アーカイブ - 2015年 7月 24日 - car

三重県、「戦後70周年事業」の実施を発表 「戦争体験者インタビュー」のウェブサイトにおける公開など事業が進行中 三重県立図書館も連携し、出張図書館を開催

2015年7月11日、三重県は「戦後70周年記念事業」の実施を発表しました。7月29日に戦没者追悼式や平和の集いなどがとり行われるほか、「戦後70周年記念事業ホームページ」において戦争体験者のインタビュー映像などを公開するなど、「戦争記録(アーカイブ)の保存・活用」も事業の一環として掲げられています。

既に7月9日には、戦争体験者インタビューが一部公開されており、広島での原爆投下に際して被爆した人や、空襲の被害者、戦争に従事していた人の動画が含まれているようです。

また、7月29日には、三重県立図書館がこの事業にあわせ、三重県文化会館大ホールで、平和や戦争に関する本の展示を行う、出張図書館を開催することを発表しています。

戦後70周年記念事業を実施します(三重県, 2015/7/11)
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/2015070174.htm

戦後70周年記念事業/アーカイブ
http://www.sengo70.pref.mie.lg.jp/archive/
http://www.sengo70.pref.mie.lg.jp/archive/taikenbosyu.pdf
※※2つ目のリンクは語り手募集の資料です。

2015年の“I Love My Librarian Award”の推薦受付中 今年はニューヨーク公共図書館も協賛(米国)

2015年の“I Love My Librarian Award”の推薦受付が、9月28日までを期限とし、開始されています。

“I Love My Librarian Award”の取組みは、2008年から行なわれていて、毎年10名の図書館員が受賞しています(受賞者には5,000ドルも与えられます)。

これまで、Carnegie Corporation of New YorkとNew York Timesの協賛で米国図書館協会(ALA)が実施してきましたが、今年は、ニューヨーク公共図書館(NYPL)もこの取組みに協賛しています。

ALA invites public to nominate librarians for the 2015 I Love My Librarian Award(ALA, 2015/7/23)
http://www.ala.org/news/press-releases/2015/07/ala-invites-public-nominate-librarians-2015-i-love-my-librarian-award

内閣府、オープンサイエンス推進に関するフォローアップ検討会の第1回を開催、配布資料を公開

2015年7月17日、内閣府が「オープンサイエンス推進に関するフォローアップ検討会(第1回)」の第1回を開催し、配布資料を公開しています。この検討会は、2015年3月30日付で公表された「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会」報告書における今後の検討課題、及びフォローアップのあり方について検討するために開催されます。

第1回の配布資料として、JST科学技術情報委員会の「わが国におけるデータシェアリングのあり方に関する提言」、国大図協のマネジメントセミナー「大学図書館と研究支援」、京都大学のオープンアクセス方針、検討会報告書公開後の国内外の動向、日本学術会議のオープンサイエンスの取組に関する検討委員会、文部科学省の第8期学術情報委員会、OECDのオープンサイエンスに関する報告書、欧州委員会 研究・イノベーション総局の資料等が公開されています。

オープンサイエンス推進に関するフォローアップ検討会(第1回)(内閣府、2015/07/23)
http://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/opnscflwup/1kai/1kai.html

オープンサイエンス推進に関するフォローアップ検討会(内閣府)
http://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/opnscflwup/index.html

沖縄県立図書館、与那国町と久米島町で移動図書館を実施

沖縄県立図書館が、与那国町と久米島町で移動図書館を実施し、その様子を2015年7月13日に図書館のウェブサイトで公開しています。

与那国町では、2015年4月18日・19日に同町の複合型公共施設で移動図書館を実施したとのことです。また、沖縄県立図書館の一括貸出を活用している比川地域共同売店の様子が紹介されており、商品の隣に図書館の本や購入できる雑誌などが並んでいるとのことです。

久米島町では、2015年4月25・26日に具志川農村改善センターで移動図書館を実施したとのことです。

お知らせ
http://www.library.pref.okinawa.jp/topics.jsp?type=TopicsTopPage&select=%A4%AA%C3%CE%A4%E9%A4%BB
※「与那国町、久米島町で移動図書館を開催しました(2015年7月13日)」とあります。

平成27年度移動図書館の開催報告(沖縄県立図書館)
http://www.library.pref.okinawa.jp/list_typeA.jsp?menuid=256&funcid=2

与那国町移動図書館の開催報告(沖縄県立図書館)

