アーカイブ - 2017年 5月 - car

5月 23日

Europeana、Europeana Photographyのサービス開始を発表

2017年5月20日、Europeanaが、Europeana Photographyのサービス開始を発表しています。

写真遺産国際コンソーシアム(PHOTOCONSORTIUM)との共同作業の成果で、欧州34か国の50機関から提供された、写真の歴史の最初の100年に撮影された200万点を超す歴史的な写真を利用できます。

Europeana Photographyには、ブログ記事やギャラリー、展示会などのコンテンツが含まれており、展示会は今後も継続的に公開される予定です。

Explore a wealth of vintage photographs with Europeana Photography(Europeana blog,2017/5/20)
http://blog.europeana.eu/2017/05/explore-a-wealth-of-vintage-photographs-with-europeana-photography/

Open Knowledge International(OKI)、世界の政府のオープンデータを評価した“Global Open Data Index(GODI)”の第4版を公開

2017年5月1日、Open Knowledge International(OKI)が、世界の政府のオープンデータを評価した“Global Open Data Index(GODI)”の第4版を公開したと発表しています。

これは、94の国・地域の政府について、15の主要なカテゴリごとにデータセットをOKIが評価したものです。今回は1,410のデータセットを評価したところ、約10%に当たる149のデータセットのみが「オープン」であったとのことです。

上位はオーストラリアと台湾が1位、フランスと英国が3位となっています。日本は13位で、2015年は31位(122の国・地域が対象)でした。

オランダ大学協会と英・ケンブリッジ大学出版局、学術成果の完全なOA出版について合意

2017年5月22日、オランダ大学協会(VSNU)と英・ケンブリッジ大学出版局(CUP)は、オープンアクセス(OA)出版に関して3年間の契約を締結したと発表しています。

これにより、2017年6月1日から、オランダの大学の研究者は、CUPの全てのOAジャーナル(完全OA17誌、ハイブリッドOA339誌)から、APC(論文処理加工料)の支払いなしで、無制限で学術成果を公表することができます。

100% Open Access agreement with Cambridge University Press(VSNU,2017/5/22)
http://www.vsnu.nl/en_GB/news-items/nieuwsbericht/295-100-open-access-agreement-with-cambridge-university-press.html

【イベント】和歌山地方史研究会第137回例会(公開シンポジウム)「#学芸員のおしごと」(6/10・和歌山)

2017年6月10日、和歌山県和歌山市の和歌山市立博物館において、和歌山地方史研究会第137回例会(公開シンポジウム)「#学芸員のおしごと」が開催されます。

学芸員や博物館が具体的にどのような活動を行っているのかについて正しく伝わっていない現状もあると考えられることから、和歌山県下で博物館運営や文化財行政等に携わる学芸員が、普段行っている様々な「おしごと」について報告することで、学芸員が地域において果たしている役割を広く考える機会となることを目的としています。

会員・非会員問わず誰でも参加できますが、博物館の入館料(一般・大学生100円)が必要です。

国立国会図書館、『レファレンス』No.796で「青少年の情報環境とリスク―石川県・長野県における取組と論点―(現地調査報告) 」を刊行

国立国会図書館の調査及び立法考査局が、刊行物『レファレンス』No.796(2017年5月)で「青少年の情報環境とリスク―石川県・長野県における取組と論点―(現地調査報告)」を公開しました。

青少年の情報環境とリスク―石川県・長野県における取組と論点―(現地調査報告) (PDF: 784KB)
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10356066_po_079604.pdf?contentNo=1

レファレンス  2017年刊行分 (国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/refer/2017/index.html

5月 22日

四日市市(三重県)、「新図書館(中心市街地複合拠点施設)」にかかるシンポジウム及び懇談会を開催

三重県の四日市市が、「新図書館(中心市街地複合拠点施設)」にかかるシンポジウム及び懇談会を開催すると発表しています。

2016年度より検討を進め、基本計画を策定予定の、新図書館(中心市街地複合拠点施設)の基本的な考え方について市民に周知し、また、意見を聴取することを目的に実施されるものです。

2017年6月18日に、四日市市総合会館でシンポジウムが開催されるほか(定員100名程度、先着順)、市内四か所においても懇談会が開催されます(定員各会場80名程度)。

