アーカイブ - 2015年 4月 - car

4月 20日

「これからの文化財防災―災害への備え」報告書が公開

東京文化財研究所は、2015年4月10日、研究会「これからの文化財防災―災害への備え」の記録をまとめた2015年3月31日付の報告書を公開しました。

この研究会は、平成25年度・26年度に実施した文化庁委託事業「文化財(美術工芸品)等緊急保全活動・現況調査事業」の一環として行われたもので、2014年12月4日に開催されました。この委託事業は、2011年3月の東日本大震災で被災した文化財を対象として実施された被災文化財等救援活動の記録を検証するとともに、救出後の文化財等資料の保全状況を把握し、また各地域・団体における今後の文化財防災への取り組みについて情報を収集するものです。

新着情報(東京文化財研究所)
http://www.tobunken.go.jp/index_j.html
※2015/4/10付で、「研究会「これからの文化財防災―災害への備え」 報告書を公開しました」とあります。

研究会「これからの文化財防災―災害への備え」(東京文化財研究所)
http://www.tobunken.go.jp/japanese/rescue/report_h27/index.html

参考:
【イベント】東京文化財研究所、研究会「これからの文化財防災―災害への備え」を開催(12/4・東京)
Posted 2014年10月7日

図書館資源のディスカバリの未来(文献紹介)

米国情報標準化機構(NISO)の刊行する“Information Standards Quarterly”のvol.27, no.1に、Marshall Breeding氏による“The Future of Library Resource Discovery”と題する記事が掲載されています。

この記事は、NISOが2015年2月に公開した図書館資源のディスカバリについてのホワイトペーパー“The Future of Library Resource Discovery”の執筆者であるブリーディング(Marshall Breeding)氏自身による、ホワイトペーパーのサマリーです。

Marshall Breeding. Future of Library Discovery Systems. Information Standards Quarterly, 27(1), 2015, pp.24-30.
http://www.niso.org/publications/isq/2015/v27no1/breeding/
※pdfでは、“The Future of Library Resource Discovery”となっています。

参考:
米国情報標準化機構(NISO)、図書館資源のディスカバリについてのホワイトペーパーを公開

トムソン・ロイター、インパクトの高い論文数分析による日本の研究機関ランキングを公表

トムソン・ロイター社が2015年4月16日、昨年に引き続き、高被引用論文数による日本の研究機関ランキングを公表しました。高被引用論文(Highly Cited Papers)とは、それぞれの分野において被引用数が上位1%の論文と定義されており、このランキングは、同社のデータベース“Essential Science Indicators”を用いて、日本の研究機関を、2004年1月1日~2014年12月31日の期間における高被引用論文数順に並べたものです。今回のランキングについて、次の点が指摘されています。

・総合分野(科学全体)の1位は東京大学。国立研究開発法人が10位以内に3機関、大学共同利用機関法人が20位以内に2機関含まれている
・日本の高被引用論文数が世界の6位以内に入っている分野は化学、免疫学、材料科学、生物学・生化学、物理学、分子生物学、植物・動物学の7分野
・分野別のランキングでは、免疫学の国立感染症研究所、植物・動物学では農林水産系の国立研究開発法人など、特定の分野に特化した研究機関がその存在感を示している

インパクトの高い論文数分析による日本の研究機関ランキングを発表(トムソン・ロイター、2015/4/16)
http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2015/esi2015/

米国議会図書館、著名な詩人・作家の音声記録をオンラインで公開開始

2015年4月15日、米国議会図書館(LC)が、全米詩月間(National Poetry Month)の一環として、有名な詩人や作家が自らの作品について音声記録をウェブサイトで公開を開始しました。

これらの記録はLCが2000点以上所蔵する詩集・文学の録音記録アーカイブ(Archive of Recorded Poetry and Literature)の資料をデジタル化したものであるとのことで、まず50点が公開開始され、今後は毎月追加されていく予定であるとのことです。

なお、50点の中には、米国議会図書館桂冠詩人であったエリザベス・ビショップやグウェンドリン・ブルックス、ロバート・フロストなどをはじめ、ノーベル文学賞受賞者のチェスワフ・ミウォシュなどの肉声が含まれる、とのことです。