オランダ王立図書館、2014年版年報を公表

オランダ王立図書館(KB)が2014年版年報を公表しています。
KBにとって2014年は、研究図書館や国立図書館としての現在の機能と並行して、新しい戦略期間の助走を形成しただけでなく、公共図書館の分野で重要な役割を果たす新しい段階への助走でもあったとのことです。

Annual report 2014
https://www.kb.nl/en/news/2015/annual-report-2014

Read the annual report
https://www.kb.nl/sites/default/files/docs/kb_jv_2014eng_def.pdf

AP通信とBritish Movietone、所蔵する映像をデジタル化してYouTubeで公開

2015年7月22日、AP通信とニュース映画アーカイブのBritish Movietoneが共同で100万分以上のデジタル化したフィルム映像をYouTubeで公開したと発表しています。

公開された映像には1895年から現在までの550,000本以上の映像が含まれ、1906年のサンフランシスコ地震、1941年の真珠湾攻撃、1950年代にロンドンで撮影されたマリリンモンロー、1960年代のファッションモデルのツイッギーの映像を見ることができるとのことです。

異なる地域からの、年代を超えたファッション、スポーツの戦略、エンターテインメント、異常気象、技術革新、飲食習慣の発展、政治的節目、歴史的瞬間の映像が含まれるとのことです。

AP makes one million minutes of historical footage available on YouTube(AP,2015/7/22)
http://www.ap.org/Content/Press-Release/2015/AP-makes-one-million-minutes-of-history-available-on-YouTube

AP Archive(YouTube)
https://www.youtube.com/c/aparchive

国際五輪委員会(IOC)による近代五輪に関する資料保全の取組みが成果を生み、国際放送展(IBC2015)でも表彰予定

2015年9月に開催される国際放送展(International Broadcasting Convention 2015:IBC2015)で、国際五輪委員会(IOC)による資料保全活動が表彰されることが発表されています。

1896年のアテネ五輪以降の1世紀以上にわたるオリンピックの歴史を保全し、かつ放送局や研究者、その他専門家の利用を可能にしたことによる表彰とのことです。

保全は、7年間に及び、総額3,000万ユーロが投じられ、世界中の一流の専門機関から協力を得て行われたとのことで、劣化や消失の危機に瀕していた、約3万3,000時間分の動画、約50万枚の写真、約2,000点の文書などの多くが修復された、とされています。

プロジェクトの途中、2012年に、資料を保管していたIOCの倉庫を暴風雨が襲ったことや、視聴覚資料を再生する機械がないものもあったことなど、修復に係る苦労や、修復・保全された資料について(近代五輪の創立者であるピエール・ド・クーベルタンの肉声などが含まれていたことなど)が報じられています。

Olympic Archive Conservation to be Honoured by IBC(IBC2015)

英国図書館(BL)、イスラエル国立図書館(NLI)と共同で、BLが所蔵するヘブライ語の手稿860点以上をデジタル化

2015年7月23日、英国図書館(BL)は、イスラエル国立図書館(NLI)と共同で、BLが所蔵するヘブライ語の手稿860点以上をデジタル化することを発表しました。

このプロジェクトは、世界中のコレクションから数万のヘブライ語の手稿をオンラインで利用可能とするNLIの大規模イニシアチブ”International Digital Library of Hebrew Manuscripts”の一環です。Polonsky財団の助成を受けた別のプロジェクトにより、すでに1,250点がデジタル化され、公開されています。今回のプロジェクトと合わせて、2,110点以上がデジタル化され、NLIとBLのウェブサイトから閲覧可能となります。また、BLが所蔵するヘブライ語の手稿3,200点すべての目録が作成されます。

International Digital Library of Hebrew Manuscripts(BL, 2015/7/23)
http://www.bl.uk/press-releases/2015/july/international-digital-library-of-hebrew-manuscripts

News(NLI)

静岡市立清水中央図書館、所蔵する『徳川文庫-慶喜家コレクション-』の一部をデジタル化し、館内で公開

2015年7月24日、静岡市立清水中央図書館が、同館で所蔵している『徳川文庫-慶喜家コレクション-』について、資料の一部をデジタル化し、館内で閲覧できるデータベースを公開中と発表しています。

徳川文庫-慶喜家コレクション- デジタル資料の公開について(静岡市立図書館,2015/7/24)
http://www.toshokan.city.shizuoka.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=551&comment_flag=1&block_id=412#_412

