アーカイブ - 2015年 6月 23日 - car

神奈川の県立図書館を考える会、第3次政策提言「神奈川県立川崎図書館の抜本的再整備」を公表

2015年6月22日、神奈川の県立図書館を考える会が、政策提言「神奈川県立川崎図書館の抜本的再整備」を公表しました。これは2013年6月公表の「民間からの政策提言-これからの県立図書館像」、2014年6月公表の「神奈川県の県立図書館の再整備における用地選定」に続く3番目の政策提言です。

今回公表された提言では、神奈川県立図書館の中でもかながわサイエンスパーク(KSP)への移転方針が示されている川崎図書館を対象とし、移転案への懸念を示すとともに、現在地を含め、新たな用地確保を図ったうえで、抜本的に再整備することが提案されています。

神奈川の県立図書館を考える会第3次政策提言「神奈川県立川崎図書館の抜本的再整備」(slideshare、2015/6/22付け)
http://www.slideshare.net/arg_editor/3-49668287

10代の若者の医療・健康情報入手方法 インターネットで情報を得る者の過半数はGoogleを利用、半数は検索結果の1件目しか閲覧しない(米国)

市場調査会社GfKが米国の13~18歳の若者を対象に実施した医療・健康情報の入手方法に関する調査の結果がeMarketerで紹介されています。この調査は米ノースウェスタン大学に提出され、報告書としてまとめられたものです。

調査の結果、回答者の25%が医療・健康情報の多くをインターネットから入手しているとしていました。この割合は両親(55%)、学校の授業(32%)、医師・看護師(29%)よりは低いものの、図書やテレビ、ラジオ、新聞、雑誌記事等、人間以外の情報源の中では最も高くなっていました。また、インターネットで医療・健康情報を得る回答者の58%はGoogle、15%は他のサーチエンジンを利用していました。さらに回答者の44%は複数のサイトを見比べるものの、50%はまず検索結果の1件目を閲覧し、そこで満足する情報が得られればそれ以外のサイトは閲覧していないとしていたとのことです。

Teens Google Away for Health Info(eMarketer、2015/6/19付け)
http://www.emarketer.com/Article/Teens-Google-Away-Health-Info/1012627

LGBTに関する資料の配架位置を変える(記事紹介)

2015年6月16日の米ロサンゼルス公共図書館中央館のブログで、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)に関する資料の配架位置を変更したことが紹介されています。

この記事の執筆者は同館の社会科学、哲学、宗教部門の図書館員Linda Rudell-Betts氏です。記事の冒頭ではRudell-Betts氏が利用者から深く傷ついた顔で「なぜゲイに関する資料が近親相姦や性的な緊縛に関する資料と並べて置かれているのか」と尋ねられた経験が紹介されています。当時、ロサンゼルス公共図書館で用いられたデューイ十進分類法(DDC)の14版ではLGBTに関する資料には異常性愛に関する分類番号があてられていました。

目録部門、科学技術部門、LGBTサービス委員会との協働により実現されたロサンゼルス公共図書館の新たな分類では、DDC22版の分類に一部手を加え、LGBTに関する資料をすべて「性的指向」(Sexual orientation)の下位に置きます。新たな分類では無性愛、異性愛、両性愛、同性愛、トランスジェンダーが並列に位置づけられるとのことです。

ミュージカル『マイ・フェア・レディ』から上演前に削除された楽曲を図書館で発見した研究者へのインタビュー(記事紹介)

1956年からブロードウェイで公演され記録的なヒット作となり、後に映画化もされたミュージカル『マイ・フェア・レディ』には、公演開始前に削除された8つの楽曲がありました。米議会図書館での研究中にそれらの楽曲を発見した英シェフィールド大学の音楽学者、Dominic McHugh氏へのインタビュー記事が、米議会図書館のブログに掲載されています。

インタビュー中では失われた楽曲を発見した経緯や、発見された楽曲そのものについて、なぜそれらの楽曲は削除されたのか、発見の持つ意義等について尋ねられています。

Inquiring Minds: Music Scholar Uncovers Forgotten Songs from “My Fair Lady”(Library of Congress Blog、2015/6/17付け)
http://blogs.loc.gov/loc/2015/06/inquiring-minds-music-scholar-uncovers-forgotten-songs-from-my-fair-lady/

参考:
ミュージカルと音楽劇に関するデジタルアーカイブ
Posted 2010年3月9日
http://current.ndl.go.jp/node/15898

大学図書館で「スター・ウォーズ」第一作の台本発見(カナダ)

