アーカイブ - 2016年 - car

12月 20日

大手研究助成団体8機関が”Open Research Funders Group”を結成

2016年12月15日、大手研究助成団体8機関が、研究成果へのアクセス拡大のためのパートナーシップOpen Research Funders Group(ORFG)の結成を発表しました。参加機関はアルフレッド. P. スローン財団、米国心臓協会、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、オープンソサイエティ財団、ロバート・ウッド・ジョンソン財団等で、8機関合計の年間助成金額は50億ドル近くになるとのことです。

このパートナーシップは2015年にロバート・ウッド・ジョンソン財団と米SPARCが開催したオープンアクセスOA関係者のフォーラムをきっかけに生まれたもので、SPARCはパートナーシップの調整役も務めるとのことです。ORFGは研究助成機関が、研究成果や研究データのアクセスを加速するために使えるような、実用的な公開原則の策定のために定期的に協議を行うとしています。また、情報資源やベストプラクティスの蓄積・管理、オープン性を加速するための基盤の構築・支援等にも取り組むとのことです。

Prominent Funding Organizations Team Up to Launch Open Research Funders Group(ORFG、2016/12/15付け)

【イベント】講演会「2020年の目録システムは?」(3/10・福岡)

2017年3月10日、九州大学(箱崎)中央図書館に於いて、九州地区国立大学図書館協会主催による講演会「2020年の目録システムは?」が開催されます。

この講演会では、講演とパネルディスカッションを通じて、2020年以降の大学図書館における目録を主眼に、新しい時代に大学図書館が提供する目録サービスについて考える機会としていただくことを目的としています。

・講演1「日本十進分類法新訂10版の概要」
藤倉 恵一 氏(文教大学越谷図書館情報サービス係)
・講演2「RDAのメガネをかけてCATを眺める」
高野 真理子 氏(NPO法人大学図書館支援機構)
・講演3「CAT2020―NACSIS-CAT検討作業部会の検討状況について」
大西 賢人 氏(京都大学附属図書館学術支援課)

などが予定されています。参加費は無料ですが、事前申込が必要です。

講演会「2020年の目録システムは?」(3/10)(九州大学附属図書館)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/events/20170310_mokuroku

参考:
第15回これからの学術情報システム構築検討委員会議事要旨と配布資料の一部が公開
Posted 2016年11月22日

PLOS ONEが創刊10周年

2016年12月20日でオープンアクセス誌PLOS ONEが創刊10周年を迎えました。PLOSのコミュニティブログEveryONEで10年間の歩みが紹介されているほか、PLOS公式ブログに編集長のJoerg Heber氏が寄稿しています。

創刊から最初の10年間でPLOS ONEが発表した論文数は165,000本以上に上ったとのことです。

The Ride of Your Life: ONE to the Power of 10(EveryONE、2016/12/20付け)
http://blogs.plos.org/everyone/2016/12/20/the-ride-of-your-life-one-to-the-power-of-10/

Ten Years of Advancing Science as ONE(The Official PLOS Blog、2016/12/20付け)
http://blogs.plos.org/plos/2016/12/ten-years-of-advancing-science-as-one/

参考:
PLoS ONE、創刊
Posted 2006年12月25日
http://current.ndl.go.jp/node/5121

PLOS ONE、出版論文数が10万本に到達

“Open eBooks”が100万ダウンロードを達成:来年度はKindle Fire版・Chromebook版の提供や、所得制限の撤廃を予定

2016年12月15日、低所得層の子どもを対象に電子書籍を提供する取組み“Open eBooks”が、ダウンロード数が100万回を超えたと発表しています。

また、来年度の目標として、現在iOS/Androidのみでの提供を、Kindle FireやChromebookに拡大するほか、所得制限を撤廃することで、アクセスを増やすことを掲げています。

Open eBooks Reaches 1 Million Books Read(Open eBooks,2016/12/15)
http://openebooks.net/press_release_new_content_1216.pdf

参考:
低所得層の子どもを対象に電子書籍を提供する取組み“Open eBooks”がサービスを開始(米国)
Posted 2016年2月25日
http://current.ndl.go.jp/node/30825

米・ペンシルバニア州立大学図書館、2016年の大統領選挙に関する情報のオンラインガイドを公開

2016年12月19日、米・ペンシルバニア州立大学図書館が“Post-Election 2016 Recap & Resources”を公開しました。

2016年の大統領選挙において提起された意見や反応を調べ、学び、議論するためのオンライン上の空間として、選挙人団の情報、投票率、メディアのコメント、書籍リスト、ポッドキャスト、講演の動画、論説など、同館の図書館員等によって選定された各種関連情報にアクセスすることができるようになっています。

