アーカイブ - 2017年 1月 17日 - car

米フロリダ州レイク郡イースト・レイク図書館で架空の利用者を登録し貸出データを改ざん 長期間利用がない図書を除籍対象から外す目的で

米国フロリダ州レイク郡のイースト・レイク図書館で、図書館員が存在しない人物を利用者として登録し、大量の図書を借りていたかのように貸出データを改ざんしていたことが報じられています。

このデータ改ざんはGeorge Dore氏ら2名の図書館員によって行われ、Chuck Finleyという架空の人物を利用者として登録し、2016年の9ヵ月間でスタインベックの小説など2,361冊の本を借りたことにしていたとのことです。同年11月に匿名の通報があったことからデータ改ざんが発覚し、州当局による調査が行われています。

Dore氏らのデータ改ざんの目的は、貸出数の水増しではなく、長期間借りられていない本が除籍されることを防ぐことにあったとのことです。Dore氏は長期間借りられなかったとして除籍された本を、後に買い戻すことになった経験を幾度もしたとのことで、そのような事態を防ぎたかったとコメントしているとのことです。Dore氏は、同様のことは他の図書館でも行われているとも述べています。

データ改ざんに関与した2名のうち、Dore氏は調査の間、休職処分中で、もう1名(アシスタント職員)はけん責は受けたものの解雇はされなかったとのことです。

データ・ライブラリアンのためのハンドブック(文献紹介)

2016年12月付けで、英国図書館・情報専門家協会(CILIP)の出版部門facet publishingから、データ・ライブラリアンのためのハンドブック”The Data Librarian's Handbook”が出版されています。著者はエディンバラ大学に拠点を置くEDINA and Data LibraryのRobin Rice氏と、オクスフォード大学ボドリアン図書館のデータ・ライブラリアンJohn Southall氏です。

同書はデータの扱いについて学習中の図書館情報学専門家のために、多くの実践例やアドバイスを交えてまとめられたガイドとなっているとのことです。主な目次は以下の通りです。

1. データ・ライブラリアンシップ:研究イノベーションへの対応
2. 様々なデータ
3. データリテラシーの支援
4. データ収集の構築
5. 研究データマネジメントサービスとポリシー
6. 名刺代わりとしてのデータマネジメント計画
7. データリポジトリの要点
8. 機密データを扱う
9. 各分野におけるデータ共有
10. オープンスカラシップ・オープンサイエンスの支援

The Data Librarian's Handbook
http://www.facetpublishing.co.uk/title.php?id=300471

参考:

【イベント】日本図書館研究会第58回(2016年度)研究大会(2/18-19・吹田)

日本図書館研究会の第58回(2016年度)研究大会が、2017年2月18日から19日まで、大阪学院大学(大阪府吹田市)で開催されます。一日目は個人研究発表とグループ研究発表、二日目は「図書館の連携サービスの可能性と課題」をテーマにシンポジウムが開催されるとのことです。

第58回(2016年度)研究大会のご案内(日本図書館研究会)
http://www.nal-lib.jp/events/taikai/2016/invit.html

参考:
【イベント】日本図書館研究会第57回(2015年度)研究大会(2016年2/21-22・京都)
Posted 2015年12月24日
http://current.ndl.go.jp/node/30305

ビル&メリンダ・ゲイツ財団のオープンアクセス方針が正式発効 助成を受けた論文はNature、Science等のトップジャーナルに掲載できない状態に

ビル&メリンダ・ゲイツ財団の研究成果・データに関するオープンアクセス(OA)方針が2年間の移行期間を経て、2017年1月から正式に発効されました。これにより、助成研究の成果はNature、Science等のトップジャーナルに掲載できない状態にあることをNature誌が紹介しています。

同財団が2014年11月に公表したOA方針では、助成研究の成果は、オンラインで、OAで公開すること、それも出版後すぐにOAで公開し、CC-BYライセンスを付与し、エンバーゴ(猶予期間)は設けないこと等を義務付けています。2015年からの2年間は移行期間として、1年間のエンバーゴが許されていましたが、2017年からはエンバーゴは認められなくなりました。

米OSTP、OA指令の対象となる22の連邦機関すべてがパブリックアクセス方針を策定・公開したことを報告

2017年1月9日、米国大統領府科学技術政策局(OSTP)は大統領府のブログで、2013年2月に公表した、公的助成研究の成果物やデータに関するパブリックアクセス拡大のための指令について、対象となる22の連邦機関すべてが対応し、パブリックアクセス方針を策定・公開したことを報告しています。

このOSTPの指令は研究開発予算が年間1億ドルを超す連邦政府機関を対象に、その助成を受けた研究の成果物(論文等)やデータへのパブリックアクセス方針の策定を求めたものです。新たに国土安全保障省と環境保護庁がパブリックアクセス方針を公開したことで、対象となる全機関の方針が公表されました。

既に17機関において、研究成果物のパブリックアクセス方針が実施に移されており、公開済みの助成論文数は420万本以上にのぼっています。また、14機関において、所属する研究者や助成を受けた研究者に対し、データマネジメント方針を策定するよう要求し始めているとのことです。

Making Federal Research Results Available to All(the White House Blog、2017/1/9付け)

第19回図書館サポートフォーラム賞、推薦受付中

図書館サポートフォーラムが、ユニークで社会的に意義のある各種図書館活動を表彰する「図書館サポートフォーラム賞」について、第19回の候補者の推薦を受け付けています。推薦締切期日は、2017年2月28日となっています。

なお、表彰式は2017年4月17日、「図書館サポートフォーラム総会2017」とともに開催されるようです。

★第19回図書館サポートフォーラム賞推薦募集 〆切迫る!(図書館サポートフォーラム)
http://www.nichigai.co.jp/lib_support/index.html