施設整備の基本的な考え方が説明されるほか、シンポジウムでは参加者のグループ討議が、懇談会では参加者との意見交換が実施されます。

シンポジウムの参加には事前の申し込みが必要で、対象は、市内に在住・在勤・在学者に限ります。

懇談会の詳細については、準備ができ次第随時更新されるとのことです。

米国国立農学図書館、研究成果データベース“PubAg”と研究データリポジトリ“Ag Data Commons”間の連携を強化:相互にリンクを付与

2017年5月16日、米国国立農学図書館(NAL)は、米国農務省(USDA)所属の研究者の研究成果を検索・閲覧できる“PubAg”に、NALが管理する研究データリポジトリ“Ag Data Commons”搭載のデータを含む研究データへのリンクを追加したと発表しました。

また、逆に“Ag Data Commons”からの論文や記事へのリンクも追加されてます。

Ag Data Commons citation interlinking(NAL,2017/5/16)
https://data.nal.usda.gov/5162017-ag-data-commons-citation-interlinking

PubAg(NAL)
https://pubag.nal.usda.gov/

国際図書館連盟、国際的な図書館間相互貸借のためのガイドラインを改定へ:現在のバージョンへのコメントを募集中

2017年5月19日、国際図書館連盟(IFLA)のドキュメントデリバリー・資源共有分科会が、国際的な図書館間相互貸借(ILL)に関するガイドライン「国際貸出と文献提供:手続きのための原則とガイドライン」(International Resource Sharing and Document Delivery: Principles and Guidelines for Procedure)を改訂すると発表しています。

現バージョン(2009年版)に対するコメントを、2017年7月30日までオンラインフォームで受け付けており、その後、分科会では、コメントを反映した改定草案を作成し、再度、コメントを募集することを計画しています。

Request for Public Comments on IFLA Interlibrary Loan Guideline(IFLA,2017/5/19)
https://www.ifla.org/node/11407

“PHAROS Art Research Consortium”、芸術作品の写真アーカイブ2,500万点分の公開を計画

2017年5月16日、米・ニューヨークに所在する美術館フリック・コレクション (Frick Collection) は、世界の関係機関と連携しての、未発表の芸術関連のドキュメントを含む2,500万点の芸術作品の写真アーカイブ公開の計画を発表しています。

フリック・コレクションでは、自館を含む世界の14機関とコンソーシアム“PHAROS Art Research Consortium”を結成し、写真アーカイブへのアクセスの革新のためのデジタル研究プラットフォームを構築しており、2020年までに現在の参加機関からの700万点分の写真アーカイブの公開を計画しています。

現在の参加機関は以下の14機関で、今後の参加館の拡大も計画されています。

知的財産戦略本部、「知的財産推進計画2017」を決定

2017年5月16日、知的財産戦略本部は、会合を開催し、「知的財産推進計画2017」を決定しました。

「知的財産推進計画2017」では、(1)第4次産業革命(Society5.0)の基盤となる知財システムの構築、(2)知的財産の潜在力を活用した地方創生とイノベーション推進、(3)2020年とその先まで見据えた上でのコンテンツ産業活性化、の3つの視点を重視して知財戦略を進めることとしています。

そのうち(3)では、デジタルアーカイブの構築とその利活用の推進に関して、「国の分野横断統合ポータル」の構築、利活用の推進のための連携、書籍等の分野におけるデジタル化及びアーカイブ連携のための取組の促進、メタデータのオープン化の促進などの点で、国立国会図書館の役割に言及しています。

知的財産戦略本部(首相官邸)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/

【イベント】歴史資料ネットワーク2017年度総会シンポジウム「被災資料整理ボランティアのあり方を考える」(7/9・大阪)

2017年7月9日、大阪市の神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ(梅田ゲートタワー8F)において、歴史資料ネットワーク(史料ネット)2017年度総会シンポジウム「被災資料整理ボランティアのあり方を考える」が開催されます。

