アーカイブ - 2015年 6月 - car

6月 24日

カリフォルニア州立大学の15の文書館が10,000点の日系アメリカ人の抑留関係の文書とオーラルヒストリーをデジタル化

2015年6月23日、カリフォルニア州立大学ドミンゲルス校(CSUDH)文書館が、The National Park Serviceから2年間で321,554ドルの助成金を得て、同州立大学の15のキャンパスの文書館と協力して、第二次世界大戦中の日系人の抑留関係の10,000近い文書と100以上のオーラルヒストリーをデジタル化すると発表しています。

デジタル化した資料は同大学のウェブサイトで閲覧可能とし、教育用のガイドとして活用したり、学校や一般向けの移動展示を行ったりする予定があるようです。

同大学の多くのキャンパスはカリフォルニアの強制収容のキャンプや日系アメリカ人コミュニティーの近くにあり、20世紀の後半、同大学の文書館や図書館、オーラルヒストリーのプロジェクト、歴史学部はデジタル化されていない日本人の抑留関係の資料を集めてきたとのことです。

CSUDH Receives National Parks Service Grant to Lead Digitization of Japanese American Internment Documents(CSUDH,2015/6/23)
http://www.csudhnews.com/2015/06/japanese-american-archives/

参考:

6月 23日

神奈川の県立図書館を考える会、第3次政策提言「神奈川県立川崎図書館の抜本的再整備」を公表

2015年6月22日、神奈川の県立図書館を考える会が、政策提言「神奈川県立川崎図書館の抜本的再整備」を公表しました。これは2013年6月公表の「民間からの政策提言-これからの県立図書館像」、2014年6月公表の「神奈川県の県立図書館の再整備における用地選定」に続く3番目の政策提言です。

今回公表された提言では、神奈川県立図書館の中でもかながわサイエンスパーク(KSP)への移転方針が示されている川崎図書館を対象とし、移転案への懸念を示すとともに、現在地を含め、新たな用地確保を図ったうえで、抜本的に再整備することが提案されています。

神奈川の県立図書館を考える会第3次政策提言「神奈川県立川崎図書館の抜本的再整備」(slideshare、2015/6/22付け)
http://www.slideshare.net/arg_editor/3-49668287

10代の若者の医療・健康情報入手方法 インターネットで情報を得る者の過半数はGoogleを利用、半数は検索結果の1件目しか閲覧しない(米国)

市場調査会社GfKが米国の13~18歳の若者を対象に実施した医療・健康情報の入手方法に関する調査の結果がeMarketerで紹介されています。この調査は米ノースウェスタン大学に提出され、報告書としてまとめられたものです。

調査の結果、回答者の25%が医療・健康情報の多くをインターネットから入手しているとしていました。この割合は両親(55%)、学校の授業(32%)、医師・看護師(29%)よりは低いものの、図書やテレビ、ラジオ、新聞、雑誌記事等、人間以外の情報源の中では最も高くなっていました。また、インターネットで医療・健康情報を得る回答者の58%はGoogle、15%は他のサーチエンジンを利用していました。さらに回答者の44%は複数のサイトを見比べるものの、50%はまず検索結果の1件目を閲覧し、そこで満足する情報が得られればそれ以外のサイトは閲覧していないとしていたとのことです。

Teens Google Away for Health Info(eMarketer、2015/6/19付け)
http://www.emarketer.com/Article/Teens-Google-Away-Health-Info/1012627

LGBTに関する資料の配架位置を変える(記事紹介)

2015年6月16日の米ロサンゼルス公共図書館中央館のブログで、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)に関する資料の配架位置を変更したことが紹介されています。

この記事の執筆者は同館の社会科学、哲学、宗教部門の図書館員Linda Rudell-Betts氏です。記事の冒頭ではRudell-Betts氏が利用者から深く傷ついた顔で「なぜゲイに関する資料が近親相姦や性的な緊縛に関する資料と並べて置かれているのか」と尋ねられた経験が紹介されています。当時、ロサンゼルス公共図書館で用いられたデューイ十進分類法(DDC)の14版ではLGBTに関する資料には異常性愛に関する分類番号があてられていました。

