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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2015年8月12日、Googleマップ上で指定した範囲の位置情報を英数字によるコードに変換するサービス“plus+codes”が公開されました。
ビーチで友人の位置情報を知る、道路に名前が無く、番地もないネパールのカトマンズやケニヤの草原などを例に、住所の情報が欠落していたり、あるいは不十分だったりするような場所でも正確な位置情報を伝えることができるとしています。
なお、plus+codesでは、コードの桁数を変えることで、色々な縮尺(指定範囲)でのコード化が可能になっているようです。
plus+codeshttps://plus.codes/8Q6QPQV9+9X5
Plus codes: A new way to help pinpoint places on the map(Google Maps, 2015/8/12)http://google-latlong.blogspot.jp/2015/08/plus-codes-new-way-to-help-pinpoint.html
Google、地球上のあらゆる場所を数文字で示すplus+codes公開。変換サイトも提供(Engadget Japanese, 2015/8/13)
ソウル図書館が、キャンペーンソングとして活用する児童詩と詩を9月5日まで公募しています。
同図書館は6月に韓国芸術家福祉財団と協約を結び、派遣された芸術家と「2015年芸術家の参加プロジェクト」事業を推進しており、その一環として、図書館をテーマとした児童詩と詩を公募し、図書館キャンペーンソングとして活用、ソウル図書館の普及活動に活用する計画とのことです。
図書館と文学関連の専門家、教育関係者からなる審議会で厳正に審査され、当選作品は9月下旬にホームページで発表される予定とのことです。
また、10月の文化の月に開催される「ソウル図書館真夜中のミュージックコンサート(10/28)」で発表会を実施し、ソウル図書館に派遣されている芸術家(歌手)が参加し、キャンペーンソングを作曲、活用・普及されるとのことです。
'도서관 캠페인송'용 동시와 시 작품 공모 (ソウル図書館,2015/8/18)http://lib.seoul.go.kr/bbs/content/37_16297
Asuka Academyが、英国国立オープンユニバーシティが提供する学習コンテンツの日本語版を開発し、無料配信を開始しています。
教養系コース「デザインの歴史」、「(60秒でわかる)経済学」、「(60秒でわかる)思考」、「(60秒でわかる)天文学」とビジネス系コース「Creative Futures」の計5コースを開講したとのことで、どの講座も現在、開講中で、申込みが可能です。
1トピック数分で構成されており、動画のほか、日本語字幕・英語字幕の表示が選択可能で、グローバルな学習に親しむための英語力アップ教材としても活用可能とされています。
Asuka Academyhttp://www.asuka-academy.com/index.html
[OU] デザインの歴史(Asuka Academy)http://www.asuka-academy.com/design.html
[OU] Creative Futures(Asuka Academy)http://www.asuka-academy.com/CreativeFutures.html
[OU] (60秒でわかる)経済学/思考/天文学(Asuka Academy)http://www.asuka-academy.com/60sec_01.html
世界銀行が所蔵するアーカイブ資料をオンラインで公開したとのことです。
2010年にAI(Access to Information)ポリシーを策定して以来、170万ページが機密解除され、77万5千ページがデジタル化されオンラインで公開されており、1940年代初頭からのデジタル化されたアーカイブ資料を閲覧することができるそうです。
An information goldmine: The World Bank Group Archives goes online (The World Bank,2015/8/18)http://blogs.worldbank.org/voices/information-goldmine-world-bank-group-archives-goes-online
2015年9月17日から18日まで、京都大学北部構内 理学研究科セミナーハウスを会場として、京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター主催による「オープンサイエンスデータ推進ワークショップ」が開催されます。
開催趣旨として、オープンサイエンスデータを、大学および関連の研究機関から推進するため、ポリシーから技術的問題に至るまで広く情報交換を行うとともに、推進に向けた学内外のネットワーク形成を目指すとのことですが、特に (1) データ出版の国際的状況と我が国における取り組み (2) メタデータの登録、および、それを用いたデータベース公開と利用の取り組み に重点を置いて、講演と意見交換を行うとのことです。