University Libraries launches Post-Election 2016 Library Guide(ペンシルバニア州立大学,2016/12/19)
http://news.psu.edu/story/442890/2016/12/19/university-libraries-launches-post-election-2016-library-guide

オーストラリア連邦政府、資料のデジタル化とインフラの更新を目的に、Troveに今後4年間で1,640万ドルを支出

2016年12月19日にオーストラリア連邦政府が公表した年央経済・財政見通し(MYEFO)において、オーストラリア国立図書館が運営する情報探索システムTroveでの、資料のデジタル化やインフラ更新のため、今後4年間で1,640万ドルを支出すると説明されています。

Mid-Year Economic and Fiscal Outlook 2016-17(MYEFO)
http://www.budget.gov.au/2016-17/content/myefo/download/2016-17-MYEFO-combined.pdf
※p.140に記載があります。

Good news for Trove in MYEFO (オーストラリア図書館協会,2016/12/19)
https://www.alia.org.au/news/14990/good-news-trove-myefo

参考:
オーストラリア連邦政府、オープンガバメントのアクションプランを公開 図書館・公文書館の役割について言及
Posted 2016年12月9日
http://current.ndl.go.jp/node/33076

オーストラリア、今後10年間の研究基盤開発の優先事項をまとめたロードマップの草案を発表
Posted 2016年12月7日

英国図書館、ベンガル語の図書4,000冊、80万ページ分をデジタル化

英国図書館(BL)が、“Two Centuries of Indian Print”プロジェクトにおいて、ベンガル語の図書4,000冊、80万ページ分をデジタル化すると発表しています。

同プロジェクトでは、2016年から2018年にかけて、英国やインドの関係機関と連携し、デジタルな研究手法やツールの、ベンガル語のデジタルコレクションへの適用方法を調査するとともに、南アジア研究の革新的な調査を支援するために、インドの研究機関でデジタルスキルのワークショップや研修を行ないます。

まず、英領インドで1867年から1947年にかけて季刊で刊行された、ベンガル語の図書の解題書誌をデジタル化して公開するとのことです。

同プロジェクトは、1713年から1914年にかけて刊行された同館所蔵の南アジア言語図書のデジタル化計画の第一歩であり、BLでは、同様のプロジェクトを他の言語にも拡大することを計画しています。

Two Centuries of Indian Print (BL,2016/12/2)
https://www.bl.uk/projects/two-centuries-of-indian-print

British Library to digitise 4,000 Bengali books(Trust of India,2016/12/18)

12月 19日

文部科学省、「学校図書館の整備充実について(通知)」「「学校司書のモデルカリキュラム」について(通知)」をウェブサイトで公開

文部科学省が、平成28年11月29日付の通知「学校図書館の整備充実について(通知)」「「学校司書のモデルカリキュラム」について(通知)」をウェブサイトで公開しました。

文部科学省 新着情報
http://www.mext.go.jp/
※平成28年12月19日更新欄に「学校図書館の整備充実について(通知)」「「学校司書のモデルカリキュラム」について(通知)」とあります。

学校図書館の整備充実について(通知)(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/link/1380597.htm

韓国国立中央図書館、両機関が所蔵する資料の共同活用を目的に、韓国保健社会研究院と業務協約を締結

韓国国立中央図書館(NLK)が、知識情報資源の共同活用及び相互協力体制構築を目的に、2017年12月20日、韓国保健社会研究院と業務協約に関する覚書を締結すると発表しています。

NLKが所蔵している多様な政策資料と、韓国保健研究院が作成・所蔵している研究資料を共同で活用することが目的であり、両機関が所蔵する政策資料や各機関で構築したデジタルコンテンツ及び研究データを活用した協力事業を行なうことで、国民への情報サービスを実施するとしています。

보건·사회 정책 자료까지 한 번에 OK! 통합서비스 제공(NLK,2016/12/19)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8881&notice_type_code=3&cate_no=0

参考:
韓国国立中央図書館(NLK)、「政策情報支援サービス」を開始
Posted 2016年1月27日
http://current.ndl.go.jp/node/30550

韓国・国立世宗図書館、「政策情報相互貸借サービス」を本格実施へ
Posted 2016年1月4日
http://current.ndl.go.jp/node/30361