目録部門、科学技術部門、LGBTサービス委員会との協働により実現されたロサンゼルス公共図書館の新たな分類では、DDC22版の分類に一部手を加え、LGBTに関する資料をすべて「性的指向」(Sexual orientation)の下位に置きます。新たな分類では無性愛、異性愛、両性愛、同性愛、トランスジェンダーが並列に位置づけられるとのことです。

ミュージカル『マイ・フェア・レディ』から上演前に削除された楽曲を図書館で発見した研究者へのインタビュー(記事紹介)

1956年からブロードウェイで公演され記録的なヒット作となり、後に映画化もされたミュージカル『マイ・フェア・レディ』には、公演開始前に削除された8つの楽曲がありました。米議会図書館での研究中にそれらの楽曲を発見した英シェフィールド大学の音楽学者、Dominic McHugh氏へのインタビュー記事が、米議会図書館のブログに掲載されています。

インタビュー中では失われた楽曲を発見した経緯や、発見された楽曲そのものについて、なぜそれらの楽曲は削除されたのか、発見の持つ意義等について尋ねられています。

Inquiring Minds: Music Scholar Uncovers Forgotten Songs from “My Fair Lady”(Library of Congress Blog、2015/6/17付け)
http://blogs.loc.gov/loc/2015/06/inquiring-minds-music-scholar-uncovers-forgotten-songs-from-my-fair-lady/

参考:
ミュージカルと音楽劇に関するデジタルアーカイブ
Posted 2010年3月9日
http://current.ndl.go.jp/node/15898

大学図書館で「スター・ウォーズ」第一作の台本発見(カナダ)

Wikipedia英語版書籍化プロジェクト 本文は全7,473巻、全巻セットを50万ドルで販売

2015年6月18日から、米ニューヨーク市のDenny Galleryにおいて、Wikipedia英語版全文を印刷・製本し書籍化するプロジェクト、”From Aaaaa! to ZZZap!”の展示が行われています。

このプロジェクトは芸術家Michael Mandiberg氏が行っているもので、Wikipediaのデータを自動的に製本データに加工し、オンデマンド印刷サービスLulu.comを利用して印刷・製本しているとのことです。展示会場ではLulu.comへデータをアップロードしている様子を見ることができるほか、製本されたWikipedia書籍版の一部も展示されているとのことです。

Wikipedia書籍版は本文7,473巻、目次91巻、英語版Wikipediaの編集に携わった人名録等がいずれもLulu.comで購入できるようになる予定で、1巻あたりの単価は80ドルです。全巻セットは50万ドル(日本円で約6,100万円)で販売予定とのことです。

7,473 volumes at 700 pages each: meet Print Wikipedia(Wikimedia blog、2015/6/19付け)
https://blog.wikimedia.org/2015/06/19/meet-print-wikipedia/

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、DOAJに参加

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、2015年6月22日、RLUKの構成員を代表して、DOAJのコンソーシアム・メンバーとなったことを発表しました。

RLUK Joins the Directory of Open Access Journals(RLUK, 2015/6/22)
http://www.rluk.ac.uk/news/rluk-joins-the-directory-of-open-access-journals/

イタリアが国家規模でORCIDを採用、3年間のコンソーシアム・メンバーシップについて合意

ORCIDは、2015年6月19日、イタリアが国家規模でORCIDを採用し、3年間のコンソーシアム・メンバーシップについて合意したことを発表しました。

イタリアの大学や研究機関を評価する国家機関であるANVURと、大学の総長の協議会であるCRUIの援助のもと、まず最初に70の大学と4の研究機関がコンソーシアムに参加します。

ORCIDの採用には、Cinecaが責任をもちます。Cinecaは、イタリアの70の大学、4の研究機関、Ministry of Educationから構成される非営利のコンソーシアムです。この採用により、イタリアの研究者識別子IRIDE (Italian Researcher IDentifier for Evaluation)プロジェクトの基盤が強化されます。