岩田修一氏(元ICSU/CODATA会長、事業構想大学院大学)、村山泰啓氏(ICSU/WDS IPO、情報通信研究機構)、中島律子氏(Japan Link Center、JST)、引原隆士氏(京都大学附属図書館長)等の講演が予定されているようです。
オープンサイエンスデータ推進ワークショップ(京都大学宇宙総合学研究ユニット、2015/07/19)http://www.usss.kyoto-u.ac.jp/etc/150917-opensciencedata.htmlhttp://www.usss.kyoto-u.ac.jp/index.html
2015年8月20日、プリンストン大学が1,200点以上のデジタル化したイスラムの手稿を、Princeton University Digital Library (PUDL)の“Islamic Manuscripts Collection ”で公開したと発表しています。
35年前の図書館のプロジェクトで作成したグレースケールのマイクロフィルム、1,000点以上のイスラムの手稿からデジタル化しており、シーア派の法学や神学、その他、非スンニ派のドゥルーズ派やハワーリジュ派のもの400点近くが選ばれたほか、1942年に収集した“Garrett Yahuda series”から全ての分野の手稿、750点以上がデジタル化されたとのことです。
プリンストン大学図書館には、アラビア、ペルシャ、オスマントルコ、その他イスラム世界のアラビア語で書かれた手稿を10,000点近く所蔵しているとのことです。
Expanded Digitization of Islamic Manuscripts(RBSC Manuscripts Division News,2015/8/20)https://blogs.princeton.edu/manuscripts/2015/08/20/expanded-digitization-of-islamic-manuscripts/
2015年10月2日と3日、鳥取県立図書館は、「地方創生に図書館は、どう貢献できるか ~地域の未来・図書館の未来を考える~」をテーマとした開館25周年記念シンポジウム「ディスカバー図書館2015 in とっとり」を開催します。
県民、図書館関係者、行政担当者が一堂に会し、地域の情報基盤としての図書館の役割・機能について検証するシンポジウムとのことです。
●10/2 ・特別講演:「地域活性化を支援する図書館」 講師:日本総合研究所・藻谷浩介氏
・実践報告:「鳥取県立図書館の挑戦」 報告者:鳥取県立図書館・小林隆志氏
・パネルディスカッション:「地方創生に図書館はどう貢献できるのか ~まちづくりに活きる図書館~」 コーディネーター:慶応義塾大学/鳥取県政アドバイザー・糸賀雅児氏 パネリスト:塩尻市立図書館・伊東直登氏、智頭町・寺谷誠一郎氏、日野町図書館・松田暢子氏、鳥取県教育委員会・田中規靖
●10/3 ・記念講演:「つながる図書館から見えたもの ~図書館の未来~」 講師:ジャーナリスト/ハフィントンポスト記者・猪谷千香氏
・クロストーク「若手図書館員が語る 日本の未来・図書館の未来~地方創生に貢献する図書館のレファレンス~」 ファシリテーター:猪谷千香氏
2015年8月21日、米国国立農学図書館(NAL)が、米国における食事療法指導の歴史に関する文献のデジタルコレクションを公開したと発表しています。
“The Historical Dietary Guidance Digital Collection (HDGDC)”は、100年以上の歴史を代表する900本以上の米国政府による食事療法と栄養学に関する文献が含まれており、利用者は、その当時の科学を反映した、米国の食事、食事療法、栄養学の進化を調べることができるとのことです。
同コレクションは、歴史的な政府による栄養学の出版物へのオンラインで広範囲に提供するものとしては初めてのものとのことです。
USDA’s National Agricultural Library Launches New Historical Dietary Guidance Digital Collection(United States Department of Agriculture,2015/8/21)http://blogs.usda.gov/2015/08/21/usdas-national-agricultural-library-launches-new-historical-dietary-guidance-digital-collection/
2015年8月21日、英国図書館(BL)が、2014年11月に40点のアラビア語の科学に関する手稿を“Qatar Digital Library”で公開したのに続き、さらに40点のアラビア語の手稿を公開したと発表しています。
天文学者・プトレマイオスの「アルマゲスト」の全ての写本をデジタル化したほか、アラビア語に翻訳されたギリシャの科学のテキスト、例えば、ガレノスの“Ars medica”や、ヒポクラテスの“Aphorisms”などがデジタル化されたとのことです。
