アーカイブ - 2017年 10月 - car

10月 25日

式年遷宮記念せんぐう館(三重県)、台風21号の影響により当面の間臨時休館

2017年10月23日、三重県伊勢市にある式年遷宮記念せんぐう館が、台風21号の影響により、当面の間臨時休館すると発表しています。

新聞の報道によると、同館そばにある外宮勾玉池の水があふれ、地下の展示室が水没したほか、1階の展示室や事務室も浸水したとのことです。

せんぐう館 臨時休館のお知らせ(式年遷宮記念せんぐう館,2017/10/23)
http://www.sengukan.jp/news/670/

伊勢神宮の「せんぐう館」で浸水被害(毎日新聞,2017/10/24)
https://mainichi.jp/articles/20171025/k00/00m/040/048000c

DataCiteメタデータスキーマver.4.1が公開:ソフトウェア引用を支援

研究データの共有と活用の向上にむけて活動を行っている国際コンソーシアム“DataCite”が、2017年10月23日付で、DataCiteメタデータスキーマver.4.1を公開しています。コミュニティにおける関心を向上させるため、ソフトウェアの引用支援に重点が置かれています。

New DataCite Metadata Updates Support Software Citation(DataCite Blog, 2017/10/23)
https://blog.datacite.org/metadata-schema-4-1/

DataCite Metadata Schema for the Publication and Citation of Research Data v4.1
https://doi.org/10.5438/0014

10月 24日

アフリカで出版される健康・医学分野の学術雑誌におけるオープンアクセス化のインパクト(文献紹介)

The Electronic Library誌の35巻5号に、アフリカで出版される健康・医学分野の学術雑誌におけるオープンアクセス(OA)化のインパクトについて論じた論文”Citation impact of health and medical journals in Africa: does open accessibility matter?”が掲載されています。著者はナイジェリア大学のIfeanyi Jonas Ezema氏と南アフリカ大学のOmwoyo Bosire Onyancha氏です。

同論文ではアフリカで発行されている健康・医学分野の学術雑誌134誌(うちOA雑誌が65誌、非OA雑誌が69誌)を対象に、Google Scholarにおける被引用数や論文数、雑誌単位のh-indexを調査した結果が報告されています。分析の結果、非OA雑誌はOA雑誌に比べて、わずかな被引用数しか得られていなかった等とされています。

なお、当該論文はOAで公開されています。

欧州4カ国において、ゴールドOAで論文を発表する責任著者の割合が70%以上に Springer Natureが発表

2017年10月23日、Springer Nature社は同社の雑誌で論文を発表する責任著者(corresponding author)のうち、オープンアクセス(OA)での発表を選択する者の割合が70%を超えている国が4カ国存在する、と発表しました。具体的には以下の4カ国に所在する責任著者が該当するとのことです。

・英国:77%超
・スウェーデン:90%超
・オランダ:84%超
・オーストリア:73%超

上記の割合はOA雑誌、もしくはハイブリッドOAで論文を発表した、いわゆるゴールドOAの割合で、機関リポジトリ等のいわゆるグリーンOAの場合は含んでいません。

これらの4カ国では政府や機関によるOAの推進、助成機関による論文処理加工料(APC)の補助等の環境が整っていることが、ゴールドOA選択者の多さにつながっているものとSpringer Nature社の発表では述べられています。世界全体では、ゴールドOAでの論文発表の割合は27%にとどまるとのことです。

【イベント】アート・ドキュメンテーション学会第10回秋季研究集会(11/19・東京)

2017年11月19日、印刷博物館において、アート・ドキュメンテーション学会(JADS)第10回秋季研究集会が開催されます。

「音楽学における研究図書館とアーカイヴ」をテーマとした企画セッション、印刷博物館の企画展示の見学及び担当学芸員によるレクチャー、研究発表が行なわれます。

参加費は正会員が1,500円、非会員が2,000円です。事前の申込が必要です。

【10:40-12:15 第一部 企画セッション/招待講演+パネルディスカッション】
テーマ:音楽学における研究図書館とアーカイヴ
・「音楽資料と図書館、アーカイヴ、ドキュメンテーション」
林淑姫(旧日本近代音楽財団日本近代音楽館主任司書・事務局長)
・「メディアとしての編曲版と作品としての編曲版:ベートーヴェン音楽を例として」
平野昭(静岡文化芸術大学名誉教授・元慶應義塾大学文学部教授)
・パネルディスカッション 林淑姫 平野昭 司会:前田富士男(予定)

