アーカイブ - 2017年 10月 - car

10月 17日

Internet Archiveが1923年から1941年に出版された図書のデジタルコレクション「ソニー・ボノ・メモリアル・コレクション」を公開

2017年10月10日、Internet Archive(IA)は1923年から1941年にかけて出版された図書のデジタルコレクション「ソニー・ボノ・メモリアル・コレクション」(“The Sonny Bono Memorial Collection”)を公開しました。

米国では1998年に成立した著作権延長法により、1923年以降に出版された著作で、1998年時点で著作権の保護期間が終了していないものについては、著作権者自身がパブリック・ドメインとしない限り、2019年以降まで保護期間が延長されています。同法は起案者の一人で、その後事故死した米下院議員ソニー・ボノ氏の名を取って「ソニー・ボノ著作権延長法」と呼ばれています。

一方で、米国著作権法第108条(図書館等の権利制限・例外規定)においては、図書館に対して、既に市場で流通していない1923年から1941年までに出版された著作については、例外的にスキャン・デジタル化し、公開することを認めています。そこでIAはテュレーン大学(Tulane University)の著作権法研究者、Elizabeth Townsend Gard教授およびその学生たちとの協力の下で、機械的に公開できる図書のデジタル版を発見する手法を確立し、今回の公開に至ったとのことです。

ガチャとビンゴで読む本を決める 「ガチャde ビンゴ」 岡山県赤磐市の3図書館で開催

2017年10月17日から12月17日にかけて、岡山県赤磐市の赤坂図書館、熊山図書館、吉井図書館の3館で、カプセル玩具販売機(いわゆる「ガチャ」)とビンゴカードを組み合わせて読む本を決める企画「ガチャde ビンゴ」が開催されています。

参加者は1~9の番号の書かれたビンゴカードを受け取った上で、各図書館につき1日1回まで、ガチャを回すことができます。ビンゴカードの数字部分には本のジャンルが書かれており、参加者はガチャで出た番号に該当する本を借りて読むと、ビンゴのマスに書名を書き、マスをつぶすことができます。1列(3マス)ビンゴができるごとに、スタンプとプレゼントが受け取れるとのことです。

借りる本「ガチャガチャ」で決定 赤磐3図書館で17日から催し(山陽新聞digital、2017/10/17付け)
http://www.sanyonews.jp/article/612634/1

静岡県裾野市の市立鈴木図書館で「ナイトライブラリー」開催 図書館に宿泊し思い思いに夜の図書館を過ごす

2017年11月11日の午後7時30分から午前7時にかけて、静岡県裾野市の市立鈴木図書館でイベント「ナイトライブラリー」が開催されます。図書館に宿泊し、好きな本を読んだり、館内探検などのイベントに参加するなど、思い思いに夜の図書館を過ごすイベントとのことです。

参加対象は市内在住の小中学生と保護者で、保護者の同伴が必要です。夕食・入浴は済ませてからの参加が必要とのことです。

お知らせ一覧(裾野市立鈴木図書館) *メニューの「ナイトライブラリー」をクリックすると詳細が確認可能
https://www.lib100.nexs-service.jp/susono/webopac/inform.do

参考:
CA1884 - 公共図書館における「夜の図書館」イベント / 松本和代 カレントアウェアネス No.330 2016年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1884

米・公共図書館協会と医学図書館全米ネットワーク、公共図書館職員の健康情報に関する知識・能力を向上させる“Healthy Communities”イニシアチブを開始

2017年10月11日、米・公共図書館協会(PLA)と医学図書館全米ネットワーク(National Network of Libraries of Medicine:NNLM)が“Healthy Communities”イニシアチブの開始を発表しています。

住民に健康情報を提供する情報源となっている公共図書館の職員向けの9か月間のイニシアチブで、公共図書館における健康情報ニーズを評価するとともに、公共図書館員がそのようなニーズを満たすのに役立つ無料の情報源と専門性開発の機会を提供するものです。

2018年初頭には、健康情報に関する研修・ツール・情報源を提供する公共図書館用のウェブサイトが公開されるほか、研修やウェビナー(ウェブセミナー)の開催や、成功事例の記事やポッドキャストの公開を通じて、多くの図書館員が健康情報専門家の認定資格を取得することが目指されています。

国際図書館連盟、米国とイスラエルのユネスコ脱退表明に関し声明を発表 すべての政府の加盟を望む

2017年10月16日、国際図書館連盟(IFLA)は米国とイスラエルがユネスコ(UNESCO)からの脱退を表明したことに関し、遺憾の意を示すとともに、すべての当事者の協力の下で解決策を見つけていくことを推奨しました。

