のリニューアルでは、ORCIDとの連携機能が追加されました。新たに着任した研究者のORCID上にある前任地での研究成果の文献リストを、SAMURAIに自動的に追加します。ORCIDとの文献リストの同期機能を持つ研究者総覧としては、国内の研究機関では初めてのサービスとなるとのことです。

SAMURAIはNIMSに所属する研究者が登録したプロフィールを、氏名・所属グループ・論文のタイトル・研究内容のキーワードから検索することができるサービスです。2009年からサービスを提供しています。SAMURAIは、出版社サイトや国内外の特許データベース、科学研究費助成事業データベース(KAKEN)、Clarivate Analytics社のResearcherIDとリンクしています。

NIMS研究者総覧「SAMURAI」リニューアル(NIMS、2017/7/10付け)
http://www.nims.go.jp/news/archive/2017/07/201707100.html

合志マンガミュージアム(熊本県)が2017年7月22日にオープン

2017年7月22日、熊本県合志市に合志マンガミュージアムがオープンします。

西合志図書館に隣接する旧西合志郷土資料館を改修したもので、NPO法人熊本マンガミュージアムプロジェクトの代表・橋本博氏が営んでいた古書キララ文庫が集めたマンガ約7万冊を収蔵し、その中から選んだ約1万5千冊が展示されます。

マンガにちなんだイベントも随時開催する計画となっています。

合志マンガミュージアムからのお知らせ(合志市,2017/6/6)
http://www.city.koshi.lg.jp/life/pub/detail.aspx?c_id=28&id=3024

朝倉市(福岡県)の美術館「共星の里」が大雨被害のため休館中

朝倉市(福岡県)の廃校を利用した美術館「共星の里」が、7月5日から続いた九州北部地方の大雨による被害のため、しばらく休館するとしています。同館のブログによると、館内にはほとんど被害がなかったものの、校庭は土砂に埋まっているようです。
 
北部九州豪雨被害②(廃校利用山里の美術館「共星の里」、2017/7/10)
http://blog.goo.ne.jp/kyouseinosato/e/28477742116f36126d09190ce20f7e89
 
山里の廃校利用美術館 共星の里
https://kyouseinosato.jimdo.com/
 
廃校利用山里の美術館「共星の里」
https://www.facebook.com/kyouseinosato/

Open Research Funders Group、研究助成機関のOAポリシー策定のためのガイドを公開

2017年7月10日、大手研究助成団体によって結成されているOpen Research Funders Group(ORFG)が、研究助成機関が助成ポリシーを策定するにあたってのガイド“HowOpenIsIt? A Guide for Evaluating the Openness of Journals”を公開しました。

研究助成機関が、オープンアクセス(OA)ポリシーを策定するにあたって、ジャーナルのオープンさを評価する際に、考慮すべき注意点の枠組みを示したものです。

OAの中核的な構成要素として“reader rights”、“reuse rights”、“copyrights”、“author posting rights”、“automatic posting”、“machine readability”の6点をあげ、それらが満たされている程度に基づいて「オープン」「非オープン」間でのオープンさを図示しています。

オーストラリア図書館協会、図書館デザイン賞2017の受賞館5館を発表

2017年6月19日、オーストラリア図書館協会(ALIA)が、初開催である図書館デザイン賞2017の受賞館を発表していました。

エントリーされた33館のなかから、審査で選ばれた公共・学校・大学・専門の各館種1館、及び、会員が選んだ1館のあわせて5館が選ばれています。

受賞館は以下の通りです。

・公共図書館:パース市図書館(西オーストラリア州)
・学校図書館:聖ヨセフナジーカレッジハンリー学習センター(クイーンズランド州ブーンダル)
・大学図書館:ウェスタンシドニー大学ジョン・フィリップス図書館(ニューサウスウェールズ州ペンリス)
・専門図書館:アラップ図書館(ニューサウスウェールズ州シドニー)
・会員賞:ジーロング地域図書館Geelong Library and Heritage Centre(ビクトリア州)

朝倉市はき図書館(福岡県)、7月5日からの梅雨前線による九州北部地方の大雨による被害のため、しばらくの間臨時休館

2017年7月7日、福岡県の朝倉市はき図書館が、7月5日からの梅雨前線による九州北部地方の大雨による被害のため、しばらくの間臨時休館すると発表しています。

はき図書館のある「らくゆう館」は避難所となっており、避難所内に設けられた子どもの部屋には、絵本や児童書、雑誌などがブックトラックに載せて置かれており、自由に閲覧できるようになっています。

