アーカイブ - 2016年 6月 24日 - car

カナダで、視覚障害者及びプリントディスアビリティのある人々の著作物へのアクセス改善を目的とした著作権法改正法案が成立

2016年6月23日、カナダのイノベーション・科学・経済開発省は、視覚障害者及びプリントディスアビリティのある人々の著作物へのアクセス改善を目的とした著作権法改正法案が、国王の裁可を得て、成立したと発表しています。

今回の改正は、カナダがマラケシュ条約加盟国となることを目的としたものです。

Legislation will improve access to copyrighted materials for visually impaired and print-disabled Canadians(Government of Canada,2016/6/23)
http://news.gc.ca/web/article-en.do?nid=1089889

参考:
カナダ、マラケシュ条約加入の準備のため、著作権法の修正条項を下院へ提出
Posted 2015年6月17日
http://current.ndl.go.jp/node/28694

神奈川県、「県立図書館の再整備に向けた基本的な考え方(素案)」を公開し、パブリックコメントを実施中(-7/23)

2016年6月23日、神奈川県は「県立図書館の再整備に向けた基本的な考え方(素案)」を公開し、7月23日まで意見を募集しています。

素案では、目指すべき県立図書館像として、専門的図書館、広域的図書館、魅せる図書館、価値創造の場としての図書館の4つが掲げられているほか、県立図書館の再整備の方向性として、現在の収蔵庫を除却し、地上4階を想定した新棟を整備するなど、整備後の施設の活用方法について示されています。

また、今後さらに議論を深めるべき事項として、

・整備スケジュール
・紅葉ヶ丘地区の「賑わい」に資する図書館事業
・整備手法等

の3つが掲げられており、スケジュールについては、開館しながら工事を行うことを想定し、概ね7年程度の期間が見込まれること、整備手法等については、「「PFI方式を導入する意義は十分にあるものと考えられる」との予備調査結果を踏まえ、新棟の整備手法や、図書館の運営に関して、民間事業者を活用する業務の範囲について、検討していく」とされています。

なお、7月14日と16日には、神奈川県教育委員会が素案について説明し、意見を聞くための「県立図書館の再整備に関する意見交換会」も開催されます。

「県立図書館の再整備に向けた基本的な考え方(素案)」(概要版)

ナイト財団が“Knight News Challenge”(2016年)に選ばれた14のプロジェクトを公表

2016年6月23日、ナイト財団(John S. and James L. Knight Foundation)が、ニュースや情報についての画期的なアイデアに資金を提供することでメディアの革新を促進することを目的に実施している“Knight News Challenge”について、618件の応募の中から選ばれた14のプロジェクトを発表しました。合計で160万ドルが提供されます。

“Knight News Challenge on libraries”としては2回目の実施となり、前回2014年に実施した際は17のプロジェクトが選ばれました。

今回選ばれたプロジェクトには、

・子どもが、収監されている親などと図書館にある「ビデオ来館サービス」(video visitation service)を用いて、本を読んだり歌を歌ったりするなど疑似来館できるという“TeleStory”に関するブルックリン公共図書館のプロジェクト(資金提供額:約39万ドル)

・米国において図書館への慈善事業として資金提供を行う組織を可視化した地図の作成などを行う、財団センター(Foundation Center)のプロジェクト(資金提供額:30万ドル)

European Open Science Cloud(EOSC)に関する高度専門家グループ、EOSC実現のためのロードマップ設計を目的とした報告書の原案を公開

2016年6月20日、ヨーロッパにおいて整備の検討が進められている、既存のデータ管理システムを統合した研究基盤“European Open Science Cloud”(EOSC)に関する高度専門家グループ(High Level Expert Group)が、EOSC実現のためのロードマップを設計すること目的としたレポートの原案“A Cloud on the 2020 Horizon. Realising the European Open Science Cloud: first report and recommendations”を公開しました。

委員会でこの原案を検討し、夏には最終版を公開する予定です。

A Cloud on the 2020 Horizon. Realising the European Open Science Cloud: first report and recommendations
http://ec.europa.eu/research/openscience/pdf/hleg/hleg-eosc-first-report_%28draft%29.pdf

EC Open Science
http://ec.europa.eu/research/openscience/index.cfm

参考:

