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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
早稲田大学図書館報『ふみくら』No. 87(2015.3)に、利用者支援課の長谷川敦史氏による「大学図書館における「脱出ゲーム」とゲーミフィケーションの可能性」という論文が掲載されています。同論文は、2014年10月に行われた「脱出ゲーム」のイベント経緯が記載され、その成果と、大学図書館で展開された「学生協働」と、「ゲーミフィケーション」の実例が報告されているとのことです。
ふみくら2011-|早稲田大学図書館(早稲田大学図書館)http://www.wul.waseda.ac.jp/Libraries/fumi/f_index09.html
参考:
早稲田大学中央図書館で「脱出ゲーム」開催 Posted 2014年11月10日http://current.ndl.go.jp/node/27395
CA1817 - オープンキャンパスにおける図書館イベントの現状-受験生・学生協働・教職協働の観点から- / 澁田勝 カレントアウェアネスNo.319 2014年3月20日http://current.ndl.go.jp/ca1817
CA1795 - 動向レビュー:大学図書館における学生協働について-学生協働まっぷの事例から- / 八木澤ちひろ カレントアウェアネスNo.316 2013年6月20日
2015年7月4日、宇都宮市立東図書館で「オンリーワンの地酒を目指して」と題した講座が開催されます。地酒の「澤姫」の醸造元である株式会社井上清吉商店の蔵元を講師に迎え、その歩みや地域に根ざした事業の発展について扱うとのことです。
また、講座開催にあわせ、「地元のお酒をたのしもう!」と題してお酒に関連する本の特集も組まれているようです。
なお、宇都宮東図書館では宇都宮餃子、宇都宮の地酒、宇都宮のプロスポーツチーム、大谷石、黄ぶな、自転車、宮染めなど、宇都宮の文化や工芸品等に関する様々な資料を収集し、後世に残していく事業「宮ぶら(うつのみやブランド)アーカイブ事業」を実施していて、過去にもこれらを扱った企画展を実施しているようです。
【参加募集中】講座「オンリーワンの地酒を目指して」開催のお知らせ(東図書館, 2015/6/13)http://www.lib-utsunomiya.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=bbs_view_main_post&post_id=553&block_id=669http://www.lib-utsunomiya.jp/?action=common_download_main&upload_id=2918
2015年7月1日、大阪市民が選ぶ「大阪市の1冊の絵本」を決定する取組みである“One Book One OSAKA”の投票受付が開始されました。インターネット又は大阪市立図書館全館に置かれた投票用紙を通じて、投票が可能とのことで、期間は12月27日までです。
“One Book One OSAKA”は大阪市教育委員会により2009年度から開始された取組みですが、今年で5回目の開催となります。なお、第4回(2014年)は、いわいとしおの『100かいだてのいえ』が選ばれていました。
OneBookOneOSAKA(大阪市立図書館, 2015/7/1)http://www.oml.city.osaka.lg.jp/?page_id=878
集計結果(大阪市立図書館http://www.oml.city.osaka.lg.jp/?page_id=891
2015年6月18日、アイオワ大学図書館がオープンアクセスポリシーを採用しました。
University of Iowa Libraries Open Access Policy Statement(The University of Iowa Libraries,2015/7/1)http://blog.lib.uiowa.edu/hardin/2015/07/01/university-of-iowa-libraries-open-access-policy-statement/
University of Iowa Libraries Open Access Statementhttp://www.lib.uiowa.edu/collections/oa-statement/
Australian Libraries Copyright Committee(ALCC)によると、オーストラリアにおいて、オーストラリア国立図書館(NLA)への納本対象資料をデジタル資料へ拡大する著作権法の改正法案が先週議会で可決されたとのことです。
改正された「著作権法1968」に、冊子体資料に加えて、2016年1月からデジタル資料が納本対象として加わるようです。
Collecting Digital: Legal Deposit extended for the National Library (ALCC,2015/7/1)http://libcopyright.org.au/news/collecting-digital-legal-deposit-extended-national-library
Digital Legal Deposit is here(NLA,2015/7/2)https://www.nla.gov.au/news/2015/07/02/digital-legal-deposit-is-here
参考: 国際出版連合(IPA)、各国のデジタルコンテンツの納本制度についてのレポートを公開 Posted 2014年8月18日http://current.ndl.go.jp/node/26815
国立国会図書館(NDL)は、「アジア情報室通報」の第13巻第2号(2015年6月号)をウェブサイトに掲載しました。本号では、「多文化共生施策と図書館の多文化サービス―平成26年度アジア情報関係機関懇談会 概要報告―」と題する記事等が掲載されています。
多文化共生施策と図書館の多文化サービス―平成26年度アジア情報関係機関懇談会 概要報告―(アジア情報室通報 13巻2号)http://rnavi.ndl.go.jp/asia/entry/bulletin13-2-1.php