2016年までに、イタリアの研究者の80%以上がORCIDのIDを所有し、2006年までさかのぼって研究成果をリンクすることを目標としています。

Italy Launches National ORCID Implementation(ORCID, 2015/6/19)
http://orcid.org/blog/2015/06/19/italy-launches-national-orcid-implementation

太田記念美術館、浮世絵の戦争画について紹介する展示「浮世絵の戦争画‐国芳・芳年・清親」を開催

2015年7月1日から26日まで、太田記念美術館は、展示「浮世絵の戦争画‐国芳・芳年・清親」を開催します。太平洋戦争が終結してから70年の節目を迎えるに当たり、浮世絵の戦争画について紹介し、どのような目的で描かれ、また、どのような形で表現されているかについて検証するものとのことです。

同館によると、浮世絵の戦争画には、源平時代や戦国時代といった歴史上の合戦を題材としたものから、幕末の戊辰戦争、明治時代の西南、日清、日露戦争など、同時代に勃発した戦争を題材としたものまである、とのことで、「川中島の戦い」や日清戦争などについての浮世絵なども展示されているようです。

浮世絵の戦争画‐国芳・芳年・清親(太田記念美術館)
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H2707-ukiyo-esenso-ga.html

「沖縄戦デジタルアーカイブ~戦世からぬ伝言」公開

2015年6月19日、首都大学東京システムデザイン学部渡邉英徳研究室・沖縄タイムス社・GIS沖縄研究室が、1945年の沖縄戦の推移を時間軸で表現した「沖縄戦デジタルアーカイブ~戦世からぬ伝言」を制作し、公開しています。

「沖縄戦デジタルアーカイブ~戦世からぬ伝言」を公開しました(首都大学東京,2015/6/19)
http://www.tmu.ac.jp/news/topics/11500.html

報道発表資料 (334KB)(首都大学東京)
http://www.tmu.ac.jp/extra/download.html?d=assets/files/download/news/press_20150619.pdf

沖縄戦デジタルアーカイブ~戦世からぬ伝言
http://www.okinawatimes.co.jp/sengo70/

参考:
Google Earthを活用して広島原爆の実態を伝えるデジタルアーカイブ“Hiroshima Archive”が公開
Posted 2011年7月11日
http://current.ndl.go.jp/node/18663

長崎の被爆実態をデジタルアーカイブ化して提供する“Nagasaki Archive”が公開
Posted 2010年8月2日

6月 22日

【イベント】大学図書館問題研究会京都支部、「電子ジャーナルはこれからどこへ向かうのか? ~深田氏・林氏による学術情報動向に関する講演会~」を開催(7/18・京都)

2015年7月18日、大学図書館問題研究会京都支部は、ワンディセミナー「電子ジャーナルはこれからどこへ向かうのか? ~深田氏・林氏による学術情報動向に関する講演会~」を開催するとのことです。

講師は、元エルゼビア・ジャパン社長で現在ケンブリッジ大学出版局の深田良治氏と、文部科学省科学技術・学術政策研究所科学技術動向研究センター長補佐の林和弘氏とのことです。参加費は、大図研会員は無料ですが非会員は500円とのことです。

「大図研京都ワンディセミナー 電子ジャーナルはこれからどこへ向かうのか? ~深田氏・林氏による学術情報動向に関する講演会~」(大学図書館問題研究会京都支部、2015/06/19)
http://www.daitoken.com/kyoto/event/20150718.html

議政府市(韓国)、図書館での貸出し実績ポイントを現金のように書店で利用可能に

韓国の議政府市が、地域書店との共生のため、全国初の図書館および書店利用の増大のための協力システムを構築し、2015年7月1日より本格実施するとのことです。

これにより、公共図書館での貸出し利用実績に応じて貯めたポイントを使用できる「図書館&書店メンバーシップポイントシステム」を議政府市内14の書店で拡大実施する方針とのことです。管内18か所の図書館で貸出した実績ポイントをきちんと貯めて現金のように利用することができるようです。