Archive of Recorded Poetry and Literature to Launch Online April 15(LC,2015/4/14)
http://www.loc.gov/today/pr/2015/15-064.html?loclr=rssloc

Archive of Recorded Poetry and Literature Center at the Library of Congress(LC)

4月 17日

2015年の「全米図書館週間」(National Library Week)は4月12日から

2015年の「全米図書館週間」(National Library Week)は、4月12日から18日までの1週間となっています。

全米図書館週間は、米国図書館協会(ALA)の支援の下に毎年定められているもので、2015年は“ Unlimited possibilities @ your library.”をテーマにした活動やイベントが各地で行われるとのことです。

地元の図書館の助けを借りて制作したものへのリンクや制作物の写真を、Twitter、Facebook、Instagram上で#librarymadeのハッシュタグを用いて共有すると、Amazon等の100ドルのギフト券が当たるチャンスがある、とのことです。

Celebrate National Library Week 2015 (April 12-18, 2015) with the theme "Unlimited possibilities @ your library."(ALA)
http://www.ala.org/conferencesevents/celebrationweeks/natlibraryweek

Library Made
http://ilovelibraries.org/librarymade

参考:

【イベント】国立情報学研究所(NII)、「学術情報基盤オープンフォーラム2015-オープンサイエンスに向けた学術情報基盤」を開催(6/11、12・東京)

2015年6月11日、12日に、東京都千代田区の学術総合センターにおいて、国立情報学研究所(NII)が、「学術情報基盤オープンフォーラム2015-オープンサイエンスに向けた学術情報基盤」を開催します。

NIIでは、学術情報基盤をより便利で使い易く、さらに安心で安全なものへと発展させていく中でオープンサイエンスにも着目しており、2015年のフォーラムでは、オープンサイエンスを支援する上で学術情報基盤に求められているものは何か、何を充実すべきかを全国の大学・研究機関の皆様と共に議論していくとのことです。

「国立情報学研究所 学術情報基盤オープンフォーラム2015」を6月11、12日に開催(NII、2015/4/15)
http://www.nii.ac.jp/news/2015/0415

学術情報基盤オープンフォーラム2015(NII)
http://www.nii.ac.jp/csi/openforum2015/

国立情報学研究所学術情報基盤オープンフォーラム2015 お申込み受付ページ(NII)
https://ez-entry.jp/niiof/entry/

参考:
【イベント】国立情報学研究所(NII)、「学術情報基盤オープンフォーラム2014-共に考え、共に創る明日の学術情報基盤へ」を開催(5/29・東京)

【イベント】国立情報学研究所(NII)、オープンハウス2015を開催(6/12、13・東京)

2015年6月12日、13日に、東京都千代田区の学術総合センターにおいて、国立情報学研究所(NII)オープンハウス2015が開催されます。基調講演、ポスター展示・デモ、セッション・ワークショップなどがおこなわれるほか、今年初めての試みとして、小中学生を対象とした企画(「情報学ワークショップ」)が実施されるそうです。入場は無料ですが、事前の参加申込が必要です。

「国立情報学研究所オープンハウス2015(研究成果発表・一般公開)」を6月12、13日に開催(NII、2015/4/13)
http://www.nii.ac.jp/news/2015/0413-1

NII OPEN HOUSE 2015(NII)
http://www.nii.ac.jp/openhouse/

プログラム(NII)
http://www.nii.ac.jp/openhouse/program.html

NII OPEN HOUSE 2015 参加申込ページ(NII)
http://www.nii.ac.jp/openhouse/reservation.html

参考:
【イベント】国立情報学研究所(NII)、オープンハウス2014を開催(5/30~31・東京)
Posted 2014年4月10日

4月 16日

岩手県下の3市村の共同事業により、東日本大震災に関する災害関連資料のアーカイブ「久慈・野田・普代 震災 アーカイブ」が正式公開

2015年4月15日、岩手県久慈市、野田村、普代村の3市村が共同で東日本大震災関連資料の収集・デジタル化を進める「久慈・野田・普代震災アーカイブ構築事業」において開発した「久慈・野田・普代 震災アーカイブ」が正式公開されました。

本事業の受託業者であるインフォコムによると、当アーカイブは、地域内各所から13万件を超える東日本大震災関連資料を収集し、デジタル化・マスキング・メタデータ付与を行ったものであるとのことです。