Wikipedia英語版書籍化プロジェクト 本文は全7,473巻、全巻セットを50万ドルで販売

2015年6月18日から、米ニューヨーク市のDenny Galleryにおいて、Wikipedia英語版全文を印刷・製本し書籍化するプロジェクト、”From Aaaaa! to ZZZap!”の展示が行われています。

このプロジェクトは芸術家Michael Mandiberg氏が行っているもので、Wikipediaのデータを自動的に製本データに加工し、オンデマンド印刷サービスLulu.comを利用して印刷・製本しているとのことです。展示会場ではLulu.comへデータをアップロードしている様子を見ることができるほか、製本されたWikipedia書籍版の一部も展示されているとのことです。

Wikipedia書籍版は本文7,473巻、目次91巻、英語版Wikipediaの編集に携わった人名録等がいずれもLulu.comで購入できるようになる予定で、1巻あたりの単価は80ドルです。全巻セットは50万ドル(日本円で約6,100万円)で販売予定とのことです。

7,473 volumes at 700 pages each: meet Print Wikipedia(Wikimedia blog、2015/6/19付け)
https://blog.wikimedia.org/2015/06/19/meet-print-wikipedia/

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、DOAJに参加

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、2015年6月22日、RLUKの構成員を代表して、DOAJのコンソーシアム・メンバーとなったことを発表しました。

RLUK Joins the Directory of Open Access Journals(RLUK, 2015/6/22)
http://www.rluk.ac.uk/news/rluk-joins-the-directory-of-open-access-journals/

イタリアが国家規模でORCIDを採用、3年間のコンソーシアム・メンバーシップについて合意

ORCIDは、2015年6月19日、イタリアが国家規模でORCIDを採用し、3年間のコンソーシアム・メンバーシップについて合意したことを発表しました。

イタリアの大学や研究機関を評価する国家機関であるANVURと、大学の総長の協議会であるCRUIの援助のもと、まず最初に70の大学と4の研究機関がコンソーシアムに参加します。

ORCIDの採用には、Cinecaが責任をもちます。Cinecaは、イタリアの70の大学、4の研究機関、Ministry of Educationから構成される非営利のコンソーシアムです。この採用により、イタリアの研究者識別子IRIDE (Italian Researcher IDentifier for Evaluation)プロジェクトの基盤が強化されます。

2016年までに、イタリアの研究者の80%以上がORCIDのIDを所有し、2006年までさかのぼって研究成果をリンクすることを目標としています。

Italy Launches National ORCID Implementation(ORCID, 2015/6/19)
http://orcid.org/blog/2015/06/19/italy-launches-national-orcid-implementation

太田記念美術館、浮世絵の戦争画について紹介する展示「浮世絵の戦争画‐国芳・芳年・清親」を開催

2015年7月1日から26日まで、太田記念美術館は、展示「浮世絵の戦争画‐国芳・芳年・清親」を開催します。太平洋戦争が終結してから70年の節目を迎えるに当たり、浮世絵の戦争画について紹介し、どのような目的で描かれ、また、どのような形で表現されているかについて検証するものとのことです。

同館によると、浮世絵の戦争画には、源平時代や戦国時代といった歴史上の合戦を題材としたものから、幕末の戊辰戦争、明治時代の西南、日清、日露戦争など、同時代に勃発した戦争を題材としたものまである、とのことで、「川中島の戦い」や日清戦争などについての浮世絵なども展示されているようです。

浮世絵の戦争画‐国芳・芳年・清親(太田記念美術館)
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H2707-ukiyo-esenso-ga.html

「沖縄戦デジタルアーカイブ~戦世からぬ伝言」公開

2015年6月19日、首都大学東京システムデザイン学部渡邉英徳研究室・沖縄タイムス社・GIS沖縄研究室が、1945年の沖縄戦の推移を時間軸で表現した「沖縄戦デジタルアーカイブ~戦世からぬ伝言」を制作し、公開しています。

「沖縄戦デジタルアーカイブ~戦世からぬ伝言」を公開しました(首都大学東京,2015/6/19)
http://www.tmu.ac.jp/news/topics/11500.html

報道発表資料 (334KB)(首都大学東京)
http://www.tmu.ac.jp/extra/download.html?d=assets/files/download/news/press_20150619.pdf

沖縄戦デジタルアーカイブ~戦世からぬ伝言
http://www.okinawatimes.co.jp/sengo70/

参考:
Google Earthを活用して広島原爆の実態を伝えるデジタルアーカイブ“Hiroshima Archive”が公開
Posted 2011年7月11日
http://current.ndl.go.jp/node/18663

長崎の被爆実態をデジタルアーカイブ化して提供する“Nagasaki Archive”が公開
Posted 2010年8月2日