アーカイブ - 2015年 6月 30日 - car

インプレス、2014年度の日本の電子書籍市場は1,266億円と発表 2019年度には2,890億円に拡大と予測

2015年6月29日、株式会社インプレスは『電子書籍ビジネス調査報告書2015』を2015年7月30日に刊行することを発表しました。

この報告書は同社のシンクタンク部門、インプレス総合研究所の調査に基づくもので、ニュースリリースで結果の一部が公表されています。

同調査によれば、2014年度の電子書籍市場規模は推計1,266億円で、2013年度の936億円から330億円(35.3%)増加したとのことです。2019年度には2014年度の2.3倍の2,890億円程度になるとの予測が示されています。

また、2014年度の電子雑誌の市場規模は2013年度から88.3%増の推計145億円で、電子書籍と合算した2014年度の電子出版市場の規模は1,411億円と見積もられています。

2014年度の電子書籍市場規模は前年比35%増の1,266億円 2019年度は2,900億円規模へ成長と予測 『電子書籍ビジネス調査報告書2015』 7月30日発行(インプレス、2015/6/29付け)
http://www.impress.co.jp/newsrelease/2015/06/20150629-02.html

OCLC Research、デジタル化・ネットワーク化する学術記録の管理方法についてのレポートを公開

2015年6月29日、OCLC Researchは、デジタル化・ネットワーク化する学術記録の管理方法についてのレポート“Stewardship of the Evolving Scholarly Record: From the Invisible Hand to Conscious Coordination”を公開しています。

それに含まれる資料の量と多様性が同時に広がりながら学術記録はデジタル化、ネットワーク化されており、学術記録の長期的な将来は、冊子体資料に基づく伝統的な管理方法では十分に守ることができないため、このレポートでは、デジタル化されネットワーク化された学術記録の特徴に適合した将来の管理方法に主に焦点をあてて述べるとともに、これらの方法を実装するためのいくつかの実用的な結果を議論しているとのことです。

News&Events
http://www.oclc.org/research/news-events.html
※Recent News欄に“Stewardship of the Evolving Scholarly Record: From the Invisible Hand to Conscious Coordination 29 June 2015”とあります。

大阪産業労働資料館(エル・ライブラリー)、オーラルヒストリー音声デジタル化資料リストを公開

2015年6月28日、大阪産業労働資料館(エル・ライブラリー)が所蔵するオーラルヒストリー聞取りテープのうち、デジタル化済みのもののリストを公開しました。

これらのオーラルヒストリーはエル・ライブラリーを設置運営する大阪社会運動協会が、『大阪社会労働運動史』を編纂するために労働運動関係者に行った聞き取り調査の記録です。音源のデジタル化とデータベース構築は大阪市立大学戦略的研究B「都市・大阪に関する文化資源・社会調査データアーカイブの構築—二次分析を通じた新たな研究主題の創出—」の一環としてなされたとのことです。

音源そのものはオンラインでは公開されていませんが、テープを文字に起こした冊子と、デジタル音源についてはエル・ライブラリーにて閲覧・聴取できるとのことです。

オーラル・ヒストリー音声デジタル化資料リストを公開(エル・ライブラリー 大阪産業労働資料館、2015/6/28付け)
http://d.hatena.ne.jp/l-library/20150628/1435432803

図書館の自由委員会、『絶歌』に関して「図書館資料の収集・提供の原則について(確認)」を公表 同書は提供制限要件には該当せず

2015年6月29日、日本図書館協会(JLA)図書館の自由委員会は、同委員長名義で「図書館資料の収集・提供の原則について(確認)」を公表しました。

この文書は1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件の加害者である元少年が書いたとされる手記『絶歌』の図書館での取り扱いについて確認する目的で発表されたものです。2015年6月11日の同書刊行以来、日本図書館協会に対しても同書の図書館での取り扱いについて多くの問い合わせが来ているとのことです。

文書では「図書館の自由に関する宣言」に基づき、同宣言では収集の制限に首肯していないこと、また提供制限を行うことがありうる3要件を確認した上で、「各図書館におかれては,以上に示した原則に照らして日頃から主体的にご判断いただいているものと考えますが、本件は上記の提供制限要件には該当しないことを念のため申し添えます」としています。

図書館資料の収集・提供の原則について(確認)(日本図書館協会 図書館の自由委員会、2015/6/29付け)
http://www.jla.or.jp/portals/0/html/jiyu/cmnt201507.html

元少年Aの手記「絶歌」、図書館の制限対象に当たらず 日本図書館協会が見解(ITmedia、2015/6/30付け)

オープンアクセスに関する年表公開(記事紹介)

International Correspondents in Educationに属する翻訳者・ライターであるMarie Lebert氏のブログで、オープンアクセス(OA)に関係する主要な出来事を紹介した年表” Open Access: A Chronology”が公開されています。

この年表はOAに関する出来事を大量にまとめた、1,000以上もリンクがあるようなリストを作るのではなく、OA運動についてさらに学ぶのに適したWebサイトを、すべて目を通すことができる程度の範囲でまとめることを目的に作成された、とのことです。今後も適宜、記述を拡充していくとされています。

Open Access: A Chronology
https://marielebert.wordpress.com/2015/06/20/openaccesschronology/

米国学校図書館員協会(AASL)、教育と学習に役立つアプリケーションのリスト2015年版を発表

2015年6月27日、米国学校図書館員協会(AASL)が、探求型の教育と学習に役立つアプリケーションのリストを発表しました。選ばれた25のアプリケーションは、学校図書館員や教員などのためのもので、「本」「科学・技術・工学・数学」「組織・運営」「社会科学」「コンテンツ制作」の5つのカテゴリに分類され、それぞれ対象学年や、内容の紹介とともにAASLのウェブサイト上に掲載されています。