被災資料救出の組織づくりが全国的に拡大する中、資料整理をめぐる問題が必ず発生すると予想され、その一つとして、ボランティアによる資料整理作業はどうあるべきかというものがあり、この作業を今後も続けるために、各地の資料整理作業で培われたノウハウを共有する必要があることから、その際の一つのガイドとなるよう、資料整理作業ボランティアのあり方を考えることが目的とされています。

また、シンポジウムに先立ち、熊本地震被災地での資料保全活動についての特別報告も行われます。

申込みは不要ですが、資料代が500円必要です(会員は無料)。

5月 19日

大宅壮一文庫、運営資金募集のためにクラウドファンディングを開始

2017年5月18日、日本初の雑誌図書館である公益財団法人大宅壮一文庫は、運営資金募集のためにクラウドファンディングを開始したことを発表しました。

文庫自体の利用者が減少して、従来通りの運営を続けていくことが難しくなっているとしています。資金は、事務局職員の給与、施設・備品の補修や購入、雑誌記事索引データベースシステムの改修費、維持運営費に充てるとしています。

トピックス(大宅壮一文庫)
http://www.oya-bunko.or.jp/tabid/165/Default.aspx
※「2017.05.18」に「クラウドファンディング開始しました。」とあります。

大宅壮一文庫を存続させたい。日本で最初に誕生した雑誌の図書館(Readyfor)
https://readyfor.jp/projects/oya-bunko

日本図書館協会(JLA)、学校史などの地域資料の破損被害について調査結果を公表、声明を発表

2017年5月19日、日本図書館協会(JLA)は、学校史などの地域資料の破損被害について、調査の結果を公表し、声明を発表しました。

JLAは、学校史などの地域資料の被害状況について、5月11日に47の都道府県立図書館に、各都道府県下の公立図書館の被害状況について、5月17日までに回答するよう依頼しました。

その結果、5月19日19時現在、回答があった47都道府県のうち、27都道府県が被害があったと回答しました。被害館数は65館、被害冊数は合計356冊、被害ページは合計2,484ページとなっています。

また、JLAは、5月19日付でJLA理事長名義の声明を発表しました。地域資料という貴重な資料が破損されたことは誠に残念であるとして、図書館資料を人々の共有財産として大切に扱い、後世の人々に伝えられるようお願いしています。

地域資料等の破損被害について(JLA, 2017/5/19)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx?itemid=3310

米・Ithaka S+R、報告書“Finding a Way from the Margins to the Middle”を公開:IT技術を図書館経営の中核に

2017年5月18日、米・Ithaka S+Rが、報告書“Finding a Way from the Margins to the Middle: Library Information Technology, Leadership, and Culture”を公開しました。

報告書では、研究図書館によって様々な重要なITに関するプロジェクトが実施されていることから、ITが図書館に十分に位置づけられているように見えるけれども、情報リテラシーや学術コミュニケーションと異なり、多くの機関ではITは中心として位置付けられていないと指摘します。

その結果、図書館は、IT技術を基盤とするサービスの潜在能力を最大限に発揮することができておらず、図書館利用者は、その実際の価値を十分享受できるプログラムや製品を得られていないと述べ、図書館の指導者は、IT技術を、運営上の有用性だけでなく戦略的な資産として考える必要があると指摘します。

Welsh Librarian of the Year 2017の受賞者は、グラングウィリ図書館のフォスタ氏:健康情報サービスでの活動を評価

2017年5月18日、ウェールズの図書館・情報専門家協会(CILIP)は、2017年のウェールズのライブラリアン・オブ・ザ・イヤー(Welsh Librarian of the Year)に、グラングウィリ図書館のナレッジサービスマネージャー、フォスタ(Wendy Foster)氏を選んだと発表しています。

同賞は、図書館界へのプラスの効果、図書館サービスの改善、専門性への貢献を基準に選ばれるもので、ウェールズ健康情報・図書館相談サービス(All Wales Health Information and Libraries Extension Service:AWHILES)の委員長として、同組織に成功をもたらしたフォスタ氏の管理能力や貢献が評価されました。

国際科学会議世界科学データシステム(ICSU-WDS)とORCIDが研究データの再利用支援のため連携

国際科学会議世界科学データシステム(ICSU-WDS)とORCIDが、研究データの共有・再利用の促進や、信頼性の基準の構築という共通の目標達成のために正式に連携すると2017年5月15日付で発表しました。