アジア情報室の刊行物(『アジア情報室通報』)http://rnavi.ndl.go.jp/asia/entry/asia-pub.php
2015年7月22日から8月16日まで、横浜市立図書館において、Jリーグのサッカークラブ・横浜F・マリノスとの共催企画「横浜F・マリノス×図書館!! 2015」のシーズン2が開催されます。
企画の内容は、「体を強くするごはん~『教えて食育』から」、「夏をのりきる!食と体づくり」と題した、関連資料・パネル展示のほか、「横浜F・マリノスを応援しよう!メッセージ」と題した、同クラブの選手への応援メッセージの掲示などが行われるようです。
また、8月9日には、中学生・高校生向けの食育講座として「横浜F・マリノスに聞く!体を強くするごはん」も同館で開催されます。横浜F・マリノスの講師による、強い体をつくるための食事やストレッチなどの紹介が行われるようです。
横浜市立図書館 としょかんで夏休み!2015(中央図書館)(横浜市立図書館)http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/bunka/natsucam/2015/20150619180402.html
F・マリノスと横浜市立図書館の共催企画「横浜F・マリノス×図書館!! 2015」シーズン2 中高生向け食育講座「横浜F・マリノスに聞く!体を強くするごはん」開催のお知らせ(横浜F・マリノス 公式サイト, 2015/7/1)
2015年6月28日、英国の図書館関係のブログ“Public libraries news”に、「悪魔を憐れむ:図書館長ですら気楽に過ごせない訳」と題した記事が掲載されました。なお、「悪魔」とは人々から、自らの経歴ばかりを気にし、利己主義的な官僚のようにとらえられることがある図書館の館長たちのことを指しているようです。
一方で、実際には図書館の館長たちは、選挙の結果などから予算の縮減はまぬかれず、経費削減や収入と利用の増加の方途を探る必要があり、一方で図書館の自由の精神は維持しなければならないという板挟みの状況にあるとしています。
記事の後半では、英国及び国内の図書館の取組みや経費削減の事例、国外ではニューヨーク公共図書館の財源確保の事例などが紹介されています。
Sympathy for the devil: why even chief librarians don’t have it easy(Public libraries news, 2015/6/28)http://www.publiclibrariesnews.com/2015/06/sympathy-for-the-devil-why-even-chief-librarians-dont-have-it-easy.html
2015年7月1日、佛教大学図書館は、同館(紫野キャンパス図書館、二条キャンパス図書室)を紹介するウェブサイト「佛教大学図書館施設ガイド」を公開しました。
図書館の概要(所蔵資料や由来など)や来館案内のほか、入退館ゲートや対面朗読室、カウンターなど施設内が写真やフロアマップととともに紹介されています。加えて、360度のパノラマ画像を利用したというパノラマビューも公開されていて、図書館内のバーチャルツアーが可能となっています。
佛教大学図書館施設ガイド(佛教大学図書館)http://bird.bukkyo-u.ac.jp/guide/http://bird.bukkyo-u.ac.jp/guide/murasakino/panorama/ ※2つ目のリンクは「パノラマビュー」です。
「佛教大学図書館施設ガイド」を公開(Bukkyo university library's Information & Research Databases, 2015/7/1)
2015年9月25日まで、帝国データバンク史料館は、新企画の展示「信用調査」を開催しています。
企業等が取引先の経済状況を把握するために、信用調査機関が行う「信用調査」の結果をまとめた「調査報告書」について、年代ごとの様式の変遷や作成される過程、調査項目の比較などをパネルで展示しているとのことです。
テーマ展示 新企画「信用調査」開催中(帝国データバンク史料館, 2015/7/1)http://www.tdb-muse.jp/info/2015/07/post-64.html
常設展「テーマ展示コーナー」信用調査(帝国データバンク史料館)http://www.tdb-muse.jp/ex-special/special13.html
2015年6月27日、米国学校図書館員協会(AASL)が、教育と学習に役立つウェブサイトのリスト(25件)を発表しました。
「メディアの共有」「デジタルストーリテリング」「組織・運営」「ソーシャルネットワーク&コミュニケーション」「教育課程との連携」「コンテンツリソース」の6つのカテゴリに分類され、それぞれ対象学年や、内容の紹介とともにAASLのウェブサイト上に掲載されています。
AASL announces 2015 Best Websites for Teaching & Learning(ALA, 2015/6/27)http://www.ala.org/news/press-releases/2015/06/aasl-announces-2015-best-websites-teaching-learning
Best Websites for Teaching & Learning 2015(AASL)http://www.ala.org/aasl/standards-guidelines/best-websites/2015
参考: 米国学校図書館員協会(AASL)、教育と学習に役立つアプリケーションのリスト2015年版を発表 Posted 2015年6月30日
2015年6月30日、日本学術振興会は、海外学術動向ポータルサイトの運用を開始したとのことです。このサイトは、各海外研究連絡センター等が収集した各国の学術動向に関する情報を、学術、研究における国際展開活動の参考としていただくことを目的に開設されたとのことです。
【お知らせ】海外学術動向ポータルサイトの運用を開始しました(日本学術振興会、2015/06/30)http://www-overseas-news.jsps.go.jp/
日本学術振興会http://www.jsps.go.jp/index.html
参考: 日本学術振興会が「グローバル学術情報センター」のウェブページを開設 Posted 2013年8月15日http://current.ndl.go.jp/node/24164