特にこのシステムは、昨年の出版文化産業振興法改正による図書定価制の施行とかみ合って、地域書店の活性化させることができる良い事例となっており、全国の自治体に広がる時の公共図書館と地域書店の共生モデルになると期待されているようです。

[국내] 의정부시, 책 읽은 실적 포인트 현금처럼 사용(韓国国立中央図書館,2015/6/22)
http://wl.nl.go.kr/?p=27849

【イベント】国立国会図書館、「NDLデータ利活用ワークショップ~『国立国会図書館デジタルコレクション』のお宝資料248万点から地域の歴史・文化を掘り起こそう~」を開催(8/8・東京)

2015年8月8日、国立国会図書館(NDL)は、東京本館を会場とし「NDLデータ利活用ワークショップ~『国立国会図書館デジタルコレクション』のお宝資料248万点から地域の歴史・文化を掘り起こそう~」を開催します。全国各地で取組が進められているオープンガバメントや地域の課題解決に向けた活動の中で、NDLのデータが利用可能であることを紹介するものです。

本ワークショップは、社会基盤情報流通推進協議会等が主催する、地理空間情報の地域課題解決のための利活用等を目的としたイベント「アーバンデータチャレンジ2015」にあわせて開催し、NDLはデータ提供・支援拠点として参加します。

プログラムは、
(1)ワークショップに向けたインプット
・アーバンデータチャレンジ実行委員会による、オープンデータを使った地域の課題解決やオープンガバメントに関する講演
・「国立国会図書館デジタルコレクション」を中心とした、NDLが提供するデータの紹介
(2)ワークショップ
参加者がグループに分かれ、地域に関するウィキペディアの記事を編集する想定で、「国立国会図書館デジタルコレクション」から関連するデジタル化資料を探し出し、記事を考案

という内容の予定で、当日の様子はインターネットで配信し、後日、イベントの成果などとともに撮影した写真や動画をホームページ等で公開する予定です。

IFLA Journal、2015年6月号が刊行

国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の41巻2号(2015年6 月)が公開されました。

・1994年からの南アフリカの図書館を概観するUjala Satgoor氏による“Celebrating libraries in 20 years of democracy: An overview of library and information services in South Africa”
・表現の自由の制限について検討したPaul Sturges氏による“Limits to freedom of expression? The problem of blasphemy”
・ナイジェリアの学生の盗作に対する知識・知見・態度を研究した、Ijeoma J.lbegbulam氏らによる“Knowledge, perception and attitude of Nigerian students to plagiarism: A case study”

米国議会図書館(LC)、宗教資料のジャンル/形式用語の試案を公表

米国議会図書館(LC)のウェブサイトで、宗教資料を対象とするジャンル/形式用語の試案が公表されています。

これは、LCのPolicy and Standards Divisionと米国神学図書館協会(American Theological Library Association:ATLA)との共同プロジェクトによるもので、Association of Jewish Libraries、Catholic Library Association、東亜図書館協会(CEAL)などの協力も得ています。

試案には約40のジャンル/形式用語が掲載されており、2015年9月8日の承認を目指して、8月31日まで意見が募集されています。

Library of Congress to Approve Genre/Form Terms for Religious Works(LC, 2015/6/19)
http://www.loc.gov/catdir/cpso/genrereligiousworks.html

LIBRARY OF CONGRESS SUBJECT HEADINGS TENTATIVE MONTHLY LIST 18 (September 8, 2015)

米国国立医学図書館(NLM)、MeSH RDFのベータ版の第2版を公開

米国国立医学図書館は、2015年6月18日頃に、MeSH RDFのベータ版の第2版を公開したと発表しています。

この第2版の公開では、いくつかの利用者の要望や製品の改良の処理のために加えて、MeSH RDFの内容を2015年版のMeSHにアップデート、多言語対応の概念の証明を含む計画がされているとのことです。

この第2版は関心がある関係者に開かれており、NLMはこの版を使ってもらい、コメント等のフィードバックを求めているようです。

このプロジェクトには

・正式のMeSH RDFを提供し、メンテナンスと保存を保証する
・NLMのリンクトデータを公開するためのインフラの構築
・人々と組織が如何にMeSHを使っているかについての知識を増やす