図書館サポートフォーラム LSF News Letter no.69(図書館サポートフォーラム)
http://www.nichigai.co.jp/lib_support/pdf/n69.pdf

図書館サポートフォーラム表彰事業について(図書館サポートフォーラム)
http://www.nichigai.co.jp/lib_support/lsf_award.html

第19回 図書館サポートフォーラム賞 候補者推薦状(図書館サポートフォーラム)
http://www.nichigai.co.jp/lib_support/lsf_award/lsf_award_form.html

参考:
第18回図書館サポートフォーラム賞、推薦受付中

図書館案内ロボット3代目「うさたん」、小山市立中央図書館(栃木県)で公開実験

2017年1月14日と15日の両日、栃木県の小山市立中央図書館の児童開架室で、小山工業高等専門学校機械工学科川村研究室による図書館案内ロボット「うさたん」の公開実験が行われました。

下野新聞の記事によると、今回のロボットは3代目で、本棚の5カ所で止まる機能を備え、読みたい人気シリーズ本がある場所まで案内するとのことです。

図書館だより2017年1月号(小山市立中央図書館)
https://library.city.oyama.tochigi.jp/files/9d088be388b7bdb9a9fc04451a929772.pdf

3代目ロボットうさぎ、かわいく図書館案内 小山高専が公開実験(下野新聞,2017/1/15)
http://www.shimotsuke.co.jp/category/life/entertainment/books/news/20170115/2570961

参考:
図書館案内ロボット「うさたん」、新機能を搭載し、小山市立中央図書館(栃木県)で公開実験
Posted 2015年12月17日
http://current.ndl.go.jp/node/30253

図書館案内ロボット2代目「うさたん」、栃木県小山市立中央図書館で公開実験
Posted 2015年1月19日

東京都立中央図書館、英語での図書館ツアーを実施

東京都立中央図書館が、2017年2月22日に英語での図書館ツアーを実施すると発表しています。

先着順で10人までで、料金は無料です。

日本語を母語とする人の申込はご遠慮くださいとのことです。

【Tokyo Metropolitan Central Library】“News of the Library Tour in English” (Wed. February 22,2017)(東京都立中央図書館,2017/1/13)
http://www.library.metro.tokyo.jp/home/news/tabid/2287/Default.aspx?itemid=1467

チラシ
http://www.library.metro.tokyo.jp/Portals/0/event/28/img/201701tosyokan.jpg?116111144945861

Library Tour in English
http://www.library.metro.tokyo.jp/reference/tabid/4218/Default.aspx
※申込み画面

参考:
ブラジル国立図書館、オリンピック・パラリンピック開催期間中の館内ツアーを拡充:ブラジル手話・独語・英語・西語・仏語でも実施
Posted 2016年7月29日

韓国国立中央図書館、老朽化設備交換工事及び耐震補強工事を実施:工事期間中には臨時休館も

韓国国立中央図書館(NLK)が、2年後に1988年の開館から30年を迎えるに当たり、本館内部の老朽化設備(冷暖房・空調・消防・配管・証明)の交換工事及び耐震補強工事を2017年2月から2018年11月にかけて行なうと発表しています。

工事期間中は、休館日が毎月第2・第4月曜日から毎週月曜日へと拡大されるほか、以下の2期間については、デジタル図書館・国際会議場(結婚式場)・レストラン、売店、ブックカフェを除き、臨時休館します。

・2017年2月13日から3月27日
・2018年2月12日から3月26日

休館期間中も、デジタル図書館内に臨時書架と閲覧室を設置し、新刊を中心に1,500冊余りを配架するほか、地下の書庫資料については「前日予約申請」により閲覧することができるようにします。ただし、地上階の主題別資料室に配架されている資料については、休館前に事前申請があった場合のみ利用可能です。

また、障害者用閲覧室「障害者情報ヌリト」も本館からデジタル図書館に移転して運営されます。

국립중앙도서관 본관 30년 노후 설비 교체(NLK,2017/1/16)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8920&notice_type_code=3&cate_no=0

Internet Archive、消失したウェブページのアーカイブを自動的に表示させるChrome拡張機能を公開

2017年1月13日、Internet Archive(IA)が、閲覧したいウェブページが消失していた場合、 Wayback Machineに保存されているアーカイブデータを自動的に検索して表示させる、ウェブブラウザGoogle Chrome用の拡張機能を公開したと発表しています。

Wayback Machine Chrome extension now available(IA,2017/1/13)
https://blog.archive.org/2017/01/13/wayback-machine-chrome-extension-now-available/

日本図書館協会図書館の自由委員会、マイナンバーカード学習会開催及び関連資料を掲載

2017年1月16日、日本図書館協会図書館の自由委員会は、マイナンバーカード学習会開催及び関連資料を掲載しました。

日本図書館協会図書館の自由委員会
http://www.jla.or.jp/tabid/182/Default.aspx

お知らせ一覧(日本図書館協会)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx
※2017/01/16に「自由委員会、マイナンバーカード学習会開催及び関連資料掲載」とあります。

「マイナンバーカード」を「図書館カード」として使用することについての論点・課題整理(2017.1.15)を掲載しました。
http://www.jla.or.jp/Portals/0/data/iinkai/jiyu/mynorev_jlajiyu_20170115.pdf

図書館の自由通信:
マイナンバーカードの図書館利用について (2017年1月11日掲載、1月15日更新)
http://www.jla.or.jp/committees/jiyu/tabid/626/Default.aspx#myno

参考:
日本図書館協会図書館の自由委員会、緊急学習会「マイナンバーカードの図書館利用とは」を開催(1/30・大阪)
Posted 2017年1月12日