【13:15-14:05 第二部 印刷博物館レクチャー+見学】
[企画展示]キンダーブックの90年 -童画と童謡でたどる子どもたちの世界-

外務省外交史料館、「日本外交文書デジタルアーカイブ」に新規データを追加:「占領期」シリーズを除いた全巻がインターネット上で閲覧可能に

2017年10月23日、外務省外交史料館は、「日本外交文書デジタルアーカイブ」に「昭和期III」「日中戦争」「第二次欧州大戦と日本」「太平洋戦争」「サンフランシスコ平和条約」のシリーズ各巻を追加したと発表しています。

「日本外交文書デジタルアーカイブ」は、明治維新以降の日本の外交の経緯を明らかにし、あわせて外交交渉の先例ともなりうる基本的史料を提供することを目的に、外務省が1936年から公刊している『日本外交文書』をインターネット上で公開するもので、今回の追加により、「占領期」シリーズを除いた全巻がインターネット上で閲覧可能となりました。

外務省外交史料館 新着情報
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/
※「平成29年10月23日 日本外交文書デジタルアーカイブに「昭和期III」「日中戦争」「第二次欧州大戦と日本」「太平洋戦争」「サンフランシスコ平和条約」のシリーズ各巻を加えました。現在刊行済みの『日本外交文書』は,「占領期」シリーズを除いてすべてインターネット上で閲覧可能となりました。」とあります。

figshare、研究データの公開に関する年次調査報告書を公開

2017年10月23日、研究データ等の研究成果の公開プラットフォーム“figshare”が、研究データの公開に関する年次調査報告書“The State of Open Data Report 2017”を公開しました。

2016年にSpringer Nature社と連携して研究者2,000人を対象に実施した調査の継続調査にあたるもので、今回の調査は研究者2,300人を対象に、Springer Nature社及びWiley社と連携して実施されました。

調査で得られた主な知見として

・オープンデータへの認識が向上している(73%から82%へ)。
・年齢はこの傾向の主要な要因とは考えられない。
・74%の研究者が研究データを選定して公開している。
・自身の研究でオープンデータを再利用したいという研究者が増加しており(10%増の80%)、その傾向は全年齢層で見られる。
・日常的に研究データを公開する研究者は微増している(57%から60%)。
・研究データを公開したことが無い研究者の割合は減少している。

等が指摘されています。

【イベント】図書館を活用した「サポートの必要な家庭」応援について考えるセミナー(11/21・米子、11/22・倉吉、12/7・鳥取)

鳥取県立図書館主催の、図書館を活用した「サポートの必要な家庭」応援について考えるセミナーが、2017年11月21日に米子市立図書館、11月22日に倉吉交流プラザ、12月7日に鳥取市立中央図書館、で開催されます。

経済的に困窮する家庭やひとり親家庭などの「サポートの必要な家庭」と、そこで育つ子どもたちを支援するために図書館がどう活用できるのかを考えるセミナーで、行政の担当者やNPO等の団体職員、図書館関係者が集まり、今後の連携について考えます。

対象者は、サポートの必要な家庭を支援(を検討)している関係機関・団体・個人、こども食堂・学習支援に取り組んでいる方、行政の担当部局関係者、図書館関係者です。

入場は無料ですが、参加には申込(鳥取県立図書館への電話・ファクシミリ、もしくは会場館への直接来館)が必要です。

【募集】図書館を活用した「サポートの必要な家庭」応援について考えるセミナー(鳥取県立図書館)
http://www.library.pref.tottori.jp/info/post-63.html

OCLC、2016/2017年度の年報を公表

OCLCが、2016/2017年度の年報を公表しています。

タイトルは“continual reinvention”です

@OCLC(twitter,2017/10/19)
https://twitter.com/OCLC/status/921098604474925061

continual reinvention 2016-2017 Annual Report(OCLC
http://www.oclc.org/en/annual-report/2017/home.html

参考:
OCLC、2015/2016年度の年報を公表
Posted 2016年11月4日
http://current.ndl.go.jp/node/32869

【イベント】国立国会図書館第28回保存フォーラム(12/21・東京)

2017年12月21日、国立国会図書館(NDL)は、第28回保存フォーラムを開催します。
 
虫菌害の発生を抑えるための総合的有害生物管理(Integrated Pest Management:IPM)の実践に関する理解を深めるため、「図書館資料を守るIPMの実践」をテーマとして開催します。
 