という目的があるようです。

NLM Releases Beta Phase of MeSH RDF(NLM,2015/6/19)
http://www.nlm.nih.gov/news/mesh_rdf_beta_2015.html

MeSH RDF 2015 (beta) Release Notes(NLM)
http://hhs.github.io/meshrdf/release-notes.html

参考:

米国議会図書館(LC)、障害者向けデジタル資料を利用できるAndroid用アプリをリリース

2015年6月18日、米国議会図書館(LC)の視覚障害者及び身体障害者のための全国図書館サービス(National Library Service for the Blind and Physically Handicapped:NLS)が、NLSのデジタル録音資料のダウンロードサービスBRAD(Braille and Audio Reading Download)の提供コンテンツを、Android端末にダウンロードして利用できるアプリをリリースしました。

BARDには、音声や点字形態の約65,000の本、雑誌楽譜を含んでおり、日々新しいものが追加されているとのことで、アプリを使って検索、ダウンロード、読書ができるとのことです。

iOS用のアプリは既に2013年にリリースされています。

Library Braille and Talking Book Program Releases App for Android Devices(LC,2015/6/18)
http://loc.gov/today/pr/2015/15-098.html

国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)、 東日本大震災アーカイブ宮城を新規コンテンツとして追加

2015年6月19日、国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)は、東日本大震災アーカイブ宮城を新規コンテンツとして追加しました。

東日本大震災アーカイブ宮城は、宮城県及び宮城県内33市町村が、散逸が懸念される宮城県内の東日本大震災の記録を後世に伝承し、活用する責務を担うべく、宮城県内の震災記録を収集して公開するシステムです。

東日本大震災アーカイブ宮城~ひなぎく新規追加コンテンツからの紹介(32)
(国立国会図書館東日本大震災アーカイブ,2015/6/19)
http://kn.ndl.go.jp/information/392

東日本大震災アーカイブ宮城
https://kioku.library.pref.miyagi.jp/index.php

デジタル教科書教材協議会(DiTT)、「教育情報化提言 2015」を発表

2015年6月18日、デジタル教科書教材協議会(DiTT)が「教育情報化提言 2015」を発表しています。

社会経済のICT環境に適応した学習・教育環境を整えつつ、その次に来る情報化の波に備えるため、デジタル教科書の正規化から未来の教育の研究に至る総合的な措置が必要であるとし、これを実現するための「教育情報化推進法」を制定することを求めているようです。

DiTT提言2015 ~教育情報化推進法の制定を~(DiTT,2015/6/18)
http://ditt.jp/news/?id=2124

教育情報化委提言 2015(DiTT)
http://ditt.jp/action/policy/education2015.html

参考:
CA1748 - 動向レビュー:デジタル教科書をめぐって / 澤田大祐
http://current.ndl.go.jp/ca1748

6月 19日

英国ウェルカム図書館のクラウド型の電子図書館プラットフォームのプロトタイプ構築計画

2015年6月16日付けの英国ウェルカム図書館のブログによると、クラウド型の電子図書館プラットフォームのプロトタイプの構築を計画しており、成功した際には他の文化遺産機関が利用できるようにするとのことです。

その第1歩として、ウェルカム図書館では、Digirati社の協力を得て、電子図書館クラウドサービス(Digital Library Cloud Services;DLCS)のプラットフォームのプロトタイプを開発したようです。

プロトタイプでは、IIIF画像APIのエンドポイントとして、すべての図書館の画像を公開し、これらを利用者にクラウドを通じて配信することに焦点があるとのことです。また、プロトタイプでは、現在のメディアプレーヤーにかわって、動画・音声、その他、画像でない資料を扱えるユニバーサルビューアーで見ることができるようです。

次の段階では、

・ALTO標準に基づいたOCRでのインデキシングと検索
・W3C Open Annotation標準に基づいたアノテーションのストレージ
・簡単に使えるAPIのセット
・自身のデジタルコンテンツを見せるためのディスカバリープラットフォームを持たない機関のためのディスカバリー層の開発

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