アーカイブ - 2015年 8月 13日 - car

DOIにマッチする正規表現(記事紹介)

CrossRefのブログ“CrossTech”で、DOI(デジタルオブジェクト識別子)にマッチする正規表現についての記事が掲載されています。

それによると、7,490万件のCrossRef DOIのうち、7,440万件は

/^10.\d{4,9}/[-._;()/:A-Z0-9]+$/i

という正規表現でマッチすることができますが、残り50万件に対応するためには

/^10.1002/[^\s]+$/i
/^10.\d{4}/\d+-\d+X?(\d+)\d+<[\d\w]+:[\d\w]*>\d+.\d+.\w+;\d$/i
/^10.1021/\w\w\d++$/i
/^10.1207/[\w\d]+\&\d+_\d+$/i

というパターンも必要で、しかもこれでも7.2万件はマッチできずに残ってしまうということです。

【イベント】人文科学とコンピュータシンポジウム 「じんもんこん2015」(12/19-20・京都)

2015年12月19日から20日にかけて、情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会 (SIG-CH)主催の人文科学とコンピュータシンポジウム 「じんもんこん2015」が開催されます。会場は同志社大学京田辺校地です。

デジタル・アーカイブや保存科学、MLA連携、ドキュメンテーション、人文情報学、情報検索、メタデータなど、人文科学とコンピュータ研究会の理念に即したテーマについて、広く研究発表を募集するとのことです。事例、現状批判、問題提起などの発表も歓迎するとされています。

人文科学とコンピュータシンポジウム 「じんもんこん2015」
http://jinmoncom.jp/sympo2015/index.html

学術論文における著者数の増加と著者の並び順をどうするか Dr. Aadの実在を疑う(記事紹介)

2015年8月10日付けの米Wall Street Journal紙の記事で、学術論文における共著者数の増加と、著者名表記に関わる問題について紹介されています。

この記事では冒頭で2015年5月に発表され話題となった著者数が5,000人を超える高エネルギー物理学分野の論文を取り上げた上で、学術論文において多くの著者を有する論文が増えている動向を、トムソン・ロイター社のデータに基づく分析を引きつつ紹介しています。また、研究者の評価が執筆した論文の数に基づいて行われがちであること、第一著者や最終著者など著者名が表記される位置によって評価の重みづけが変わる場合があるために多くの著者を有する場合の著者名の表記方法が問題になっていること等にも触れています。

冒頭で挙げられた5,000人以上の著者を有する論文では、著者名は姓名のアルファベット順で並べられており、第一著者はDr. Aad氏です。記事の末尾では”Aad”という姓がアルファベット順では高い頻度で筆頭に来るであろうことと、第一著者の評価が高くなりがちであることから、Aad氏は評価が不平等にならないように考え出された架空の人物なのではないか、と考える研究者までいることを紹介しています。記事ではAad氏本人にインタビューも行っていますが、本人も「あなたは実在しているの?」と聞かれるとコメントしています。

LinkedInのデータに基づいて明らかにする 専門職が転職のために入国・出国する国トップ20

2015年8月11日付けのLikedInブログで、LinkedInのデータに基づいて明らかにした、専門職が転職のために入国または出国する国トップ20を明らかにしています。

LinkedInはビジネス目的に特化したSNSです。今回明らかにされた分析はLinkedInで2014年中にプロフィールを変更し、所在国を変えた利用者のデータに基づいています。また、新たに入国した利用者と出国した利用者数の差と、当該国の利用者数に基づいて、1年間に新たにその国に入国した・出国した利用者の割合も示しています。

この分析によれば、2014年に新たに入国した利用者の割合が最も高かったのはアラブ首長国連邦、出国した利用者の割合が最も高かったのはインドでした。ブログ記事では両国についてどこからやってきたのか・どこへ出国したのかや、どのような職種で働く人が多いのか等の詳細も示しています。

The Top 20 Countries Where Professionals Are Moving For Work Based on LinkedIn Data(LinkedIn Official Blog、2015/8/11付け)

ALPSPの雑誌”Learned Publishing”が2016年から1月号からWileyの発行に

2015年8月12日、Wiley社は学会・専門協会出版協会(ALPSP)との間でALPSPの雑誌”Learned Publishing”の出版契約を結んだことを発表しました。2016年1月号から、”Learned Publishing”の発行はWileyが手掛けることになります。契約期限は2020年12月までです。