東京文化財研究所保存科学研究センター長の佐野千絵氏による講演「図書館における虫菌害対策―最近の動向―」(仮題)の後、九州大学附属図書館・埼玉県立図書館・NDLの事例報告を行います。
 
定員は300人(先着順)で、定員に達した時点で受付を終了します。
 
第28回保存フォーラム(NDL)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/preservationforum28.html

北海道日本ハムファイターズ、北海道ブックシェアリングに、ファンから寄せられた書籍895冊を寄贈

2017年10月23日、北海道日本ハムファイターズは、読書促進全道キャンペーン「グラブを本に持ちかえて」の一環として、札幌ドームでの公式戦開催日(7月19日から10月4日の期間に開催された24試合)にファンから寄せられた書籍895冊を、一般社団法人「北海道ブックシェアリング」に寄贈したと発表しています。

選手会が著者となり制作した絵本「もりのやきゅうちーむふぁいたーず」が2016年の「けんぶち絵本の里大賞」で次点にあたる『びばからす賞』を受賞した際の賞金の一部もあわせて寄贈したと発表されています。

寄贈された書籍は、北海道ブックシェアリングがジャンル別に整理し、図書不足に悩む学校図書館や保育施設、福祉施設、公民館、東北被災地などに無償で提供されます。

「読み終えた本をみんなでシェア」895冊を寄贈(北海道日本ハムファイターズ,2017/10/23)
https://www.fighters.co.jp/news/detail/00000593.html

10月 23日

英・ケンブリッジ大学、理論物理学者のホーキング氏の博士論文をOAで公開

2017年10月23日、英・ケンブリッジ大学は、同学のリポジトリApolloにて、理論物理学者のホーキング(Stephen William Hawking)氏の博士論文“Properties of expanding universes”(1966年)をオープンアクセス(OA)で公開したことを発表しました。

同氏の博士論文は本人から公開の許可を得て、2017年10月23日から10月29日までのオープンアクセスウィークに合わせて公開されました。

同学では、2017年10月以降の博士号取得者に博士論文をOAで公開することを要求しています。また、歴史的な学位論文の公開の許可を得ることが難しい場合があると述べ、今回のホーキング氏の例がノーベル賞受賞者を含むかつての研究者に博士論文のOA化を促すことを望んでいます。

同学の学術コミュニケーション部門と図書館は、今後本人からの希望があれば、博士論文をデジタル化し同リポジトリにてOAで公開すると、卒業生に呼びかけてています。

国公私立大学図書館協力委員会、「大学図書館における著作権問題Q&A」(第9版)を公開

2017年10月17日、国公私立大学図書館協力委員会の大学図書館著作権検討委員会が、「大学図書館における著作権問題Q&A」(第9版)をオンラインで公開しました。同文書の日付けは2017年10月6日付です。

「大学図書館における著作権問題Q&A」(第9版) [pdf] を公開しました。(国公私立大学図書館協力委員会,2017/10/17)
https://julib.jp/blog/archives/1433

「大学図書館における著作権問題Q&A」(第9版)(国公私立大学図書館協力委員会大学図書館著作権検討委員会)
https://julib.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/07/copyrightQA.pdf

Europeana、文化遺産機関が人々の生活に与えている影響を評価する方法を指南する“Impact Playbook”の“PHASE I: Impact Design”を公開

2017年10月18日、Europeanaが、ミュージアム、図書館、アーカイブの日常の活動が人々の生活に与えている影響を評価する方法を指南する“Impact Playbook For Museums, Libraries, Archives and Galleries”の“PHASE I: Impact Design”を公開しました。

文化遺産機関が人々の生活に与えている、もしくは、与えようとしている影響を特定するためのプロセスを案内するもので、文化遺産機関全体で適用できる共通の方式として、文化遺産や評価の専門家によって作成されました。

今回公開されたものは、影響評価を企画する最初の段階について知ることができるようになっており、6つに分けられた各ステップでは、明確な目標とアウトカムに焦点があてられています。

米国議会図書館、デジタル化した貴重書や特別コレクションを利用できるポータルサイトを公開

2017年10月20日、米国議会図書館(LC)は、デジタル化した同館の貴重書・特別コレクション部が所管する資料が利用できるポータルサイトを公開したと発表しています。

現時点で1,000点の資料が公開されており、今後も改善や資料の追加が行われます。

New Online: A Digital Treasure Trove of Rare Books(LC,2017/10/20)
https://blogs.loc.gov/loc/2017/10/new-online-a-digital-treasure-trove-of-rare-books/