同声明の中では、共通の目標を達成するために、教育・科学・文化の分野で図書館と協力しながら国際的に活動するユネスコの価値をIFLAは支持するとし、すべての政府が加盟することを推奨するとしています。

IFLA Statement on UNESCO: Education, Science and Culture: Shared Objectives Need Shared Efforts(IFLA、2017/10/16付け)
https://www.ifla.org/node/11888

米国図書館協会、“ALA Policy Corps”イニシアチブを開始

2017年10月3日、米国図書館協会(ALA)が、“ALA Policy Corps”イニシアチブの開始を発表しています。

同イニシアチブは、ALAの情報技術政策局(OTIP)の“Policy Revolution!”イニシアチブからうまれた、ALAの「戦略的方向性」と“National Policy Agenda for Libraries”に基づいており、ALAとALAのワシントン事務所で勤務する政策専門家の育成、新任者や中堅の専門知識や政策への関与の長期化、国家の公共政策においてALAの戦略目標にとって重要な分野への影響の行使が目標となっています。

ALAでは、同イニシアチブへの参加者の募集を開始しており、様々な館種や地域を代表する10から12人からなる合格者からなるメンバーが、公共政策の課題に関する知識と情熱を涵養し、法制化や政策に影響を与えるためのスキルを身に着け、課題や成功事例を共有し、最終的には、国・州・各地域の政策に影響を与えることが目標とされています。

スミソニアン協会、米国の美術関係者による対談イベントを記録した音声・映像資料のコレクションを取得

2017年10月5日、米・スミソニアン協会のArchives of American Artは、“Art Talk on Art”(ATOA)のコレクションを取得したことを発表しました。

“Art Talk on Art”は、1974年に芸術家が始めたパネルディスカッションのイベントで現在も継続して行われており、米国の美術史を語るうえで重要な情報源となっています。同コレクションは、1975年から2015年までにニューヨークで開催された、美術に関する500件以上のパネルディスカッションや対談を記録した録音資料と映像資料、文書類を含んでいます。イベントでは数千人のアーティストや、批評家、歴史家、美術商、学芸員、ライターなどが米国の美術に関する問題について語っています。“Art Talk on Art”は60テラバイトにものぼる音声と映像をデジタル化し、原資料とともにスミソニアン協会に寄贈しました。

同コレクションは現在、検索手段の準備中ですが、音声と映像資料は、同協会の事務局にて利用可能です。

10月 16日

不利な立場・状況にある住民や地域に利益をもたらす革新的な図書館サービスの開発を支援するプログラムの助成を受けた公共図書館の現在(英国)(記事紹介)

英国政府の図書館に関するタスクフォース“Libraries Taskforce”の2017年10月11日付のブログに、2017年3月に“Libraries Opportunities for Everyone Innovation Fund”プログラムの助成を受けた公共図書館の半年後を紹介する記事が掲載されています。

同プログラムは、国内で不利な立場・状況にある住民や地域に利益をもたらす革新的な図書館サービスの開発を支援するための助成プログラムです。

バーンズリー、イースト・サセックス、マートン、サンドウェル、ウェスト・サセックス、ノッティンガム、スタフォードシャー、ブラッドフォード、プリマス、セフトン、テルフォード、ハル、レッドブリッジ、ストックトン、デヴォン、ウォリックシャーといった地域の図書館で実施されている、

独・プロジェクトDEAL、Springer Nature社とのナショナルライセンス契約に関する初回の交渉結果を発表

2017年10月12日、プロジェクトDEAL(Projekt DEAL)を主導するドイツ大学長会議(HRK)が、同会議のウェブサイトで、Springer Nature社とのナショナルライセンス契約のための初回の交渉結果を発表しています。

原則的な課題についてのいくつかの調整事項についてはすでに合意されているものの、複雑な課題についてのさらなる交渉に必要な時間を確保するために、2017年12月31日をもって契約を終了する機関へのSpringer製品の提供に関して、“cost-neutral extension”による1年間の延長に合意したと発表しています。

また、ドイツ語圏コンソーシアムGASCO(German, Austrian and Swiss Consortia Organisation)とのNature製品の契約に関する交渉も1年間延長されると発表されています。