以下は、その一部の紹介です。

・「本」に分類されたアプリケーション
暗号解読や円周率πについて学ぶ中高生向けの“Incredible Numbers”や、接頭辞“un”について学べる“The UnStealer”など

・「科学・技術・工学・数学」に分類されたアプリケーション
食物連鎖や動物の生態系について学べる小学校高学年向けの“iBiome”や、ピザの製造販売など、経済原理を学びながら加減乗除について学習できる小学生向けの“Motion Math Educator Suite”

・「組織・運営」に分類されたアプリケーション

【イベント】日本図書館研究会第316回研究例会「活発化する読書条例の制定について」(7/17・大阪)

2015年7月17日、大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)情報ライブラリーにおいて、日本図書館研究会の第316回研究例会「活発化する読書条例の制定について」が開催されます。発表者は大阪府立中央図書館の日置将之氏です。参加に事前申し込みは必要なく、日本図書館研究会の会員以外も自由に参加可能とのことです。

第316回研究例会 活発化する読書条例の制定について(日本図書館研究会、2015/5/18付け)
http://www.nal-lib.jp/events/reikai/2015/316invit.html

参考:
CA1840 - 読書条例制定の動きについて / 日置将之 カレントアウェアネス No.323 2015年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1840

Google Scholar、学術雑誌のインパクト指標を2015年版に更新

2015年6月25日、Google Scholarは学術雑誌のインパクト指標を提供するサービス”Google Scholar Metrics”の値を2015年版に更新しました。

Google Scholar Metricsは過去5年分の当該雑誌の掲載論文数とそれらの被引用数に基づいて算出される”h5-指標”と、”h5-指標”の集計に用いられた論文の被引用数の中央値である”h5-中央値”を雑誌の書かれた言語や分野ごとに提供するものです。2015年版では2010年から2014年の5年間の掲載論文数と被引用数に基づいた値が提供されています。

2015 Scholar Metrics released(Google Scholar Blog、2015/6/25付け)
http://googlescholar.blogspot.com.es/2015/06/2015-scholar-metrics-released.html

米国ニューメディア・コンソーシアム(NMC)等、「ホライズン・レポート」の2015年、K-12版を公開

米国ニューメディア・コンソーシアム(NMC)が、CoSN(the Consortium for School Nerworking)と協力して、2015年のK-12版の「ホライズン・レポート」を公開しています。

このレポートは、K-12の教育技術の採用を促進する主要な傾向、K-12の技術採用を妨げる重要な課題、K-12の教育のための教育技術の重要な発展の3部で構成されており、教育者、学校のリーダー、管理者、政策者、技術者が参照でき、かつ、容易な技術的な計画の案内として構成されているとのことです。

NMC and CoSN Release the NMC Horizon Report > 2015 K-12 Edition(NMC)
http://www.nmc.org/news/nmc-and-cosn-release-the-nmc-horizon-report-2015-k-12-edition/

NMC Horizon Report > 2015 K-12 Edition(NMC)
http://www.nmc.org/publication/nmc-horizon-report-2015-k-12-edition/

Download the NMC Horizon Report > 2015 K-12 Edition (PDF)(NMC)

ノースカロライナ大学(UNC)チャペルヒル校図書館、貴重な音源・動画の保存とアクセスのためのデジタル化にメロン財団から助成金を取得

2015年6月29日、ノースカロライナ大学(UNC)チャペルヒル校図書館は、 Wilson Special Collections LibraryのSouthern Folklife Collectionで所蔵する、貴重な音源・動画の保存とアクセスのためのデジタル化にメロン財団(The Andrew W. Mellon Foundation) から助成金986,000ドルを取得したと発表しています。

図書館では助成金を用いて、コレクションを管理し大規模の録音のデジタル化のプロセスを最適化し、保存用品質のマスターファイルを製造し、オンラインストリーミングを通じた調査用品質のコピーの送信といったワークフローを支援する信頼できるデータリポジトリを作成するとのことです。

Southern Folklife Collection Receives $986,000 Grant from Andrew W. Mellon Foundation(UNC Library News and Events,2015/6/29)
http://blogs.lib.unc.edu/news/index.php/2015/06/sfc-mellon-grant/

参考:

北海道江別市の大麻銀座商店街で「江別港ブックフェス 初夏の陣」開催

2015年7月3日から5日まで、北海道の江別市の大麻銀座商店街で、「江別港ブックフェス 初夏の陣」が開催されます。このイベントは、COMMUNITY HUB 江別港と北海道ブックシェアリングが主催し、北海道ブックフェス実行委員会との共催によるものです。

期間中には、

●古書市
●「児童書・絵本」のプレゼント
●トークセッション「ぼくらはまだ本の魅力を引き出しきってはいないのさ」
 ※出演は堀直人氏、北海道ブックシェアリングの荒井宏明氏
●ビブリオバトル
●絵本カバーバッグ講習会

などの他、いくつかのイベントの実施が予定されています。

なお、古書市での売り上げは、東北地方の被災地の図書館の復興支援に充てられるとのことです。また、北海道ブックシェアリングによって、被災地や北海道各地の読書施設へ提供する図書の受付も行われるようです。

また、来場者全員に江別市内の本や読書施設を紹介する「えべつ読書まっぷ」が贈呈されるとのことです。

facebook(江別港ブックフェス)
https://www.facebook.com/poebookfes/posts/1666389340248569

江別港ブックフェス(北海道ブックシェアリング, 2015/6/29)