アラビア語圏における科学の長い多様な歴史を理解するための貴重なリソースを提供することを目指しており、今後は、オスマン帝国やムガル帝国期の科学文献を考えているようです。
Forty more Arabic scientific manuscripts go live in Qatar Digital Library(BL, 2015/8/21)http://britishlibrary.typepad.co.uk/asian-and-african/2015/08/forty-more-arabic-scientific-manuscripts-go-live-in-qatar-digital-library.html
参考:
2015年9月16日、国文学研究資料館において、第39回 国文研フォーラム「東日本大震災で被災した医学書と近世在村医 -福島県双葉町泉田家文書の世界-」が開催されます。
2011年3月11日の東日本大震災によって、福島県内の多くの地域歴史遺産が損害を被ったが、そのうち双葉町両竹地区泉田家の歴史遺産は茨城史料ネットによって救い出されたとのことです。同研究所の西村慎太郎准教授による報告では、泉田家の歴史遺産を保全する活動に触れつつ、同家文書資料の特質を明らかにした上で、医学関係蔵書を検証して、近世在村医の存在形態の一端を明らかにするとのことです。
参加無料で予約不要ですが、ご来場者が多数の場合、入場を制限する場合があるとのことです。
第39回 国文研フォーラム(国文学研究資料館)https://www.nijl.ac.jp/pages/event/symposium/2015/forum.html
茨城史料ネットhttp://ibarakishiryou.web.fc2.com/
参考: 「福島県双葉町の東日本大震災関係資料を将来へ残す」のホームページが公開 Posted 2015年4月22日http://current.ndl.go.jp/node/28358
警戒区域内の福島県3町からの文化財搬出作業が初めて行われる
2015年8月21日、上海図書館が、間もなく「スマホ版利用者カード」という国内図書館初の新サービスを開始すると発表しています。
利用者の利便性向上を目的に、各種図書館サービスを利用できる「スマホ版利用者カード」やインターネット企業と提携したオンライン・オフライン一体型サービスを提供するとのことで、サービスが開始されれば、利用者は出入室管理設備やセルフ操作設備にスマホをかざすだけで、閲覧室への入室や貸し出し・返却期限延長のセルフ操作ができるようになるほか、貸し出しサポートカウンターに設置された二次元コード読み取り装置でスマホを使った図書検索もできるようになるとのことです。
今後は上海市中心図書館の各区・県分館でも順次利用できるようになる見込みで、同カードは、微信(無料インスタントメッセンジャーアプリ)の上海図書館アカウントをフォローするか、上海図書館のアプリをダウンロードすれば使えるようになるとのことです。
岩手県立図書館は、同館で開催した企画展をより多くの方に楽しんでいただくため、岩手県内の市町村立図書館等に、展示資料の貸出を行なっており、平成27年度の巡回展示スケジュールが発表されました。
平成27年度 巡回展のお知らせ(岩手県立図書館,2015/8/15)https://www.library.pref.iwate.jp/info/announce/junkaitenji/2015_junkaitenji.html
平成27年度 文学賞受賞図書展https://www.library.pref.iwate.jp/info/announce/junkaitenji/2015_junkaitenji.html#bungakusyou
岩手の洋学者たちhttps://www.library.pref.iwate.jp/info/announce/junkaitenji/2015_junkaitenji.html#yougaku
戦争の時代と岩手の人々https://www.library.pref.iwate.jp/info/announce/junkaitenji/2015_junkaitenji.html#sensou
賢治資料展(平成27年12月4日~平成28年5月22日)
福島民報の2015年8月24日付け記事によると、会津坂下町を拠点に、東日本大震災の復興支援で寄せられた本を元手とした「本の森図書館」が8月23日に仮オープンしたとのことです。
貸し出しカードは不要、返却期日もなく、本が人から人に渡っていくことが目的で、借りた本を返却せずに第三者に渡すことも認めるとのことです。
報道によれば、貸し出しするだけでなく、公共施設や商店、個人宅など書架を置くさまざまな場所を募り、本を分けるとのことです。また、拠点の本が少なくなれば、新たに全国から募り、自由に本の貸し出しができる「街かど図書館」を増やし、どこででも本を手に取れる環境をつくるとのことです。
「本の森図書館」23日仮開所 坂下・旧八幡幼稚園拠点 復興支援の4万冊活用(福島民報,2015/8/24付け記事)https://www.minpo.jp/news/detail/2015082324855