すべての図書館員がウィキペディアにひとつずつ参照文献を加える#1Lib1Refキャンペーン、2017年は1月15日から2月3日まで実施

ウィキペディアの小額助成金制度“Individual Engagement Grants”から資金提供を受けたプロジェクト“The Wikipedia Library”が行っている、すべての図書館員がウィキペディアにひとつずつ参照文献を加える#1Lib1Refキャンペーンを、2017年は1月15日から2月3日まで実施すると発表されています。

The Wikipedia Library / #1Lib1Ref(Wikimedia)
https://meta.wikimedia.org/wiki/The_Wikipedia_Library/1Lib1Ref

The Wikipedia Library/1Lib1Ref/ja(Wikimedia)
https://meta.wikimedia.org/wiki/The_Wikipedia_Library/1Lib1Ref/ja

オーストラリア図書館協会、政府のスマートシティ計画に対して提案書を提出

オーストラリア図書館協会(ALIA)は、オーストラリア政府のスマートシティ計画に対して提案書を提出しました。

政府のスマートシティー計画において、都市開発のハブ、技術のホットスポット、ビジネス支援、生涯学習支援で、公共図書館が重要な役割を果たせることを指摘したもので、政府が国内各地に1,500館ある公共図書館に投資することで、国全体でのスマートコミュニティ構築に繋がることや、1ドルの投資で、コミュニティにとって2.9ドルの利益になる事を述べています。

ALIA submission - Smart Cities Plan(ALIA,2016/12/15)
https://www.alia.org.au/news/14981/alia-submission-smart-cities-plan

Submission in response to the Australian Government Smart Cities Plan
https://www.alia.org.au/sites/default/files/ALIA%20response%20to%20the%20Australian%20Government%20Smart%20Cities%20Plan.pdf

参考:

京都府立図書館、相互協力網の大学図書館への拡大を目的に、福知山公立大学メディアセンターと横断検索実証実験を実施中

2016年12月17日、京都府立図書館が、福知山公立大学メディアセンターと、京都府図書館総合目録での横断検索の実証実験を開始したと発表しています。

実験は2017年1月半ばまでの予定で、その結果を受け、京都府内の各大学に、府内図書館の相互協力網への加入を働きかけるとのことです。

【実証実験】福知山公立大学蔵書の横断検索実証実験を行います(京都府立図書館,2016/12/17)
http://www.library.pref.kyoto.jp/?p=8425

参考:
京都府立図書館、府内の公共図書館等と京都大学附属図書館との相互貸借サービス試行開始を発表:蔵書検索でも連携
Posted 2016年8月25日
http://current.ndl.go.jp/node/32396

国際出版連合、出版社向けのマラケシュ条約ガイドを公開

2016年12月16日、国際出版連合(IPA)が、マラケシュ条約(盲人,視覚障害者及び読字障害者の出版物へのアクセス促進のためのマラケシュ条約)のもとでの出版社の義務を理解するためのガイド(pdf版)を公開しました。

法律面や技術面であったり、社会習慣的な面で障壁を理解し、除去・克服するためのガイドとなっており、加えて、条約制定の背景、重要な用語や専門用語の解説、法規定の詳細な解説なども掲載し、出版社への影響を示しています。

2017年にはインタラクティブでアクセシブルな形式のものが公開される予定です。

IPA releases guide unpacking the Marrakesh Treaty for publishers (IPA,2016/12/16)
http://www.internationalpublishers.org/news/press-releases/492-ipa-releases-guide-unpacking-the-marrakesh-treaty-for-publishers

IPA Guide to the Marrakesh Treaty

研究・出版ネットワークScienceOpen、ユーザインタフェースを更新

2016年12月16日、ドイツと米国に本拠をおく研究・出版ネットワークScienceOpenが、ユーザインタフェースを更新したと発表しています。

キーワード検索の結果を、引用数、Altmetricスコア、日付、閲覧数、評価、レレバンス(関連性)でソートできるようになっています。

ScienceOpen launches new search capabilities(ScienceOpen,2016/12/16)
http://blog.scienceopen.com/2016/12/scienceopen-launches-new-search/

Search(ScienceOpen)
https://www.scienceopen.com/search

参考:
研究・出版ネットワークScienceOpen、人文科学分野のオープンアクセス(OA)雑誌のプラットフォーム“Open Library of Humanities”(OLH)と連携開始
Posted 2016年10月25日
http://current.ndl.go.jp/node/32804

