アーカイブ - 2015年 7月 7日 - car

セルシウス図書館等で知られるエフェソスが世界遺産に(トルコ)

2015年7月に新たに登録された世界遺産の中に、現在のトルコに位置する古代都市、エフェソスが含まれています。エフェソスはヘレニズム都市として栄えた後、古代ローマのアジア属州の傘下に組み入れられました。

ローマ属州時代に建てられたセルシウス図書館の遺構が見どころの一つとなっており、ユネスコのWebサイトでもこの図書館等が紹介されています。

Sites in Japan, Turkey, Mexico, Uruguay inscribed on UNESCO’s World Heritage List, extension of Spanish site approved(UNESCO World Heritage Centre、2015/7/5付け)
http://whc.unesco.org/en/news/1317

Ephesus(UNESCO World Heritage Centre)
http://whc.unesco.org/en/list/1018/

米テキサス州フッド郡図書館でLGBTQをテーマにした2冊の絵本に50人の住民から批判 児童コーナーからの移動を要求

米テキサス州のフッド郡図書館で、LGBTQ(lesbian, gay, bisexual, transgender, queer/questioning)を扱った絵本、”My Princess Boy”と” This Day in June”に対し、50人の住民から児童コーナーから移動するよう批判が寄せられていることが報じられています。フッド郡図書館の館長と図書館協議会は児童コーナーからの移動を拒否しましたが、2015年7月14日に開催予定の郡政委員会でこの問題について取り上げられる予定とのことです。

LGBT children's books debated at Hood County library(WFAA、2015/7/1付け)
http://www.wfaa.com/story/news/education/2015/06/30/lgbt-childrens-books-targeted-at-hood-county-library/29541745/

Fifty Challenges Filed Against LGBTQ Children’s Books in Rural Texas County(Comic Book Legal Defense Fund、2015/7/3付け)

Portico、Emerald社との提携を拡大し電子書籍を保存

2015年7月1日、電子リソースのアーカイブサービスを提供しているPorticoが、Emerald Group Publishingとの提携を拡大し、同社の電子書籍コンテンツの保存を開始することを発表しました。PorticoとEmerald社は2009年に電子ジャーナルの保存についての提携を結んでいました。

Emerald Group Publishing to preserve e-books with Portico(Portico、2015/7/1付け)
http://www.portico.org/digital-preservation/news-events/news/general-news/emerald-group-publishing-to-preserve-e-books-with-portico

73年越しの利用者カード(米国)

米ノースカロライナ州で、1942年に人種を理由に図書館の利用を拒まれた女性に対し、73年越しで図書館の利用者カードが手渡されたことが報じられています。

Pearl Thompson氏は1942年、大学生であったときにレポート作成に使う本を借りるためにノースカロライナ州ウェイク郡ローリーにあるOlivia Rainey Libraryを訪れました。しかし彼女がアフリカ系アメリカ人であったために貸出を拒まれ、必要な資料は図書館の地下室で閲覧することを余儀なくされました。

この話を知ったウェイク郡公共図書館の図書館員が彼女の元を訪れ、Thompson氏は73年越しでウェイク郡公共図書館の利用者カードを手にしたとのことです。

Woman gets library card 73 years after she was denied book in North Carolina(CNN、7/3付け)
http://edition.cnn.com/2015/07/03/us/pearl-thompson-library-card/

参考:
公民権運動に関する4つのドキュメンタリーフィルムを提供 全米人文科学基金がウェブサイト“Created Equal”を公開
Posted 2013年9月19日

【イベント】トロンフォーラムと東京大学大学院情報学環ユビキタス情報社会基盤研究センター、公共交通オープンデータの活用やオープンデータの最新動向を解説する「オープンデータ利活用セミナー」を開催(7/30・東京)

2015年7月30日、トロンフォーラム(旧:T-Engineフォーラム)と東京大学大学院情報学環ユビキタス情報社会基盤研究センターは、東京大学本郷キャンパス ダイワユビキタス学術研究館において「オープンデータ利活用セミナー」を開催します。