ふくしま本の森プロジェクト
2015年10月6日、愛媛大学図書館は作家・国文学者の林望氏を講師に招き、学術講演会「図書館と書物の薫り」を開催します。
慶應大学、ケンブリッジ大学、オクスフォード大学、東京大学、京都大学などの大学図書館や、英国図書館、バイエルン州立図書館、国立国会図書館、岩瀬文庫、島原松平文庫など、林氏が訪れた各地の図書館を回顧するといった内容となるようです。
学術講演会「図書館と書物の薫り」を開催します【10月6日(火)】(愛媛大学, 2015/8/19)http://www.ehime-u.ac.jp/news_topics/detail.html?new_rec=12983http://www.ehime-u.ac.jp/upload/temp/block_68415_01.pdf ※2つ目のリンクは、講演会のチラシです。
2015年8月4日、人文系データベース協議会は「人文科学とデータベース」公開シンポジウム第1回(1995年12月25日開催)から、第15回(2009年11月28日開催)の論文集1~15号を公開しました。
自由にダウンロードすることができ、第16回から第20回までのデータも公開されています。
新着情報(人文系データベース協議会 ※2015/8/4付で掲載されています。)http://www.jinbun-db.com/
参考: 【イベント】人文系データベース協議会第20回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」(12/20・大阪) Posted 2014年11月18日http://current.ndl.go.jp/node/27457
2015年8月22日、富山市立図書館本館が、富山市ガラス美術館などが入居する複合施設「TOYAMAキラリ」内にオープンしました。
45万冊の蔵書のほか、自動貸出機なども配備しているようです。施設は、建築家の隈研吾氏が手がけたものとのことで、22日には大型絵本の読み聞かせやワークショップなど記念イベントが開催されたようです。
また、同館の「新本館ブログ」では、写真付きで館内の様子が掲載されています。
【本館】新本館の開館について(富山市立図書館, 2015/8/7)http://www.library.toyama.toyama.jp/views_news/571http://www.library.toyama.toyama.jp/file/img/news/open.pdf ※2つ目のリンクはチラシです。
新本館のご案内(富山市立図書館)https://www.library.toyama.toyama.jp/shinkanguide
「グランドプラザであそぼう!図書館編」が開催されました。(富山市立図書館)https://www.library.toyama.toyama.jp/views_event/580
新図書館案内バックナンバー(富山市立図書館 On-Line)
岡山県立図書館は、同館の来館者および個人貸出冊数が10年連続1位であったと発表しています。
日本図書館協会(JLA)の調査によると、岡山県立図書館の2014年度の「来館者数」は1,048,799で、「個人貸出資料数」は1,440,900であったようです。
なお、「来館者数」の2位は山梨県立図書館で905,801、3位は大阪府立図書館で754,268だったようです。また、「個人貸出資料数」は2位が898,011で大阪府立図書館、3位は香川県立図書館で、893,122だったようです(ただし東京都立図書館は「未実施」とあり)。
図書館調査事業委員会(日本図書館協会)http://www.jla.or.jp/committees/chosajigyo/tabid/263/Default.aspx
2015年8月20日、山形県立図書館は、図書館だより「本の森通信」を創刊しました。
図書館の魅力や図書館の裏側を伝えていくとのことで、初号は、初開催のイベントの様子、新規コーナー、図書館ボランティアの取組みの始動などについて写真とともに掲載されています。また、ホームページの活用方法等も掲載されています。
2015年3月に山形県図書館協議会でまとめられた「県立図書館の将来のあり方につい て」に基づく取組みのようです。
図書館だより「本の森通信」創刊!!(山形県立図書館)https://www.lib.pref.yamagata.jp/cgi-bin/cttcgi/info_back_content.cgihttp://www.lib.pref.yamagata.jp/contents/tayori/1.pdf ※2つ目のリンクは「本の森通信」です。
お知らせ一覧(山形県立図書館, ※2015/8/21付で「図書館だより「本の森通信」創刊!!」とあります。)https://www.lib.pref.yamagata.jp/osirase/index.html
Facebook(山形県立図書館, 2015/8/21)
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
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