東京大学文書館、「東京大学文書館デジタル・アーカイブ(ベータ版)」を試用公開

東京大学文書館が、2017年10月付けで、「東京大学文書館デジタル・アーカイブ(ベータ版)」を試用公開したと発表しています。

東京大学文書館が所蔵する資料の検索ができるもので、キーワードによって資料群や一点ごとの資料を検索する方法(キーワード検索)と、所蔵資料群全体の概要を把握して階層を辿る方法(資料概要)の2種類の検索機能が設けられています。

2017年度内に予定されている本公開への参考とするため、現在、ベータ版への意見・要望が求められています。

東京大学文書館 TOPICS
http://www.u-tokyo.ac.jp/history/index_j.html
※「2017.10 東京大学文書館デジタル・アーカイブ(ベータ版)の試用公開を開始しました。」とあります。

東京大学文書館デジタル・アーカイブ(ベータ版)
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/UTArchives/da/

Bowker社、米国の自費出版の動向を発表:昨年比8%増

2017年10月11日、米国の書誌情報サービス企業で、ProQuest社の関連企業であるBowker社が、米国における自費出版について、2011年から2016年までのデータをまとめたレポートを発表しています。

レポートでは、昨年と比較して自費出版が8%増加したことや、2016年にISBNが割り当てられた自費出版物の数(78万6,935点)が、2011年(24万7,210点)と比較して218.33%増加したことが報告されています。

また、2015年と比較して、紙媒体での自費出版は11%の増加で昨年の34%増より減速していること、電子書籍については3%減少しているが昨年の11%減より減少幅が少ないこと、昨年出版された自費出版物の84%超が3つのサービスプロバイダによる出版で占められていることなどが指摘されています。

国際子ども図書館、展示会「日本の絵本の歩み―絵巻から現代の絵本まで」を開催

国立国会図書館国際子ども図書館は、2017年11月1日から11月30日まで、展示会「日本の絵本の歩み―絵巻から現代の絵本まで」を開催します。

ちひろ美術館との共催によるこの展示会では、国立国会図書館が所蔵する古典籍資料や絵本・絵雑誌、ちひろ美術館所蔵の絵本の原画(複製)や資料を通して、日本の絵本の歩みを紹介します。また会期中は、展示している絵巻をデジタルコンテンツでも紹介します。

この展示会と関連して、江戸時代の絵本である草双紙に関する講演会や、巻き物作りを楽しむワークショップも開催されます。

新着情報(2017年度)(国際子ども図書館)
http://www.kodomo.go.jp/news/index.html
※「2017年7月5日」に「展示会「日本の絵本の歩み―絵巻から現代の絵本まで」開催のお知らせ(11月1日~11月30日)」とあります。

【イベント】被災地フォーラム新潟(12/2・新潟)

2017年12月2日、新潟大学において、「被災地フォーラム新潟」が開催されます。

科学研究費基盤研究(S)「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立ー東日本大震災を踏まえて」及び新潟大学災害・復興科学研究所地震・火山噴火予知研究協議会史料・考古部会「日本海沿岸地域を中心とした地震・火山噴火災害関連史料の収集と分析」研究グループが主催するものです。

申し込み不要で、参加費も無料です。

内容は以下の通りで、報告の後、矢田俊文氏(新潟大学人文学部、新潟大学災害・復興科学研究所兼任)の司会のもと、奥村氏及び各報告者によるパネル・ディスカッションも行われます。

法政大学図書館、「法政大学図書館デジタルアーカイブ」を公開

2017年10月14日、法政大学図書館が、「法政大学図書館デジタルアーカイブ」を公開しました。

同館では、「梅謙次郎文書」8タイトル、「正岡子規文庫」95タイトルを既に公開していましたが、正岡子規生誕150年を機に、詳細な検索機能とメタデータを付与したサイトとしてリニューアルするとともに、子規の自筆ノートなど新たに141タイトルを追加したものです。

法政大学図書館デジタルアーカイブサイトを公開しました(法政大学,2017/10/14)
http://www.hosei.ac.jp/library/NEWS/topics/171014_01.html

法政大学図書館デジタルアーカイブ
https://archive.library.hosei.ac.jp/

10月 13日

オランダ大学協会、出版社との合意に基づきオープンアクセス出版した論文数が1万件に到達したと発表

2017年10月4日、オランダ大学協会(VSNU)が、出版社との合意に基づきオープンアクセス(OA)出版した論文数が1万件に到達したと発表しています。

10,000th open access article published(VSNU,2017/10/4)
http://www.vsnu.nl/en_GB/news-items.html/nieuwsbericht/316-10-000ste-open-access-artikel-gepubliceerd