●「オープンデータとその利活用」(東京大学教授・越塚登氏)

●「オープンデータを利活用した課題解決手法」(YRPユビキタス・ネットワーキング研究所・新堂克徳氏)

●「公共交通オープンデータを利活用したシステム構築」(YRPユビキタス・ネットワーキング研究所・小林真輔氏)

の3つの講座が開催され、オープンデータを活用してまちの課題やマーケティング上の課題など、身近な課題を解決する方法や、運行情報等のリアルタイムなオープンデータを利用して、公共交通機関の利用者に対するサービスやシステムの構築方法が解説される予定です。

参加費は無料ですが、申し込みが必要とのことです。

7月30日「オープンデータ利活用セミナー」(無料)開催のご案内(トロンフォーラム, 2015/7/7)
http://www.tron.org/ja/2015/07/mail-magazine20150707/

トロンフォーラム
http://www.tron.org/ja/

東京大学大学院情報学環ユビキタス情報社会基盤研究センター

オランダ大学協会、所属研究者に対しElsevier社の雑誌の編集責任者を退くよう呼びかけ

複数の媒体で、オランダ大学協会(VSNU)が所属する研究者に対し、Elsevier社の雑誌の編集責任者等を退くよう呼びかけていることが報じられています。

オランダでは大学図書館とElsevier社との間で、購読料とオープンアクセスに関する交渉が決裂していました。VSNUはElsevier社との交渉を有利にするために、ボイコットにより圧力をかけることを企図したとのことです。

この方法でもElsevier社との交渉がうまくいかなかった場合、今後は同社の査読もボイコットすることを呼びかけ、それでも難航した場合には論文投稿のボイコットも呼びかけていくとされています。

Dutch universities start their Elsevier boycott plan(Univers、2015/7/2付け)
https://universonline.nl/2015/07/02/dutch-universities-start-their-elsevier-boycott-plan

Elsevier journal editors 'may be asked to resign' in open access row(Times Higher Education、2015/7/3付け)

ギリシャにおける電子ジャーナルアクセスの現状(記事紹介)

2015年7月2日付けのNature誌オンライン版記事で、財政破綻の危機に瀕したギリシャにおいて、大学・研究機関から電子ジャーナルにアクセスできない状態が生じていることが報じられています。

ギリシャの大学図書館等が参加するコンソーシアムHEAL-Link(Hellenic Academic Libraries Link)は政府の資金によって運営されており、その一部はEUからの支援によって賄われています。ギリシャ政府に今後の支払い能力がないことが見込まれるために、2015年7月1日以降、多くの出版社がサービスの提供を停止しているとのことです。

Greek scientists lose access to digital journals(Nature、2015/7/2付け)
http://www.nature.com/news/greek-scientists-lose-access-to-digital-journals-1.17908

文化庁委託事業活動報告会 「方言の保存と継承 -3.11 被災地における取り組み-」の動画が公開

2015年7月6日、クリーク・アンド・リバー社は、平成26年度文化庁委託事業活動報告会「方言の保存と継承 -3.11 被災地における取り組み-」の動画を公開したと発表しています。

同報告会は、平成26年度文化庁委託事業「被災地における方言の活性化支援事業」で行われた研究の成果や取り組みについての報告会で、5月23日に関西学院大学図書館ホールで行われたものとのことです。

また、同事業は被災地域の方言や言語生活の保存・継承の取り組みや、方言の力を活用した復興の取り組みを支援することにより、被災地域の方言の再興及び地域コミュニティーの再生に寄与することを目的として行われてきたものとのことです。

文化庁委託事業活動報告会 「方言の保存と継承 -3.11 被災地における取り組み-」の動画を公開 ~被災地域の方言の保存・継承や方言の力を活用した復興の取り組み~(クリーク・アンド・リバー社,2015/7/6)
http://www.cri.co.jp/news/press_release/2015/20150706001262.html
http://www.cri.co.jp/news/press_release/docs/20150706_press_pec_bunkacho_hougen01.pdf

