2015年7月9日、英国政府から2012年から2017年までの5年間で1000万ポンドの予算を獲得するなどし、オープンデータの発展のため設立された非公開有限責任株式会社“Open Data Institute(ODI)”は、2015年の“Open Data Awards”受賞者を発表しました。
“Open Data Awards”は、オープンデータに関する革新や、傑出した人物、プロジェクト、グループ、政府、企業などを表彰するもので、2015年の受賞者と授賞理由等は以下のとおりです。
(1)Business award
Open Corporates:英国のスタートアップで、世界中の8500万以上の会社情報に関するデータベースを開発。
(2)Innovation award
Medicines for Malaria Venture:スイスの官民パートナーシップで、マラリアに効く薬の開発等に関するデータ共有の推進を行った。
(3)Social Impact award
BudgIT:ナイジェリアのスタートアップで、政府の予算について市民の理解を容易にするためのポータルサイトを構築。
(4)Individual Champion award
Scopusでは、DOAJ(Directory of Open Access Journals)かROAD(Directory of Open Access Scholarly Resources)にGold OAもしくは助成金によるOAとして登録されているもののみ、OA雑誌として登録しており、索引化された21,000を超える雑誌のうち、3,785タイトルが2015年6月現在OA雑誌として登録されているとのことです。
OA雑誌リストのアップデートは年3~4回で、小規模で一時的な相違があるかもしれないとのことです。
Scopus to launch Open Access indicator for journals on July 29(Elsevier Scopus,2015/7/17)
2015年7月19日で、オープンアクセス出版を手掛けるBioMed Central(BMC)社のタイトルで初めて論文が公開されてから15年を迎えました。同社のブログ”BMC Series blog”ではBMCシリーズの15年を振り返る記事のほか、15年の間にBMCシリーズの雑誌に掲載された論文の中から選んだ15枚の印象的な写真を紹介したり、15年間のアクセス数トップ10論文を紹介する記事等が公開されています。
The United States Repatriates Cultural Heritage Objects and Fragments to the Government of Iraq(Embassy of the United States Baghdad, Iraq、2015/7/15付け) http://iraq.usembassy.gov/pr071515.html
ISIL Leader’s Loot(Bureau of Educational and Cultural Affairs)