朝倉市図書館 新着
http://lib.city.asakura.lg.jp/
※「大雨に伴う休館について(はき図書館)」とあります。

Twitter(@amagilib,2017/7/10)
https://twitter.com/amagilib/status/884302323190595584

7月 11日

多様性を尊重した、平等な、包み支え合う学会・集会を実現するために OpenCon、レポートを公開

2017年7月10日、OpenConは学術的な学会・集会への参加の障壁をできるだけ下げるためのチェックリスト等をまとめたレポート”Diversity, Equity, and Inclusion”を公開しました。

OpenConは米SPARCとRight to Research Coalitionが2014年に設立した団体で、研究・教育のオープン化を推進することを目的に、同名の国際集会シリーズを開催しています。今回公開されたレポートは過去3回のOpenCon開催の経験に基づきまとめられたもので、会場の選択、経済的障壁を如何に下げるか、疎外された人々の意見を如何に拾い上げ、優先順位付けするか、といった内容を含んでいるとのことです。

【イベント】「ミュージアムと高齢者の互恵的関係」第1回研究会(7/21・大阪)

2017年7月21日、大阪市立自然史博物館において、超高齢社会の博物館研究会主催のイベント「ミュージアムと高齢者の互恵的関係」第1回研究会が開催されます。

同研究会は平成29年度科学研究費助成事業(基盤研究(B))「ミュージアムと高齢者の互恵的関係に関する研究」の補助を受けて行われるものです。ミュージアムと高齢者の互恵的関係に着目することで、ミュージアムが果たすべき役割、積極的なミュージアム活用策、ミュージアムの持続的な発展のあり方を探っていくとされています。

「ミュージアムと高齢者の互恵的関係」第1回研究会
http://researchmap.jp/jo38wvhlx-1869707/

【イベント】三田図書館・情報学会、第171回月例会「地域資料活用事例としてのウィキペディアタウン」(7/29・東京)

2017年7月29日、三田図書館・情報学会は慶應義塾大学三田キャンパスにおいて第171回月例会「地域資料活用事例としてのウィキペディアタウン」を開催します。発表者は都留文科大学情報センターの日向良和氏です。都留市立図書館にて開催した2回のウィキペディアタウンの事例を紹介しながら、地域資料の利用例として、また図書館、博物館等でのイベントの一例として論じるとのことです。

三田図書館・情報学会 月例会
http://www.mslis.jp/monthly.html

参考:
CA1847 - ライブラリアンによるWikipedia Townへの支援 / 是住久美子 カレントアウェアネス No.324 2015年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1847

JPCOAR、COAR2017年(第8回)総会の参加報告書と発表資料を公開

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)が、2017年5月8日から10日にかけてヴェネツィア大学で開催されたオープンアクセスリポジトリ連合(COAR)2017年(第8回)総会の参加報告書と、同会における発表資料を公開しています。

同会では国立情報学研究所の山地委員が日本のオープンサイエンスの基盤整備に関する取り組みを紹介するとともに、お茶の水女子大学の香川委員がJPCOARスキーマの策定について事例報告を行ったとのことです。

COAR(オープンアクセスリポジトリ連合)の2017年総会に参加しました(JPCOAR、2017/7/10付け)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=49#_href_125

参考:
E1830 - オープンアクセスリポジトリ推進協会の発足 カレントアウェアネス-E No.309 2016.08.18
http://current.ndl.go.jp/e1830

【イベント】武庫川女子大学附属図書館/図書館流通センター共催セミナー 「働き方改革」の実現に向けて:非正規雇用者を主体とした図書館運営の課題(8/2-3・西宮)

2017年8月2日から3日にかけて、兵庫県西宮市の武庫川女子大学中央キャンパスにおいて、同大学附属図書館と図書館流通センターの共催セミナー「『働き方改革』の実現に向けて:非正規雇用者を主体とした図書館運営の課題」が開催されます。

同セミナーでは図書館の事例を元に、非正規雇用者のメンタルヘルス対策やキャリア形成にどのような課題があり、それらをどのように解決すべきかを考えるとしています。また、コストカットにフォーカスした従来の施設運営から脱却し、公共施設はどのように運営され、どのように利用されるべきかを検証し、公共施設の運営のあるべき姿を考察するとのことです。図書館関連以外に、「少子高齢化時代の非正規雇用者のキャリア形成」、「非正規雇用者のメンタルとストレス」、「民間の視点から見る非正規雇用者の労務管理」、「公共施設の利用者としての若者の意識」、「日本型雇用システムの視点から見る女性の活躍と雇用」と題した講義が、各分野の専門家により行われます。

定員300名で、受講料は食事代込みで12,000円とのことです。申込期限は2017年7月17日までとされています。

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