なお、当アーカイブでは、引き続き震災や復興の記録を募集しているとのことです。

インフォコムが岩手県下被災3市村から受託した「久慈・野田・普代震災アーカイブ」、正式公開~岩手県久慈市/野田村/普代村の東日本大震災関連資料をデジタルアーカイブ化~(インフォコム,2015/4/15)
http://www.infocom.co.jp/info/press/2015/p15041501.html

韓国国立中央図書館、視聴覚障害者のための遠隔、手話映像、チャットオンライン相談サービス開始

2015年4月1日、韓国国立中央図書館が、視覚障害者のための遠隔支援相談、聴覚障害者のための手話映像相談、障害者を含めたすべての人のためのチャット相談からなるオンライン相談サービスを開始しました。

このサービスは、すべての障害者がそれぞれのコミュニケーション方式で図書館にアクセスして資料を利用することを可能とするために開発されたもので、電話だけでは対応が難しい事項を問い合わせる視覚障害者や、文字・画像による相談を希望する聴覚障害者の要求を満たすものだとのことです。

国立障害者図書館のウェブサイトもしくはモバイルアプリをインストールすることで利用できるようです。

今後、このサービスを全国の公共図書館・障害者関連機関に普及させて活用を図る予定のようです。

[NLK] 4월 장애인의 달, 도서관장애인서비스 무엇이든 물어보세요!
시청각장애인 등을 위한 ‘원격, 수화영상, 채팅’ 온라인 상담서비스, 4월 1일(수)부터 본격 실시(国立中央図書館、2015/4/13)
http://wl.nl.go.kr/?p=26712

국립장애인도서관 온라인상담 서비스
http://ask.nl.go.kr/popup/userListMainAll.jsp

参考:

図書館におけるデジタル人文学に関するプロジェクトでの主題専門家(subject specialist)の役割(文献紹介)

米国大学・研究図書館協会(ACRL)により、“Digital Humanities in the Library: Challenges and Opportunities for Subject Specialists”が刊行されました。本書は14の章からなる、デジタル人文学プロジェクトにおける主題専門家の役割を論じた論文集です。デジタル人文学プロジェクトに関わる実践的なアドバイスや主題専門家の能力向上に資する事例紹介が含まれています。

Digital Humanities in the Library: Challenges and Opportunities for Subject Specialists
http://www.alastore.ala.org/detail.aspx?ID=11391

Library Journal誌、図書館システムの展望についての特集記事を掲載

Library Journal誌が、2015年4月7日、図書館システムの展望についての特集記事“Library Systems Landscape 2015”を掲載しました。特集“Library Systems Landscape”は昨年に続き今年が2回目となり、今回はシステムの多様性の管理、SirsiDynix社のコミュニティベースのサービススイート、Ex Libris社の“Developer Network”、オープンソース化の加速、Kualiプロジェクトの商業化、関連企業ダイレクトリ等を扱った記事6本が掲載されています。

Managing Multiplicity | Library Systems Landscape 2015(Library Journal, 2015/4/7)
http://lj.libraryjournal.com/2015/04/technology/managing-multiplicity-library-systems-landscape-2015/

SirsiDynix Adds to Community Funded Services Suite | Library Systems Landscape 2015(Library Journal, 2015/4/7)

【イベント】Code4Lib JAPANカンファレンス2015(9/5、6・東京)

Code4Lib JAPANが、2014年9月5日、6日に、東京都のリクルート本社でCode4Lib JAPANカンファレンス2015を開催すると発表しています。Code4Lib JAPAN カンファレンスは、図書館と技術、Web、ITをむすぶ、図書館員や技術者、その他すべての関係者が集い、アイデアやツールを紹介しあい、先進的な試みを共有し、関係者が出会い、つながるイベントとのことで、今回が3回目の開催となるそうです。

基調講演、口頭発表、ライトニングトークで構成される予定となっており、口頭発表およびライトニングトークの発表の募集が行われています。今回は、図書館システムまたは業務システムに関わる新しいソフトウェアやアイデア、図書館と技術のコミュニティに関わる新しいアイデア等に関する発表を歓迎するとのことです。

Code4Lib JAPANカンファレンス2015発表募集 (Call For Papers)
http://www.code4lib.jp/2015/04/1252/