研究・出版ネットワークScienceOpenとPeerJが連携 PeerJ Computer ScienceがScienceOpenに収録
Posted 2016年10月25日

12月 16日

ドイツ・DEALプロジェクトとElsevier社による全国規模でのライセンス契約交渉が決裂

ドイツ大学長会議(HRK)は、同会議主導で行っている、学術出版社の出版物に対する2017年1月1日からの全国規模でのライセンス契約を目的としたDEALプロジェクトにおいて、Elsevier社との交渉を中断したと発表しています。

同社から、ドイツ科学機構連合(Alliance of Science Organisations in Germany)に対して提示があった契約内容が、さらなるオープンアクセスを可能とする透明性の高いビジネスモデルを拒否し、価格の上昇を求めるものであったためと説明されています。

ゲッティンゲン大学図書館の説明によると、交渉力を高めるために、ドイツ国内の60以上の主要な研究機関が、2016年10月に同社との契約を解除しており、それらの機関では、2017年1月1日からElsevier社の電子ジャーナルへのアクセスができなくなるとのことです。

HRKの説明によると、Springer Nature社とWiley社との契約は2017年1月1日から履行されるとのことです。

Elsevier licence offer contravenes open access and fair pricing for scientific publications(HRK,2016/12/2)

研究データ公開プラットフォームfigshareとSpringer Nature社が連携

2016年12月15日、研究成果の共有プラットフォームfigshareは、研究データの視認性向上を目的にSpringer Nature社と連携すると発表しています。

figshareのSpringer Nature社用リポジトリのなかに、同社の各ジャーナルごとのリポジトリが設けられます。

New partnership with Springer Nature to make research more accessible(figshare,2016/12/15)
https://figshare.com/blog/New_partnership_with_Springer_Nature_to_make_research_more_accessible/278

文部科学省、「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議の最終まとめを公開

2016年12月16日、文部科学省が、「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議の最終まとめを公開しました。

文部科学省 新着情報
http://www.mext.go.jp/
※平成28年12月16日更新欄に「「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議 最終まとめ」とあります。

2017年2月20日から24日まではフェアユース/フェアディーリングウィーク

北米研究図書館協会(ARL)が、2017年2月20日から2月24日までフェアユース/フェアディーリングウィークを実施すると発表しています。

フェアユース/フェアディーリングの恩恵を受けている学生、教員、図書館員、ジャーナリスト等が、現状を議論したり、信条を表明する機会として設けられているもので、ブログ記事の投稿や、イベントの開催、論説(Op-ed)の発表、ウェブキャスト・ウェビナーの実施、ビデオの作成、ハッシュタグ#fairuseweekを用いたSNSでの発信などにより参加することが可能です。

Fair Use/Fair Dealing Week 2017 to Be Celebrated February 20-24(ARL,2016/12/15)
http://www.arl.org/news/arl-news/4169-fair-use-fair-dealing-week-2017-to-be-celebrated-february-20-24#.WFNWtlKQZ1E

参考:
2016年2月22日から26日まではフェアユースウィーク
Posted 2015年9月28日
http://current.ndl.go.jp/node/29523

北米研究図書館協会(ARL)、フェアユースの基本を説明するインフォグラフィックを公開

米・公共図書館協会、大統領選挙後の課題に直面する公共図書館のための資料を公開するウェブページを開設

2016年12月15日、米国の公共図書館協会(PLA)は、大統領選挙後にコミュニティーが直面している課題に対して尽力する公共図書館のための資料を公開するウェブページを開設したと発表しています。

PLA offers post-election resources for public libraries (ALA,2016/12/15)
http://www.ala.org/news/member-news/2016/12/pla-offers-post-election-resources-public-libraries

Post-Election Resources(PLA)
http://www.ala.org/pla/tools/post-election

江津市図書館(島根県)、「ツイッターで読書会」を実施中:課題本は、星野源『そして生活はつづく』

島根県の江津市図書館が、2017年1月末まで、「ツイッターで読書会」を実施しています。

星野源さんのエッセイ『そして生活はつづく』を読んでの感想を、ハッシュタグ#江津市図書館を付けてツイートするもので、寄せられた感想は、図書館でまとめて報告するとのことです。

Twitter(@goutsu_lib,2016/12/16)
https://twitter.com/goutsu_lib/status/809571064065818625
https://twitter.com/goutsu_lib/status/809571121678815233

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