動画URL

IFLA Metadata Newsletter創刊

2015年7月3日、国際図書館連盟(IFLA)は分類・索引分科会(Classification and Indexing Section)、目録分科会(Cataloguing Section)、書誌分科会(Bibliography Section)が合同で、新たなニュースレター” IFLA Metadata Newsletter”を創刊したことを発表しました。

同ニュースレターの第1巻第1号の冒頭では、3分科会によりニュースレターを創刊した経緯が紹介されています。その記事によれば、2014年にリヨンで開催されたIFLA年次大会で3分科会の協働に関するワークショップを開催した際に、合同ニュースレターの創刊が提案されたとのことです。南アフリカのケープタウンで開催される2015年のIFLA年次大会で、この新たなニュースレターによって既存のコミュニケーションチャンネルを置き換えるべきか否かが議論される予定です。

IFLA Metadata Newsletter published(IFLA、2015/7/3付け)
http://www.ifla.org/node/9670

IFLA Metadata Newsletter Vol.1, No.1, June 2015

「ヒロシマ・アーカイブ」、一部コンテンツの英訳やインタービュー動画等を追加してバージョンアップ

2015年7月6日、首都大学東京システムデザイン学部の渡邉英徳研究室は、広島女学院中学高等学校と共同でGoogle Earthを使って広島原爆の実態を伝えるデジタルアーカイブ「ヒロシマ・アーカイブ」をバージョンアップし、公開しました。

追加されたコンテンツ・機能は以下の通りです。

・被爆者の証言・資料113件の英訳
・広島女学院中学高等学校の生徒有志による被爆者へのインタビュー動画25編
・被爆直後と復興後の広島市街の様子を比較を可能にする、国土地理院が公開している1945年~1950 年に撮影された空中写真と、標高タイルデータの追加
・スマートフォン・タブレットに対応

ヒロシマ・アーカイブ
http://hiroshima.mapping.jp/index_jp.html

被爆資料を世界に発信する「ヒロシマ・アーカイブ」が大幅バージョンアップ(首都大学東京, 2015/7/6)
http://www.tmu.ac.jp/news/topics/11525.html
http://www.tmu.ac.jp/extra/download.html?d=assets/files/download/news/press_20150706.pdf
※2つ目のリンクは報道発表資料です。

東京大学史料編纂所、正倉院文書マルチ支援(多元的解析支援)データベースSHOMUSを公開

正倉院文書研究会のブログによると、2015年7月6日、東京大学史料編纂所が正倉院文書マルチ支援(多元的解析支援)データベースSHOMUSを公開したとのことです。

正倉院文書に関する種々の史料情報を断簡単位に参照・検索できるほか、接続する断簡や、断簡の表裏を相互に呼び出すリンク機能を備えているとのことです。また、その断簡に対応する釈文、奈良時代古文書データベース、『大日本古文書』版面画像を別画面で表示できるそうです。

正倉院文書マルチ支援データベースSHOMUSの公開を開始!(正倉院文書研究会,2015/7/6)
http://shosoin-kenkyukai.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/shomus-101a.html

データベース検索(東京大学史料編纂所)
http://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/db.html

ケンブリッジ大学出版局、オープンアクセス(OA)雑誌コンテンツの著者・購読者からの二重課金を防ぐ新しい購読予約ポリシーを開始

2015年7月6日、ケンブリッジ大学出版局がオープンアクセス(OA)雑誌コンテンツの著者・購読者からの二重課金を防ぐ新しい購読予約ポリシーを開始したと発表しています。

最新の雑誌で著者からAPCs(論文処理費用)を受け取った雑誌の2016年の購読予約金を値引くもので、もし、OAの記事がほんの一部の5%で、APCsからの収入が低く見積もって5,000ポンドであっても、出版局は低率のOAやAPCの収入によって更新された購読予約金に値引くものです。

冊子の購読予約金の内容に追加された付録刊行物を除いて、全てのOA雑誌が含まれますが、既に例えばコンソーシアムのパッケージ料金でかなりの値引きを受けている購読者は、今回の変更に伴った料金の値引きは受けないとのことです。