2015年6月24日、英国国立公文書館(TNA)は、英国政府からTNAにボーンデジタルの記録を移管する“digital transfer”プロジェクトの端緒として、ウェールズの言語政策に関する紙とデジタル(“hybrid record”)の資料がウェールズ政府から移管されたことを発表しています。
なお、移管された資料はTNAの検索システム“Discovery”で提供が開始されているとのことです。
The National Archives receives first born-digital records from government departments(TNA, 2015/6/24)http://www.nationalarchives.gov.uk/about/news/national-archives-receives-first-born-digital-records/http://nationalarchives.gov.uk/documents/press-release-digital-transfer.pdf ※2つ目のリンクはプレスリリースです。
Digital records transfer(TNA)
2015年7月1日、浦安市(千葉県)は「浦安震災アーカイブ」を公開しました。
東日本大震災に関連した行政文書・写真・動画のほか、学術資料や調査記録、市民の方より集めた体験談などを収録したデジタルアーカイブサイトで、東日本大震災に関する記録・教訓を風化させずに次の世代へ伝え、今後の防災・減災対策に役立てるものとのことです。
「浦安震災アーカイブ」公開のお知らせ(浦安市,2015/7/1)http://www.city.urayasu.lg.jp/shisetsu/bunka/toshokan/1010096.html
浦安震災アーカイブ(浦安市)http://urayasu-shinsai-archive.city.urayasu.lg.jp/
2015年6月30日、W3Cのワーキンググループである、 Linked Data Platform (LDP) Working Groupが“Linked Data Platform Paging 1.0”を公開しました。
このドキュメントでは、クライアントとサーバのためのHTTP基盤のプロトコルが述べられており、それは、個別のURLアドレス指定ページのリソースへの応答を分割することにより、多数のLinked Dataプラットホームのリソースの表現を効率的に検索することができるもののようです。
Linked Data Platform Paging 1.0 Note Published(W3C,2015/6/30)http://www.w3.org/blog/news/archives/4787?pk_campaign=feed&pk_kwd=linked-data-platform-paging-1-0-note-published
Linked Data Platform Paging 1.0(W3C)http://www.w3.org/TR/2015/NOTE-ldp-paging-20150630/
参考: “Linked Data Platform 1.0”がW3C勧告に Posted 2015年2月27日
2015年6月26日、米国図書館協会(ALA)は“National Policy Agenda for Libraries”を公表しました。
これは、図書館のための米国の政策課題をまとめたもので、“Policy Revolution! ”イニシアチブに関わっている図書館組織と共同で、1月に意見募集が開始されたパブリックコメントの結果も受けて作成されたものとのことです。
国家が図書館に関する政策を策定するに当たっての2つの柱として、(1)国家の生産性向上、(2)公衆の利益の向上、が掲げられていて、(1)については、教育学習、雇用・ビジネス支援、医療福祉や政府情報サービスの情報提供等が行えるという観点や、米国の電子情報資源や電子化による保存の国家的戦略の主導者としての図書館について言及されています。また、(2)については、著作権とライセンス、デジタルコンテンツを提供するシステム、プライバシー、ブロードバンドアクセス、情報の専門家など、図書館に関連した公益についてテーマ別に政策目標とすべき内容等が掲げられています。
この発表によって、「時代遅れ」、「あればうれしい」といった政策立案者の図書館に対する認識を、国家のインフラとして図書館は「必須」であるという認識に改めることが目的であるとのことです。
このほど刊行しました『国立国会図書館月報』651号(2015年7月)では、2015年1月11日に、東北大学青葉山キャンパス災害科学国際研究所棟1階多目的ホールにおいて開催した「東日本大震災アーカイブシンポジウム ―4年目の震災アーカイブの現状と今後の未来(世界)へ繋ぐために」の概要をまとめた記事を掲載しています。
『国立国会図書館月報』 651号(2015年7月) (PDF)http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_9422688_po_geppo1507.pdf?contentNo=1
国立国会図書館月報http://www.ndl.go.jp/jp/publication/geppo/index.html
2015年6月30日、株式会社メディアドゥは、OverDriveの電子図書館システムを、国内の公共図書館として初めて龍ケ崎市立中央図書館に提供すると発表しています。そのほか、導入に向けて潮来市立図書館と協議・調整を進めているようです。
龍ケ崎市立中央図書館は7月上旬、潮来市立図書館とは順次サービス開始に向けて調整中とのことです。
メディアドゥとOverDrive、OverDriveの電子図書館システムを国内で初めて公共図書館に提供(メディアドゥ,2015/6/30)http://www.mediado.jp/service/1210/
龍ケ崎市立中央図書館https://tosyo.city.ryugasaki.ibaraki.jp/
潮来市立図書館https://lib.itako.ed.jp/
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
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