参考:
オランダ大学協会とSpringer社、オープンアクセスに関して合意
Posted 2014年11月25日
http://current.ndl.go.jp/node/27500

Knowledge Exchange、欧州8か国の単行書のオープンアクセスの現状に関するレポートを公開

2017年10月6日、高等教育・研究向けインフラの活用と開発を目的に、英・JiscやオランダのSURF等6か国の研究機関によって共同で運営されているKnowledge Exchangeが、単行書のオープンアクセス(OA)について概観したレポート“A landscape study on open access and monographs”を公開しました。

同レポートは、単行書のOAポリシー、研究助成の傾向と出版のモデルについて、Knowledge Exchangeに研究機関が参加している、英国、フランス、ドイツ、オランダ、デンマーク、フィンランドに加え、オーストリアとノルウェーを加えた欧州8か国を対象に行った調査です。

同レポートは、出版者と助成機関、図書館の三者の進行の違いを把握するため、対象となる国々で行った合計73回のインタビューに基づいてまとめられたものです。インタビューを通じて、単行書のOAに対する著者の姿勢や、OA化に対する学術的なインセンティブの付与とその仕組みの重要性について問題提起されたとしています。

OCLCとInternet Archive、WorldCatとIAがデジタル化した書籍のメタデータの「同期」について合意

2017年10月12日、OCLCとInternet Archiveが、WorldCatとIAがデジタル化した書籍のメタデータを「同期」することで合意したと発表しています。

IAがデジタル化した250万点の書籍のメタデータを、WorldCat搭載済の書誌データと突合し、IAがデジタル化してオンラインで公開している書籍へのリンクを設けるとともに、未搭載のデータについてはWorldCatに追加します。また、IA側でも、オンラインで公開しているデータからWorldCatへのリンクを設けます。

OCLC and Internet Archive collaborate to expand library access to digital collections(OCLC,2017/10/12)
http://www.oclc.org/en/news/releases/2017/201727dublin.html

【イベント】京都府立京都学・歴彩館、「東寺百合文書データミーティング」を開催(10/26・京都)

2017年10月26日、京都府立京都学・歴彩館が、同館で「東寺百合文書データミーティング」を開催します。
 
2017年10月10日に、同館が運営する「東寺百合文書WEB」の目録データを一括ダウンロード可能としたことに関連して行われるものです。古文書のデータの利用や公開について議論し、東寺百合文書やそのデータが幅広い分野で利活用されることを目指すとしています。
 
参加は無料で、申込みも不要です。内容は次のとおりです。
 
発表(20分×5名)
山田太造氏(東京大学史料編纂所助教)
後藤真氏(国立歴史民俗博物館准教授)
永崎研宣氏(人文情報学研究所主任研究員)
橋本雄太氏(国立歴史民俗博物館助教)
岡本隆明氏(京都府立京都学・歴彩館職員)
 
質疑・提案・トーク(40分)
 
東寺百合文書目録データの公開及び東寺百合文書データミーティングの開催について(京都府立京都学・歴彩館)

鳥取県立図書館、全国の「リトル・プレス」(個人や団体によって少部数発行される雑誌等の出版物)を紹介する企画展示を開催

鳥取県立図書館が、2017年10月13日から11月8日まで、企画展示「リトル・プレス展~小さな発信、大きな発見~」を開催しています。

「リトル・プレス」とは、各地域で、個人や団体によって少部数発行される雑誌などの出版物のことです。

同展示は、頒布場所が限られ、なかなか見ることができない全国の「リトル・プレス」を集め、「とっとり」「まちを歩く」「文化をさぐる」「くらしを楽しむ」「これが好き」「味わう」をテーマに、紹介するものです。

【10月企画展示】リトル・プレス展~小さな発信、大きな発見~(平成29年10月13日から11月8日まで)(鳥取県立図書館)
http://www.library.pref.tottori.jp/exhibition/10291013118.html

EIFL、マラケシュ条約に関する図書館向けのガイドのスペイン語版を公開

2017年10月12日、EIFL(Electronic Information for Libraries)が、マラケシュ条約(Marrakesh Treaty) の図書館向けのガイド“The Marrakesh Treaty: an EIFL Guide for Libraries”のスぺイン語版を発表しました。

アラビア語、英語、フランス語、リトアニア語、ネパール語、ロシア語、セルビア語に続く8言語目での翻訳です。

EIFL Marrakesh Guide launches in Spanish(EIFL,2017/10/12)
http://www.eifl.net/news/eifl-marrakesh-guide-launches-spanish

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