Cambridge University Press prevents double-dipping in new Open Access subscription policy(Cambridge University Pres,2015/7/6)
http://www.cambridge.org/about-us/news/cambridge-university-press-prevents-double-dipping-new-open-access-subscription-policy/

ブラジルにおける、農業等に関する情報の普及と啓発を図る“Mini Libraries”プロジェクトの取組み(記事紹介)

2015年8月に開催される予定の第81回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会の資料として、IFLAのウェブサイトに、 Fábio Lima Cordeiro氏らによる“Dissemination and democratization of information access in rural communities: the role of librarians in the Mini Libraries project”と題した記事が公開されています。

記事では、ブラジルの農牧供給省の後援を受け、ブラジルにおける食料生産量の増加等を目的に、同国独自の熱帯農業及び畜産モデルの開発に取り組んでいるEmbrapa(Empresa Brasileira de Pesquisa Agropecuária)社における“Mini Libraries”プロジェクトが扱われています。

“Mini Libraries”とは、地域における農業や畜産の発展に有用な情報を含んだ本やブックレット、ビデオや音声といったコンテンツをまとめたキットを配付する取組みで、Embrapa社が農村における情報へのアクセスを向上させるために、社会発展飢餓対策省などとともに2003年ごろから、開始したようです。

米BISG、教育資源のための分類法を公開

米国の書籍産業研究グループ(BISG:Book Industry Study Group)が、教育資源のための分類法を公開しています。

教育者や図書館員からの広範な調査とフィードバックに基づいて、BISGの教育分類法ワーキンググループと主題コード・メタデータ委員会によって開発されたとのことで、書籍やその他資料のなかで教育に関しての記述に使用される主要な標語の組織化されたリストを提供することで適切な教育資源の発見可能性を高めることを意図しているようです。

開発にあたっては、最も一貫して使用される標語を識別するための詳細な調査を通して出版社・問屋・サービスプロバイダ・教育者・図書館員などから意見が求められたとのことです。

分類法は教育資源のメタデータを作成し維持する責任や、流通や開発を支援する教育や商業出版社、図書館、材料供給者等に有用であろうとのことです。

via;
Book Industry Study Group (BISG) Releases Taxonomy For Educational Materials(infoDOCKET,2015/7/6)

アフリカにおける医療政策策定への医学図書館員の貢献(記事紹介)

2015年8月に開催される予定の第81回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会の資料として、IFLAのウェブサイトに、 Alison Annet Kinengyere氏らによる“Librarians’ involvement in evidence-based medical practice and health policy-making: the collaboration between Albert Cook Library and the Africa Centre for Systematic Reviews and Knowledge Translation”と題した記事が公開されています。

記事では、東アフリカ地域とウガンダにおける医療政策策定に関する先端医療等についての能力開発を行う機関“Africa Center for Systematic Reviews and knowledge translation”の一員である医学図書館員が、エビデンスに基づいた診療や医療政策の策定に関する情報提供に重用な役割を果たしていることが記されています。

ロンドン大学バークベック校、“Open Library of Humanities(OLH)”拡大のためアンドリュー・W・メロン財団から助成金を獲得

2015年7月3日、ロンドン大学バークベック校が、人文科学分野のオープンアクセス(OA)の新しいモデルである“Open Library of Humanities(OLH)”を強固にし、拡大するため、アンドリュー・W・メロン財団(Andrew W. Mellon Foundation)から3年間で741,000ドルの助成金を獲得したと発表しています。

助成金は、持続可能なプラットフォームの建設、OLHによるジャーナル刊行の拡大、オープンソースや無料のXML組版・翻訳ソフトの開発に使われるとのことです。

Birkbeck awarded $741,000 grant for new humanities open-access model of publishing(Birkbeck awarded $741,000 grant for new humanities open-access model of publishing)(Birkbeck University of London,2015/7/3)
http://www.bbk.ac.uk/news/birkbeck-awarded-741-000-grant-for-new-humanities-open-access-model-of-publishing

参考: