アーカイブ - 2015年 6月 9日 - car

国立国会図書館のインターネット資料収集保存事業(WARP)、政党ウェブサイトの収集を開始

国立国会図書館のインターネット資料収集保存事業(WARP)は、2015年6月9日、政党ウェブサイトの収集を開始したことを発表しました。

2015年1月1日時点の国会議員数順に、「自由民主党」「民主党」「維新の党」「日本共産党」「社会民主党」「生活の党と山本太郎となかまたち」の各政党のウェブサイトのコレクションが公開されています。

政党(WARP)
http://warp.da.ndl.go.jp/collection/party/

インターネット資料収集保存事業(WARP)
http://warp.da.ndl.go.jp/

【イベント】町田地域を軸に、書店と大学などが連携して出版文化を応援するイベント「町田×本屋×大学」の第2回「小規模の個性派書店」開催(東京・6/20)

2015年6月20日、町田マルイ6階のブックカフェ形式の書店「solid & liquid MACHIDA」を会場とし、「町田×本屋×大学」の第2回目に当たる「小規模の個性派書店」が開催されます。

「町田×本屋×大学」は、町田の住民や周辺の大学と連携しながら、トークショーやブックフェアなどを開催し、出版文化を応援するイベントとのことです。

6月20日に開催されるイベントは、本の選び方やイベントの開催などについてその書店独特の世界観を展開する「小規模の個性派書店」について、都内の3つの書店からゲスト等を招き、話し合うものとのことです。

なお、第1回は5月22日に「時間消費型の新刊書店」をテーマとして開催されています。第1回では、近年増加している、ブックカフェなどが併設され、特徴のある本棚を楽しむことのできる書店の現状と課題、今後などについて話し合われたようです。また、東海大学文学部の加島卓准教授や柳原信洋講師を聞き手に迎えたとのことで、東海大学のウェブサイトでもその模様が紹介されています。

町田×本屋×大学では、持込企画も歓迎しているとのことです。

町田×本屋×大学
http://machidahonyadaigaku.hatenablog.com/

米国、すべての連邦政府Webサイト・Webサービスに”HTTPS-Only Standard”に従うことを義務化

2015年6月8日、米連邦政府の情報政策責任者(Federal Chief Information Officer: Federal CIO)であるTony Scott氏が、すべての連邦政府のWebサイト・Webサービスに対し”HTTPS-Only Standard”に従うことを求める覚書に署名したことが発表されました。

この覚書はHTTPS(Hyper Transfer Protocol Secure)の利用によりプライバシーと通信の秘密を守ることを目的とするものです。連邦政府各機関は2016年12月31日までに、すべてのWebサイト等をHTTPSにより通信を行うものにする必要があります。

HTTPS-Everywhere for Government(CIO Council、2015/6/8付け)
https://cio.gov/https-everywhere-for-government/

M-15-13 Memorandum for the Heads of Executive Departments and Agencies
https://www.whitehouse.gov/sites/default/files/omb/memoranda/2015/m-15-13.pdf

The HTTPS-Only Standard

大学図書館で「スター・ウォーズ」第一作の台本発見(カナダ)

2015年6月8日付けのカナダ・CBC Newsで、カナダのニューブランズウィック大学(University of New Brunswick)図書館で、映画「スター・ウォーズ」第一作の台本が発見された、と報じられています。

この台本は同大学図書館のSFコレクションのデジタル化中に発見されたもので、表紙には「スター・ウォーズ」を製作したルーカスフィルム(Lucasfilm)の公式スタンプも押されているとのことです。ルーカスフィルムの広報は、本物の初期台本のコピーのように見えるが、ファンが製作したレプリカ版かもしれないとコメントしています。

実際に公開された映画との主な相違点として、主人公ルーク・スカイウォーカー(Luke Skywalker)の姓がスターキラー(Starkiller)と表記されている点、タイトルが「エピソード4」(Episode IV)ではなく”Saga I”と表記されている点等があるとのことです。

この台本がなぜ大学図書館にあったかはわからないものの、今後は他の貴重資料とあわせて展示することが検討されているとのことです。

Copy of original Star Wars script discovered in UNB library(CBC News、2015/6/8付け)

Open Policy Network、新たに4つの助成プロジェクトの立ち上げを発表

2015年6月4日、Creative Commons(CC)は、CCや米SPARC等が参加する、オープンライセンスポリシーの策定等を支援する団体Open Policy Network(OPN)において、新たに4つの助成プロジェクトが立ち上がったことを発表しました。

これらのプロジェクトはCCがWilliam and Flora Hewlett財団から得た資金に基づき、OPN参加機関から活動を募っていたものです。助成を得ることになったのは以下の4つのプロジェクトです。

・Openness Guides for OER and open policy (Centrum Cyfrowe):PLOSが2013年に策定したオープンアクセス(OA)ライセンス等に関するガイド、” How Open Is it?”を拡張・更新する

・Model open policies and advocacy / implementation resources (CC South Africa/re:share/Kelsey Wiens):モデルとなるオープンポリシーや資料を策定し、普及を図る

英国公共図書館における電子書籍貸出の試行プロジェクトが終了 図書館による電子書籍の貸出は書店にとって脅威となる?

2015年6月5日、英国出版協会(The Publishers Association)は英国図書館長協会(Society of Chief Librarians:SCL)と共同で2014年3月から実施していた電子書籍の貸出に関するパイロットプロジェクト、”Pilot Study on Remote E-Lending”の報告書を公表しました。

このプロジェクトは公共図書館の電子書籍貸出の影響を測定する目的で行われていたものです。報告書では主なプロジェクトの知見として、以下の点等がハイライトされています。

・プロジェクトによって新たな利用者への貸出が増加した
・プロジェクト対象図書全体の貸出のうち、電子書籍の貸出は5%以下にとどまった
・利用者の95%が対象図書がより増えれば、より多くの電子書籍を借りるだろうと考えていた
・電子書籍を借りた人のうち39%は今後、書店を訪れる頻度が減るだろうと考えており、37%が新たに紙の図書を買うことも減るだろうと考えている
・プロジェクトでは電子書籍を借りる際に購入するボタンも設置していたが、このボタンをクリックしたものはごくわずかにとどまった
・電子書籍を借りた人は他の図書館利用者よりも裕福で、あまり図書館を訪れない人だった

機関リポジトリ推進委員会、「博士論文のインターネット公開に関する現況と課題(報告)」を公表

機関リポジトリ推進委員会が「博士論文のインターネット公開に関する現況と課題(報告)」を公表しています。

この報告書は学位規則改正後の博士論文インターネット公表状況の把握、博士論文登録作業の状況の把握を目的に、機関リポジトリ推進委員会コンテンツワーキンググループが実施した調査の結果をまとめたものです。具体的には学術機関リポジトリデータベース(IRDB)に登録されたデータに基づく平成25年度の学位授与論文の機関リポジトリ登録件数の実態調査の結果と、18大学を対象とする機関リポジトリへの博士論文登録作業に関する実態調査の結果が報告されています。

登録件数実態調査によれば、平成25年度学位授与論文のうち、機関リポジトリで全文が公表されている論文は、2014年11月3日時点で約28%程度と見積もられるとのことです。また、登録作業の実態調査によれば、PDF入手までに要する時間や、著作権対応・部署間の連携等の課題が存在するとされています。

「博士論文のインターネット公表化に関する現況と課題」を公表しました(機関リポジトリ推進委員会)
https://ir-suishin.repo.nii.ac.jp/?page_id=31#_href_183

参考:
「学位規則の一部を改正する省令」が公布される
Posted 2013年3月11日

国立情報学研究所、日本の博士論文を検索できるCiNii Dissertations試験公開開始

2015年6月9日、国立情報学研究所は日本の博士論文の検索サービス、CiNii Dissertationsを公開しました。現在は試験公開中ですが、2015年10月から正式に提供開始するとのことです。

CiNii Articles、CiNii Booksと同様のインタフェースから博士論文を検索できるほか、機関リポジトリや国立国会図書館デジタルコレクションに本文がある場合には本文へのリンクも表示されます。

CiNii Dissertations - 日本の博士論文をさがす
http://ci.nii.ac.jp/d/

CiNii Dissertations 公開について(国立情報学研究所, 2015/6/11)
http://support.nii.ac.jp/ja/news/cinii/20150611

国内唯一 日本の博士論文を一元的、網羅的に検索できる新サービス「CiNii Dissertations」の試験運用を開始(国立情報学研究所, 2015/6/24)
http://www.nii.ac.jp/news/2015/0624/
http://www.nii.ac.jp/userimg/press_20150624.pdf
※2つめのリンクはプレスリリースです。

Twitter(cinii_jp)

国立情報学研究所(NII)、JAIRO Crawler-List(共用クローラーリスト)の提供開始

2015年6月8日、国立情報学研究所(NII)が、IRDBコンテンツ分析システム上で、国内の機関リポジトリが利用統計の際に利用できるクローラー(ロボット)リストの提供を開始したと発表しています。