OCLCのクラウド型図書館システムWorldShare Management Services、7月1日で5周年

2016年7月1日でOCLCのクラウド型図書館システムWorldShare Management Services(WMS)が一般公開から5周年を迎えることが、OCLCのウェブサイトで発表されています。

アフリカ、アジア、オーストラリア、欧州、北米・南米から、500を超える図書館が、WMSを図書館システムとして採用しているとされています。

OCLC's WorldShare Management Services turns 5(OCLC, 2016/6/23)
http://www.oclc.org/en-US/news/releases/2016/201611dublin.html

参考:
CA1861 - Library Services Platformの現在 / 大谷周平
カレントアウェアネス No.326 2015年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1861

米ミシガン大学図書館とKnowledge Unlatched、人文学と社会科学における学術出版のオープンアクセスなどに関し協同へ

2016年6月23日、米国のミシガン大学図書館が、学術出版物の継続的なオープンアクセス(OA)出版を支援するKnowledge Unlatched(KU)と共同で、オープンアクセス(OA)プロジェクトを実施することを発表しています。

このプロジェクトは、人文学と社会科学における学術出版のOAに存在する障害について研究し、それらを打開することを目的とし

・OAによる影響と範囲に最も有意な指標を見つけ、その情報を集約、分析して著者、出版者、図書館、資金提供者などと共有する手段を模索する

・従来の方法だけでなくオープンウェブを活用するなど、OAコンテンツの発見可能性を向上させる

・世界のOAポリシーやOAの枠組みに関する認識を高める

といったことを行うものとなります。

Knowledge Unlatched and University of Michigan Library Announce Collaboration to Advance Open Access(Michigan Library, 2016/6/23)

北米研究図書館協会、大学図書館の戦略的思考とデザインに関するレポートの更新版を公開

2016年6月23日、北米研究図書館協会(ARL)が、戦略的思考とデザインに関する取組みをまとめたレポート“Strategic Thinking and Design Initiative”の更新版を公開しました。

2015年2月6日に公開された初版では、対象が、2013年秋から2014年春までの取組みでしたが、更新版では、2015年末までの取組みが対象となっています。

ARL Strategic Thinking and Design Initiative: Extended, Updated Report Now Online(ARL,2016/6/23)
http://www.arl.org/news/arl-news/4048-arl-strategic-thinking-and-design-initiative-extended-updated-report-now-online#.V2yL7FKQZ1E

Strategic Thinking and Design Initiative Extended and Updated Report

研究インパクト指標に関する図書館員のためのクイックレファレンス(記事紹介)

2016年6月23日、Elsevier社が図書館コミュニティ向けに運営しているサイト、Library Connectで、研究インパクト指標に関する要点をまとめたクイックリファレンスカードが公開されています。

文献に関するもの、著者に関するもの、ジャーナルに関するものの3つについて、14のポイントが挙げられており、「専門家」の図書館員にとっても、キャリアの浅い同僚や研究者と議論するきっかけになるものだ、とされています。

Librarian Quick Reference Cards for Research Impact Metrics
https://libraryconnect.elsevier.com/sites/default/files/ELS_LC_metrics-cards_June-23-2016.pdf
https://libraryconnect.elsevier.com/sites/default/files/ELS_LC_metrics-poster_June-23-2016.pdf
※2つ目のリンクはポスター版です。

Librarian Quick Reference Cards for Research Impact Metrics(Library Connect, 2016/6/23)

デジタル保存連合、“Digital Preservation Handbook”の新版を公開

2016年6月23日、デジタル保存連合(DPC)が、“Digital Preservation Handbook”の新版を公開したと発表しています。

2001年の旧版の改訂版で、多くの卓越した実践例や提案を掲載しています

A catalyst for action: New Handbook provides practical guidance in Digital Preservation(DPC,2016/6/23)
http://www.dpconline.org/newsroom/latest-news/1712-a-catalyst-for-action-new-handbook-provides-practical-guidance-in-digital-preservation

OCLC Reserach、利用者中心の図書館サービスを構築する際に参考となる実践的なアイデアを含む文献の解題目録を公表

2016年6月23日、OCLC Reserachが、“Integrating the Library in the Life of the User: An Annotated Bibliography of Practical Ideas”を公表しました。

2015年11月に公表した、図書館利用者の情報行動についてまとめた報告書“The Library in the Life of the User”の付録にあたり、利用者中心の図書館サービスを構築する際に参考となる実践的なアイデアを含む文献の解題付の目録となります。

Supplement Integrating the Library in the Life of the User: An Annotated Bibliography of Practical Ideas
http://www.oclc.org/research/publications/2015/oclcresearch-library-in-life-of-user.html#integrate

Integrating the Library in the Life of the User: An Annotated Bibliography of Practical Ideas(US Letter)

佐賀市の古湯温泉にある古民家を「泊まれる図書館」に!:泊まれる図書館プロジェクト、クラウドファンディングの目標額を達成

2016年6月21日、クラウドファンディングサイトの「CAMPFIRE」で協力が呼びかけられていた「佐賀・古湯温泉に、本好きの聖地「泊まれる図書館」をつくりたい!」と題したプロジェクトが、支援目標金額を達成し、募集を終了しました。

このプロジェクトは、佐賀市にある古湯温泉の古民家を改築し、昼間はカフェ付の図書館、夜は一日一組限定で泊まれる図書館、という図書館をつくるものとなっており、本の購入費と本棚の製作費のため、協力が呼びかけられていました。

【クラウドファンディング開始!】佐賀・古湯温泉に「泊まれる図書館」をつくります!!(泊まれる図書館プロジェクト, 2016/5/31)
http://library-inn.jp/blog/at-furuyu-spa/

佐賀・古湯温泉に、本好きの聖地「泊まれる図書館」をつくりたい!(CAMPFIRE)
https://camp-fire.jp/projects/view/5830

佐賀・古湯温泉「泊まれる図書館」の準備につき、本日は営業をお休みいたします(旅と古本の店「ひとつ星」, 2016/6/19)
http://onestar.cc/furuyu-library/

Facebook(泊まれる図書館プロジェクト(佐賀・古湯温泉))

日本図書館協会、「図書館の一層の充実を-参議院議員選挙に際して望むこと-」を発表

2016年6月22日、日本図書館協会(JLA)が、「図書館の一層の充実を-参議院議員選挙に際して望むこと-」を発表しています。

図書館の一層の充実を-参議院議員選挙に際して望むこと-(日本図書館協会,2016/6/22)
http://www.jla.or.jp/demand/tabid/78/Default.aspx?itemid=2929

参考:
日本図書館協会、「図書館の更なる整備・充実を!(統一地方選挙に際して)」を発表
Posted 2015年3月27日
http://current.ndl.go.jp/node/28235

くまもと森都心プラザ図書館、ライブラリーカフェ「震災記録を図書館に ~震災文庫 つくったひとに聞いてきた!~」を開催(7/23)

2016年7月23日、くまもと森都心プラザ図書館は、ライブラリーカフェ「震災記録を図書館に ~震災文庫 つくったひとに聞いてきた!~」を開催します。

同館館長の河瀬裕子氏を講師とし、東日本大震災後、宮城県内の図書館等の施設における、震災関連資料の収集・保存・公開の取り組みについて扱うものです。

定員は50名程度です。

7/23 震災記録を図書館に(くまもと森都心プラザ, 2016/6/23)
http://stsplaza.jp/library/news/2016/06/723_1.html
http://stsplaza.jp/library/news/20160723.pdf
※2つ目のリンクはイベントのチラシです。

横浜市立大学、「横浜市立大学所蔵の古地図データベース」を公開

2016年6月23日、横浜市立大学は、所蔵する江戸時代~明治時代の古地図コレクションをデータベース化した「横浜市立大学所蔵の古地図データベース」を公開しました。

同学の第3代図書館長であった地理学者の鮎澤信太郎氏が収集した古地図282点の画像及び書誌情報が公開されています。

横浜市立大学所蔵の古地図データベース
http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~ycu-rare/

江戸時代の地図をデータ化!! ~横浜市立大学所蔵の古地図データベースを公開します~(横浜市立大学, 2016/6/22付)
http://www.yokohama-cu.ac.jp/univ/pr/press/pdf/20160622.pdf