参考:
E1486 - Code4Lib JAPANカンファレンス宮城県南三陸町にて初の開催
カレントアウェアネス-E No.246 2013.10.10
http://current.ndl.go.jp/e1486

4月 15日

HarperCollins社、日本を含む4地域での支社創設とハーレクイン出版の拡張による翻訳出版の展開について発表

2015年4月15日、米HarperCollins社はオランダ、日本、ノルウェー(スウェーデン、フィンランド、デンマークを含む)、ポーランド(チェコ、スロヴァキアを含む)で支社を創設することと、各地域において、同社の一部門であるハーレクイン出版を拡張し、翻訳出版を展開することについて発表しました。

発表によると、2015年の秋には各地域で、ダニエル・シルバ、フェイ・ケラーマン、ステファニー・ローレンス、アリソン・ノエルなどを含む、世界的なベストセラー作家の翻訳30~50タイトルの出版を開始する予定とのことです。

HARPERCOLLINS PUBLISHERS EXPANDS REBRANDING OF FOREIGN LANGUAGE OFFICES(2015/4/14付プレスリリース)
http://corporate.harpercollins.com/us/press-releases/436/HarperCollins%20Publishers%20Expands%20Rebranding%20of%20Foreign%20Language%20Offices

石川県立図書館がデジタル版『石川県史』について、大型絵図48点を追加公開

2015年4月2日、石川県立図書館は歴史資料検索閲覧システム“ADEAC”を用いて公開しているデジタル版の『石川県史第二編』および『第三編』(日置謙が編纂)について、48点の大型絵図資料を追加公開したことを発表しました。

追加された48点の資料は、江戸時代の加賀藩で作成された絵図であるとのことで、同藩が測量・作成した、国絵図、町絵図、境絵図、城絵図が高精細の画像で提供されているようです。

石川県立図書館 (2015/4/2付けのお知らせに「『石川県史』(デジタル版)に、新たに大型絵図48点が加わりました。」とあります)
http://www.library.pref.ishikawa.jp/

ADEAC(アデアック):歴史資料検索閲覧システム(2015/4/1付けのお知らせに「『石川県立図書館/大型絵図・石川県史』に史資料を追加しました。」とあります。)
https://trc-adeac.trc.co.jp

東北大学災害科学国際研究所、震災の教訓に関する2つのデータベース「3.11からの学びデータベース」、「震災教訓文献データベース」を公開

2015年4月14日、東北大学災害科学国際研究所は震災の教訓に関するデータベース、「3.11からの学びデータベース」、「震災教訓文献データベース」の2つを公開したと発表しました。

両ウェブサイトでは、災害に強い社会をつくるにあたっては特に「教訓」が重要である、という考えのもと、「教訓」に関する情報を掲載している、とのことです。「3.11からの学びデータベース」では、調査・研究で得られた災害に関する「教訓」について、平易にわかりやすく記述し、震災教訓文献データベースでは、論文、報告書の「結語」を「教訓」と読み替えることでデータベースとしている、とのことです。

なお、いずれのデータベースについても、今後も随時、情報の追加・更新が行われるようです。

震災の教訓に関する2つのデータベース「3.11からの学びデータベース」「震災教訓文献データベース」を公開しました(東北大学, 2015/4/14)
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2015/04/press20150414-01.html

http://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press_20150414_01web.pdf

※2つ目のリンクはプレスリリースです。

4月 14日

オープンアクセス文献に対する複写依頼の増加(文献紹介)

Interlending & Document Supply誌の43巻2号掲載予定の論文”Open Access: Help or Hindrance to Resource Sharing?”が、同誌のウェブサイトで早期公開されています。

この論文の著者はインディアナ大学-パデュー大学インディアナポリス校(IUPUI)図書館のTina Baich氏です。Baich氏は2009/2010~2012/2013年度のIUPUIのILL・複写依頼データを分析し、オープンアクセス(OA)文献に対するリクエストの状況やリクエストした利用者の属性等をまとめています。分析の結果、OA文献に対するリクエストは年々増えており、その大半は学部生・大学院生によるもので、彼らの多くはOAについて気付いていないのではないかと考えられます。