機関リポジトリでJAIRO Crawler-Listを利用することで、利用統計から検索エンジンのアクセスを排除するためのクローラー(ロボット)リストのメンテナンスが各機関で不要になるとのことです。

JAIRO Cloud参加機関では、このJAIRO Crawler-Listを使った利用統計機能が、平成27年7月のアップデート後に適用される予定とのことです。

JAIRO Crawler-List(共用クローラーリスト)の提供開始について(NII,2015/6/8)
http://www.nii.ac.jp/irp/2015/06/jairo_crawlerlist.html

狭域防災情報サービス協議会(MMDIN)、被災状況マップの無償試験公開を開始

狭域防災情報サービス協議会(MMDIN)は、災害発災直後に、被災地の被害状況を可視化できる「被災状況マップ」を無償にて提供するサービスを2015年6月8日に試験的に開始したと発表しています。

被災状況マップの提供は、一人でも多くの命を救うための救援活動を支援することを目的として、災害発生直後の一定期間実施するとのことです。

被災状況マップの公開(MMDIN)
http://www.mmdin.org/agonline.html

<デモ被災状況マップ>2014年8月 広島市土砂災害
http://mmdin1.maps.arcgis.com/home/

狭域防災情報サービス協議会(MMDIN)
http://www.mmdin.org/

英国図書館(BL)、BLのコレクションへのアクセス拡大を目的とした実験的なクラウドソーシングプロジェクトのプラットフォーム”LibCrowds”を立ち上げ

英国図書館(BL)は、2015年6月8日、BLのコレクションへのアクセス拡大を目的とした実験的なクラウドソーシングプロジェクトをホスティングするプラットフォーム”LibCrowds”を立ち上げました。

このプラットフォームは、研究者や開発者にBLのコレクションを使用した実験的取り組みを求めるBL Labsと共同で開発されています。ホスティングされているプロジェクトによるデータセットはすべて、LibCrowdsからダウンロードが可能です。

最初のプロジェクトは、カード目録を電子的なレコードに変換する”Convert-a-Card”です。変換されたデータはBLのオンラインカタログ”Explore the British Library”にアップロードされ、検索が可能となります。最初に取りかかるのは、アジア・アフリカコレクションの中国語とインドネシア語の資料です。

Introducing LibCrowds: a crowdsourcing platform aimed at enhancing access to British Library collections(BL, 2015/6/8)

Wiley社、ジャーナルのセルフ・アーカイビングポリシーのまとめページを新設

Wiley社の各ジャーナルのセルフ・アーカイビングポリシーを簡単にチェックできるページが、Wiley Online Libraryのページ内に新設されたとのことです。

セルフ・アーカイビングとは、自分が書いた論文を出版社のサイト以外でネット公開することで、研究室ホームページや機関リポジトリ、またResearchGateのようなネットサービスなどでの公開が該当します。このページでは、Journal Policiesのドロップダウンメニューからジャーナルの誌名を選ぶだけで、ポリシーの概要をすばやくチェック出来るとのことです。また、ドロップダウンメニューの上にある、末尾に(+)のついた項目をクリックすると、Submitted Versionなどのことばの定義や、それについての標準的なポリシーなどの説明が掲載されています。

Wileyジャーナルのセルフ・アーカイビングポリシー(自分の論文のネット公開についての規定)のまとめページを新設 / ジャーナルごとに異なるポリシーが簡単にチェック可能に(ワイリー・サイエンスカフェ、2015/06/08)
http://www.wiley.co.jp/blog/pse/?p=32349

Wiley Self-Archiving Policy(Wiley Online Library)

2015年の米国の“Library of the Year”が発表される

Library Journal誌とCengage Learning傘下のGale社は、2015年6月8日、ミズーリ州ファーガソンのFerguson Municipal Public Libraryが米国の2015年の”Library of the Year”に選ばれたことを発表しました。

Ferguson Municipal Public Libraryは、2014年8月、白人警官による黒人青年の射殺事件により地域社会が抗議活動や暴動の危機にあった中、サービスや避難場所を提供することで地域社会に貢献しました。地域社会に勇気を与えたその姿勢に世界中から反響があり、騒乱の渦中にある地域社会の図書館の模範となったとしています。

2015 Gale/LJ Library of the Year: Ferguson Municipal Public Library, MO, Courage in Crisis(LJ, 2015/6/8)
http://lj.libraryjournal.com/2015/06/awards/2015-galelj-library-of-the-year-ferguson-municipal-public-library-mo-courage-in-crisis/