Wiley To Publish ALPSP Journal Learned Publishing in 2016(Wiley、2015/8/12付け)
http://as.wiley.com/WileyCDA/PressRelease/pressReleaseId-119942.html

参考:
ALPSPがOAオプションの実験プロジェクトを開始
Posted 2007年8月13日
http://current.ndl.go.jp/node/6303

米サンタクララ郡図書館 新OPACシステムが利用者に不評だったため、旧システムに戻すことを決定

米カリフォルニア州サンタクララ郡図書館が、2015年6月から新たに導入したOPACシステムについて利用者の評判が悪く、旧システムを望む意見が多いことから、旧システムに戻すことを発表しました。

不評だった新システムはInnovative社のEncore Discovery Solutionで、旧システムはBiblioCommons社の同名のシステムです。郡で実施した図書館調査で新システムに多くの不満が寄せられたため、旧システムに戻すことが決定されました。BiblioCommonsでは行えた読書リストの作成や利用者同士のつながりを作る機能がEncore Discovery Solutionには存在しなかったこと等に多くのクレームが寄せられたとのことです。

旧システムへの移行は2015年8月17日に実行されます。新システムへの移行前に作成していた読書リスト等も再び閲覧できるようになるとのことです。

Library users reject new online catalog – old one returning(Los Altos Town Crier、2015/8/12付け)

群馬県立図書館、図書館を使った授業を支援する「図書館学習支援隊」を派遣

群馬県立図書館が、「図書館学習支援隊」を派遣しています。

「図書館学習支援隊」とは、図書館を活用した授業で悩む学校の方々に対して、教員経験のある指導主事を派遣して授業や研修の支援を行うという事業とのことです。

下記ページでは、下仁田町の放課後子ども教室サマースクールで実施した、読書感想文の講座の様子が紹介されています。

図書館学習支援隊in下仁田町放課後子ども教室(報告)(群馬県立図書館,2015/8/13)
http://www.library.pref.gunma.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=bbs_view_main_post&post_id=1000&block_id=348#_348

オランダ・社会史国際研究所(IISH)、マルクスとエンゲルスの論文をデジタル化して公開

2015年8月11日、オランダの社会史国際研究所(IISH)が、マルクスとエンゲルスの論文をデジタル化して公開したと発表しています。

デジタル化資料は、同研究所のカタログやEuropeana等から閲覧でき、pdfファイルとしてダウンロードして利用できるとのことです。

アムステルダムにある同研究所は1938年以来マルクスとエンゲルスの論文を保存してきた機関とのことです。

Marx & Engels papers completely available online(IISH,2015/8/11)
https://socialhistory.org/en/news/marx-engels-papers-completely-available-online

研究データ公開プラットフォーム“figshare”、機関版”Figshare for Institutions”の次世代版を公開

2015年8月11日、図表や研究データなどさまざまな研究成果を公開するプラットフォームfigshareは、機関版の”Figshare for Institutions”の次世代版を立ち上げたことを発表しました。

この次世代版は、研究データを安全に保存したいという研究機関の要望のために開発されたもので、英国、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパ諸国などの機関で試験運用されていました。

シングルサインオン(SSO)を提供するなど、シンプルでユーザフレンドリーなプラットフォームであるとのことで、新しい機能として、次のものが挙げられています。

・研究成果を一覧できるポータル
・コンテンツを引用可能な単位にまとめることができる「コレクション」機能
・データのキュレーション
・柔軟なストレージオプション
・ファイルアップロードの上限の増加
・コンテンツの発見可能性の向上

運用は年単位の契約であり、データストレージとしてAmazon Web Servicesの利用も可能となります。また、オーストラリアのRDSIやDuraCloudのような既存のストレージなどとの相互運用性も保証されています。

ケンブリッジ大学図書館、中国コレクションを電子図書館で公開 甲骨文字や「十竹斎書画譜」など

2015年7月23日、ケンブリッジ大学図書館が、中国コレクションを電子図書館“Cambridge Digital Library”で公開しました。

公開したコレクションのなかには、商(殷)王朝時代の甲骨文字、1633年に南京の十竹斎で作成された多色刷の初期の例である「十竹斎書画譜」、1127年から1175年の仏教のテキスト、14世紀の桑紙に印刷された紙幣が含まれるようです。

Oracle bones and unseen beauty: wonders of priceless Chinese collection now online(Cambridge University Library,2015/7/23)
http://www.lib.cam.ac.uk/news/oracle-bones-and-unseen-beauty-wonders-priceless-chinese-collection-now-online