「絵本ミュージアム協議会」が設立

2017年10月28日に長野県の軽井沢町で開催される、第二回「全国絵本ミュージアム会議in軽井沢」において、「絵本ミュージアム協議会」 設立記念式典が行われます。

「絵本ミュージアム協議会」は、全国の絵本をテーマにしたミュージアムが集まって相互の連携強化を図り、ひいては地域を越えた全国的な絵本文化活動の一役を担う目的に設立されるものです。

@ehonmuseumkaigi(Facebook,2017/10/6)
https://www.facebook.com/ehonmuseumkaigi/photos/a.797678683772857.1073741828.796520473888678/797677243773001/?type=3&theater

【イベント】国際シンポジウム「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立をめざして」(11/11-12・神戸)

2017年11月11日と11月12日に、神戸大学先端融合研究環統合研究拠点コンベンションホールにおいて、科学研究費補助金基盤研究S「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立-東日本大震災を踏まえて-」研究グループ主催の国際シンポジウム「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立をめざして」が行なわれます。

東日本大震災後の実践的研究を踏まえながら、地域の歴史遺産を保全するための国際的なネットワークに着目し、これからの地域歴史資料学を展望するものです。

参加費は無料で、事前の申し込み不要です。

主な内容は以下の通りです。

●11月11日(土) ~災害資料の保存と活用~
・[趣旨説明]奥村弘氏(神戸大学)
・[基調講演]アンドルー・ゴードン氏(ハーバード大学)「災害が喚起する歴史保存と歴史認識の課題」
・[報告]イ・ユンギョン氏(韓国国家記録院/神戸大学)「韓国の災害資料の管理・活用の現状-公共機関を中心として-」
・[コメント]エリザベス・マリ氏(東北大学災害国際研究所)、白井哲哉氏(筑波大学)、佐々木和子氏(神戸大学)
・討論

弘前大学資料館、第17回企画展「被災地と向き合う -文化財レスキューの取り組みー 」を開催

青森県弘前市にある弘前大学資料館が、2017年10月28日から12月16日まで、第17回企画展「被災地と向き合う -文化財レスキューの取り組みー 」を開催します。

2017年4月に締結した弘前大学人文社会科学部と国立歴史民俗博物館間の教育研究連携協定に基づき、弘前大学人文社会科学部と国立歴史民俗博物館を拠点とする研究ユニット「地域における歴史文化研究拠点の構築[人間文化研究機構広領域連携型基幹研究プロジェクト[日本列島における地域社会変貌・災害からの地域文化の再構築]」が被災地で取り組んできた文化財レスキューやボランティアの活動を紹介するとともに、被災地の生活文化もあわせて紹介するものです。

弘前大学資料館第17回企画展 被災地と向き合う -文化財レスキューの取り組みー (弘前大学資料館)
http://shiryokan.hirosaki-u.ac.jp/exhibitions/1805

10月 20日

米国国立医学図書館、新しい検索アルゴリズムとモバイル端末優先のユーザーインターフェイスを備えたPubMedの試験版を“PubMed Labs”で公開

2017年10月19日、米国国立医学図書館(NLM)が、新しい検索アルゴリズムとモバイル端末優先のユーザーインターフェイスを備えたPubMedの試験版を“PubMed Labs”で公開したと発表しています。

試験版には限られた機能しか搭載されていないものの、それは、搭載されていない機能がPubMedから削除されることを意味するのではなく、現在テストを実施していないだけであると説明されています。

試験項目は、クエリに最も合致するように最適化した新しいランキングアルゴリズム、モバイル端末を優先したレスポンシブウェブデザインのインターフェイス、論文のAbstractから検索語やその類義語を強調するスニペット表示の3点で、3つの項目への意見を募集しています。

松竹大谷図書館、「組上燈籠絵」検索・閲覧システムを公開

2017年10月20日、松竹大谷図書館が、「組上燈籠絵」検索・閲覧システムを公開しました。

同館が所蔵する「組上燈籠絵」161点が検索・閲覧できるシステムで、クラウドファンディング・プロジェクト「【第5弾】歌舞伎や映画、鮮やかな日本文化の遺産を守り復元する。」で募集した支援金により構築されました。

システムの開発及び公開は、同館と立命館大学アート・リサーチセンターとの間で結ばれた協定に基づき、立命館大学アート・リサーチセンターが実施しています。

「組上燈籠絵」検索・閲覧システムを公開しました(松竹大谷図書館,2017/10/20)
http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/news/171019.html

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