両者は、今後、識別子や帰属、アクセスといった問題について協力して検討していくことになっています。

ORCID and WDS Partner to Support Reuse of Research Data(ICSU-WDS,2017/5/12)
https://www.icsu-wds.org/news/news-archive/orcid-and-wds-partner-to-support-reuse-of-research-data

ドイツ国立科学技術図書館、DuraSpaceの会員に:VIVOの開発を支援

2017年5月17日、ドイツ国立科学技術図書館(TIB)が、デジタルデータへの永続的なアクセス保障を目的にオープンソースのソフトウェアの普及活動を行なっている米国の非営利団体DuraSpaceの会員となったと発表しています。

TIBの“Open Science Lab”では、学際的研究ネットワーク“VIVO”のドイツ語版のプロトタイプを実装しており、会員になることにより、DuraSpaceが管理している“VIVO”の開発を支援していくとのことです。

TIB is a member of DuraSpace(TIV,2017/5/17)
https://www.tib.eu/en/service/news/details/technische-informationsbibliothek-tib-ist-mitglied-bei-duraspace/

米国デジタル公共図書館、生物多様性遺産図書館のデータを再収集:収録点数の増加及びサムネイル画像の追加

2017年5月18日、生物多様性に関する文献をデジタル化して提供している「生物多様性遺産図書館」(Biodiversity Heritage Library:BHL)が、米国デジタル公共図書館(DPLA)がBHLのデータを4月11日に再収集し、DPLAのポータルで公開したと発表しています。

2013年からBHLは、DPLAのコンテンツハブとして機能していましたが、データが更新されておらず、それに対応したものです。

再収集の結果、12万3,472点であったBHLからのDPLAのアイテムが18万7千点に増加したほか、DPLAからサムネイル画像を見ることができるようになっています。

今後、DPLAはBHLのデータを隔月で再収集するとのことです。

DPLA Reharvest of BHL Data (BHL,2017/5/18)
http://blog.biodiversitylibrary.org/2017/05/dpla-reharvest-of-bhl-data.html

横浜市鶴見区、同区の古い街並みを写した写真を募集中:つるみ歴史写真アーカイブ事業

横浜市鶴見区が、「つるみ歴史写真アーカイブ事業」において、同区の古い街並みを写した写真を募集しています。

鶴見区制90周年記念事業の一環で、明治・大正・昭和期の同区を写した写真を広く募集し、鶴見区制90周年記念事業や区の広報事業に活用することを目的としたプロジェクトです。

2017年12月31日まで随時受け付けられており、提供された写真は同区のウェブページ内でも紹介していくとされています。

つるみ歴史写真アーカイブ(横浜市鶴見区)
http://www.city.yokohama.lg.jp/tsurumi/90syuunen/90th-photo-archive.html

参考:
横浜市立旭図書館、「よみがえる昭和の街並み 旭区風景写真アーカイブ」を公開
Posted 2017年3月17日
http://current.ndl.go.jp/node/33678

5月 18日

イングランドにおける最初期の図書の一部がレディング大学で発見される

2017年5月9日、英国レディング大学は、15世紀の印刷物を同大学図書館のコレクションから発見したと発表しました。

発見された印刷物はイングランドに印刷技術をもたらした、ウィリアム・キャクストンの印刷工房で1476年から1477年に印刷された“Sarum Ordinal”“ Sarum Pye”と呼ばれる中世ラテン語で書かれた司祭のハンドブックの一部です。

この資料は同大学のSpecial Collections Librarianのデルベック(Erika Delbecque)氏が手稿類のコレクションを整理するなかで偶然発見しました。この資料は元々、背の補強のために関係のない本に貼り付けられており、1820年代に英・ケンブリッジ大学のある司書が救い出したと言われています。当時の司書にはそれがキャクストンの初期印刷物であることは分かっていなかったそうです。

この図書は完全な形では現存しておらず、今回発見された箇所とは異なる一部のページを英国図書館(BL)のみが所蔵しています。

なお資料は同大学の英国農村生活博物館(The Museum of English Rural Life)にて、5月31日まで展示されています。

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