The World’s Oldest Multicolored Printed Book Has Been Opened and Digitized for the First Time(Colossal,2015/8/11付け記事)

米国図書館協会(ALA)、保存活動に関する統計レポート(2014会計年度版)を公開

2015年8月11日、米国図書館協会(ALA)のPreservation and Reformatting Section (PARS)と、図書館コレクション・技術サービス協会(ALCTS)が、図書館における保存活動についての統計レポート“The FY2014 Preservation Statistics Report”を公開しました。

87機関が回答をし、保存、コレクション評価・デジタル化と展示の準備、一般的な保存活動、フォーマット変換・デジタル化処理、デジタル保存活動、について評価しているとのことです。

特に今回の調査では、視聴覚資料のフォーマット変換、デジタル化処理に焦点をあてているとのことです。

FY2014 Preservation Statistics Survey Report Released(ALCTS,2015/8/11)
http://www.ala.org/alctsnews/items/preservation-statistics14

The FY2014 Preservation Statistics Report

小野市立図書館(兵庫県)、「自由研究応援カード」で自由研究のアイデア120種を提案

小野市立図書館(兵庫県)が、司書12名が作った「自由研究応援カード」で自由研究のアイデア120種類を提案しているとのことです。

あわせて、自由研究相談窓口を開設したり、自由研究に役立つ本を、「工作」「観察」「国語」「算数」などジャンル・教科ごとに展示しているとのことです。

展示・窓口ともに8月末まで設置しているとのことです。

夏休み自由研究お助けガイドブック(小野市立図書館)
https://www.library.ono.hyogo.jp/event/readweek_nextbook.html#readweek03

図書館が自由研究を応援 アイデア120種提案 小野(神戸新聞,2015/8/13付け記事)
http://www.kobe-np.co.jp/news/hokuban/201508/0008298796.shtml

参考:
東京都立図書館、『これならできる!自由研究 111枚のアイディアカード集』を活用した読書プログラムを公開
Posted 2013年6月27日
http://current.ndl.go.jp/node/23803

E1097 - 千代田図書館「調べ物戦隊 レファレンジャー」にインタビュー
カレントアウェアネス-E No.179 2010.09.16

韓国、外交部(外務省)傘下の国立外交院に日本研究センターを開設

2015年8月12日、韓国の外交部(外務省)傘下の国立外交院に日本研究センターが開設されたとのことです。

日韓国交正常化と独立70周年の年に、日本研究の重要性を考慮して開設されたとのことです。

同センターでは日韓関係及び対日外交政策研究、国内外の日本研究機関のネットワーク強化、日本と関連する公共外交活動等を行いながら、韓国の政府の日本外交を支援し、日本研究活動を強化することが期待されているようです。

국립외교원 일본연구센터 개소식 개최(韓国外交部,2015/8/12)
http://www.mofa.go.kr/webmodule/htsboard/template/read/korboardread.jsp?typeID=6&boardid=9795&seqno=355927&c=&t=&pagenum=1&tableName=TYPE_DATABOARD&pc=&dc=&wc=&lu=&vu=&iu=&du=

韓国:対日外交強化へ「研究センター」…国立外交院(毎日新聞,2015/8/12付け記事)
http://mainichi.jp/select/news/20150813k0000m030102000c.html

韓国外相、70年談話「関係改善の試金石に」 日本研究センターが開設(産経新聞,2015/8/12付け記事)

【イベント】EUインスティテュート関西、3大学の図書館とCOARの共催により、国際シンポジウム「HORIZON2020によるオープンアクセス政策とオープンサイエンスの国際的課題―学術研究における日欧の共通課題と大学図書館の役割―」開催(10/13、14・神戸)

2015年10月13日と14日、 EUインスティテュート関西は神戸大学、京都大学、大阪大学の3大学の附属図書館及びCOARとの共催により、神戸大学百年祈念間(神大会館)六甲ホールを会場とし、国際シンポジウム「HORIZON2020によるオープンアクセス政策とオープンサイエンスの国際的課題―学術研究における日欧の共通課題と大学図書館の役割―」を開催します。

EUインスティテュート関西は、2005年からEUに関する教育・学術研究の促進、広報活動の推進や情報発信を行う、神戸大学、関西学院大学、大阪大学からなるコンソーシアムとして設立された組織で、今回のシンポジウムは、EUによるオープンアクセス政策とその支援プロジェクトの現状と展望について、日本における研究推進及び大学図書館の役割という視点から、関係者による情報共有を行うことを目的としてシンポジウムを開催するとのことです。