なお、論文本文は有料です。

Tina Baich. Open Access: Help or Hindrance to Resource Sharing?. Interlending & Document Supply. 2015, 43(2) http://www.emeraldinsight.com/doi/abs/10.1108/ILDS-01-2015-0003

参考:

PASTEUR4OAプロジェクト、オープンアクセス方針に関するレポート公開

欧州におけるオープンアクセス(OA)とオープンデータの政策の発展促進をサポートするプロジェクト、PASTEUR4OA(Open Access Policy Alignment Strategies for European Union Research)が、OA方針に関する活動・調査の結果をまとめたレポートを公開しています。

このレポートでは、以下の調査や活動の結果がまとめられています。

・欧州および世界中のOA方針の状況をまとめる
・OA方針のレジストリであるROARMAPについて、OA方針の要素の分類スキーマの詳細化等、再構築を行う
・世界の機関リポジトリに登録されているOAコンテンツに関するデータを収集する
・(上記のOA方針やリポジトリ登録コンテンツのデータに基づいて)OA方針のアウトカムを測定し、どのような要素がOA方針の効果に影響するかを分析する

このうちROARMAPについては新たなバージョンが既に公開されており、OA方針の状況調査によって得られた250の方針が新たに追加されているとのことです。

ワンパーソン・ライブラリーを運営する能力と性格に関するチェックリスト(記事紹介)

Elsevier社の図書館員向けブログLibrary Connectで、司書が一人で運営する、いわゆる「ワンパーソン・ライブラリー」の運営に向いた能力と性格を持っているかを確認できるチェックリスト”Flying Solo”が公開されています。

このチェックリストはElsevier社から刊行されたワンパーソン・ライブラリーの運営に関する図書”Managing the One-Person Library”に基づくものです。「やらなければいけないことを書き出し、スケジュールを作成することができる」、「利用者を最優先し、スケジュールを再調整できる柔軟さがある」、「きちんと休憩をとっている・ワークライフバランスの重要性を理解している」など、24の設問に対するチェックの数から、自分がワンパーソン・ライブラリーに向いているかどうかを確認することができます。

Flying Solo: Could you manage a one-person library? New infographic to download and share(Library Connect、2015/4/9付け)

欧州原子核研究機構(CERN)、Elsevier社と新たなオープンアクセス協定を結ぶ CERNの研究者が含まれる論文すべてをオープンに

2015年4月2日、欧州原子核研究機構(CERN)とElsevier社が新たなオープンアクセス(OA)協定を結んだことを発表しました。この協定により、Elsevier社の雑誌に掲載される、CERNの研究者による高エネルギー物理学分野等の論文はすべてOAとなります。

対象となるのは2015~2016年にかけて、『Nuclear Instruments and Methods A』、『Nuclear Physics A』などElsevier社の出版する4誌に掲載される、CERNの研究者を1人でも著者に含む論文です。これらの論文については著作権はCERNと著者に留保されたままで、出版後すぐにCC-BYライセンスの下でOA公開されます。また、2014年に出版された論文についても遡及的に同様の形で公開するとのことです。

Elsevier社の高エネルギー物理学分野の雑誌の中では、既に『Physics Letters B』と『Nuclear Physics B』が高エネルギー物理学分野のオープンアクセス(OA)プロジェクト“SCOAP3”の下でOAになっています。今回の協定はそれ以外の雑誌も含め、CERNの研究者の論文をすべてOAにすることを目的とするものです。

CHORUSが運用開始後最初の8カ月間の進捗レポートを公開

2015年4月2日、公的助成研究成果のパブリックアクセスに向けた官民連携イニシアティブ“Clearinghouse for the Open Research of the United States(CHORUS)”が、2014年夏に運用を開始してからの最初の8カ月間の進捗レポートを公開しました。

同レポートによればCHORUSはこれまでに約75,000本の、パブリックアクセスを求める機関から助成を受けた論文について調査し、24,000本は既にパブリックアクセスとなっているとのことです。また、助成機関のうち米エネルギー省とは連携を開始しており、米科学財団等とも連携の予定があるとしています。

CHORUS Progress Report, April 2015(CHORUS、2015/4/2付け)
http://www.chorusaccess.org/chorus-progress-report-march-2015/

CHORUS Reports on Significant Progress as US Agencies Focus on Public Access Policy Implementation(CHORUS、2015/4/2付け)

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