カナダのウィンザー公共図書館に設置されたオンデマンド印刷機エスプレッソ・マシーン、3年間で10,699冊の書籍を印刷

2015年7月21日付のThe Windsor Starによると、2012年にカナダで初めてオンデマンド印刷機であるエスプレッソ・マシーンを設置したウィンザー公共図書館で、3年間で10,699冊の書籍が印刷されたとのことです。

住民は同機器で絶版本の印刷ができるが、98%の利用が自費出版のためで、これまで、248タイトルの作品が作成されたようです。

また、それらの作品は、英語・アラビア語・ポーランド語・スペイン語・フランス語で書かれ、作者は10代から80代まで、種類も児童書・教科書・回想録・小説・ハウツー本・家系図があるとのことです。

図書館で作成された本には書店で販売されているものもあるようです。

担当のPerry氏は、同機器の設置により、作家グループが誕生し、住民が自身の著作を出版する機会を与えることとなったと述べています。

With 10,699 books printed, Windsor library’s self-publishing machine is a hit(The Windsor Star,2015/7/21)

【イベント】日本図書館研究会 2015年度図書館学セミナー「図書館に関係する著作権の動向2015」(大阪・10/24)

2015年10月24日、日本図書館研究会が、2015年度図書館学セミナー「図書館に関係する著作権の動向2015」を開催します。

近年で、図書館サービスの向上に大きく関係するような著作権の動向が各方面でみられているところであるが、これらについてはほとんど報道されておらず、知る機会も少ない状況となっているとし、これらの動向をひとまとめに取り上げることで,会員をはじめとする図書館員の業務・サービスの向上に資することとしたいとのことです。

発表者・講演者は以下の通りです。
・発表1.「動向を理解するための著作権のキホン」 南亮一(国立国会図書館関西館)
・講演1.「TPPと著作権リフォームのゆくえ:図書館活動はどう影響を受けるか」
   福井健策(弁護士・日本大学芸術学部)
・講演2.「デジタルアーカイブと著作権に関する国内外の動向」
   生貝直人(東京大学大学院情報学環)
・講演3.「視覚障害者等の情報保障に係る著作権法改正の動向」
   野村美佐子(日本障害者リハビリテーション協会情報センター)

要申し込み(10月15日まで)で、参加費は会員2,000円・非会員3,000円・学生1,000円とのことです。

2015年度図書館学セミナーのご案内(日本図書館研究会,2015/7/23)

日本学術会議幹事会、これからの人文・社会科学と大学のあり方に関する声明を公表

2015年7月23日、日本学術会議幹事会は「これからの大学のあり方-特に教員養成・人文社会科学系のあり方-に関する議論に寄せて」という声明を公表しました。この声明は、2015年6月8日に文部科学大臣から各国立大学法人へ行われた通知「国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて」に対するものです。

その通知では、国立大学法人の組織の見直しに際して「特に教員養成系学部・大学院、人文社会科学系学部・大学院については、18歳人口の減少や人材需要、教育研究水準の確保、国立大学としての役割等を踏まえた組織見直し計画を策定し、組織の廃止や社会的要請の高い分野への転換に積極的に取り組むよう努めることとする」とされていますが、このことが日本における人文・社会科学のゆくえ、並びに国公私立を問わず大学のあり方全般に多大な影響を及ぼす可能性があると指摘しています。

7月31日には、公開シンポジウム「人文・社会科学と大学のゆくえ」が開催されます。

幹事会声明「これからの大学のあり方-特に教員養成・人文社会科学系のあり方-に関する議論に寄せて」を公表いたしました。(日本学術会議、2015/07/23)
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-23-kanji-1.pdf

国立大学図書館協会、ラーニング・コモンズに関する提言と、情報リテラシー基準を公表

2015年6月29日、国立大学図書館協会は、ラーニング・コモンズの在り方に関する提言と、高等教育のための情報リテラシー基準を公表しました。

ラーニング・コモンズの在り方に関する提言 実践事例普遍化小委員会報告(国立大学図書館協会教育学習支援検討特別委員会、2015年3月)
http://www.janul.jp/j/projects/sftl/sftl201503a.pdf

「高等教育のための情報リテラシー基準 2015年版」(国立大学図書館協会教育学習支援検討特別委員会、2015年3月)
http://www.janul.jp/j/projects/sftl/sftl201503b.pdf

国立大学図書館協会
http://www.janul.jp/