13日は「ヨーロッパのオープンアクセス政策と大学図書館活動」をテーマとした講演のほかパネルディスカッションが行われ、14日は、「日本のオープンアクセスと大学図書館の国際的課題」をテーマとして、講演や機関リポジトリ等最新事例報告などが行われるようです。

HORIZON2020 国際シンポジウム(神戸大学附属図書館)

奈良大学博物館、企画展「モンゴル国の遺跡調査とデジタルアーカイブ ―8世紀から17世紀までの城郭都市・寺院・仏塔のデジタル展示―」を開催中

2015年8月31日まで、奈良大学博物館では企画展「モンゴル国の遺跡調査とデジタルアーカイブ ―8世紀から17世紀までの城郭都市・寺院・仏塔のデジタル展示―」を開催しています。

2009年から2014年まで、奈良大学がモンゴルにおいて行なってきた遺跡の発掘調査について、成果をパネルで解説し、日本国内への持ち込みが制限されている発掘調査で出土した遺物等については、デジタルアーカイブして3Dプリンターで印刷したレプリカを展示しています。

また、来館者がPCやタブレット端末などを利用し、デジタルアーカイブした遺跡・遺物を自由に閲覧・体験できるようです。

博物館ブログ(奈良大学博物館, 2015/7/22、7/12)
http://www.nara-u.ac.jp/museum/blog/

奈良大学博物館でモンゴルの遺跡をデジタル化し展示(産経ニュース, 2015/8/13)
http://www.sankei.com/region/news/150813/rgn1508130053-n1.html

参考:
印刷博物館、展示「3Dプリンティングの世界にようこそ!」を開催
Posted 2014年3月26日
http://current.ndl.go.jp/node/25764

【イベント】国際子ども図書館、講演会「<児童文学史>をもとめて―展示会「日本の子どもの文学」の5年間をふりかえる」を開催(9/26・東京)

2015年9月26日、国際子ども図書館は講演会「<児童文学史>をもとめて―展示会「日本の子どもの文学」の5年間をふりかえる」を開催します。

国際子ども図書館では、2011年2月19日から展示会「日本の子どもの文学-国際子ども図書館所蔵資料で見る歩み」を開催してきましたが、2015年10月31日の展示会の終了にともない、児童文学作家・評論家の藤田のぼる氏と武蔵野大学教授・児童文学研究者で、この展示を監修してきた宮川健郎氏を講師に迎え、展示会をふりかえりながら、児童文学史をまとめることの意味や児童文学史とは何か、などについて講演を行うものです。

参加費は無料で、定員は100名、対象は中学生以上です。

なお、本講演会は上野の山にある文化施設などが参加する、「上野の山文化ゾーン連絡協議会」による「上野の山文化ゾーンフェスティバル」に参加しています。

講演会「<児童文学史>をもとめて―展示会「日本の子どもの文学」の5年間をふりかえる」(国際子ども図書館)
http://www.kodomo.go.jp/event/event/event2015-06.html

新着情報(国際子ども図書館 ※2015/8/12付で「講演会『<児童文学史>をもとめて-展示会「日本の子どもの文学」の5年間をふりかえる』開催のお知らせ(9月26日)」とあります。)

【イベント】丸善株式会社、丸善アカデミック・ソリューションセミナー2015「大学図書館のグローバル化への挑戦」を開催(9/17・東京、9/24・大阪)

2015年9月17日と24日、丸善株式会社は丸善アカデミック・ソリューションセミナー2015「大学図書館のグローバル化への挑戦」を開催することを発表しました。

以下のプログラム内容が予定されています。

●講演Ⅰ「グローバル学習環境という挑戦:東北大学の事例」
東北大学附属図書館・米澤誠氏

●講演Ⅱ「東洋大学『スーパーグローバル大学創成支援』構想」「『TOYO GLOBAL DIAMONDS』における人材育成の取り組みについて」
東洋大学・玉田誠氏(東京会場)
東洋大学・高橋清隆氏(大阪会場)

●講演Ⅲ「グロービッシュによる情報発信とは?~国際化推進施策としての情報発信の必要性~」
日本広報学会理事、クロスメディア・コミュニケーションズ株式会社・雨宮和弘氏

両会場とも参加費は無料で、定員は80名です。